最新の観てきた!クチコミ一覧

154081-154100件 / 189882件中
Infinity

Infinity

ハグハグ共和国

新宿シアターモリエール(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

人の致死率は100%
ですけど、普段は見えない自分の寿命が判ってしまった人たちと、
普通に寿命の見えない人々。
延命中心か、心の充実感が優先か?
たくさんある選択肢の1つを選ぶ事、選ばせる事の難しさ。
もう取り返せない過去の選択。
さまざまな人の思いを、上手にまとめて。
明るい話にしながらも、「死」というテーマを上手に語ってくれた作品でした。

ネタバレBOX

まぁ実際は、感染予防で無菌状態にしなければいけない人とか。
体力持たせるために、点滴しながらの打ち合わせ風景があったりとか。
リアリティ追求すると、キリが無いので。うまく回避していました。

明るい小児病棟の3人娘が、「大人になりたい!」
という子供特有の無邪気な言葉を発するけど・・。
そこも小児のホスピスなので、なんとも悲しい台詞でした。

患者みんなで企画・出演したイベント。
白雪姫の物語仕立ての、ファッションショーは楽しめました。
白馬の王子様をもじって、白衣の王子様にし。
姫が「チュー」で起きる所を、「チューシャ」で起こしたり。
なんとも惚けたネタいが、所々に入っていて笑わせてくれました。

ヒーローショーまで見せて頂けたサービス精神には、頭を下げます(^^)。

ショーで終わりにせず、きちんとエピローグまで作っていた所も。
大変心地よかったです。
まぁ時間経過が過ぎて、皆天使になってしまったようですが・・。

小さい子も来ていたようですが、おとなしく観劇していたようです。が!
私の後ろの席のお婆さんは、関節等にビニル袋でも入っていたようで・・。
カサカサと時々駆動音を会場に響かせていました。
やはり入場前には、きちんと関節からビニル袋などのゴミ取って、
駆動部には油さしておくようにして欲しかったな。

それと途中で幽霊さんになった患者さん、
白い服着ての再登場は素敵でしたが、なぜにパンプスのみブラウン?
全身白づくめにして欲しかったなー。

日本人は基本的に・無意識に避ける主題を、
上手にまとめ上げた、明るい芝居でした。

ブードゥー

ブードゥー

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/17 (水)公演終了

……見ない方がいいですよ……
……この芝居を観る気があるのなら、「観てきた!」の投稿も、チラシも見ない方が。いや、ネタバレもなにも、ストーリー的にはみんなチラシに書いてあるも同然ですから知ってもどうってこと無いと思いますが。なら、なぜ読まないほうがいいのかというと、この芝居の最大の見所、いや、感じ所は、全体を包む雰囲気だと思うんですよ。何とも言えないその雰囲気を少しでも多く感じたかったら、あまり情報を抱えずに見たほうが間違いなく楽しめます。「封印」されて渡される配布物の「演出ノート」も必読ですね、もちろん観劇後に……。

ネタバレBOX

観客席で見ている自分も仲間に入れてもらいたくなるような楽しい病室がいつの間にか恐怖の場に……結局、最後まで謎が解けるわけでも、悩みがなくなるわけでもないのなら、主人公が抱えた恐怖はどうなるのか……そりゃ、きっと客が持ち帰るわけですね。だってそれは、突き詰めれば、人間の根源的なものからくる恐怖だもの……。
20年目の正直

20年目の正直

双数姉妹

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/11/07 (日) ~ 2010/11/13 (土)公演終了

満足度★★★★

継続させる力
20年劇団だから出来る自己分析(自己批判・自己弁護)にも受け取れる話で楽しめました。20年追ったものが何も無いと分かった時、人は今までの自分を自分に納得させる事が出来るんだろうか。やっぱり、自分を正当化する事を選ぶんでしょうか。

継続は力かもしれないけど、継続させるのにも力だなあと思いました。その力は財力なのか、体力なのか、はたまた夢想力、妄想力なのかと考えてしまいました。

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽白の章、観てまいりました。
こちらはいつものハイジャックという感じのニヒリズムの肖像と、
ゲスト演出のH+と、シュルレアリスム宣言の三つで構成されていました。
シュルレアリスム宣言は別バージョン、H+は脚本も違う方なのでしょうか?
とにかく興奮しました!
黒白併せて文句なしの星5つ!!

カーディガン

カーディガン

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★

コメディではあるが。
何か、真実を突かれて、
かつこのご時世の問題をも指摘されているかのようです。
面白くないとかじゃなく、巻き起こる笑いほど笑えませんでした。

あなたが信じるものは何?

..

ネタバレBOX

出来れば、オープニングのプロレス実況を
後半の何かのオチ、またはスジに使ってもらえてたら
すごく面白くなっていたと思います。

あと、会社の件ですが、もう少しひっぱってよかったかなと。
セリにかけるとか。
HOLE

HOLE

Logiz Game(劇団ギルガメっす♂改め)

高田馬場ラビネスト(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

チラシの●の正体が知りたくて
行ってみまた(どんな理由じゃ)。もしやただのモザイク消し代わりか? 前説でいきなり「“次回から”シモネタは封印します」なんて言いだしたので、「間に合った!」と俄然気分が盛り上がった(おいおい)。答えはすぐにわかった。舞台正面の壁にでっかい●が空いているんだもの。やがて床にも1つ。それは、時には幼い頃の夢の象徴だったり、心にポッカリあいた穴だったり、遠くの様子を映し出す水晶玉のようだったり、肛門だったり(え、そう思ったのは私だけ? そんなはずはないよねっ、ねっ!?)色々なものに見えてくるのだけど、最後はラファエロの母子像かなんか描かれた円形のキャンバスのようにさえ見えてきた。舞台美術と衣装が独特(キッチュでポップ?)で、それだけ見ていると面白いデザイン。ただ、あれだけ個性が強いと、特に舞台美術は、想像の邪魔をして、違う場面になっても場面が変わった気がしないのですよ。ごく一般的なことを表現したい場面では、ことさら足を引っ張っている気がしたなあ、残念ながら。

ネタバレBOX

内容的にさほど過激なシーンがあるわけでもないけど、婚約指輪代わりに、いきなりアナル・バイブレーター出されても……って書くと、シッチャカメッチャカっぽく聞こえるけど、なかなか面白い話でした。実際には登場しないおばあちゃんの話とか好き。
この雨ふりやむとき

この雨ふりやむとき

TPT

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/11/08 (月) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★

tptらしい良作だが…
劇の構造も人物の内面も複雑なこの作品を丁寧に表現した役者さんたちに拍手。
それだけに、お客さんの少なさが残念だが、地味な作品だからしかたないのか。はたまたパブリシティ不足か。

PUZZLE

PUZZLE

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

201011141900
201011141900@王子小劇場

蛇と天秤

蛇と天秤

パラドックス定数

ギャラリーSite(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきました
会場は、恵比寿siteという劇場ではない場所でした。

ネタバレBOX

入ってビックリしたのは、
座席がパイプ椅子で机が付いているタイプだったのと、
机の上に、「都民の健康ライブラー第2回 『現代の結核』」
という資料があったことです。
つまり会場自体が、セミナー会場を模している演出になっています。

物語は、助教授の結核のセミナー開始から始まります。
そこに、助手の若手医師が付きます。
最初はコミカルな助手と助教授の講義だったのですが、
製薬会社の研究員がセミナーに乱入してきてから物語が動きます。

大学病院側は、助教授、講師、若手医師の3名。
製薬会社は、研究員、研究員、営業の3名。
この合計6名による話し合いが、
我々セミナーの受講者達の目の前で繰り広げられます。

ですので、舞台だけがライトアップされたりしないで、
部屋全体が電気が付いたまた物語が進行するので、
事件に遭遇したという臨場感を非常に受けました。

8名の死亡者が出たのは、
医療ミスなのか、医薬品の副作用の為なのか。

真実を求める者。
研究を極める者。
組織に従う者。
自身に従う者。
それぞれの立場の者が、己の正義を、
それぞれの正論を迷うことなく、
語っていきます。

その中で、浮き彫りになっていくのは、
命の重さとは、倫理とは、人間とは
という重いテーマでした。

90分という時間でしたが、
相変わらず、ずしりとくる物語でした。

次回公演も楽しみです。


合格写真館

合格写真館

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

今回はちょっと泣けた!
東京おいっす!第15試合の「合格写真館」
 いつも通りのコメディであり、ずいぶん笑わせてもらいました。
さらに前回のPATYせよ!同様の分かりやすい軽快さがある脚本に感心させられた。
 臭い芝居と、観客に素人と思わせてもいけない役者泣かせの配役に苦労している俳優に分かれる演出も見事でした。来年の5月の次回作も多いに楽しみにしています。奥原座長ますます頑張ってください。「記念より願いを写す」エピソードにちょっと泣けました。

ネタバレBOX

幸福をよぶ下条写真館の本当の功労者は「デアドルフ」?
そもそも「デアドルフ」とはなんぞや?
 8×10インチの手作りで木製暗箱型カメラで大判カメラの最高峰、カメラのロールスロイスと呼ばれているカメラらしい。一度も舞台には出てこないが陰の主人公である。
 ちなみに合格写真館なるものを検索してみたらなんとヒット!(株)写真のたなかやは証明写真が書類合格率90%とテレビで紹介されたらしい。なんと川崎市高津区溝ノ口にある。その他にも何件か地方、地方にあるようだ。

参考まで
交響劇第二番嬰イ短調

交響劇第二番嬰イ短調

劇団再生

APOCシアター(東京都)

2010/11/13 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

鉄パイプ空間
とにかく第一部の劇場論という名の雑談が微妙。個人的にあれはなくしてほしいのだが、それでもトークをするならちゃんと内容のあることを喋ってほしい。
内容は前半かなりアングラ抽象的な実験演劇かとみせかけて、意外と中盤・後半はピュアストーリーもあり、予想していたほど解りにくいものではなかった。ただ「コギト」にしろ「神さま」にしろ、キャラクターが背負う象徴性が物語に先行しているような感覚はあった。
男性の動きにしばしば惹き付けられるものがあったが、喋りに変な自意識が付いてしまっていてもったいないな、と。
しかしなんだかんだ言って自分がこの舞台が嫌いじゃないのは、とにかく劇場の使い方がよかったという点。
鉄パイプが会場全体を覆って、役者が観客の頭上に張られたパイプを移動したり隙間から降りてきたり四方の頭上から声が聴こえたりと、立体的な空間効果がかなりいい出来。舞台を物語よりも空間的な面に、特に第四の壁をダイナミックに揺らがせるような空間性に楽しみを見いだす人にとってはかなりワクワク空間だと思う。こういうことを許可する度量のあるAPOCシアターに拍手。

COVER / Rose+

COVER / Rose+

reset-N

ザ・スズナリ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

みてきました!
Rose+ → COVER で見てきました。どちらも面白かったけど、話よりもキャラ設定が好きでした。
Rose+ はラストが「チハル」で終わらなかったのが不思議。チハルが主人公ではなかったのかな??
COVER は「マリコ」さんが色っぽくて照れてしまいました

PUZZLE

PUZZLE

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

満足度★★★

心地よい空間
HARD観劇です。前回公演「express」に続き2回目の観劇で、PLAT-formanceは、あんま演劇見たことない女の子誘って見に行くと仲良くなれそうだと実感。心地よくてエログロな要素のない爽やかなコントは好印象だし、美術も、音楽も、スタイリッシュで観劇後も話が弾みそう。ただ1点だけ、難点を言えば、一緒に観劇した女の子が、出演者の安藤さんと吉田さんに惚れてしまう危険性が………。

パズルのようにどこかつながりながら、不思議で独特の世界観を現していて、ワクワクしてあっという間の1時間弱でした。もっと見てたかった。パントマイムやダンスなど、芸達者な一面もキラリ。でも個人的にはその魅力以上に、噛んだり、舞台から転げ落ちたりしながらもコントに全力でがむしゃらな、お2人の演技がダイスキっす。

ハロースクール、バイバイ

ハロースクール、バイバイ

マームとジプシー

アトリエ劇研(京都府)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

甘酸っぱさと切なさがリフレイン!
初見でしたが面白かったです。イントネーションの違いがあるのか、正直言って、早すぎるセリフが全く聞き取れない箇所がいくつもありました。しかし、幾度となくカットバック、リフレインされ、その度に物堅い厚みが増して行き最後には彼女ら彼らに同化する感じになり、セリフそのものは気にならなくなりました。ふっとあの頃の甘酸っぱい感じが懐かしく切なかったです。次回作もぜひ観たいと思いました。

世界機械と海の姫

世界機械と海の姫

劇団ショウダウン

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

長尺も気にならず
3時間の長尺でしたが、次はどうなるのかと展開を楽しみにしながら見ることができました。日本人が西洋人の役をするのは骨格・体型的に無理があると思っていますが、今回は、まあっ、ええっか!と思うほどパワフルな出来でした。楽しかったです。

点点

点点

みどり人

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2010/11/06 (土) ~ 2010/11/08 (月)公演終了

満足度★★★

人間関係をすっきりと
どうも人物の関係がよくつかめないままストーリーが進んでしまいました。部分部分は面白い箇所もありましtが全体的なストーリーがつかめないのと唐突な結末がなんとも。むしろこの結末からが始まりなのではないでしょうか。人物の心情をもっと掘り下げて描くとすばらしい作品になったとお思います。

果実の門

果実の門

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

秀作
様々な過去を抱いた人たちの集まる町に引っ越してきた3人家族。今までの公演の登場人物たちというのも10周年作品にふさわしい。全部観ていればああこの人はあの作品の人だと気づきながら観ることができたのに。しかしそうでなくてもしっかり楽しめた作品でいた。

かぎりなくやわらかに

かぎりなくやわらかに

劇団CHAN’T

pit北/区域(東京都)

2010/11/13 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

静謐な生と死の物語
死の寸前人は走馬灯のようにじんせいを振り返るという。振り返った過去に隠れていた真実。かなり完成度の高い芝居でした。ただ主人公の死のあと静かな終わり方のほうがよかった。いきなりああこれは作り物の世界なんだと気づいてせっかくの感動が薄れていってしまった。

The Blue Dragon - ブルードラゴン

The Blue Dragon - ブルードラゴン

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

みてきました
女性ファッション雑誌には序列があるのだけれど、分厚くなって値段高くなって宣伝する商品も高級になると、文化欄に急に「ステージ」みたいなコラムが出現する。雑誌の読者ってライフステージがかわれば雑誌もそれに応じたものを読むもんだと思うんだけど、いきなり「ステージ」が出現して「まぁみにいこうかしら」ってなるもんなんだろうか。もっとその妹雑誌だとかから徐々に文化度をあげていけばいいのに。そして「ステージ」でとりあげられてるのって大抵日本のシアターゴーアーにもなじみのないこの「ブルードラゴン」みたいな舶来品だったりするんだけど・・・ファッショナブルなひとびとの感想がきになる。

ネタバレBOX

どうせファッションファッションしてんでしょとまったく期待しないでいったので予想していたよりずっとよくかんじた(観劇テクニック)。成熟する年齢をむかえてなお人生に迷う初老の白人男女と、若い中国のアーティストの対比はおもしろかった。個人を描くことは社会を描くことと再認識。ただ焦点は成熟した白人社会と野性的な巨大な鯨中国の対比にあたっている気がして、すこしもの足りなさが。これをいまの日本でみる意味ってなに?あと白人のおかしなオリエンタリズムはどうしても気になるんだけど、(「石山」に爆笑)(わるいいみで)帰り道にみかけたおかしな英語の名前のマンションをみて、まぁおたがいさまだと思ったり。ビジュアルは非常にうつくしく凝っていてカーテンコールで出てきたスタッフたちにはおしみなく拍手できた。ただまぁ、心はあつくならない(そういうタイプの芝居ではない)中国娘の着メロがレディガガ。

社会を描くタイプの作品がすきだしいまみたいと思ってるけど、演劇はそれをもろもろ個人の感情の流れにのせて観たいよねと思った。うつくしいビジュアルもいいんだけど、流れを切断しちゃっていまいち入り込めなかった気がする。
果実の門

果実の門

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

思い出補正つきですが
やっぱり面白かったです。

このページのQRコードです。

拡大