
STAR★MINE
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2009/09/21 (月) ~ 2009/09/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
おもしろかった!
やっぱり、この人たちは凄い!
美しいし、歌えるし、踊れるし、サービス精神旺盛だし!
一度見てみてほしいです。

「ライモンダ」「ラ・バヤデール」より
松山バレエ団
ゆうぽうとホール(東京都)
2009/09/20 (日) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
バレエ!
ご縁があって、見てきました。
豪華なセットと衣裳だけでも、目を楽しませてくれますね。
有名な場面を二か所やるという組み合わせだそうで、
お話がよくわからないんですけど、
珍しいなと思って、見ました。

揺たう潮の咲くらばな -ジョセフ・ヒコ物語 横浜編-
歌劇★ビジュー
岩崎博物館(神奈川県)
2009/09/18 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了
満足度★★★★
観てきました。
歌劇★ビジュー、初の関東公演。
横浜と神戸。
港つながりですよね。
開港150記念の公演とのこと。
芝居も歌もダンスも実力あるメンバーで、「ビジュー」を見たという満足感はあったものの、会場が劇場ではないというのは、芝居・ダンスが主体の公演では見にくく、非常にもったいないという感じを持った。

はちみつ
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了
満足度★
作演の采配を疑う
昨年観た「ドンキホーテの恋人」がよかったのと、
過去10回共演しているハマカワフミエが客演していたのと、
今年から毎月一緒にイベントをやってるミ世六メが音響だったのと、
好きな俳優である廣瀬友美の舞台であったので観劇。
結果、ドンキホーテと比べるとかなりつまらなかった。
好意をもっている上記の3人も
そこに彼らが必要である理由はそれほど見当たらなかった。
フライヤーにあるように不毛をひたすら描くのかと思っていた。
でも、観劇してみると違うように感じられた。
大切に描かれていたのは、
不毛の先にある
「捕食される側だって腹が減る現実」とか
「巣が壊されても生きてれば再び待っている労働という現実」
のように感じた。
そこでようやく救われ、チケット料金に見合うだけのものを
ぎりぎりラスト10分くらいで佐藤みゆきの芝居に観た。
遅いっつーの!
問題は全て作演にあって、俳優もスタッフワークも美しかった。
作演の采配に疑問を持ったところを2つ挙げる。
2つしかないけど本当に大事な2点なのだ。
1.主人公二人の描かれ方の比重が青年に偏っていること
女店長と学生の話なのに、出てくるのが学生ばっかで
彼一人が主人公なのかと思ってしまった。
映画サークルの友人やメイド喫茶の女の子など
登場人物の多くが青年に関わるからだと思う。
(また、厳密に言えば彼ら4人はいなくても
作品は成立する。大事じゃないのに厚ぼったい。)
それらの人間関係の活写に割いた時間の半分くらいで
女店長と花屋夫妻は食物連鎖や不毛を体現していたように思える。
役者の実力差でもある気がするが、
登板の配分を決めたのは作演だ。この采配には違和感を感じた。
ニーズ(知名度)もテーマを体現する力も佐藤みゆきが勝るのに
作品のメインを青年にする必要があったのだろうか。
また、ニーナよりも花屋の夫のほうが遥かに女王然としていて
説得力があった。なんかバランス悪かった。
2.ニーナの描き方
自分が感じたニーナの説得力のなさは
ハマカワフミエのせいでは決してない。
作演の描き方の浅さによるものだと思う。
ファンタジックな作風なわけで、
当然リアリティーのない設定や台詞も多い。
そこを差し引いても、あのニーナじゃ納得いかなかい。(俺は)
もっと青年をフツーな男子にして、
ニーナを控えめにしたら怖かったと思う。
今回の二人の描かれ方はあまりにも安く、
両者ともに愚かしすぎて、移入できなかった。
いそうじゃなさ過ぎる?というか。
その移入にしくい二人が前半特に中心になって
登場するからステージに引力がなかった。
そのまま後半の土下座して踏みつけられるシーンへ
行くから痛い。本来ならばシーンの空気感で
痛みを表現しなければならんところを
シーンの寒さで痛かった。
深夜枠とかで昔やってたケータイ小説のドラマ化みたい。
(Deep Loveとか)
ギャグならありだが、役者の様子を観ていると
ギャグやってるようには思えなかった。
最後に
自分が思ったのは、このカンパニーは現実世界に
近いものを描けば描くほど不具合が出るのかもしれない
ということだ。
ギャンブラーの友人がいきなり部費を渡したのは
いくらなんでも不自然とか。
2作しか観てないのに、偉そうで申し訳ないが
2作を比べたら違いはそこだ。
考えてみたら俺が感銘を受けた「ドンキホーテの恋人」だって
主人公は「いそうじゃなさ過ぎて」感情移入できなかった。
でも、それは恋に狂っちゃっているドンキホーテ(ほぼ妖怪)として
描かれていたから「あり」だったのだ。
また、奇才 廣瀬友美の「あり」にしちゃう力量もそれを手伝った。
もうちょいヒロセを重用し(これ大事!)、
ぶっとんだ設定でやったらまた違ったのかもしれない。
これだけ批判するからには観客といえども
代案を出したほうが男らしいと思うので
極端な例を挙げれば…
ニーナは蜂で、日が沈むと人間になってセックスがすごくイイ。
でも、グレムリンのギズモみたく飼うにはルールがあって、
やたら金もかかるから、ニーナに本気でイカレている
昆虫マニアの男は、借金まみれになりながらも
人生削って飼ってるとか。
全然恩を返さない鶴の恩返しみたいな。
こんな設定だと女店長とつながらなくなっちゃうけど
そのくらいぶっ飛んでたらいろいろ気にならないし、
幻想的な照明・音響・舞台美術もさらに映えると思う。
勝手言って大変失礼。
でも、そんなに感情的には書いていないつもりだし、
僻地までわざわざ行って2500円を払ってるから
ハッキリ言わしてもらいました。
休日の貴重な4時間を、この作品に費やしてらんねんだよ。
という奴もいるんだってことで。
参考にしてください。
あ、これが無料公演だったら☆☆☆だ。

生涯のコントオムニバス
創像工房 in front of.
慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)
2009/09/24 (木) ~ 2009/09/28 (月)公演終了

キム・ヒジン/モム・カンパニー「Memory Cell」 / フランク・ミケレッティ/クビライ・カン・アンヴェスティガシオン「Espaço contratempo」
ダンストリエンナーレトーキョー
青山円形劇場(東京都)
2009/09/28 (月) ~ 2009/09/28 (月)公演終了
デュオ
ダンストリエンナーレの第6弾。ちょうど折り返し地点まで来た。見るぶんにはまだまだ興味深く、飽きるということはないのだが、見た印象を言語化する、つまり感想を書くことには、ちょっと大儀さを感じるようになってきた。
フランスのフランク・ミケレッティと韓国のキム・ヒジンの作品2本立て。特に共通点があるようには思えない組合せだが、強いて挙げれば、ともにデュオのダンスだということか。

パンクック
9-States
OFF OFFシアター(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/09/29 (火)公演終了
満足度★★★★
実際こんな感じの海の家ありそうですね
ちょっと出演人数多すぎの感がありました。がそれなりに上手にまとめてあったです。台風話で終わらずに続いていくところが、先き読めなくて楽しめました。雑味を消すために出演人数絞って、過去話の盛り上げ狙っても良かった気がしました。

milk
高襟〜HAIKARA〜
d-倉庫(東京都)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
みた。
Lilyさんのダンサーっぷりに惹かれまくりです。
全然違くてびっくりした。
高襟の「かわいい」って・・・なになになになにーーーと期待してたけど、
今までの高襟以上の特別な可愛さを見いだせなかったのが残念。。。
ふわふわよりも爆発するような女子力の方が好きです。

三団体合同公演ミツドモエ
ミツドモエ企画
早稲田大学学生会館(東京都)
2009/09/30 (水) ~ 2009/10/03 (土)公演終了
満足度★★★
三劇団の個性のぶつかりあいを堪能。
【knockabout】
様々な演出上の仕掛けがはりめぐらされた舞台。とても斬新な演出だった。テーマは演劇の現場をモデルに、創造活動の難しさや、様々な葛藤を描く。演技的にはまだこなれてない部分が見受けられたが、やろうとしていることの志しは高かった。そしてラストシーンが素敵だった。
【劇団兼ねます】
意欲作。
魅力的なシーンがたくさんあった。他の感想はネタバレで。
【劇団カシスオランゲ】
ファンタジーでメルヘンかと思わせて、その後観客を谷底に突き落とすような展開、前半と後半の落差は衝撃的。
役者はそれぞれ持ち味を発揮し魅力的だった。他の感想はネタバレで

はちみつ
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了
満足度★★★★
くびれた小指
初見の劇団でしたが、王子の空間をとてもよく生かしていると思いました。
俳優さんも非常に真摯にお芝居と向き合っていると感じました。

milk
高襟〜HAIKARA〜
d-倉庫(東京都)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★★
ウィットにあふれたかわいさ
前半の子犬や赤ん坊を想像させるような
ウィットいっぱいの動きに微笑んでいるうちに
いくつも鋭い表現がやってきて、
ぐいぐいと押し切られてしまいました。
衣装も創意豊かで観客に眼福。
終盤の汗のにじんだ背中が本当に美しく思えました。

BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2009/09/18 (金) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
衝撃!!
こんな舞台を日本で観られることに大きな幸せを感じます。
出演者、スタッフとも限界に挑戦することで出来た舞台だと思います。
序盤は心に闇を抱えた男女の出会いが丹念に描かれていますが、「BUG」の発見により、平静が保てなくなっていきます。
人間が狂う舞台は何度か観たことがありましたが、これは人間の背景に社会の崩壊が確固たる形で存在しているように感じました。
また、狂うと狂いっぱなしでラストまで行くのが普通ですが、ラスト直前に1クッション(外部からの妨害)が入ることにとても興味が沸きました。
もう東京公演は終わってしまいましたが、愛知、大阪の近くにお住まいの方はご覧になることをオススメします。

僕、暴君
集団あしゃしゃ
アクロス福岡 円形ホール(福岡県)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★
わかったような、わからないような
ぼんやりと主題があり、ぼんやりとストーリーがあり
でもはっきりはしない感じ。
不思議な存在の登場人物たち。
楽しみながら深みにはまっていくような。
なかなか面白かったです。

milk
高襟〜HAIKARA〜
d-倉庫(東京都)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★★
パワフル&エロス
普段は台詞のあるお芝居ばかりなので、とても新鮮でした。途中で倒れてしまわないのかと心配でドキドキしながら観ていました。女性らしい作品だなぁと感じました。

パンクック
9-States
OFF OFFシアター(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/09/29 (火)公演終了
満足度★★★
いろいろ惜しいかな・・・。
最後列で拝見しましたが、ナチュラルすぎて声が届かない場面もあれば、口内クラッカーや本気の往復ビンタという演出もあり、全体的な演出に統一感が感じられませんでた。また、お話もドタバタかと思いきや、しっとりさせるような場面もあり、それらを中途半端に無理矢理つなげている感がありしっくり来ませんでした。いっそのこと、演出もお話もドタバタに徹してしまった方が観客として観やすかったかもしれません。ちなみに唯一ウケたのは、大掛かりなセットを繰る舞監さんの本気で楽しそうな笑顔でした(^-^;) あとやっぱり、このお話は8月に観たかったな。

僕、暴君
集団あしゃしゃ
アクロス福岡 円形ホール(福岡県)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★★
すごい~
あしゃしゃのスゴサは知ってたけど、ここまでスゴイとは思わなんだ。
なんだこの脚本力??なんだこの演技力??
ちろっと失敗もあったけど、この本と演技に脱帽。
埋まりに埋まってた客席にも感動。

「美しき背徳」 =ビューティフル マジック=
DIAMOND☆DOGS
博品館劇場(東京都)
2009/09/27 (日) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★
脚本とキャストのミスマッチ度100%
想像以上に、何のための上演か理解し難い舞台でした。
あまりにもリアリティに掛ける脚本とはいえ、もし、どこか小劇場で、キャラの濃いキャストで演じられていたら、もう少し面白みはあったかも。
キャスト陣、推敲されていない台詞が、自分のものにならず、苦慮しているし、9人も登場人物がいるのに、各人の関係性が作者の頭で想起されたに過ぎないので、それぞれの演技が空回りするばかり。
ダンスを封印されたキャストが気の毒に思える作品でした。
まだ、設定を外国にした方が、絵空事に思える頻度が少なかったかも。
最後のおまけのダンスが見られて、少し救われた思いでした。

milk
高襟〜HAIKARA〜
d-倉庫(東京都)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★★
怪我が心配^^;
全力で突っ走る姿はとても心地よい。でも,前作品でも思ったけど怪我しないんだろうかと心配してしまう。まぁ,やわな鍛え方はしていないでしょうけど。前作に比べたら押えていたんかな。前作が衝撃的だったためにそう感じてしまうだけかもしれませんが。皆さんの背中の筋肉の付き具合がとても素敵でした。

サインと連携
ワタクシー
d-倉庫(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★
結局は・・・
同じ平面で時間の経過を異にさせる試みは面白いと思います。そして,それが関わりのある人たちなのですから。どうしたって最後のオチに期待するじゃないですか。そしたら結局はモラトリアムかよ。なんかガッカリして劇場を後にしました。おしまい。

はちみつ
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了
満足度★★★★
キャストを信頼して書いた脚本
やっとこゆび侍、初見できました。
想像していた通り、成島作品は肌に合いました。
物語自体は、複線も含めて、予想できる展開ではあるものの、随所に光る台詞が散りばめられ、かなり好きな作品でした。
主役二人の演技が素晴らしかった!シャッター叩いて泣き喚く場面、役者さんの演技が良くないと、どうしようもなく白けるシーンになりそうなのに、二人を信頼して書かれた脚本なんだろうなあと、変な部分で感涙を誘われました。