最新の観てきた!クチコミ一覧

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ローズィーの食堂

ローズィーの食堂

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

不当な人種差別
かつて日系カナダ人がカラード・マイノリティーとして絶えず受けた不当な差別や偏見を伴いながらも、様々な苦難にもめげず、育った街で食堂を営みながら闊達に生きる彼らを綴った物語。なんでもこの物語は新国立劇場で公演された「焼肉ドラゴン」との相似性もあるとのこと。「焼肉ドラゴン」を観た方は解るかも。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

まず、新人のキャストらの演技力がイマイチ。ギクシャク、ギクシャク・・。まあ、新人だから仕方がない。なんて解釈は通じない。だって料金の発生する公演だからだ。それに引き換え、サム(村松立寛)とジョナサン(伊藤達弘)の語彙に長けた会話劇で観客を魅了する。こういったお茶目なセンスのあるセリフが特に好きなワタクシは、その情景と共に充分に空想しながら堪能したのだった。この二人のタッグがなかったら本当にごくごく普通の芝居だった。

キャストらの半分以上は新人だったのではなかろうか?試験的公演なら、それなりの料金設定というものがある。それでもこの劇団の本公演は毎回、魅了してくれるので次回も観に行くのだが・・。


evergreen

evergreen

劇団SE・TSU・NA

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

いつか借りを返せるのかな。
「誰かに助けられて生きてきた。その借りみたいなものを返さずに死んでしまっていいのかな」
自分の人生をあきらめそうなときに、この言葉がふと浮かんだらいいなぁ。
そして、立ち止まることができるかもしれない。
「死ぬ自由ってのがあると思う。」私もそう思ってます。それでも、借りを返すまでは生きなきゃって、思えたらいいなぁ

何度、涙を流したかしれない舞台。ありがとうございました。


COLOR

COLOR

月猿人

アドリブ小劇場(東京都)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

おしいかな。
もう少しテンポ良く話しが進めば、もっと良くなった気がする。
3人組と少女が出会うまでが長すぎ。 皆、演技はけっして悪くなかった
のに おしい気がしました。

「夏への扉」

「夏への扉」

劇団麦の会

横浜関内ホール(神奈川県)

2011/06/11 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題8
取り急ぎご報告。実は、2日前までどうしようか悩んでいました。説明文を読んで行かない理由は、ひとつもありませんが…遠い。でも、横浜は学生時代よく途中下車した街。「観たい!」にコメントをいただきました(こきんさん、ありがとうございました。コメントがなかったら行かなかったかも)。で、本日、観劇。舞台上、正面に向けて置いてあるLPは、「Meet The Beatles」のようにみえます(もしかして Withのほう?)。私が一番最初に買ったLPです。すみません続きは帰宅後に。

◆続きです。
実は、本家「夏への扉(福島訳)」はあまり好きな作品ではないのです。ハインラインでは「宇宙の戦士」が一番好き。あとはやたらと長いので読了するのが難しい。「異星の客」は3回くらい挑戦しましたが半分もいきません。ですので本作品には違った味わいがありそうなので横浜までやってきました。関内周辺には案内図が何か所もあり、歩道には緑、建物のたたずまいにも港町らしさを感じます。関内ホールは駅からすぐ。開場し、一番前に座ります。すぐ目の前は舞台ですが、緞帳が下りています。7-8分おしてお芝居は始まりました。舞台は喫茶店。下手からテーブルと椅子、入口、カウンターそして、いくつもの「夏への扉」。副題の「Here,There and Everywhere」がわかる方、「香り」でタイムスリップすることがわかる方、いらっしゃいますか?わかる方にはお勧めのお話です。

ネタバレBOX

カウンターに立てかけられたLP「Let It Be」「Thriller」「Like a Virgin」。これが66年になると「Beatles For Sale」「The Beatles' Second Album」「A Collection Of Beatles Oldies」に衣替え(実は裏返します)。電話も「黒電話」になります。このように「90年」とちょうどビートルズ来日中の「66年」とを行き来しながら主人公の明日香は「夏への扉」をみつけるのでした。ラベンダーではなく香のかおりでタイムスリップ、本人は「別人」として周囲には認識されるというSF史上もっとも驚くべき設定。これで本人が過去に戻って自分自身に出会うリスクを回避。もっともタイムスリップしたのは明日香が生まれる前の頃。叔父、両親、ビートルズに熱狂する女の子、憤慨する先生たち。なんといってもこの喫茶店、ヒルトン・ホテル(キャピタル東急ホテル)まで50秒のところにあるんですから。明日香役の川地さん、お母さんの役桑野さんをはじめみなさんの演技も素敵でした。随所にながれるビートルズナンバー。はじめとおわりには、ジョンの曲がかかります。1980.12.8、私はFENを聴いていました。英語がわかるわけではありませんがジョンが撃たれた、と言っているのは理解できました。それからずっとビートルズとジョンの曲が流れていたのはいうまでもありません。

YOUTUBEに動画(稽古風景)がありますね。
おっと、忘れるとこでした。1990.3.3、ポールのライヴにいきましたよ。
ピーチボーイズ

ピーチボーイズ

天然工房

テアトルBONBON(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

マゴと行きたいー
いま私に5才の孫がいたら「おばぁちゃん、はじまりまーす、いこー」と絶対毎日ねだられることでしょう。その際、孫は半額でお願いします笑。
いない者まで出しちゃいましたが、ほんとにいつか孫をケタケタ笑わせたいんで、ずっとお茶の間でありつづけてください。
みーたんさん、きびだんごの顔見える瞬間とか、きびだんごがぽとぽとっと落ちるとことか最高でしたよ!(あ!ネタバレ?汗)役者の個性はいつもながら愛するものありました。稽古場にも行きますね!

天守物語

天守物語

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

社中さん版、
天守物語というべきか。 舞台セット、衣裳も凄い! 内容は富姫と図書之助の葛藤の比重が大きく重々しいけど、それを払拭する演出で天守物語の世界に引き込こんでくれ、見応えありました☆ 現代のこの異常ともとれる状況を天守物語の舞台に置き換えて、観る者に行く末を指し示したそんな劇だったのではないでしょうか。

グレンギャリー・グレン・ロス

グレンギャリー・グレン・ロス

天王洲 銀河劇場

天王洲 銀河劇場(東京都)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

201106101900
201106101900@天王洲 銀河劇場

金曜日が止まらない

金曜日が止まらない

パップコーン

高田馬場ラビネスト(東京都)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

とあるアニメに、、
夏休みが終わらない話がありますが、そこにはない、恋人や夫婦の関係を改めて大切に思う心の変化が描かれていて、観ていてとても温かくなりました。 もちろんパップコーンさんの笑いは絶品☆ そして山本舞美さんのセクシーキャラは面白過ぎ!!

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/06/07 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度★★★★★

Recover二人の女優が脱ぐ!
こう書くとなにやら電車の中吊り広告か、はたまたプレーボーイあたりの雑誌の見出しのようだが、本当なのだから仕方がない。序盤、裸族が登場したときは「あれ?ここはアゴラか?」なんつって駒場アゴラ劇場を思い出しちゃったよ。笑
Lバージョンと比較してとかくRバージョンは危険だとか戦慄だとか言われてるけれど、観方によってはナンセンスコメディとか不条理コメディの類の描写が多く、個人的にはこちらの方が好みだった。女優の裸体をとくと観たい場合はやはり前列に座るべし。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

短編15編の全て、1編1編をこれだけの内容と描写で充実させたことはやはり高い評価をしなくてはならないとワタクシは思う。オープニングでいきなり裸族が登場した時は面食らったが、照明を落としての薄暗がりでの描写なので、むしろ暴行シーンなどは臨場感ありまくり。

その後の「ロープ」では男女の意地と微妙な愛憎のゆくえの描写が絶妙だったし、ごくつぶし男が「天井裏」に住み着き稼ぎどころの女のあれこれに意見するさまもうっとおしいけれど愉快だった。「タイガーバームガーデン」では、こういった人間家具を構想する演出家の頭の中をかち割って見てみたいと真剣に思ったし、それらをオドオドと見つめる友人(伊達由加里)の表情が実に滑稽だった。実はこれが一番好みの作品だった。

「ぬいぐるみ信仰の守護神」では可愛いぬいぐるみになりたいと宗教信者のように疑うことをしらない女が後半で切り刻まれ死ぬ展開はやはり教祖にコントロールされてしまった信者のようだったし、極めつけは「トルソーは芸術だ」とホザイテいた輩が結局薬局、ダッチワイフ代わりにしていた情景はナンセンスコメディだった。笑

15話目の「ほんの遊び心」に到ってははまじとひろしの間抜けな刑事タッグがバカ馬鹿しい限りで、とにかく笑った!笑った!

ワタクシにとってはドキドキワクワクの15話でこれだけ楽しめたら、もういう事はありません。日程に余裕があったならRは再見したい。ちょっとしたワンダーランドだった!
グレンギャリー・グレン・ロス

グレンギャリー・グレン・ロス

天王洲 銀河劇場

天王洲 銀河劇場(東京都)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★

良かったけど印象に残るかは別
映画未観。
気になってた役者さん達が出演されていたのでチケット取りました。
公演開始してまだ間もない時の観劇だった為か、進行が硬いように思え、後半に観た方がまだ違う印象を覚えたかも、という感じ。
劇場が大きい事や、場面転換等の派手な動き方が少ない為、メリハリのついた会話に比重を置いていたように思えました。

登場人物の中で割とコミカルな役割の大鷹さんと加藤さんのやりとりに顔が緩み、三津五郎さんが時々うぬぼれ教授に見えてしまった。
石丸さんと今井さんは、背中越しでも聞き易いええ声でした。

ネタバレBOX

中華料理店で役者2人の紹介兼ねた会話と食事から始まり、事務所に移ってからようやく話が回り始める。
登場人物の結末が想像し易い分、それが退屈さに感じ、またあっさりした終り方で余韻が残らなかった。話の内容は面白いと思ってたいたが…つまらない、というわけではなく話に惹きこまれず。
ただ、大鷹さんのジョージと加藤さんのディブがその後はどうなったかなーと、日本版舞台でそっちのオチもつけて欲しかったりしてw。
役者さんはそれぞれ良かったですよ、ほんと。→この記述、何度めだ。

翻訳作品はその国の時代や人種背景とか加味し見なければ、とは思うものの、自分には翻訳文の言い回しの苦手意識の方が勝っており、その辺りがこの作品について行けなかった原因なのかもしれません。



『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

期待どおり
『十二人の怒れる男』を観劇。緊迫感が伝わってくる作品でした。だか、なんか一つ物足りなさを感じました………時間がなくてもう一本見れなかったのが心残り。

evergreen

evergreen

劇団SE・TSU・NA

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

今 しっかりと観よう。
今 若い人に見て欲しいお芝居です、
真剣に考えてみよう。

生きる事は、綺麗な事でなく、
ほとんどの人が、地味で、淡々と過ごしている。

死ぬ事は、綺麗な事ではない、ほんとに判っているのだろうか、
今に時代 死のイメージを持っていない人が多いのではないだろうか。
でも、とにかくすべてが終わる。
とにかくすべて終わってくれ、そんな思いも解る、
悲しむ人なんかいない、そんな事はない。

“おはよう”ってふつうに声を掛け合おう。
ちょっとだけ、楽になる事もあるから。

おもしろい、お芝居有難うございました。

テガミ

テガミ

劇団appleApple

小劇場 楽園(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

観ました。
まず舞台の使い方が独特で面白かったです。
多少俳優さんが被って観づらいとこも一部ありましたが、それが気にならないほど内容がよかったです。

俳優さんが皆それぞれ安定した実力だったので物語にすんなり入り込めました。特に主役の恩田 和恵さん、非常に魅力的でした。

今回参加の金子麻里也さんと瀬尾涼子さん良かったです。
日活芸術学院の1期後輩ですが、やっぱりこの代の俳優科はレベルが高いと改めて実感させられました。
今後の活躍もとても期待しています。

実は去年一度日活芸術学院俳優科のメソッド演技の授業(講師:永妻晃さん)を見学させてもらったことがあるのですが、(自分は日活の34期撮影照明コース卒業生です。)講師助手に永妻優一さんと黒田北斗さんがいらしたと記憶してます。
たしかそのとき「オドル」のチラシいただきました。
(予定が合わなくて観に行けませんでしたが。)

見逃した前作「オドル」のDVD、1,000円で販売していたので購入。
これから観ます。
楽しみです!


劇団appleappleは今回初めてでしたが、今後注目すべき劇団のひとつになりました。次回公演も楽しみにしています。

P.S ピースカンパニークルーのチラシを折込まさせていただき、ありがとうございました。うちも31期〜36期まで日活生が活躍しているので、是非観にいらしてください。コリッチに「ピーカンフェス2011」で登録しています。

ネタバレBOX

椅子の下のテガミ、蒔田さんのでした!
これ、素敵なアイデアですね。
天守物語

天守物語

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題7
直前になってみることにしました。チラシだけはよく目にしていて「みようかなぁー、どうしようかなー」とは思っていました。タイトルを聞いてもピンとこないのですから泉鏡花原作はもちろん、あらすじすら知りません。もともとSF以外の日本の小説はほとんど読んだことがないのでした。泉鏡花といえば→「消滅の光輪」が泉鏡花文学賞を受賞したしたくらいしか知らないのです(ですのでみなさんのコメント、たいへん参考になります)。ここは3回目ですけど、前2作広さを少しもてあましているような感じを受けたので、ちょっぴり不安。新宿から混んでいる中央線で吉祥寺へ。ブックオフと古書店1件をチェックし会場へ向かいました。奥の扉からはいるとそこは異郷。

ネタバレBOX

お芝居のこととか役者さんのことは、もうみなさんが書いていらっしゃるので割愛。
入った時の第一印象。ちょうど江戸東京博物館、入口から「日本橋」を渡りながら一歩ずつ進むごとに時代を遡ってゆくかのよう。「封建時代──晩秋」という設定に対して日本橋が1603年(慶長8)だそうなので思い出すのにいいかんじ。舞台の幅、奥行きを存分に使っています。セット、衣装、言い回し、照明と音楽。こういったお芝居、久しくみませんでした。四季の「ジーザス」以来かも(主演山口さんのとき..古っ)。大がかりな舞台、海外ものだったら昨年みたけどちょっとちがうか...「ニーベルングの指輪(新国立劇場)」。

妖しい人たちが雰囲気十分に演じているのでお話のなかにすっと入ることができました。みながら思い出したのは「蜜姫村(乾ルカ著)」。山奥深い村..伝奇物(賛否あるみたいですが、個人的には大好き)。



命と祈りの120分(音楽で語り/演劇で奏でる、命の輝き/喜び、そして祈り)

命と祈りの120分(音楽で語り/演劇で奏でる、命の輝き/喜び、そして祈り)

IN-project(石丸さち子&西谷国登)

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/10 (金)公演終了

満足度★★★★★

次回期待
西谷さんの卓越したバイオリン演奏、石丸さんの見事な演出、期待通りのINープロジェクトでした。
秩父市民ミュージカル熟年4人組と石丸さんのコラボは最高でした。
普通の劇に比べて私に大きなイマジネーションを起こさせたリーディングによる「セロ弾きのゴーシュ」は、ゴーシュと動物達との掛け合いが非常に新鮮に感じました。
生きていることの喜び、神に生かされていることの責任、など命について色々考えさせられた珠玉の2時間でした。
10月に予定されているINープロジェクト第2弾が待ち遠しい。
(この企画はすでに30あり、今後、年2回15年間は続けるとのこと!!?)

モリー・スウィーニー

モリー・スウィーニー

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

抜け出すことのできない流刑地
盟友谷賢一氏がシアタートラムにて南果歩さん、小林顕作さん, 相島一之さんという商業ベースで活躍する役者陣と芝居を作ると言うので早くから注目していたし、当然、初日に観に行かせてもらった。

ネタバレBOX

あらすじを見たときに、僕がすぐに連想したのは、谷くんがちょうど3年前の2008年の6月に作・演出した舞台DULL-COLORED POP第6回公演「小部屋の中のマリー」の物語との類似性だった。

「小部屋の中のマリー」という芝居の物語を大雑把に言うと、「父親によって色のない小部屋に閉じ込められて育ったために白黒の世界しか知らなかったマリーという女の子が、父親から救出されて、部屋の外に出て色のある世界に触れることによって引き起こることごと」というものであったと記憶する。

これは、谷くん本人が明らかにしているし、またタイトルからも明らかなように、「マリーの部屋」という哲学的思考実験から着想を得た話しだ。

この「マリーの部屋」という元話で重要なのは、白黒の部屋から色彩のある場所に移った時にマリーは何かを得るのだろうか?という話であった。もしマリーがsomething newを得るならば、そこにこそ「クオリア」が存在する。というわけである。

これを谷賢一はひっくり返した。

何かを得るのか?という質問自体がおかしい。むしろ、「得る」どころではなく何かを「失う」ことの可能性の方が大きいのだ。というわけである。

さてさて、あんまり突っ込むと「モリー・スウィーニー」のネタバレにもなってくる。

が、見た人なら分かるが、物語の構造はマリーもモリーも僕的には全く同じだ。

だから、見ながら僕は戦慄した。

谷賢一は一貫している、と。

一貫していることは天才にだけ許された永遠の遊び場であり、また抜け出すことのできない流刑地である。

「見る」「触れる」「世界に出会う」ということに関する徹底した生理学的精神医学的演劇的な興味。

人間の存在に関するこれまた徹底した絶望と、しかしそれでも絶望の果てに残るかすかな光。

3年前のすでに舞台にあったモノがそこにある。

そして、それが3年間の数々の演劇的なあるいは人生的な修羅場で鍛えられた谷賢一氏の演劇的な力によって鮮やかに塗り替えられ、確実も何歩も前に進み、まるで別物のような姿をみせながら、しかし変わらずにそこにあった。
音無村のソラに鐘が鳴る

音無村のソラに鐘が鳴る

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2011/06/10 (金) ~ 2011/06/13 (月)公演終了

満足度★★★★

個性豊かな役者ぞろいですね
ひとつの「型」(個性・雰囲気とでも言い換えられる)を持った劇団の強み。
しかも、個々の役者さんが個性的であるとしたら、個と全体とがうまく調和して、観客はどんな劇も安心して
その世界に浸ることができるものです。
今回の劇は、そんな劇団の典型。
寝てしまうことなしに楽しむことができました。

内容は、かなりハチャメチャ、破天荒、ドタバタ、「ありえな~い」、荒唐無稽なものです。
開幕してしばらくは、「ああ、学校のお楽しみ会的なものなのか・・・」と思ったくらいですから。
自分たちだけが楽しんで演じている・・・当初の印象は、劇が進むにつれて変わってきました。
バカバカしいと思いながらも、私自身、思わず笑ってしまうのです。

ネタバレしない程度に書かないといけませんが、宇宙船の開発に携わる面々の自信に満ちた「頼りなさ」、奇妙な食堂、やくざもどきのヘッドハンター、茨城なまりの公安(親類が茨城にいますが、ちょっと違うような)、はまり役のスーパーヒーロー、走る・跳ぶ・・・汗だくの場面・・・・
冷静に考えれば、なんともアホらしいのですが、私も途中から、クスクス、フフフ、ケラケラ、ゲラゲラと笑ってしまいました。

きっと役者さん自身も「ノリにノッて」演じていたに違いありません。
劇団も、脚本家も、観客も、ともに楽しんだ。そんな印象でした。

前記の通り、個性豊かな役者が揃っています。(客演の方もいたのかな)
まだまだ伸びていく要素を、たくさん持った劇団だと思えました。

いないいない

いないいない

ガレキの太鼓

アトリエ春風舎(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

特別演出Ver.を観劇
不条理を不条理と感じられない世の中になったとしみじみ思った。
通常版観れなかったので演出の違いが分からないのが心残り。

ネタバレBOX

こういうシチュエーションで性処理関係を無視するとかえって気になっちゃうね。
ワールドエンド、スーパースター。

ワールドエンド、スーパースター。

劇団エリザベス

タイニイアリス(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

えっ!
スカートと靴の模様が同じだったのが印象的でした。

ネタバレBOX

何かから隠れていますが、何から隠れているのでしょうか。テロリスト?とにかくみんなが逃げるから逃げたということなので良く分かりません。

新しい人が来て、透明のゾンビだと言います。噛まれた人も同じく透明のゾンビになるらしいのですが、なぜかは知りませんがその人は携帯電話の存在を知らず、そんな人の言葉には信憑性がありません。

隠れている女性は出会い系サイトからの10万円での誘いには弱く、隠れ家から出てしまい、ゾンビを伝えた人は咳き込んだ後に消えてしまいます。そして誰もいなくなった。

…という話でしたが、70分に満たず、えっ!もう終わりって感じでした。
流れる雲よ プロジェクトチーム

流れる雲よ プロジェクトチーム

演劇集団アトリエッジ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/06/11 (土) ~ 2011/06/16 (木)公演終了

満足度★★★★★

感動、感激
初日のマチネ、観てまいりました。

思ってた以上に素晴らしい舞台で、
感動の涙がとめどなく流れました。

最低限の小道具でもこれだけ表現できるのは
素晴らしいと思いました。
もう1回、チケットを手配して正解です。

再び感動させていただきます。

ネタバレBOX

宇佐美護大佐役の☆とくちゃん、むっしゃんよかばい!

熊本弁をちょっとだけ勉強してたから、
劇中の鹿児島弁が理解できて良かった!

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