最新の観てきた!クチコミ一覧

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アワード

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ZIPANGU Stage

シアターサンモール(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/22 (日)公演終了

満足度★★★

こじ付けと偶然も
ここまでくれば芸術です!十数人の演技者で一応破綻のない偶然を考えただけでもすごい!文学は知らなくても笑えます。

動員挿話【公演終了!ありがとうございました】

動員挿話【公演終了!ありがとうございました】

サラダボール

アトリエ春風舎(東京都)

2009/11/21 (土) ~ 2009/11/25 (水)公演終了

満足度★★★★

それだけっ!
という言葉には絶対の意味がある。
そして、とにかく楽しい!女性は前列に座ることをお勧めします。おまけを頂くと尚嬉しい。前列は観客イジリならぬ観客遊びがあって、そのご褒美におまけが貰えます。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

主人に出征を促された馬丁の友吉は世間的立場と、友吉が主人について戦地に行くのを反対する妻の決意の固さの間で板挟みになって見事なまでに揺れる。見事なまでの優柔不断さとその時代の流れに翻弄されるさまが観ていて可笑しい。。

一方で友吉の女房の数代の主張は自意識の塊だが、夫を愛するが故に命をかけても友吉をいかせまいとして、宇治や夫人の説得も数代はがんとして聞き入れず、「貴方が行くといったら、今ここで死んでみせるわ。」と友吉に詰め寄るシーンはお見事!

そうして「おだてられちゃ駄目よ。調子にのっちゃ駄目よ。貴方はただの馬丁よ。旦那様のように陸軍少佐が出征なさるのと訳が違うの。こっちはお国の為に、なんて考えてても、肝心のお国が目をかけてくれなかったら何にもならないわ!」と、友吉を説得し、「愛する夫がどこか遠くの戦地に行ってしまうのを平気で見送れる女は女じゃない。毎晩毎晩、貴方が生きてるか死んでるかも解らず、夫を想い続けてだんだん、私は痩せて行くのよ。」

しかし、友吉は主人との義理、世間の風当たりに悩み、同僚にも促され、ついに戦地へ行く決心をしてしまう。それを聞いた数代は失望のあまり自害してしまう。

数代役のキャストがレトロな顔立ちでキュートでした。一心に貫く情熱は観ていて気持ちが良いほど。男性も女性もあんな風に誰かに自分を好きになって欲しいって願ってるよね。女中のよし役のキャストも魅力的で、今回は全員のキャストに魅力を感じた舞台だった。演出もお見事でした。コメディだけで突っ走るのか?と思いきや、後半はシリアスな展開をそのまま、ぶつけてきて全体的に沢山の要素の入った宝石箱のような舞台でした。
華々しき一族/お婿さんの学校

華々しき一族/お婿さんの学校

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

言葉はむずかしい。。。
モリエールの「お婿さんの学校」は、思い切った現代語訳と衣装でおもしろい芝居になった。翻訳ものだからこそできる自由さで、モリエールの時代の人々が現代に蘇った。
それに比べると「華々しき人々」は、母国語ゆえに縛りの多い不自由な脚本で、台詞をちょっと聞いただけで時代も階級もわかり、芝居が進めばこの家族がどこに住んでいたかまでも容易に推測できる。この縛りをそのまま素直に演ずるか、今時こんなしゃべり方をする家族はいないので「茶番」として演じるかだが、母親役だけが「茶番」を演じていて、演出の統一が感じられなかった。

遊星カノン

遊星カノン

劇団 pH-7

pH-7地下劇場(愛知県)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

役者のはかないスゴミ
地下の劇場の真ん中に世界樹がにょき。維新派的な敗戦後の少年少女だけの世界が、妖しい紙芝居の世界に引きずり込まれる。さらにその世界をコントロールしている者がいるという。

ネタバレBOX

サイバーものとバイオホラーものが誤解で結び付けられたかのような、夢オチでなければ終われない世界。余りにもアングラな劇構造。美人の女優さん、大のオトナのオバカで贅沢な遊び。これが役者のはかないスゴミというものか。
例えば「杏珠有美」さん。全盛期の高橋ひとみ系というか、和服のオカッパ美人が、頭の変な奥さん、「くのいち」みたいな怪盗、怪しい白衣の目がね博士という感じの如何にもというな変遷ぶり。
しかし裏庭企画といい、この一派は粒が揃っている。
POOL MODERN

POOL MODERN

フ透明少年

大高緑地公園・プール施設内(愛知県)

2009/11/22 (日) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

ミラクル!!
広大な大高緑地の中のレトロな休眠プール全面をテープで飾りインスタレーション作品に。その期間中のパフォーマンス、演奏の一つ。

ネタバレBOX

主催は林慎治さん。私が見てきたなかで、藤條虫丸さんは九州から定期で来ている方なので別にすると、原智彦さん、西島一洋さんに続く名古屋第三のオルガナイザー。ご本人のパフォーマンスは象の着ぐるみとか操り人形等の大道芸寄りです。
「フ透明少年」は社会人のメンバーで構成されているアートパフォーマンスと演劇の集団。劇場公演は仕事との兼ね合いがあるので2年に一度くらいなんだそうだ。林さんとは市内の祭事場などで出合って誘われた模様。
代表の「神英記」さん。イケメンだが物柔らかでフレンドリーな人物。彼が子供たちの様子を見ていて演奏を止めなかったから次の展開があった。
4人の扮装したパフォーマーがロボット的な動きで、観衆を巻き込みながらの沈黙のダンス劇。メンバーの雰囲気に反応したのか、演技が終っても、小さい子供たちが踊りのパターンを引き継ぐような形で踊り続けるというハプニングが起きた。
10分位のフリーセッションになった。幸福な時間を体験できました。拍手。
マグズサムズのジャングル・ブギー

マグズサムズのジャングル・ブギー

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

やっぱり面白かったです
初の屋外シチュエーションコメディということで興味がありましたが、婚活ものというのは知らなかったです。マグズサムズは劇団員の私生活でもオメデタイ話が続き、産休のために梁嶋みほさんが休演したのはちょっぴり残念。
今回、話の面白さと役者たちの演技に大いに笑わせて
もらい、マグズサムズはやはり大好きな劇団だと再認識しました。
連れも「伊達に賞を獲っていませんね」と満足げでした。
私は演出上引っかかる点が2つあったので☆4つとさせていただきました。
次回本公演は「宇宙もの」とのこと。宇宙ものもポピュラー過ぎて難しいと思いますが、そこをどう料理するか、また楽しみです。

ネタバレBOX

まず、気になる点から。
舞台美術はなかなか立派なものでしたね。これがこの間の「柿喰う客」みたいにシアタートラムのようなところを使ったら、もっと凝れるんだろうななんて思わせました。一方、それが冒頭の場面や、やくざたちの本来幕外劇の部分では見えている分、邪魔になったかも。冒頭は、歌舞伎の浅葱幕のような演出法をとってもよかったのではと思いました。現に、他の劇団では、狭い劇場でも両側の装置を引きにつくって、暗幕を切って落としたり、紗幕を使って幕外劇を演じ、照明がついた瞬間、両側の引きの装置を前に出し、舞台美術に観客が「ほぉっ」と感心した芝居も観ているので、工夫してほしかったと思います。冒頭のシーンは後のターザンにつながるとはいえ、照明を落としてもジャングルの美術が気になったので。また、やくざたちの会話でもパイプ椅子を使って拉致した人物とのエアアクションをやっていますが、ここも視覚的に気になった。
やはり他劇団での芝居で同じような設定の幕外劇の場面を見ましたが、暗幕と本物そっくりの人形を使って巧く処理していました。
今後はこういう細かいところにも気を遣ってほしいなと思います。
そして気になったもう1点は婚活コーディネーターの言葉使いでやたら「よろしかったです(でしょう)か」が出てくる。これは何か意図があって使っているのだろうか。
というのも、私はかつてこの業界でコーディネーターのマナー教育を担当したことがあるのですが、この業界はベンチャー企業が多い後発産業のせいもあって、業界の地位向上にやっきとなっている。だから敬語や接客用語にはうるさく、ファミレス用語なんてまず使いません。
そのうえ、ファミレスの場合は客の注文に対して「よろしかったですか」と尋ねるから、まだ目をつぶるが、この芝居のコーディネーターは「荷物を運ぶの手伝ってもらってよろしかったですか」と言っている。相手の意思がない時点でそういうのはおかしいし、この職種で客に対してこう言うのはなおさらありえません。コーディネーター役の泉粧子が上品な雰囲気を出しているだけに惜しい。
この言葉で職業のリアリティーがふっとんでしまったのです。
作家の佐藤さんに別の思惑があれば聞いてみたいですが、もしあったとしてもこの業界ではよほど臨時のインチキパーティー会社以外、この接客用語はありえないと申し上げておきます。
個別の俳優について。
前年のキャンプで10組中唯一オチこぼれたほどの森(AKKY)のイタイ軽薄さ
が可笑しい。私生活ではサッパリした好青年らしく、新婚ホヤホヤでブログでもイヤというほどノロケている人なので、そのギャップが観ていて面白かった。一見、爽やかに振舞う豆塚(猿渡亮太)が実は借金まみれで一番ドロドロしていることが後にわかる。猿渡は役柄のためか、いつもより髪が短い。ストーカーの元カノ(石丸香織)に付け狙われる気弱で端正な岩上(日暮丈二)。肉食系女と草食系男の対比。だが、岩上が「僕は草食系だから」を連発するのは気になった。言葉では1回くらいにして、あとは芝居で見せるべき。これは脚本の問題だが。石丸のターザンと遜色ない野性味が面白かった。
ターザン生活を送る男の安藤洋介は、こういうナゾめいた役がうまい。寡黙に木の枝を削っている姿はまるで原始人なのに、行進のハミングにいちおう合わせて声を出すのに笑った。やくざの曽谷(嶋則人)は本来関係ないのに、一番メモをとるのが熱心。メンバーたちからも「兄貴」と頼られるのが皮肉だ。
嶋は劇団外での客演経験も豊富でさすがにこなれている。子分の宮林(相羽タカフミ)は慶応劇研時代のクールな役どころとは正反対で楽しませてもらった。
印象が薄くて損をしているという雨水のぞみ(水澤恵美)、大手ドラッグチェーンの令嬢三瓶薫(ヒロココバヤシ)、妊婦風の阿部圭子(まつおか晶)、潜入ライターの石川(大澤友梨花)と、女性陣らもキャラクターをくっきりと演じていた。石川が最初にメンバーにアダ名をつけるのも、記事作成の都合上なのかとあとから思った。いくつかの点を除くと、ストーリーに無理がなく、楽しいコメディでした。それだけに「玉に瑕」が気になってしまった。
マグズサムズのジャングル・ブギー

マグズサムズのジャングル・ブギー

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

良い出会い
ありふれた言葉ですが、面白かったです。ストーリーも頃合いが良く、客が想像できるくらいで押さえて役者の演技で笑わせる。いい舞台でした。今後もかならず観たいですね。良い出会いになりました。

ブロークン・セッション【公演終了・ありがとうございました】

ブロークン・セッション【公演終了・ありがとうございました】

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

0911231900
観劇
怖くない血なまぐさ
楽しかった

光の中の小林くん

光の中の小林くん

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

予想外に奥行きのあるドラマが
「光の中の小林くん」とは園児のことかと思うけれど、まったく予想外のドラマでした。お受験ものだと聞いて、親と園側の攻防で笑わすのかと思いきや、もっと深刻な内容でした。タイトル通り、最後は溢れる光を感じるヒューマンドラマでした。
面接会場を舞台に出演者は4人。しかも会場の外で同時進行する出来事があるせいか、劇団スタッフたちが保育士の扮装で出迎えるのも幼稚園全体を感じさせるための演出かなーと思えた。主宰のかたも保育士さんなんですよね。

ネタバレBOX

Bキャストで拝見しました。
だんだんと息詰まるような芝居でした。
配役が園長以外は男、女、青年とだけ書かれているのもこの芝居の性格を
表現していると思った。
園長(神谷はつき)がいかにもエリート幼稚園の代表者らしい雰囲気を醸し出していてお見事。「十一面観音」と形容されるように、慈愛にみちているけれども、したたかさも併せ持つ難しい役どころをくっきりと演じた。
女性週刊誌の記者ゆえのワーキングマザーの悩みも抱える母親(堀米忍)は、その職業カンと行動力で息子の入園をもくろむ。黒のパンツスーツ姿と鋭い視線ががまるで宝塚の男役のようにキマッテいて、先ごろ亡くなった大浦みずきそっくりに思えた。
自分がまるで園児のように童顔の父親(白土裕也)はどんな事態にも激昂するでもなく、ひたすら低姿勢で攻める。
無愛想な青年(横山将士)が実は保育士であり、HIV感染という深刻な事実を抱え、この編入枠が生まれたのもその事実が関係していることがわかってから、ドラマは急展開をみせる。
大人たちの行動に怒った園児たちの反乱の中で、男女それぞれの2人の子供が各自の特性を発揮してこの危機を救うことになる。
運動会の借り物競争に参加した園長先生が保育士に対し、「笑顔が素敵な青年」という言葉をかけて腕をとり、微笑む幕切れが温かい。
11月戦争とその後の6ヶ月

11月戦争とその後の6ヶ月

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/23 (月) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

エロチックな劇団名
『王国』と『11月戦争...』を見ました。劇団名通り、どちらも私のようなお子ちゃまには刺激の強い作品でした。『王国』はあの頃に対するノスタルジア的風潮に往復ビンタを喰らわす超問題作!『11月戦争...』はピュアな恋愛物語であるものの、自然が溢れた美しいくらいのアポカリプスを描いたという点で画期的でした。極めて実験的な内容と規模でありながら、難解ではないところもグー。特に『王国』の作者/出演俳優の名前は今後のために覚えておくことにします。

ライトフライト ~帰りたい奴ら~

ライトフライト ~帰りたい奴ら~

TEAM NACS

道新ホール(北海道)

2009/11/19 (木) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★

笑った!けれど…
笑いましたが、ずいぶんと雑な終わり方で非常に残念。
前回の「GHOOOOOST!!」がよかったので、多少の期待はあったのですが。

豪華なキャストとセット。
お金と知名度があれば、見た目のすごさは整えられるのかな?
そんなことまで思ってしまいました(^^;)

緋の鳥

緋の鳥

少年かしこ

OFF・OFFシアター(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

舞台でユング心理学
元気一杯の卑弥呼が特に印象的でした。半分以上が一見チャラそうなキャラクターでしたが、心の問題の「身近」感が出ていて良かったと思います。別の時代に現れて、また別の人の心を救うのに一役買うストーリーも期待したいところです。

11月戦争とその後の6ヶ月

11月戦争とその後の6ヶ月

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/23 (月) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

貫きうる積み重ね
「王国」は淡々としたシーンの積み重ねに油断をしているうちに
常ならぬ世界に惹きこまれる・・。

「11月・・・」はとても完成度の高い作品。
松枝作劇が見事に機能して、
がっちりボディを作り上げ
物語を貫き通しておりました。


ネタバレBOX

べたな言い方ですが、
2作それぞれに
観る側をしっかりと捉える魅力がありました。

*王国
高校生の戯曲といわれても俄かには信じがたかったです。
冒頭の学生運動の捉え方は、
やや偏った概念に縛られている感があるのですが、
個人の世界に物語の重心がが移りはじめると、
観る側を引きずり込むような力が舞台上に生まれて
すとんと引きこまれてしまいます。
主人公の世界がしっかり見えるところまで
したたかに連れていかれ、
冷徹にその世界を俯瞰させられる。
物語の終盤には
ぞくっとするほどの醒めた視点が
内包されていて
それも衝撃的でした。

初日ということでしょうか、
台詞のやりとりや重ね方のタイミングなどには
いくつか気になるところもありましたが、
青木と野口が手練の演技で物語の枠をしっかり作りこんでいくので、
よしんば台詞が早く出たとしても
舞台の空気にぶれがない。
16歳の役者二人にも末恐ろしいほどの存在感があり、
観る側が斟酌なく
真剣勝負で舞台からやってくるものを
受け止めることができて。

がっつりと見入ってしまいました。

*11月戦争とその後の6ヶ月

松枝作劇の緻密さと切れが良いほうにしっかりと機能して、
物語に透明感を持ったふくらみが生まれていました。
シーン毎にはっきりとした色が醸成されていて、
舞台のニュアンスが明確に観る側につたわってくる。
そのなかで、物語を単調にしないための、
ウィットや危さが生きていることにも感心しました。
安定した密度が作られているので、
遊び心が物語を育てることができる。
さらには物語の流れにリズムが生まれ
観る側が心地よく運ばれていくことができるのです。

また、この劇団はシーンのつなぎ方がきれい。
ルデコの5Fはこう使うのだというお手本に思えるほど。
個々のシーンの余韻を絶妙にコントロールしながら
次のシーンにつないでいくやり方に
舞台が強く満ちていく。
緻密にデザインされた場面たちが
失速することなくラストのシーンを昇華させる力へと重なって。
終末観の切なさを凌駕するように貫かれていく台詞が、
べたなのにびっくりするほど美しい。
すっと昇華していくような感覚がうまれておりました。

役者も安定していて・・・。
鈴木信二は、艶のある役者さんで、
それゆえ物語の設定に説得力が生まれていたし、
薄っぺらくならないだけの懐の深さも持ち合わせていて。
安川に加えて峯尾や井川が
シーンの枠のなかで何かを伝えるだけでなく
シーンを育てるような芝居が出来ているのも大きい。
要所で物語を動かしていく斎藤の演技にも
観客が身をゆだねるに足りる安心感がありました。

2作とも、
この先さらに育っていく部分があるとおもいます。
でも、初日の段階でも、
休憩をはさんで3時間弱の公演が
あっという間に感じられたことでした。











マグズサムズのジャングル・ブギー

マグズサムズのジャングル・ブギー

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

話は、今年話題の婚活でした。
笑わせてくれました。
綺麗にまとまって終わったのに、
「えっ、これでおしまい?もっと続けてよ!」と思うくらいに、面白かった。
割と強引な、御都合主義的展開があろうとも。
納得させてしまう、猪突猛進なパワーのある劇でした。
またそれが屋外のアウトドアでのシチュエーションにピッタリ合っていました。

ネタバレBOX

婚活を、思いっきり満喫してたアニキさん。
いーい、キャラクターでしたねー。
自白させる、透明人間コント(?)は、なかなか楽しませてくれました。
弟分の文系ヤクザとの掛け合い。
グレンラガンネタまで、さりげなく持ち出して。芸が細かい(^^)。

クライマックスでの雨水さん、
「出会いは大切にしたいから」とかいって、アニキにメルアドでも渡すのかなぁ
などと想像してましたが、割と王道パターンに別れましたね。
もっと、いじれたかなって。もったいないかな、と。その時思いました。

ミルクちゃんの、毒舌あだな付けコーナーは。
なかなかに、良い毒の塩梅でしたね。

オープニング登場のサラリーマンが、まさかのターザンさんとは。
つなぎ方が笑えたけど、欲をいえば。
ターザン化するまでの話を、本人に長々と語って欲しかった。かな!?
そうすると、ドラッグの心を動かした台詞が、もっと生きたかなって思った。

しかし、ストーカーさんの生霊風な登場シーンに。
生身と判る、ベタな展開。説得力のある演出で、笑わしてくれましたね。

キン消しと妊婦のオチは、意外性あって、驚かされた。

で、芝居のために(それだけかな?)。
実際に婚活パーティー行ったりしたような、うまい進行になってましたね。
(で(しつこい(^_^))行きました?実のトコ、あぁ好奇心が・・・)

小さいと思った台詞でも、上手に繰り返すと。
良い伏線になり笑えるなぁと、「1ミクロンでも」のトコで思いましたね。
こーゆーところが丁寧で、気に入りましたが。
まさか、必死さんとくっつくとは・・・。思わなかった。

ジャックの借金まみれにも驚かされたけど。
観客の騙し方が上手かな、きれいに笑いの基になってたし。
楽しい時間でした。
十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/11/17 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

蜷川演出で、この出演俳優陣!もちろん見ごたえありました!
いまや古典中の古典、数年前に俳優座で観ましたが、
まさかの蜷川演出で登場。
しかも、このメンツでは観ないわけにはいきません。
上演台本から一部作り直したという内容で、
これだけのベテラン俳優の丁々発止の演技合戦は、
さすがに、見ごたえありました。

改めて見直すと、自分はやはり、気の弱い2号や
ころころ意見の変わる12号に近いなぁと、
つくづく思います。
主人公になる8号はあまりに正しすぎて近寄りがたい。

さて、今回は、囲み舞台で、特設のベンチ席あり。
せっかくだからなるべく近くで観たかったので、
わざと平日でベンチ席指定で先行予約しましたら
見事最前列でした。
ほんの目の前でこれだけの俳優さんたちを目の当たり
にして大迫力!
しかし、真横(長方形のテーブルの短辺のほう)、
陪審員1号の真後ろだったので位置的につらかった~。
8号中井さんの正面ではあるけれど。
囲み舞台ではあっても、本来の正面がやっぱり正面。
いいシーンは後姿をみることになってしまうのは
ちょっと…。

そして、3号と10号の偏見、強引な頑固さで興奮し、
エスカレートして感情が爆発するまでの過程が少し
説得力が弱かった気がしました。
55年前の制作当時と、今の観客の考え方・差別意識
に大きな差があるため、難しいのかもしれません。

来年1月、「十二人の怒れる男たち」のタイトルで
俳優座劇場プロデュースでも再演されるので、
必ず観ようと思っています。

アワード

アワード

ZIPANGU Stage

シアターサンモール(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

笑い至上主義
自分の持ち場では、ここぞとばかりに主張を強めるというのが、ここのやり方なのだろう。それがオーバーすぎるのだが。
ま、簡単に言えば、ドタバタ色が強すぎるというところだろうか。
そこが少々しつこく感じてしまったが、そういうものだと思ってしまえば、あとは楽で、最後まで飽きずに観られたのは確か。

ネタバレBOX

「ブンガク」とか「ブンガクの賞」というのは、ドタバタのための舞台であり、そこ対して何か思い入れとか、考えがあるようではなく、作家という存在そのものも、「普通の生活ができない人」のような、まるで大昔のイメージのまま。
さらに賞取りレースのドタバタも、あくまでもコメディの範疇を出ず、リアル感には乏しい・・・そういったリアリティだの思想だのは、どうでもよく、まずは、笑えること、笑いが中心にあることが大切なのだろう。
しかも、わかりやすい、ということも大切にしている。

わかりやすさと言えば、各キャラクターがくっきりとしている。まるで、太いマジックで輪郭をなぞったぐらいにキャラがくっきりしていてとてもわかりやすいのだ。
くっきりしたキャラが、そのキャラ通りに動くというわかりやすさ。

ただし、ホテルのウエイターの夏目は優柔不断な、一歩前に出ないキャラなのだが、結局はどうなりたいのかが、本人は決断したと言うわりにはグラグラしすぎだし、同棲している恋人がいるのにもかかわらず、あっさりほかの女に心を奪われるのも、なんだかなぁと思うものの、それも笑いのためにそうしました、と思えば、ま、それでもいいかと思う。

とにかく笑いが最優先になっていつつ、ストーリーもきちんとあるというところがここの特徴なのだろう。しかもほとんどの登場人物が、極端に戯画化され、かつハイテンション。

ただ、殺人事件が絡むのはいいとしても、登場人物の中から犯人が出るというのは、コメディ(しかもドタバタコメディの)の楽しさを削いではいないだろうか。
犯人探しの中で、疑わしい人が次々と変わりつつ、観客が「こいつは犯人か」と揺さぶられつつも、結局は、別にいた(登場人物以外にいた)、もしくは、単に小説の中の話だった、でもよかったように思える。
結局犯人だった編集者が「犯罪をしても賞を取りたかった」という台詞だけで、犯人とせずにここの部分の要件は足りたと思うのだ。
田上パル第8回公演 『青春ボンバイエ』

田上パル第8回公演 『青春ボンバイエ』

田上パル

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/10/23 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

パワープレイ
実力者ぞろい。真摯さに心打たれた。今後が楽しみ。

薔薇十字団・渋谷組

薔薇十字団・渋谷組

劇団桟敷童子

西新宿成子坂劇場(東京都)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★


だいぶ前に観た
海獣も楽しみ。けっこうお腹いっぱいになるんだな。

岡田以蔵

岡田以蔵

劇団め組

「劇」小劇場(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★

熱気
大和魂

11月戦争とその後の6ヶ月

11月戦争とその後の6ヶ月

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/23 (月) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

王国
藤崎さん 初々しいじゃないですか

ストーリー展開 感心しました
もっと進化すると思います また見に行きます

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