髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】
TOKYOハンバーグ
千本桜ホール(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/31 (火)公演終了
満足度★★★★
零れ落ちてゆく
「観たい!」にも書いたように「明日の記憶」を読んでいます。ですのでお話の内容そのものは自然な仕上がり(こうなるんだろうなぁ)になっているように思います。そうなると、あとはお芝居としてどう見せてもらえるか。千本桜ホールは3回目(バレーボールで2回)。雲行きが怪しくなってきました。雨が降りそうです。
開場するとそこは洋間。下手から、白いソファと小さなテーブル、中央には車椅子があります。オープンキッチンとテーブル、奥には2階への階段。車椅子だけがこれから始まるお話を暗示しているようです。暗転、聴こえてくるのは波の音でしょうか...。
ネタバレBOX
ここ最近そう感じるのですが、やっぱり女優さん(もちろん子役さんも!!)が素敵。本作品では同じ人物を二つの世代で表現。あるときは別々に、あるときは同じ舞台上で。冒頭、幸子がみている風景はチラシに描かれている空と海なんですね?
舞台でも波が陽光を受け輝いています。そこで欠けているピースは大切な思い出のこと...。親が子の髪を結うということ、髪を結う時。子を持つ親としてみたときちょっと締めつけられるものがあります。終盤、幸子の混乱を現す場面、全員が舞台上で自らを主張、整理することもできず混乱するけど、それもすぐに忘れ去られる切ない場面。
誰ガタメノ剣~長宗我部元親伝~
シアターキューブリック
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/26 (木)公演終了
満足度★
つまらない
とてもつまらないと感じた。演出が悪いのか。音楽や照明をふんだんに使用し、メリハリがない。ゆえに盛り上がり部分もシラける。あとダンスシーンが多いと思う。ダンスが下手とは言わないが、とりたてて爽快感やかっこよさがあるわけでない。それと、歌は必要か。
ただでさえ、登場人物が多くゴチャゴチャしがちなのだから、主人公など主要メンバーにもっとスポットをあててテンポよく話を進めるべき。あんなにキャストが必要か。
登場人物の心(考え)が見えてこない。主人公とか、その正室とか。どうも魅力を感じない。その苦悩も感じない。変に演出にこだわるより、ストーリーに重きを置き、人物の心情を丁寧に描く方が、後半は盛り上がって、ぐっと来るものがあったかもしれない。
久しぶりに、観て後悔した舞台だった。
ネタバレBOX
客席は結構笑いがあって、うける部分も多かったみたい。なので演出との相性が悪かっただけなのかもしれない。
だた、芝居中に流れをぶったぎるような客とのカラミが要らない。なんのために拍手しなきゃならないのかわからない。あれをエンターテイメント性ととらえるのは無理がある。
誰か解説してほしい。
ビタースイート
studio salt
Space早稲田(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
可愛い!鶴田まや・・・
オムニバス作品4連発だったけど・・・1発目「パーフェクト・ワールド」の東亨司と鶴田まやの作品で★★★は確定・・・4作品での紅一点・鶴田まやが可愛い! 総評はネタバレBOXにて・・・
ネタバレBOX
オムニバス評価は難しい・・・「パーフェクト・ワールド」以外「金柑」「半熟目玉」「もろきゅう」では★は上げられない!特に、作者の椎名泉水も自覚されているはずと思うし、世相の風潮を皮肉ったつもりかも?知れないが、現時点での原発放射能汚染被害者をパロディ化するのは許されない!私はこの日、早稲田でW大院生時の友人と久しぶりに昼食を供にしたが・・・彼の奥さんの実家は福島県飯館で、畜産農家の人・・・。大震災の受け留め方は個々温度差があると思うが・・・被害が長期化して、今後も悲惨な生活が続く原発だけは「人の不幸は蜜の味!」的表現でパロってはいけない!マイナス評価!椎名女史の本意は情報公開を求めての意・・・それが卓球ラリーでのコミュニケーションと理解したい!?
『十二人の怒れる男』/『裁きの日』
劇団チョコレートケーキ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★
とてもストレート (「裁きの日」)
「裁きの日」のほうを観ました。
伝えたいこと、主張をストレートに表現しています。
あまりにも真っ直ぐなゆえに、話に起伏や展開が無く、
それだけにこの濃密な1時間40分を一幕で演じ切った役者さん方の力が凄いです。(いつものことながら。特に蒻崎さんは本当に良い声をしてますよね。)
裁判員制度は一般市民にも”人を裁く”ことの意味を否応無しに問うてくるもの、ということを明確に示したという点で、この作品の価値を高いものとしています。
ネタバレBOX
演出上あえてそうしたのだとは思いますが、演者さんたちがずっと座ったままで演技されていたので目の前の役者さんの顔が見えません。また、反対側の役者さんの一人も手前の方の陰に隠れてしまい、顔がほとんど見えずじまいでした。
やはり動きが無いと辛い部分があります。状況を説明するために立ち上がるということが1回だけでなく、もっとあっても良かったのではと思います。
途中、耳で台詞を聞くだけになってしまった自分に気付き、慌てて座り直した次第です。ラジオドラマでも通用してしまうような台詞のしっかりした台本なので、演劇としての見せ方がもう少しあっても良かったのではないでしょうか。
髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】
TOKYOハンバーグ
千本桜ホール(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
母が娘の髪を梳いたり
結ったりする時間というのは、母娘がお互いの愛情を実感する特別な時間。この劇が、若年性アルツハイマーという哀しい病をテーマにしながら、家族愛溢れる情感豊かな劇に仕上がっているのは、こうした一つ一つのエピソードが実に巧く取り入れられ、この劇の核である家族愛に重みを持たせているせいだと思う。写実的で、厳格なリアリズムの作風の劇でありながら、美しい音楽と、巧みな演技でそれを感じさせない自然な演技もすばらしいし、ライティングも見事でした。子役の少女のよく訓練された演技もよかった。でしゃばらず、うまく全体の雰囲気に溶け込んで、哀しいお話の中の小さな灯りのようでした。過去の回想シーンと現実が重なるシーンでは、舞台ならではの迫力を感じました。素晴らしい演出ですね!
レ・ミゼラブル
東宝
帝国劇場(東京都)
2011/04/12 (火) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★
いまいち
SPキャスト拝見。あまり面白くなかった。島田歌穂の歌は良かった。昔、見たときは感動したんだけど。
ホッパー
劇団森キリン
アトリエ春風舎(東京都)
2011/05/26 (木) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
通向き
あらわれては消える記憶の断片。
【バナナ学園★王子大大大大大作戦】
バナナ学園純情乙女組
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/05/17 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了
危険地帯と
知りつつ踏み込んだ訳だから、何が起ころうが何をされようが仕方が無いんだけど(本当かよ!)
以前観客10人限定ライヴ(スタンディング)は楽しかったけど。今回はチョット引いてしまうシーンが在ったりして、今一楽しめない自分が居た。
それでも又観るんだろうなあ。
ネタバレBOX
七味さんの「天城越え」は良かった。
バナナに毛皮族かあ~。見ていて先輩的風格を感じる。
浅川さん、目の前で見ると恐いよう(笑)
らん -2011New version!!-
秦組
前進座劇場(東京都)
2011/05/22 (日) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい殺陣シーン
演出、舞台セット、照明、音響、衣装、全てに於いて大満足な舞台だった。特に序盤の舞台全体の演出はお見事だ。これから始る舞台の質の高さを容易に想像出来るシーンだ。そして一番の見せ場は殺陣シーンだが、この場面で矢島が頑張る。流石はJAEの横山の指導だけはあるのだ!しかし、全体的な矢島の演技がまずい。これは舞台上の彼女のキャラクターもそれを後押ししてしまうのだが、もうちょっと違ったキャラクターならば演技力をカバーできたのに・・と残念に思う。しかしながら、きっと、矢島のファンはこういったキャラが好みなのかもしれないが・・。
本日、根本が舞台上で倒れるというアクシデントがあったが、
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
その部分を関係者に追求すると、「その質問には答えられない」という。演出ならば「演出です」と胸を張って答えるだろうから、つまりはアクシデントだ。これをスタッフ全員で隠していたので、隠せば隠すほど、刑事のように根性むき出しにして詮索してしまうのが人間だ。つまり一般の観客に聞き込んだのだが(セールスも出来るな・・笑)なんと3日間も通いつめてる矢島のファンは昨日と違ったという。なるほど・・。笑
どうやら殺陣の場面で赤の谷の住人と接触し、プチ失神したらしいのだ。そういえば、舞台上でキャストらがボソボソ話してたのを聞いた。(割と前の方の席)「キャー!!根本!!~(^0^)」なんて悲鳴はあげなかったが、直ぐに復活した・・。
物語は、貧しい村の百姓らが厳しい年貢の取立てを行う殿様に陳情にいくも、むげにされた挙句、2人の百姓を殺してしまう。立ち上がった百姓に加勢した赤の谷の輩だったが、その中に村を守るという救世士がいた。彼女の名を「らん」という。らんと共に戦った赤の谷の輩は村人たちの業によって村人らに裏切られてしまう。しかし裏切られても「らん」は好きな村人・正太郎の為に自らを犠牲にするという究極の悲哀ものだ。
終盤に村の新長役を演じた丸尾の吐くセリフに胸を打たれ泣く。いつの世も一途な愛ほど美しいものはない。
今回の殺陣シーンで魅せたのは月影こと杉本有美だ。凛とした美しさの中に闘志を燃やして戦う、真っ直ぐな目がいい。そしてハコベこと滝佳保子のド迫力極まる刀捌きが素敵だ。この紅2点が舞台を引き締める。
勿論、他のキャストも決して手を抜いていない。だからこそ舞台上であれだけの殺陣を見せられるのだ。勿論、中村と根本も飛んだり跳ねたりと殺陣で暴れまくる。
正直申し上げて、これほど魅せてくれるとは思ってなかっただけに大満足な舞台だった。何度も言うが矢島に演技力があったなら末恐ろしい女優になる。
『十二人の怒れる男』/『裁きの日』
劇団チョコレートケーキ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
十三人目の陪審員。
『十二人の怒れる男』を拝見。脚本が良いのはもちろんですが、12人の陪審員を演じた力のある役者さん達の、それぞれの持ち場への誠実さが強く感じられた「善い」お芝居でした。
白熱して大きく動いていく議論の場に隣し、いつの間にか私自身が十三人目の陪審員。心の中で一緒に議論し、焦り、叫んでました。
一つ難を感じたのは、舞台がアメリカ設定でしたので、それを示すセリフで急に現実に引き戻されてしまった箇所があったこと。役者さんたちがアメリカ人を演じているようには見えなかったので、その点、脚本と演出の歩み寄りがあるとよかったかなと感じました。
ネタバレBOX
根津茂尚さんの緊張感の途切れない演技が素晴らしかったです。あの細かい表情の表現力は、映画やドラマなどの映像でも観てみたいなと思いました。
菅野貴夫さんは「軽い」役柄なのですが、今までに観た「軽い」役(JACROW『北と東の狭間』・時間堂『廃墟』・北京蝶々『あなたの部品リライト』etc.)のどの「軽さ」とも被ってなくて、やはり器用な役者さんだなと感じました。
関ヶ原でダンス
劇団6番シード
吉祥寺シアター(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
【人気公演】平日なのに満席でびっくり!!
劇団初見であったが、人気劇団ということが分かった!
吉祥寺劇場が平日なのにバルコニーまで満席なんてすごい!!
この劇団の時代劇以外の公演も観劇したいと思った。
あとはネタバレで。
ネタバレBOX
【感想】
時代劇って、やっぱり難しいと思った。
【良かった点】
舞台美術や照明、音響はとても良かったと思う!
出演者が多くいたため、舞台上の熱気や迫力があった!!
また、魅力的な役者も多くいた!!
(ただ時代劇にフィットする人は数名の印象でした)
人気劇団ということもあり、時代劇以外の公演をぜひ観劇したいと思わせる雰囲気はありあり!!ぜひ現代劇を観劇したい!!
【残念だった点】
脚本がちょっと弱いような気がした。同じようなセリフや場面が多く、ちょっとしつこく感じた。出演者が多いと、不要な場面やセリフが散見する芝居を何度も観劇しているが、この作品もその印象あり。
ちなみに、最後はマザコンの話になっていたような(笑)
風と共に来たる
劇団テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/05/20 (金) ~ 2011/06/01 (水)公演終了
満足度★★★★
映画制作は妥協との闘いから生まれる
初演を観たかったのですが、諸事情で見逃したので、今回の再演は、本当に嬉しく思いました。
私にとっての「風共」は、ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルではなく、帝劇初演で観た、那智わたるさんと高橋幸治さんのコンビの舞台作品。これは、未だに各場面が鮮明に思い出される名舞台で、私の50年以上の観劇歴でも、ベスト1の舞台でした。キャストも、好配役で、これ以上の「風共」はもう2度と観られない気がします。
まあ、そんなわけもあり、この映画制作舞台裏秘話の舞台は、大変興味深いものがありました。
映画も小説も舞台も、ありとあらゆる作品を熟知しているので、各シーンが、殊更面白く感じられました。
ただ、演出のせいかもしれませんが、秘書役の女性の演技が、芝居じみてオーバーなため、せっかくの男優3人の丁々発止の演技に水をさしたのが残念。
アメリカでのオリジナル舞台を知らないので、何とも言えないのですが、この作品、男優3人だけの芝居にした方が、一層面白かったような気がしました。
ネタバレBOX
メラニーのお産の場面で、プリシーを殴るスカーレットをどう描くかで、あんなに、葛藤があったとは知りませんでした。
私が観た初演舞台が、プリシー役は、宮城まり子さんだったか、黒柳徹子さんだったかは不確かですが、確かに、ここのプリシーの場面は衝撃的でした。
熱烈なシオニストだった脚本家のベンが、意思に反すると、映画にクレジットされるのを拒否したという事実も衝撃的でした。
原稿料に釣られて、書きたくない脚本を無理強いされて書くベンに、個人的事情も手伝い、一番感情移入して見ていました。
ですが、私は、戦後最大の出版プロデューサーと言われた、妥協を許さない祖父や、独断と偏見の音楽プロデューサーの夫もあり、安原さん演じるプロデューサーの信念にも共感する部分が多く、特に、彼の「映画の一番の権力者は、誰だかわかるか?それは、木戸銭払って映画を観に来てくれる大衆だよ」と、脚本家と監督に言う台詞が、殊に胸に響きました。
昔、私が好きだった東宝の舞台では、演劇を愛し、観客の求めているものをしっかり把握している数多くの演劇プロデューサーが、素敵な舞台をたくさん生み出して下さいました。
菊田さんが今度の帝劇の「風共」のキャスティングを、どんな思いで、あの世からご覧かしらと、ちょっと、哀しい現実とリンクして、様々に感慨深い舞台となりました。
真里亜〜その愛の果てに〜
SMASH ENTERTAINMENT
SPACE107(東京都)
2011/05/17 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了
満足度★★
あらためて・・
舞台は上演する劇場も重要だなぁ・・と思いました。
2月にも観たのですが、今回のスペース107のほうがより舞台に近づけた感じがしました。
脚本はなかなかだと思うのですが・・・
演出? 一部のキャスト? しっくりこない感じはいなめませんでした。
どこかの事務所の力関係なのかなぁ・・?
散歩する侵略者
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
ん~ さすが!!!
イキウメの代表作でした。。
宇宙人が地球を侵略する 突拍子もない題材で SFチックな感じですが・・・
中盤までは、言葉では理解できたのですが、なんとなくピンとこなかったんですが、ラストに向けては はっきりとその意図が見えてきました。
そして最後に●●という2文字の概念を あえて失う なるみ のシーンには涙です。
過去 再演を繰り返しているイキウメの代表作品、 安定感抜群で ん--!!さすがです
完璧な作品といっていいでしょうね★
ネタバレBOX
まず、ステージのセットがグレーのモノトーンでとても無機質な感じに 「おっ」です。
その無機質な中に人間の色がより浮き出してみえてくるんです。
前半から、2-3のシチュエーションが同時に舞台で繰り広げられる演出も リアルタイム感や 暗転でぶつぶつ 細切れにしない意味では とても効果的であったと思います。
宇宙人が侵略の前に地球人に最初にすることが『概念』を調べること・・・ そしてその結果 その人間は概念を失ってしまう。
ラストには「くるぞくるぞ」ってわかっていても やっぱり泣きがいってしまいました。
隣にいても一人
雨傘屋
ギャラリーADO(熊本県)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
異種格闘技の迫力たっぷり
平田オリザ×天野天街の、激しいバトルの火花が散る迫力の舞台だった。
一流の演出家が熊本に滞在して、熊本の演劇人とオリジナリティ溢れる舞台を作っているのもすばらしい。
ただ、マナーの悪い観客がいて、せっかくの舞台の感興を削いでいたのが、ほんとに残念だった。
詳細な感想(ネタバレあり)は次に書いています。
http://f-e-now.ciao.jp/20110514.html
『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】
七里ガ浜オールスターズ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
良かったです!
余韻が残り…、それでも何となく推量でき、いい感じでした。
あらすじにかつての夫と書いてあったのでその前提で観ましたが、二人が元夫婦という部分を隠した方がより一層楽しめたような気がします!
ネタバレBOX
サキという探偵と親密で、弁護士に女の陰を見ましたが、向坂という男だったとは何とも心憎い演出です。
冒頭の話題が若貴の話ではいかにも古いです。例えば、古典落語などは今はどっかーんと受けるけれどもすぐに飽きられる部分が次第にそぎ落とされ、現在にまで残っています。作家さんも、後にどこかで演じられることを期待するならば、下世話な時事ネタに頼らないことだとしみじみ思いました。
そもそもの、弁護士が事件の弁護を引き受ける決心をした根拠が今一つ不明でした。あっちを向いていて急に変心したように見えました。
何が真実か嘘か、女の虚言癖は結婚当時からあったとしたら嫌になるのも分かります。ま、今回は、弁護士を興信所で調査していたのが女であることが分かったので、門倉が誤って転落したのが真相なのでしょう。
テレビの仕事も結婚当時からアルバイトでやっていたこともあって、離婚してどのくらい経過したのかが全くわからないような作りになっていました。お腹の子は誰の子か謎のままでした。弁護士には心当たりはないようですが、弁護士の子であってほしいなと思います。
拘置所に入れられた女性がハイヒールっぽい靴を履いても良いものなのか、実情は知りませんが少し疑問でした。
二人芝居は難しいと思います。家ではあまり会話がなかったのでしょうか。劇中は、弁護士として聴取するので会話が多いのは当然ですが、あれだけ二人の会話があったとしたら離婚には至らなかったのではないかと思ってしまいます。
髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】
TOKYOハンバーグ
千本桜ホール(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/31 (火)公演終了
満足度★★★★
家族
家族の暖かさを感じられた。若年性アルツハイマーにかかった母と家族の絆
がどんどん深まっていく。そこには苦悩があふれかえっている。大切な人が
すこしづつ、記憶をなくしてしまうというつらい現実。
出演者が、その苦悩や葛藤を実に味わい深く演じている、特に主人公の母親
が、だんだん無表情になっていくのが印象的。
新羅生門
せんがわ劇場
調布市せんがわ劇場(東京都)
2010/03/13 (土) ~ 2010/03/22 (月)公演終了
満足度★★★
観ました。
せんがわ劇場ではこういう座席の作り方もできるんだなと思いました。
裏窓
スポンジ
OFF・OFFシアター(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
超能力者の悲哀
サイトもチラシも、あえてストーリーなど隠しているし、今回はいつも以上にネタバレで書いているので、これから観る方は以下を読まない方が良いかも?
ネタバレBOX
主人公の超能力者は、兄の経営する小さなバイク屋に勤める。
しかし、超能力の故にテレビ出演なども舞い込み、バイク店の仕事はイマイチやる気薄。なので従業員からは苦情も・・・でも優柔不断の兄である社長は弟に言えず仕舞い。
そして、主人公には看護師の優しい妻がいる。
ところが、とあるテレビ出演の際、興味本位でしか取り上げないテレビ局により、超能力懐疑派の学者も出演する中、生放送で超能力に失敗し、無神経なカメラワークに怒った主人公は、カメラに手を出したところ、カメラは破損・・・
(ここまでは語りにより観客に伝えられる)。
その賠償として、(挑発したはずの)テレビ局は500万円を請求、家族まで保証人にさせられる・・・というエピソードが前半。
そして、話は3年後に飛び、その後もテレビや映像に出演する主人公。
そこに、旧知のフリーカメラマンより、ドキュメンタリー撮影の話が舞い込む。
超能力を持ったことから、それを伝えねば、と使命感を持つ主人公。
しかし、超能力を世間に知らしめることに主人公が熱心になればなるほど、周囲はぎくしゃくしていく。
優しい妻は、夫が超能力を捨て、平凡に生きていくことを願い、
そして夫を思うがゆえに、フリーカメラマンに「超能力はインチキ」と告げ、撮影の話を無くそうとする・・・しかし主人公は当然怒り、妻を打つ。
妻の「私と、超能力とどっちを選ぶの?」の問に、静かに超能力を選ぶ主人公・・・。
それから、さらに時間は経過・・・従業員も「彼が超能力をやめないなら、私がこの店を辞める」とまで、社長に談判。
そこに、郷里から荷物を取りに来る妻・・・そう、妻も彼から去っていく。
そして、最後に、優柔不断であった兄からも「超能力はインチキ(だよね・・・だからやめろ)」と告げられる。一緒に育ち、誰よりもその超能力がインチキでないことを知っている兄からさえ・・・。
と、長々あらすじを書いてしまったが、私は、特異な能力(それは必ずしも超能力でなくても良い)を持つ者と、その周囲の普通の人々との間にある、平凡な生活が崩壊していくドラマと捉えた。その限りにおいて本公演は成功していたと思う。
もちろん、それは役者の能力も寄与してのもので、
言いにくいことを言わねばならないシーンでの間の取り方、
あるいは他の人が入ってきてしまい、言いにくいことを言おうとしたが、
しかし飲み込んでしまわざるを得ない状況の変化の表現など、
難しい演技が求められる内容だが、好演していたのではないか。
超能力者ゆえの繊細かつ理想化肌の主人公、兄で社長だが優柔不断の兄、心優しいが平凡な生活を願う妻、仕事熱心の故に超能力に浮かれている主人公に反発する従業員、悪徳商法業者に勤めたり、簡単に仕事を辞めて、姉に無心をする妻の弟、超能力者をおもちゃにするだけのテレビ局、そこと主人公との間の板挟みのマネジメント会社の女性社員・・・などなど、性格分けも(台本上も演技上も)しっかりできていたと思う。
また、主人公が周囲の無理解で怒る際、稲妻のような電光が光ったり、
テレビや映像出演の部分は、公演上も映像を使用したり、の手法も効果的であった。
(映像の質はよくないが、結果的にそれが演出効果を落とすことになっていないのは、こういう台本のせいか?・・・これは僥倖かも?)
ただ、兄にも見放されたラストシーンで、主人公が怒りにつつまれ、例の電光が走る中で演劇は終わり、演者の挨拶等もないので、ここは唐突な感を受けた。
もちろんこれも計算ずくなのだろうし、悪くはないが、
ここまでやったのなら、もっといいラストもあったのでは?という気にも。
しかし、ともあれ、私(の独断偏見)としては、内容も演技も充実しており、気に入った芝居を観ることができ、満足できるものであった。
『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】
七里ガ浜オールスターズ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
因果応報。
中盤から「胸チク」しまくり・・・3人の元カノの顔が浮かんでは消え・・・きっとボクは、地獄に落ちるね(←現世では地獄に落ちないと思ってるバカ者)。
一人での観劇だったんだけど・・・女性と一緒なら、飲みにでも誘って、じっくりと「感想戦」をしたくなるような芝居だったなあ(←ま、「男女の仲なんて、そんなもんだって!大丈夫っ!」と言って欲しいだけなのかもしれないが)。
息詰まるような展開なんだけど、2人の会話のテンポが軽快で・・・とっても、良い芝居でした!!!
でも、今でも時々、胸チク状態になりますわ。。。
ネタバレBOX
説明文にある通り、「裁判を間近に控える元嫁と、なぜか彼女から弁護を依頼された弁護士の元夫との哀しくも可笑しいドラマ」。
最初から最後まで、元嫁の手の平で転がされ続ける元夫が、なんともイタい。
別れた原因が100%自分にあっても、「女性ってのは、(フラれても)切り替えが早い」なんて自分に思い込ませちゃったりして・・・。
そのくせ、「(他の男と付き合ってる)今でも、心の底ではあなたを忘れられない。なんで私と付き合ったの?他の女性でも良かったんじゃないの?」なんて言われちゃうと・・・情が湧いてきちゃったり・・・ウルっときちゃったり・・・ちょっとばかり、ほんとちょっとばかり嬉しくなっちゃったり・・・(バカダネ)。
まあ、その結果、元夫は、元嫁に策略にはまっちゃうんだけどねぇ(自業自得とは言え、哀しい)。
いろんな解釈が可能な芝居だろうけども・・・
元嫁にとっては、「堕ろせ!」とのたまった今の彼氏に復讐できたし(ベランダから突き落とした)、殺人未遂を犯したにもかかわらず、弁護士である元夫を操って(彼は証拠隠滅までしちまったのだ)、無罪放免に導いたし(←このあたりはボクの想像デス)。
当面、仕事には困りそうだけど・・・気分はちょっとばかりスッキリしたのかなあ。
あっそうそう・・・ちょっと気になったこと。
生命保険は、内縁関係にあれば「死亡保険金受取人が、被保険者の親族外」でも認められる可能性はあるけど・・・このケース(不倫関係)は、無理っすね。確実に稟議に引っかかるだろうなあ。
テレビ局の大物プロデューサー(今彼)のコネで契約できた、という解釈なのかもしれないけど・・・生保とテレビ局じゃあ、CM収入が激減してる現在、生保のほうが圧倒的に力が強いもんねえ。