最新の観てきた!クチコミ一覧

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留鳥の根

留鳥の根

伏兵コード

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/30 (月)公演終了

満足度★★★★

もわもわ、ざわざわ
光と影、陽と闇。人間なんて心で思っている事と行動が伴わない時がある。人の役に立ちたい、助けたいと思うけど、変な空回りで悪循環になったり。必要とされていないけど、その相手の為に何かをしたいと思ったり。人間の奥にある黒い物がうごめいている様に感じました。

仏教キリスト教イスラム教(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

仏教キリスト教イスラム教(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

STスポット(神奈川県)

2011/05/26 (木) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度

商業としてはどうだろう・・・?
強烈な個性が出ていましたね。
ある意味、予想通りというか・・。
うーん方向性はこのままで行くのだろうか?
と少々不安や心配が感じられました。
ちょっと万人受けは、まったくしないでしょうね。
とは言えます。

ネタバレBOX

舞台のつくりはヌイグルミハンターに似てました
そこらじゅうに少年漫画のページ貼り付けての、
病んでる系のハイテンション劇でした。
何処に宗教入るのか疑問でしたが、
ラストの”素”というか”地”を出しての大カミングアウト大会での
下着姿告白は心に残りました。
作品つくって、心のオリ出せて。
舞台自体も面白く救われていくと良いですね。
堕落美人

堕落美人

弾丸MAMAER

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/06/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

みっちょんスリムでした
芝居見始めて10本くらいですが1番感動しました。(経済的理由等により見る芝居の選択がよかったか疑問は残りますが。)

疎外感をもつ犯人のスナックのママへの信頼と、嫉妬による裏切り、そして諦観のようなものが感じられ、私のツボにはまりました。観客の数名の方がすすり泣いていたように思います。

ところどころ笑いもちりばめられ退屈しない感じでしたが、終盤ややテンポが悪いように感じてしまいました。(実際に2時間半くらいの上演時間だったと記憶してます。)マイナス星半分。

気になって帰ってからぐぐってみましたが実際の事件とはかなり違う(殺人の対象が違う等)ようです。犯人自分で本出してました。でも絶版のうようです。


・・・うまく書けませんでした。(・ω・)

TONI

TONI

ザ・パンタロンズ

シアターOM(大阪府)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

友情
ロボットと人間の友情ってありなんだと思う。物に心がないなんて誰が決めたのだろう。作り出しているのは人間なのだからあってもおかしくはないかと。ほっと暖かい気持ちになりました。

髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】

髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】

TOKYOハンバーグ

千本桜ホール(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/31 (火)公演終了

満足度★★★★

心に響く作品でした
素舞台の多い劇場ながら、
キチンとした舞台セットで、暗転や小道具・食事などもしっかりと配慮され。
子役から大人の役まで、皆さんしっかりと演じられていました。
ただ、惜しむらくはラストシーンの印象が薄かったのが残念でした。
(改訂されたかな?)

ネタバレBOX

家族が増えて、先の年齢のものが旅立つという。
不変の物語ではあるが、その旅の友がアルツハイマーという病気だったら。
家族は、本人はどう過ごしていくのかという話でした。
映画「私の頭の中の消しゴム」や海外のドラマでも多く秀作を配する設定が、
見事に舞台上に再現されていました。
特に患者側から見た世の中の(家族の対応や見た目など)見え方は、
同じ娘役の子役と大人の役者を同時に登場させることによる、
効果の倍増+視覚表現は心に強く残りました。
その分、抑揚無くラストシーンの無人の車椅子のみ舞台上に、
残す演出の無策っプリが残念でした。
盛大なレクイエムとか別れの曲のグランでーションでもして、
観客に、これで終わりですと強烈にアピールして欲しかった!
団欒シューハーリー

団欒シューハーリー

悪い芝居

京都市上京区二番町の家屋(住所:〒602-8344 京都市上京区仁和寺街道七本松通東入ル2番町(京都府)

2011/05/01 (日) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

何度も
家の中に用意された客席
そこから見える舞台(部屋の中)
入った瞬間からワクワクさせられる。
この公演の満足度は掛け替えのないもので
私は2回観にいくことを決めました。
ほんとに面白い!そう伝えたい公演です。

ハコ舟センチメンタリズム

ハコ舟センチメンタリズム

ゲンパビ

新井薬師 SPECIAL COLORS(東京都)

2011/05/28 (土) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

透明な心の疼きを感じる舞台(追記しました)
苦しくなる作品。
登場人物の苦しさが直に伝わる作品。

後ほど追記します。
とりあえず気に入ったのでもう1回見てきます。

※追記※
2回目として、29日11時~の回、観てきました。
以下ネタバレ。

ネタバレBOX

役者陣の自然な演技が光った。
決して押し付けがましくなく、観客をすっと引きこむような雰囲気が非常に良かった。

親や友人を愛せず、その反動か弟に過剰な愛を注ぐ姉。
その愛情は明らかに姉弟間のものではなく、弟を一人の男として見ている。
危ない感情。
弟を待つ内田さんの虚ろな表情が、如何に弟を求めているか、その感情の深さを表していた。

親や友人を愛せず、過剰な愛を注いでくる姉から逃避し、
イ○○の方舟のような宗教団体に2年間身を寄せていた弟。
最後にはまた家出・逃避とはいえ、決して先は見えないがそれでも未来へ歩もうとする。今度は2人で。
横畑さんの表情や仕草の一つ一つが、彼の世界の軋みを伝えていた。

そっと姉を見守り、場所を提供し、さりげなく支える珈琲店店長。
他の方も指摘しているが、彼が一番難しい役どころだったのでは、と思う。
彼の抱える問題は物語の本筋からは見えず、いつもちょっとひょうきんに振る舞い、でも芯は太く優しく安定感がある。そんな彼とて何らかの問題は抱えているだろうが、それを感じさせない。
深沢さんの表情、間の取り方、あらゆる所作に安心感を持てた。
かなり難しい役どころを好演していたと思う。

虐待を加えていた父を殺してしまった弟の同級生。
他人、もしくは男性に異常なまでの恐怖を抱いていることが登場シーンで見て取れた。
水野さんが、彼女の内に巣食う恐怖や自己否定の感情を上手く滲み出させていた。

ラストで姉はまた弟に去られ、ひとりになってしまうが、
電話でメッセージを残せたことその行動そのもの、そしてメッセージの内容から彼女も弟離れをして絶望に満ちた世界を何とか生きていこうとしている、という希望を感じられた。

エンディングで流れるharuka nakamuraの"everyday"も、劇の内容や雰囲気に物凄く合っていて、涙がこぼれてきた。

今後の舞台にも期待が持てる内容だった。
『After the lunar eclipse/月食のあと』リ・クリエイション

『After the lunar eclipse/月食のあと』リ・クリエイション

平山素子

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

美しい
美しく静かな作品。証明がきれいで離れた席のほうが向いている。特殊な衣装で制約があっただろうが、もっと身体表現をだしてほしかった。

 玻璃ノ翅音 (ハリノハオト)  公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

玻璃ノ翅音 (ハリノハオト)  公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

三日月バビロン

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

胸を打たれた
夜の回に見ました。
最後の主人公の台詞に、こらえていた涙腺が崩壊しました。木原さんの演技とそれを見守り続ける音羽さんの組み合わせが大好きです。細かい表情も見逃したくない、うつくしい舞台だったと思います。
個人的にはセーラー服の今さん、蔦ちゃんもよかったとおもいます。梅原さんは役の幅が広くて毎回同じひととは思えませんが、終った後に思い出すとああ梅原さんだったなと。

ただ、三日月バビロン作品には珍しく台詞台詞で来たとゆう感じは受けました。もともと脚本と演出が秀逸な集団で言葉はいつもうつくしいけど、好き嫌いが分かれるのはこの情報量の多さ?って気もしました。それに加えて今回新人さんも多く、一番好きな「琥珀の宴」に比べると安定感という意味では少し不足かも。でも、確か前回新人だった3人がこんなになったのかと思うと、次はもっと安定した舞台ができる集団になってるんだろうという期待もできました。これは感想とは別のことですが。

一番の感想は、この時期にこの劇を演じるのはものすごく神経を使ったのではないかということです。本当に見てよかったということです。
震災で傷ついた心の人にとっては、間違いなく癒しや勇気になる舞台だと思います。そうじゃない私のような人にも、ちりばめられたうつくしい台詞のどれかが必ず心に包帯をしてくれます。今回も。

千秋楽も頑張ってください。本当はもう一度見に行けたら行きたいくらいなのです。

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

風琴工房

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ぐざりとくる
約60分でちょうどよい。

神様の言うとおり

神様の言うとおり

NICE STALKER

池袋GEKIBA(東京都)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/31 (火)公演終了

満足度★★

鬼門
やっぱり自分にとってGEKIBAは鬼門だったのか・・・ストーリー分岐型のマルチエンディングを演劇でやるっていう試みは評価します。随所に各種の笑いのネタが散りばめられ,選択も結構楽しむことは出来ました。でも,演劇としてはどうだったんだろうか?観劇した回はバットエンディングになった回であり,最後に一見つじつまは合っているようにも見えるが,様々なシーンと照らし合わせると,破綻してません?選択肢を増やせば増やすほど見ているほうは面白くても,物語の紡ぎ方は混沌するのではないでしょうか。グッドエンディングではストーリは整然としているのでしょうかね。ともかくも,これはゲームでしたね。だから舞台初心者には勧めることは出来ません。

黒い十人の女

黒い十人の女

ナイロン100℃

青山円形劇場(東京都)

2011/05/20 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

原作も見てみたい
劇場の良さが活かされた素晴らしい舞台でした。
舞台との距離感で女優の息遣いが感じられ、
更にあの恐ろしくエグい世界に引き込まれていく…。
ぜひ原作も見てみたくなりました。

ネタバレBOX

それぞれの念が舞台に渦巻き、男と女の駆引きがエグい。
円形を利用して、背中を向けながら台詞と反対の表情を見せたりするところに、
贅沢を感じます。実際女優がこれだけ集まればきっと恐ろしいだろうなと想像…。
人を追い詰める駆引きがぐっと迫ってきて、楽しさとエゲツなさが強烈!
見ごたえのある舞台でした。
僕だけの楽園をお願い博士!

僕だけの楽園をお願い博士!

劇団Please Mr.Maverick

小劇場 楽園(東京都)

2011/05/12 (木) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

漫画のよう
話の展開が漫画のようでした。
ギャグなテイストに直近に起こった時事問題を混ぜているところに好感。
一瞬ありがちな話かと思いきや、違うベクトルに持っていってくれるので
「なるほど」と思わせてくれる。心地よい裏切りでした。
オムニバスは話がバラバラになると集中力がなくなりますが
博士を中心にしたまとめ方が良く、全体のバランスが良かったと思います。

ネタバレBOX

4つの話ともよく出来ていて秀逸。
あとはキャスティングをもう少し。
今回はオムニバスでしたが、長編も見てみたい気がします。
【バナナ学園★王子大大大大大作戦】

【バナナ学園★王子大大大大大作戦】

バナナ学園純情乙女組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/17 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

熱い
まさにこれこそ命がけのパフォーマンス。
やっぱりわざわざ足を運んで演劇を見に行くのだから
生で見ている感動が欲しいと思いますが、それもここまでやってくれたら本望。
合う、合わないはあると思いますが他にはない、圧倒的な力を感じました。
むちゃくちゃすぎる!

ネタバレBOX

人数も圧倒的でした。観客を巻き込んでのパフォーマンス。
糸電話のシーンがとてもきれいで、
そういうコントラストも素晴らしいと思います。
グンナイ

グンナイ

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

イムズホール(福岡県)

2011/05/28 (土) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居の楽しさ、たっぷり
脚本も演出も演技もブラッシュアップされていて、とても楽しめる充実した舞台だった。
客席の雰囲気も、実によかった。

次のところに詳細な感想(ネタバレあり)を書いています。
http://f-e-now.ciao.jp/20110515.html

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇の面白さに溢れている
面白い! 凄い! 
演劇にしかできない巧みさ。

立ち見がこんなに多いトラムは初めて。
人気があるのも頷ける。

ネタバレBOX

どうなっているのか、そしてどうなるのかという興味で進む、物語自体が面白いし、役者も演出もいいから引き込まれていく。
笑いも用意されている。

観ながら思ったのは、自分を含め、多くの人が「概念」をきちんと考えずに言葉を使っているのではないかということ。
どれだけの人が「概念」を意識して言葉を発していたり、受け止めていたりしているのだろうということなのだ。
一見、「概念」を奪われて大変なことになると思いつつ観ているのだが、ひょっとしたら、概念を奪われても、誰も日常生活にはまったく困らないのではないかと思ってしまう。
「言葉」は「言葉」だけで存在し、自由に行き来する。そんなに重みもないし、それが実態ではないか。

フリーターの丸尾と長谷部が言う「戦争」も「平和」も、本当に理解して発しているのかはわからない。単にそういう言葉があるだけなのだ。
(所有の概念を失っただけでそんなに共産主義っぽくなっちゃうのか、という台詞には大笑いしたけど・笑)

逆に、もちろん、言葉に付いてくる「概念」はあるということも言える。つまり、言葉に託している「気持ち」がそれにあたる。
その「気持ち」は、あまりにも個人的すぎて、誰にでも共感できる共通項にはなり得ない。それだけに、奪われてしまうことは怖いとも言える。

だから、宇宙人がどんなに「概念」を集めたとしても、人間の総体は見えてこないことになる。

つまり、もしこんな形で侵略してくる宇宙人がいるとすれば、でたらめで適当に発せられる概念なき言葉と、極個人的な概念に支えられた言葉、そういうものを集めてしまうと、宇宙人たちは困惑し、混乱するだけなのかもしれない。

それは、どういうことかと言えば、「人間同士だって、そんな簡単にはわかり合えない(理解できない)」ということなのだ。
言葉は適当だし、それに付いてくる「概念(思いとか気持ちとか)」は、その人の中にしかなく、それも発している本人が意識しているかどうかもわからない曖昧なものだから、その意味(気持ち)の交換と共有なんてできるはずはないということなのだ。

宇宙人じゃなくても人間は、わからないというのが本当のところなのだ。

物語の落ち着く先に「愛」があるように設定されていて、それを軸に新たに光の差す物語が展開するように見えるのだが、それは人間たちが勝手に思い込んで、盛り上がっているだけで、「愛」の概念を知った宇宙人の真治は何も言っていないのだ。
確かに人間の思考を手に入れ、あらゆる概念を知ったのだが、それによって真治は人間になったわけではなく、彼は、あくまでも人間とは異なる思考の者であるのだ。
だから、勝手に盛り上がる人間たちの思うようになるとは限らない、と思わせるあたりが、またSFっぽい幕切れでもあると思う。

灰色で、その存在を意識させないセットや道具が配置され、それを巧みに使いながら、時間や空間が重なり合う。
ふとした瞬間に自宅から病室に移ったりする。
そういう演出があまりにもうまい。一気に見せてくれる。

役者も誰もが素晴らしい。特に中学生・天野を大窪人衛さんの、あのイヤったらしさは凄い。宇宙人とは言え、イヤな中学生だ(笑)。
真治の妻・伊勢佳世さんの、後半にいくに従い感情が上がっていく様も見事だし、奇妙さがうまく表現されていた真治役窪田道聡さんとのコントラストもいい。真治の義理の兄・安井順平さんのきちっとした感じ、フリーターの丸尾(森下創さん)と長谷部(坂井宏光さん)のいかにも、もいい感じ。
鉛筆のフォークロア

鉛筆のフォークロア

演劇実験室◎万有引力

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/17 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり万有引力、イカガワしくて面白い
寺山修司のテキストをJ・A・シィザーが再構築して演出。
まさに「鉛筆の」。
アングラだ。アングラだねえ。アングラなんだ。

ネタバレBOX

客席が舞台を囲んで観るという形式はよくあるのだが、これはどちらかと言うと、客席が舞台に飲み込まれているようである。
客席の後ろにスクリーンがあり、舞台と同じように役者が行き来する。

コトバと音楽とが溢れ、画のように舞台を構成する。
つまり、舞台そのものに観客は抱かれるようになる。
台詞というよりもコトバの断片が、歌のメロディーや歌詞のコトバの断片が、リズミカルに観客を飲み込み渦を巻く。
起こっていることを耳で聞き、目で見るという体験から、もう1ステージ上がった状態というか、なんかそんな感じ。

その渦に巻き込まれて、あっという間に時間は経ち、劇場の外に吐き出された。


J・A・シィザーらしい音楽、特に合唱は、やっぱり素晴らしい。
J・A・シィザー、凄いと改めて思う。

今回も19時開場、19時開演という不思議な時間設定。座ったと同時に始めるのをベストとしているのか? うーん、わからん。あたり前だけど、絶対に開演時間は押すのだ
桜散る、散るもつもるも三春乃一座

桜散る、散るもつもるも三春乃一座

劇団だるま座

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/05/28 (土) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑い、悲しみ、感動!素晴らしい!!
横浜の地で、この日にちに、このお芝居が観られたことが本当に良かったと思いました。

ネタバレBOX

最初は知っていたのに、座長を始めとする一座の話が面白いので、つい特高に睨まれる中で演劇をするコメディのように思い込んでいると、突然空襲シーンとなり、市民や一座の関係者たちが逃げ惑う中、地名を挙げながら被害状況や被害者数が淡々と語られ、とても悲しくなりました。そして、空襲から二日後くらいになるのでしょうか、約束の夜明けに劇団員たちが集まって国定忠治をやるところは感動的でした。

それにしても、重油を撒いてから焼夷弾を落とす、研究し尽くした悲しい方法です。

空襲で破壊されたこんな悲しい時こそ音楽やお芝居が必要なのだという台詞は、震災後の今にも通じます。

生涯てめえらという子分たちがぁ…、台詞に込められた又の再会、又の一座復活の約束、戦後果たせたことを信じています。

座長役の剣持直明さんはさすがのベテランの味でした。板東宗太郎役の中嶋ベンさん、面白い!中村清次郎役の小暮美幸さん、しゃきしゃきしていて良かったです。

ところで、横浜大空襲は5月29日午前9時30分頃からです。舞台全体が暗く、夜の空襲のように見えました。白昼に行われた惨事だということが伝わればより良かったかなと思いました。

最後の芝居の最中に戦闘機が二度飛んで来ました。機銃掃射の恐ろしさを知っているのに、誰一人逃げようとかお客さんを守ろうとかしなかったのは疑問でした。まさか日本の飛行機ということは無いと思うのですが。
メガネ夫妻のイスタンブール旅行記

メガネ夫妻のイスタンブール旅行記

城山羊の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/05/21 (土) ~ 2011/05/31 (火)公演終了

満足度★★★★

なんとも言えぬ味わいと余韻
メガネな登場人物たちが織り成す物語とともに、連れて行かれる世界のほの暗さとおかしみ。

ネタバレBOX

微妙なズレと隙間から展開する物語の面白さがある。

冒頭の悲しみから、少しだけ開いた隙間を無理矢理広げていき、ややダークな世界に陥っていく。
メガネ妻の気分の変調の度合いが大きくなっていくのを、いちいち受け入れていってしまい、後戻りできなくなっていく様子が、恐ろしくもおかしい。
他人の不幸はなんとやら、で覗き見趣向で楽しんでしまう。

隣の音楽評論家、あの指揮のシーンの面白さに隠れた不気味さ。
息子は一体何者なのかという怪しさ。さらに大家の妻も怪しい。

パートナー(女性)に振り回される男性たちという印象がする。
前回もそんなイメージだった。
つまり、中心にいる男性キャストの、控え目で受け入れようとする姿勢の設定が同じだったように感じた。
この、パートナーに振り回される感じ、作者の実感なのかも(笑)。

あれよあれよというままに、連れて行かれる不気味な世界。
妻をあまりかまっていないという象徴だった猫の死を通じて、メガネ夫が「いやいや妻も悪いんだ」という思考による、メガネ妻の大家の妻や音楽評論家との仲などとの悪い妄想の結果、夫が垣間見た悪夢だったのか。
この舞台の「あらすじ」として書いてあることも、この舞台の内容に含まれるのならば、もっと怖い物語として成立しそうだ。もっと捻れた世界がそこに出現する。ただ、それはないだろうな、と思っているのだが。

役者はどの人もうまいなあ。それぞれの印象を、きちんと残していくのだ。

当パンが「3Dじゃないメガネ」っていうのも、ちょっとだけ面白い。
たいこどんどん

たいこどんどん

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2011/05/02 (月) ~ 2011/05/26 (木)公演終了

満足度★★★

言葉遊びに溢れ楽しい舞台
牧歌的な下ネタや歌も楽しい。

ネタバレBOX

観客を楽しませようとする心意気はたっぷりと感じた。冒頭から最後まで、客席を通ったり、歌ったりと、本当に楽しいのだ。

ただ、たいこもちのポンポンと口から出てくる言葉の勢いが楽しい舞台になるはずが、私が観た回だけなのかもしれないが、そのたいこもちの桃八・古田新太がお疲れのようで、テンポが悪い。
もうひとつ、言葉が乗っていかないのだ。軽やかでなく、重たい感じ。ちょっとはらはらしてしまう場面もあった。
そこは残念。
他の出演者は複数役をこなしうまいだけに。
特に中村橋之助さんの若旦那とってもいい。粋で甘ちゃんさがいいのだ。さすがにうまい。
そして、鈴木京香さんは、ワルでも華があり、役によっては艶も愛嬌もある。訛の台詞にもいい。
さらに、瑳川哲朗さんは、お下品な歌を楽しそうに歌っていて、貫禄も十分。六平直政さんの悪役も楽しい。

別の日に後方の席で観劇した人に聞いたのだが、最後に大きな波が出てくるとか。席(かなり前方で端のほう)の位置のためか、書き割りや役者の陰に隠れてしまったのか、それが見えなかった。見えたらまた感想も違っていたものとなっただろうと思う。

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