
十二月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/26 (土)公演終了
こんなの歌舞伎座の板にのせちゃダメ!
評価ゼロなのは昼の部の「大江戸りびんぐでっど」のみ。(三番叟は勘太郎の軽やかな踊りが楽しいし、身代座禅も面白かった。)小劇場でやるような芝居を15000円も払っている客の前でやらないでほしい。そんな価値なし。低俗で、下品で、中身ゼロの最低の作品。

加賀見山旧錦絵
日本伝統芸能振興会
THEATRE1010(東京都)
2009/12/13 (日) ~ 2009/12/15 (火)公演終了
満足度★★★★
女が演じる方が怖い
見慣れた演目も女優がやると雰囲気が変わる。岩藤・浅利香津代が、迫力のある悪役でおもしろい。お初・竜小太郎の流し目を初めて見ました。美しい!小太郎以外の男優は影が薄い。話は歌舞伎で見るよりわかりやすくなっていた。

死なない一生
劇団きらら
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
がんばって生きよう。
ダメ母のしのぶちゃんがだんだんいとおしくなってくる。
体がだんだん変わってきて、悩みとかも変わってきて
立場も変わってきて、なんだかうまくいかない。
死ぬのは怖いけど生きるのも怖い。
でもやっぱり生きていくんだなあ。

彼女のすき間
飛ぶ劇場
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
微妙なお年頃
誰しも抱え込んでいるものはあって、それでも何とかやってきているのかもしれない。
それが40歳という頃にほころび始めて、自分で決着をつけないといけなくなってくる。
っていうことなのかな?
ちょっとおどろおどろしくて、でもそんな中にも希望がみえてくる作品。

truth truth truth
カラスカ
明石スタジオ(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
江戸川コナソのキャラクター
説明では、なんだかスリルとサスペンスのような勢い。けれど実態は!っつーやつだ。
ちなみにタイトルはコナンではなくコナソなのだ。一見みるとかくれみの術のようにどっちも同じじゃん!と思うかも知れないのだが、違うのだよアケチくん!
以下はネタばれBOXにて。。

印獣
パルコ・プロデュース
嘉穂劇場(福岡県)
2009/12/11 (金) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

源氏ものがたり
アイサツ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/12/08 (火) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
感心した点も多かった
「源氏物語」をどうやるんだろうと想像も
つかなかったのですが「宇治十帖」を持って
きたんですね。「源氏」でもここは独立した
いわば番外編なので、小品の題材としては
ふさわしいかもしれません。
また、原作の源氏ファンとしてはちょっとした
プレゼントです。「宇治十帖」の舞台化は。
観る前に「古典のくだらないところ」という表現が
引っかかってたんですね。つまり、「所詮この程度の
話じゃん」という姿勢で劇化されると悲しいなぁと
思って。ネット検索すると、「宇治十帖」について
若い人だと思うが、若者言葉でかなり適当な解説を
つけて茶化している文章もあった。この芝居もそれに近い
部分もあったが、演劇だけに感心する場面もあったのは救い。
「三顧の礼シリーズ」の他の作品を観ていないので、
企画の全体像をとらえて書けないのは残念です。
古典へのアプローチについてはこの作品に限って
の感想を書かせていただくことをご了承ください。

エレクトリック:サーカス∴デイズ
エムキチビート
萬劇場(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
サーカス。
今まで公演タイトルは役者さん達が必ず言ってましたが、今回から完全になくなりましたね。
と、同時にどんどんエムキチビートが大きく成長していってるんだろうなぁという寂しさ。
劇団員の方と客演の方達の芝居クオリティのバランスの差が、昇鳴蛇の時と比べてかなり解消されている印象を受けました。
それだけ、全員が本気で作品を愛しているということ。
そして彼らを率いる演出の力が伸びたのだなと思います。
素晴らしい年末になりました。
ありがとうと言いたい。
これからも応援してます。

ハートブレイク ハートブレイク ハートブレイク
岩手大学 劇団かっぱ
いわてアートサポートセンター・風のスタジオ(岩手県)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

ハシムラ東郷
燐光群
盛岡劇場 メインホール(岩手県)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/12 (土)公演終了

jam 【活動休止公演】
グリング
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★
好み。
ベスト!とは言わないし言えないけど、こういうの好みです。
「あ~面白かった」って劇場を出ることが出来ました。
遠藤さんが大倉さんに似ててびっくり。よかった。
永滝さんよかった~。小松さんも軽さがよかった~。
全体を通じる重くない加減が心地よくあります。
グリング活動休止はもったいないな、もっと観たいなと思う作品でした。

地獄篇 (神曲3部作)
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2009/12/11 (金) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
アート>演劇
アートに思います。
数十人の老若男女の色味が非常に美しかった。パレットみたいで。
F/Tのフィナーレにこれを呼ぶのか~ん~、、というのが正直な印象。

田園に死す
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/23 (水)公演終了

渋々
親族代表
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/20 (日)公演終了

truth truth truth
カラスカ
明石スタジオ(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
茶番法廷
鴉霞さんはじめて見ました
固定のお客さん?は誰かが出るたび笑っていました。
その笑い声に毎回どっきりしてました。
最後はハッピーエンドでホッとする内容です。
リスペクトしているオマージュ
みんな知っているだけに
オチが読めるギャグは魅せ方が難しいなと思います。
オマージュは本物を越えるオマージュであって欲しかった。
稽古不足が垣間見えたのが残念。
桟敷で見ていただけに目が泳いでいたのが分かっちゃいました。

プログラムE「イサムよりよろしく」
杜の都の演劇祭プロジェクト
カフェ・シナモン・エ・ラパン(宮城県)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
友達が急用で
予約枠が回ってきて、友達の友達と一緒に見に行けました。上島奈津子さん、真田鰯さんが、とても素敵でした。ディナープレートのお食事が、冷めているものが提供されて、残念でした。、

パンク・ドンキホーテ
パパ・タラフマラ
あうるすぽっと(東京都)
2009/12/11 (金) ~ 2009/12/20 (日)公演終了
満足度★★★
POPでキッチュ、そして
エロティック(というよりお下品)で、グロテスク。
混沌と雑然が織りなす大騒ぎ。
セットや装置もPOPだったり、グロテスクだったりと見所も多い。
高さや奥行きもある。
POPな衣装と、役者たちの醸し出す雰囲気は独特の世界観。そして生演奏がとてもいい。演奏しながら動くことで、音が動くのがとてもいいのだ。

『プルーフ/証明(Repirse)』
DULL-COLORED POP
SPACE EDGE(東京都)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/12 (土)公演終了
満足度★★★★★
空気感
前回の公演が凄い評判だったので観て参りました
演劇の何がいいって「これ」がいい!と言いたくなるような空気感を堪能。
こんな体験を味わえば演劇というモノの虜になるのに。
素晴らしい舞台、再演してくださってありがとうございました。

渋々
親族代表
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
芸達者揃いのコントは楽しい
ずっと気になっていた親族代表、やっと観られました。
最初から、楽しくて、コントって、やっぱり芸達者な役者さんがやるとこんなにも愉快なんだと、幸せ気分。
観終わるまで、作者がわからないのもおつな演出でした。
池田鉄洋さんの作品はイマイチでしたが、後はどれも面白かった!
ケラさんの作品は、途中から変化球になるところがさすが。
川尻恵太さんの作品はどれも好きでした。
「息子」は、他の芸人さんとかだったら、笑えない気もしましたが、あの3人だと、絶妙な掛け合いで、文句なく受けてしまいました。一番笑ったのは「kusakari」、下らないのにこんなに可笑しいなんて!
一番のお気に入りは、「We Are The World]。コントなのに、ノスタルジックで、ちょっとほろっとしそうになりました。衣装を変えるわけでもないのに、瞬時にいろいろな役に替わる3人の役者さんの演技力に、衣装までが変わって見える程で、親族代表の力量が感じられ、一度でファンになりました。
最後の演目は、その前の「We Are~」が良かっただけに、ちょっと冗長気味な気がしました。カーテンコールにもう少し早く転じた方がよかったかも。
親族代表に、10年も、出会わずにいたことが悔やまれます。

サボテニング
プロペラ犬
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/11/26 (木) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり水野美紀はコントが似合う!この「ほんわかさ」加減が心地よくて癖になる。ゲストの人選もうまい!
今回で3回目、3年目。
プロペラ犬=楠野さん水野さんのコントの世界で、ゲスト演出家・ゲスト出演者が遊ぶ・・・という公式が、すっかりできてきています。
物語は、サボテニング=サボテン進行形の話と、病院での三角関係の話が同時進行で、シンクロするストーリー。
今回の演出は、倉持裕!シュールなところが倉持さんらしい?
でも、ここまでくだらない、失礼、明るいコメディーは珍しい。
他では見れない水野美紀のコントの演技!
この「ほんわかさ」加減が心地よくて癖になる。
猫背椿、福田転球というゲスト共演者の人選もうまい!
ちなみに、前回公演「ジャージマン」出演、今回カメオ出演の玉置孝匡(ペンギンプルペイルパイルズ) さんが観に来てましたね。
「ジャージマン」のDVDも買っちゃいました。
(あとで楽天/amazonでも売っていてびっくり!)
自分の中では、毎年年末の恒例になりつつあって、すでに今から次回が楽しみです…が、次回は何と筋肉少女帯とのコラボ!。
エンゲキロックin赤坂BLITZ プロペラ犬 × 筋肉少女帯「アウェーインザライフ」!