最新の観てきた!クチコミ一覧

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僕の東京日記

僕の東京日記

劇団伊達組

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台上が39年前にタイムスリップ
戯曲そのものに舞台美術、衣装、メイク、演技が加わって、40年前の高円寺の下宿屋が舞台上にタイムスリップしてきたよう。
芝居のスタイルが「昔観た芝居ってこうだったよなぁ」な極めてオーソドックス(=奇をてらわず基本に忠実)な感じであることに加えて1971年には物心がついていたのでモロモロ懐かしく、140分の上演時間を存分に楽しむ。

ネタバレBOX

舞台幅の狭さを逆用し(?)、L字型にした装置もむしろ建物としてリアルに感じる。
幸福な職場

幸福な職場

劇団 東京フェスティバル

小劇場 楽園(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

労働という生きがい


とかく雇用というものは相反することが多い。雇う側と雇われる側には交わることのない主張があるからだ。この物語は働く意欲のある障害者の立場に立って会社側が視点を変えたことで成功した事例だ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX



物語の前半は説明どおり。一人の教師の熱意によって蒲田理化学工業の専務・大森は障害者の吉岡を職業体験、つまり実習として無給で働いてもらうことに同意するも、まだ迷っていた。法の下の平等は理解しているつもりだが、本当に商品が作れるのか?国が作った受け皿がある以上、福祉作業所で働いたほうがいいのではないか?などだ。

一方で吉岡は久我と原田のサポートによって楽しそうに働いていた。その働きは実に生真面目で労働を生きがいとしているようだった。特に久我は自分の妻が熊本出身であったことから生まれてくる子供が水俣病なのではないかと懸念していたのもあって、他人事ではなく親身にサポートしていたのだった。そして久我は吉岡を従業員として雇用してくれるように大森にかけあい、こんなに楽しそうに働く吉岡を障害者というだけで社会から隔離していいのか・・、と交渉する。

その熱意にほだされた大森は吉岡を雇ったものの、ある日、久我と原田の留守に吉岡の働きぶりを確認してあまりにも仕事の能率が悪いことを目の当たりにするのだった。ここで大森はひどく落胆し吉岡を雇ったことを後悔するも吉岡の色に対する識別からヒントを得て吉岡に合わせた視点で取り組んで成功する。

こうして蒲田理化学工業は次の年も障害者を受け入れ急成長するのである。

この物語に登場する住職に吐かせるセリフが素敵だ。
「人間の究極の幸せは働くこと。生きることで必要なものは、4つある。それは
①愛されること。
②人に褒められること。
③人の役にたつこと。
④人に必要とされること。
①は両親から得られるけれど、あとの三つは働くことを通じて得られるものだ。この職場には人間の幸せが詰まっている。


ああ、やっぱ労働はいいなー。そういえば、働いてる人ってキラキラしてるよね?ガンバって働いて稼いでエンゲキ観よう!そう思わせてくれるお芝居だった。途中、何度もウルウル(;;)して観てた。キャストらの演技力は勿論のこと、本が素敵だ。
そう、ワタクシ達は素晴らしい芝居を観て、明日も頑張ろうって気持ちになれる。ワタクシにとってエンゲキは必要不可欠な生きがいだ。

肝っ玉おっ母とその子供たち

肝っ玉おっ母とその子供たち

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

戦争で商売する皮肉な人生!
17世紀、30年戦争当時、戦場で行商していた母親と子供3人の波乱万丈の人生。

ネタバレBOX

長男は兵士になり、粗暴に働く。平和になっても乱暴を働き処刑される。その事実を母は知らない。

次男は軍の会計に勤めるも、金を持ち出し連行される。母が裏工作で助けようとしたが、金を惜しみ結局処刑される。

長女は旧教軍に攻められようとしている町を太鼓をたたいて知らせて救うが、旧教軍の兵士に射殺される。

戦争で生きていた家族の皮肉な人生。長男が生きていると思っているので、一人で行商を続けようとする母親が切ない。

商品を仕入れた限りは戦争が続いてほしい、経済は昔も今も同じ。

宗教戦争でも、兵士は神のために働くのではなくて給料を要求する。
暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

ろりえ

nakano f(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

ひどい
2度と行かない。演出なんだろうけど、まじで死ぬかと思った。始まる前に言え!評価はマイナス5です。

2番目、或いは3番目

2番目、或いは3番目

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2010/06/21 (月) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

「解明されることを目的としていない」数々の謎。ケラさんと劇団の挑戦は続く。
何らかの災害のために、荒れた町を救おうと北の町から来た人々。
国の復旧作業の順番は、現時点から「2番目、或いは3番目」だという。

古典劇のような衣装と舞台に繰り広げられる、少しシュールで
可笑しくて、残酷な物語。
「解明されることを目的としていない」数々の謎が印象的です。
謎は、ただそれぞれのシチュエーションを作りだすためにだけ
存在しているように感じます。
特に「あの生き物」とか!!

舞台出演は2回目の谷村美月さんの参加に、新しい空気を感じます。

チャンピオンたちの朝食

チャンピオンたちの朝食

天体望遠鏡

いわてアートサポートセンター・風のスタジオ(岩手県)

2010/07/17 (土) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

めがさめる
10年の男が眠りからさめるお話し。楽しめました。

ネタバレBOX

男に10年の空白を知ったことは不幸だったのか幸福だったのか…とにかく男はその10年間の空白の意味を理解しようとし、そしてその間を埋めようと努力します。
でも、そううまくいかないのが人生なわけで…。

前作にも共通して、川辺さんは「人生のうまくいかなさ」と、「人生のうまくいかなさにたいする男性の反応」を描くことに長けていると思います。
どちらも男の哀愁とか、やるせなさとか、そんなものを感じました。

人間は不幸せであるほど、幸せを望むしそれが輝いて見えるのかな、などということを感じました。

女優陣の声が非常に聞き取りづらかったのが難点でしたが、ラストの男(=千田秀幸)と、娘(=清水みゆき)のシーンがどうしようもなく切なくて、そこがとても良かったなと思いました。

また天体望遠鏡のお芝居を観たいなと思っています。
露出狂

露出狂

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

柿のスタイル
『悪趣味』『すこやか息子』に続き、三作目の柿。柿のスタイルは「形」あるいは「型」だと思う。作品のどこまでを形づけて演出しているのかわからないけれど、出来上がる作品は柿特有のものである。結局劇団の良さというのは、いつ見てもその独特さがあること。そういった個性はプロデュースでは出すことが出来ない。柿の公演はよく言われるようにお祭りだから、「観に来たら高揚感に満たされる」感覚に嵌る人が多いのも納得。ただアクが強いのも事実だから、全員が全員手放しで柿を褒めているかのような状況も不思議な感じはする。

物語は人間関係を見せているだけで深さとかはあったもんじゃないんだけど、その人間関係がとてつもなく破天荒でそれだけで面白い。そしてその少ないとは言えない出演者を、これほど魅力的に演出するのは中屋敷さんのすごさ。圧倒的な個性でどの役も引けをとらない。特に目が行ったのは七味さん、コロさん、深谷さん、岡田さん、熊川さん。

『悪趣味』の時はギャグに次ぐギャグで、本気で周囲に申し訳ないほどツボってしまい、必死で笑いをこらえながらもぶははと吹き出していたので、そういった終始爆笑させるところがなかったのは個人的に残念ではある。もちろんそんなことは観客のエゴでしかないけどね。

Do!太宰

Do!太宰

ブルドッキングヘッドロック

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/05/14 (金) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

二人の人生
役者の動きで広い劇空間を埋めていることに好感。テンポ良く話が進んでいき、太宰と作家の重なりは確かに見えてくるのだけども、どうしても端役の印象が薄かったような覚えがある。見方が悪かったのかもしれないが、いまいち人間関係の全てを把握できなかった。

そしてやはり上演時間の長さは気になる。話が「続いている」感じがしてしまい、先の展開にめちゃくちゃ興味が湧いてくるわけではなかった。でもこれはこれで一つの作風で、僕なんかがケチをつける権利は全くないので、あくまでも個人的な感想です。

ツイッター・ア・ゴーゴー!

ツイッター・ア・ゴーゴー!

マグズサムズ

アイピット目白(東京都)

2010/07/15 (木) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★

笑わせて頂きました
自分もツイッターにハマっているのでわかるなぁ~と思わせる部分が
多々あり、ネットを通しての人との関わり方で、リアルな部分や
楽しさ、虚しさを上手く表現しつつ、最後は心が温まる部分もあり
とても良くまとまっていたと思います。

ネタバレBOX

ただ時系列の関係で繰り返しの部分があり
物語の進行にも変化が無いので、飽きてしまう部分もありました
舞台より映像向けな作品かなと思いました。
暴くな

暴くな

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2010/05/15 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

学生劇団の特権を存分に
前回のBOOKENDから観てる。今回は「相撲」がテーマということで、どこまで本当なのかなあ?と期待していったら、ガチで相撲だった。しかもむちゃくちゃ面白かった。話の筋が前回よりはしっかりしていたけれど、ある種のハチャメチャさは健在。ここまでど派手にふざけられて、ストレートなギャグで笑わせられる劇団ってのは本当貴重な存在だと思う。

劇場入ったときからこれは舞台広がるのかしらとは思ってたけど、あそこまでとは。序盤で与える驚きは、ぐっと観客を劇世界に引き込むことができる。舞台美術もすごい。学生劇団だからこその作り込み方が非常に作用していて、こういった学生劇団がもっと増えれば、また小劇場界に新たな旋風を起こせるような気がする。

制作面で思ったのは、劇場をこれだけ長く借りられるのはこれもまた学生劇団の特権だな、と。週末を二回公演に挟めることで、クチコミがとても有効に働いてくる。僕が行ったのはちょうど公演中盤だったけど、客席は見事に満員だった。稽古時間が多く取れる分、2ヴァージョンにしても完成度が変わることなく高い。1000名動員したというのも頷ける話だ。

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

ろりえ

nakano f(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★

演出
が面白く、俳優も上手い、ただ残念ながら脚本が小粒。番外公演だからか。ちょっと甘い。あと、暑い。芝居としては申し分ないのかもしれないが、チケット代などを加味するとこの評価。にしても女の子に恵まれている。

僕の東京日記

僕の東京日記

劇団伊達組

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

脚本の素晴らしさ
永井愛の脚本の力を改めて実感した。ご都合主義のストーリー展開や、力ずくの笑いや、嘘臭い台詞がない芝居は快適だなぁと。
これだけ多くの登場人物がいるのに、人物造形がしっかりしていて、しかも相互の関係の中で人間性を描いているのが好ましい。
この芝居の主人公と同世代の自分としては70年代当時を振り返るよい機会でもあった。あの時代に生きていないと実感として伝わらない部分もあると思う。だが、あの当時をまったく知らない若い俳優が生き生きと役を演じていたのがよかった。

ネタバレBOX

いまではほとんど姿を消した東京の下宿屋が舞台。小屋一杯に配置した舞台美術が優れもの。以前、このスタジオで別の芝居を観たときと同じ場所とは思えなかった。その分、多少客席に窮屈感は出たが。左翼活動も大衆との遊離が進み、行き詰っていた時代の活動家の様子がよく描かれている。セクト活動家・睦美のスガナミが追い込まれながらますます硬直化していく役をリアルに演じ、鬼気迫るものがあった。それと対比するヒッピーの一派。公務員と両立するピータン(船戸慎士)と人間離れしたかわいさがあるユッケ(渡邊歩実)が面白い味を出していた。ヒッピー3人組と、反戦おでん屋として潜伏活動をしている井出(TAKA)・のり子(土屋咲登子)が同じ下宿に住んでいるというのも、いかにも過渡期のこの時代らしい。街づくり運動や有機農業を行うピータンが活動家たちに「形は違うけど、お互い目指してるものは同じでしょう」と言うが、もう少しのちに左翼活動を離れた人が有機農業や地域活動を始めたことを思うとなるほどな、と思った。デモに参加した経験もあるけれど活動に身を置くまでには至らず、しかし、逃げたとは言われたくないと思う原田満男(山本亮)は、活動家とヒッピーに挟まれ、宙ぶらりんながらも両方に影響を受けているのがこの時代の大学生の象徴でもある。満男の世代は活動渦中にいた全共闘世代よりは少し年下なのだが最近の若い人たちには一緒くたに思われているようだ。
潜伏活動に疲れていたのり子と心通わせ始めた満男。のり子の土屋は仲間由紀恵にも似た70年代の清楚な美少女で印象に残る。新劇の売れない女優(岩野未知)を気遣う下宿屋の管理人(原妃とみ)。2人の会話から、いまも演劇人について回る「生活資金か、役のチャンスか」という二者択一の悩みや、
新勢力として台頭してきたアングラ演劇の様子が語られる。ナイティー姿の岩野は妖艶な美しさで、隣客の男性など胸の谷間を凝視していた(笑)。
公認会計士試験の3次試験に賭ける新見(朝廣亮二)と猫好きの土橋(桃瀬ほのか)の対立で、土橋に想いを寄せるヤクザなクリーニング屋(小笠原游大)が土橋のために奔走するが、そのさなかセクトを抜けるなら岡持ちに入れた爆弾を約束の場所まで運ぶように睦美に命じられた井出はプレッシャーからパニックに。のり子は爆弾を満男に押し付け、結局その満男を冷静な判断と行動で救ったのは、あれほど鬱陶しがっていた教育過保護ママ(塚田美津代)という何とも皮肉な結末。大学受験の母親同伴や、連合赤軍の吉野雅邦の母が「僕ちゃん」と呼びかけたことが新聞記事にもなり、この当時から教育過保護ママがクローズアップされてきた。
全編通じて女性が逞しく、男性は振り回される一方だった。ケータイがないからこその緊迫感も興味深かった。
[※25日(日)13:00追加公演決定!!] 脳内TRIPアルゴリズム!!

[※25日(日)13:00追加公演決定!!] 脳内TRIPアルゴリズム!!

オッセルズ

シアター711(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/26 (月)公演終了

満足度★★★★

笑わせられちゃったよぉ
腰が砕けそうになるような笑いがあった。
ヘンなユルサみたいなものが支配する舞台なので、力抜いたらユルく笑えるのだ。
ゆるーいオムニバス的なエピソードの連なりで構成されていた。

ネタバレBOX

上演前のアナウンス(前説)から、なんか緩くくすぐられている感じ。でも「笑い」には遠い。
オープニングでは期待する気持ちが出てきたが、その後の展開では、「やっちっまたかなぁ」という一抹の不安がよぎる。
しかし、「不敬罪」的なエピソードから、ヘンな空気があたりを支配し出し、「寂聴」あたりでは、とても笑ってしまっていた。しつこい、とにかく、しつこく、これでもかっ! っていうほどの下ネタの、ゆるい(笑)畳み掛けには、ちょっと引きつつも、笑ってしまった(これは眉をしかめる向きも多いかも・笑)。M vs Kの戦いの歴史には大笑い(しつこいけど・笑)。
ホテルのドア前で愛(?)を叫ぶ的なエピソードも笑った。これはとにかく酷い話だ(笑)。
ホテルドア前でのエピソードとMのリーダーだった荒木昌代さん、同じくホテルドア前で、頭のおかしい(笑)男と不敬罪なエピソードを演じた渡辺毅さん、前田彩子さんの吹っ切れた演技が面白かった。また、社長の妻などを演じた中谷真由美さんの全体とはまた違う空気感は、ちょっと舞台を締まらせて、印象に残った。

全体的には雑然とした印象は否めないし、引っ張って引っ張って、かすったり、微妙な空気のまま終わってしまうというエピソードが多く、そのあたり、短編コントにあるような、スパっと終わる心地よさはないものの、とにかく笑ったのだ。
今思い出しても笑ってしまう。
ただし、ドラゴンボールに、まんま寄りかかったエピソードは、ドラゴンボールを知らないので、退屈だった。普通、そういうネタのときは、元ネタを知らない人でも「ああ、そういうことね」的な展開もあるのだが、単にキャラクターやワザの羅列なので、辛いのだ。

全体的に、意外とねっとりとして、1つのネタを延々やるというのが多い、という印象だ。それだけに、要所要所に締まったところがあれば、言うことないのだが、この空気感は出せないのかもしれない。でも、そういうところも欲しいというのが本音だ。

いろんな要素を散りばめながらも、なぜか投げっぱなしというのも、ずっと気になってしまう。例えば、バイクの人たち。てっきり後のエピソードに何らかの形でつながってくるのかと思った。お好み焼き屋の白日夢とつながっている、浜辺でのナンパエピソードも、白日夢とのつながりがあってもよさそうなのに、投げっぱなし。そうそう、宝箱のエピソードも、箱を持っているのに、まったく中身には触れない。

結局、そういう「かすらせ方」というか「いなし方」というか、「肩すかし方」が持ち味というか、面白みなのだろう。
しかし、そこまでをも面白い(後から、じんわり型で)と思うには、もうちょっとこちら側の鍛錬が必要なのかもしれない(笑)。
だけど、そういう「鍛錬」なしでも楽しませてほしいと思うのだ。

クオリティからして、星はちょっと甘いかもしれないが、笑いに行って、きちんと笑ったのと、次回も楽しみなので、これにした。
ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

笑劇ヤマト魂

劇場MOMO(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★

悲劇?
全体がきびきびとした動きで、初めて観る人でも演劇の楽しさを堪能できる内容。

お茶を一杯【当日券若干枚数あり!開演の45分前から販売開始!!】

お茶を一杯【当日券若干枚数あり!開演の45分前から販売開始!!】

浮世企画

APOCシアター(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルに収斂していく?
私小説的だめ男の話かと途中まで思ってたがそうでもないみたい。今城は他人を不幸にする顔(な表情)が素敵だなぁ。

ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

笑劇ヤマト魂

劇場MOMO(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

悲劇Ver.を観ました
バタバタと人が死んだりして、暗くなる話なのかなぁ・・。
などと観ていたら、結構ユーモラスで楽しめました。
衣装デザインやシューズ(の靴紐)まで揃えた
芝居に対する力の入れ具合にも感動です。
登場人物が多く、Wキャストもしているのに。
人物の演じ分けが分かり易く、大変スッキリと観れました。

ネタバレBOX

召喚された魔モノは、ちゃんと使えたし。
悲劇といいつつ、誰も不幸にはならなかった気がしますし。
楽しく感情移入して笑えました。
迷いの森の木の演技や、かわいらしいコアラのリュックなど。
世界観を崩しそうで壊さない、バランスの良い衣装や演出でした。
まぁ時々、カミカミがありましたが(^^)許容範囲です。
惜しむらくは、王と女王の衣装が皆と同じすぎてチト違和感を感じたカナ。
王冠やティアラか、ショール風の衣装などで貴族風のイメージを
出して欲しかったかな。
パックの魔法は、2度目のわかりやすい視覚効果でGoodでした!
ただ惚れ薬の花、二人目は使ってなかったけど・・。
どうして効果出たのか、ヒントや説明必要な気がしましたねー。
繰り返しますが、迷いの森の演出や表現は評価高いッす!
Goodwill~王子支店~

Goodwill~王子支店~

spacenoid

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/07/20 (火) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い舞台の作りでした
舞台中央に机・椅子を置いて、観客席がコの字型に取り囲んでいるという。
で日々の業務をこなしていく王子支店の人間関係・労働派遣業の実態を、
ハートフルにユーモラスに演じつつ、一支店の視点から倒産の日まで、
丁寧に見せていただきました。

ネタバレBOX

おとなしく人当たりの良かった支店長がラストに発した怒号が、
ものすごくよく心情が伝わってきました。
現実には、暗くて切なく。
派遣でしか生計が立てられない話しがあったでしょうに、
実に明るく楽しめる作品に仕上がっていました。
今後は再演する時には、
各上演地の支店名Ver.でやってくれると面白いかな(^^)
ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」

ホリプロ

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2010/07/19 (月) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったー(^_^)
昨今は3Dとか流行ですが、
やはり生身の人間が楽しそうに軽快に空を飛ぶ姿は感動しますね。
いろんなメディアで何度も繰り返し演じ表現された話なのに、
やっぱりワクワク・ドキドキさせられますね、
楽しいミュージカルでした!

ネタバレBOX

ティンクはスポットライトでしたが、
鈴の音の声は楽しく、復活させる時の劇場の一体感は盛り上がりました。
またフック船長も楽しく憎めず、部下たちは良い声で歌い。
タイガーリリーは逞しく、軽やかでした。
子供の頃に見たかったなー

最後の舞台挨拶で、ピーターが客席正面に飛んでくるシーンは。
最高にファンタジーでしたね!

ちなみに犬のナナとチクタクワニも良い味出してました。
「霞葬(かすみそう)」公演終了しました。

「霞葬(かすみそう)」公演終了しました。

劇団印象-indian elephant-

吉祥寺シアター(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★

淡々とした感じを受けました
なんとなく巨匠の「火の鳥」を思い出しました。
ただ日常が時間経過し過ぎていくのみで心情描写が少なく、
命という湖の浅瀬で「パチャパチャ」ってしているだけの感じ受けました。
もっと深みにまで入り込んでもよかったのでは?

しんしやく・天守物語

しんしやく・天守物語

舞活道 自由童子

テアトロ ド ソーニョ(東京都)

2010/07/13 (火) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★

うまくできていました
皆さん着物がよく合っていました。
丁寧に出来ていて、物語の世界観に入り込みやすかったです。
姫は気高く麗しく、若侍は凛々しく涼やかで。
大変役柄が合っていました。
舞台も角度をつけて工夫していましたが、
象徴たる獅子頭の中央部分は、もっと神秘的にして欲しかったかな。
黒塗りの木枠が見えたのは、ちょっと良くないと思いました。

ネタバレBOX

あと現代の杖ついて出て来る方と彫り物爺さんは、
ちょっと唐突過ぎやしませんかねぇ。
ヒントや説明・背景をキチット見せて欲しかったデス。

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