満足度★★★★★
胸を打たれた
夜の回に見ました。
最後の主人公の台詞に、こらえていた涙腺が崩壊しました。木原さんの演技とそれを見守り続ける音羽さんの組み合わせが大好きです。細かい表情も見逃したくない、うつくしい舞台だったと思います。
個人的にはセーラー服の今さん、蔦ちゃんもよかったとおもいます。梅原さんは役の幅が広くて毎回同じひととは思えませんが、終った後に思い出すとああ梅原さんだったなと。
ただ、三日月バビロン作品には珍しく台詞台詞で来たとゆう感じは受けました。もともと脚本と演出が秀逸な集団で言葉はいつもうつくしいけど、好き嫌いが分かれるのはこの情報量の多さ?って気もしました。それに加えて今回新人さんも多く、一番好きな「琥珀の宴」に比べると安定感という意味では少し不足かも。でも、確か前回新人だった3人がこんなになったのかと思うと、次はもっと安定した舞台ができる集団になってるんだろうという期待もできました。これは感想とは別のことですが。
一番の感想は、この時期にこの劇を演じるのはものすごく神経を使ったのではないかということです。本当に見てよかったということです。
震災で傷ついた心の人にとっては、間違いなく癒しや勇気になる舞台だと思います。そうじゃない私のような人にも、ちりばめられたうつくしい台詞のどれかが必ず心に包帯をしてくれます。今回も。
千秋楽も頑張ってください。本当はもう一度見に行けたら行きたいくらいなのです。
2011/06/02 05:19