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【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女

【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ただ単純に楽しめて・・・
ホントただ単純に楽しめて面白かったですよ。時代考証や正史なんて関係ない。観客に楽しんでもらおうって姿勢が好感です。バカバカしさや戦闘シーンのちゃちさなんかも考えてのことでしょう。肩肘張らずに,笑って観ていることが出来ました。劇団鋼鉄村松の本領発揮ですかね。私には十分良かった芝居でした。

実験都市『ご来場ありがとうございました。』

実験都市『ご来場ありがとうございました。』

演劇ユニットG.com

劇場MOMO(東京都)

2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

ドラマ化してもいいかも。
2時間があっという間でした。SFもいいもんです。
本がいいのかなぁ。菊池さん良かったなぁ。ボクが男の人褒めるのめずらしいことですが。。。
実験都市とは!

ダンスがみたい!13

ダンスがみたい!13

「ダンスがみたい!」実行委員会

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2011/07/19 (火) ~ 2011/08/03 (水)公演終了

満足度★★★★

富野幸緒
3作を乱暴にもそれぞれ一言にて。Befreiung 2011:心理描写。ユキオとチアキ~さよならムーンライト~:抒情。Quartetto in presto agitato:緻密。作品の幅が広い。2作目は、セッションハウスではセッションハウスを映像で使っていたので、die pratze向けに撮り直していた、駅が違えば駅から撮り直し?

風を継ぐ者

風を継ぐ者

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

キャラメルの時代劇!
キャラメルボックスは特に好きな劇団である。
観劇した後、元気になれるからだ。
時代劇はあまり好きなジャンルではないが、
これも観劇した後、テンションがアップした!(笑)
ただ、走るシーンがやたらあったのだが、それはちょっと好みではなかった。

ムサ×コジ【ご来場ありがとうございました!】

ムサ×コジ【ご来場ありがとうございました!】

X-QUEST

THEATRE1010 ミニシアター(東京都)

2011/07/21 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★

なるほど。
武蔵と小次郎の物語(主人公は武蔵)。

吉川英治の『宮本武蔵』を、色んな切り口で彩った芝居!

熱心な女性ファンが多くって、舞台も客席もアツアツ!!

大熱演の役者さんの汗を顔に浴びながら、芝居を観ておりました。。。

ネタバレBOX

冒頭の「巌流島」のシーンには、爆笑!

2人構えて「いざ!決戦!」というときに登場するのが、「セカンド武蔵」に「セカンド小次郎」。
こやつらが、2人の剣士に、ささやきまくる!
役に立つと思っているんだろうが・・・邪魔なんだ、これが!笑

しかも、「セカンド」でとどまらず、「サード」「フォース」まで登場。
「フォース」が出てきた時は、手叩き爆笑しちまったわ!笑

で、巌流島の決闘!と思ったら・・・武蔵が「たけぞう」と呼ばれた青年期にタイムスリップ。例の沢庵和尚に、木に吊るされるシーンとなる。

そこから、「吉川武蔵」の色んなシーンを、おもしろく見せてくれる。

時には、オクラホマミキサーでフォークダンス。
時には、ド派手なチャンバラ。
時には、切れ味のあるダンス。
時には、音響席(?)からの影の声に操られたりもする(笑)

盛りだくさん&サービス精神あふれる舞台だった。

大半を占める女性客(常連客多そう)は、キャッキャキャッキャの大歓声。
ま、ボクも、終演後の写真撮影は、参加しましたけども(笑)

ただ、ノリきれなかったなあ。。。

まずは、衣装。
とても工夫されていて華やかだったけど・・・もうワンパンチ欲しかった。
ニッカボッカ臭を消しきれてなかったかなぁ。
男前の現場作業員を思い起こしちまった(それが狙いなのかもしれないが)。

あとは、殺陣&ダンス。
一定のレベルはあるんだろうけど・・・武蔵役の塩崎こうせいさんが、あまりにもレベルが高過ぎて、他の男性キャストの動きが、ヌルくみえちゃった。。。

もちろん、殺陣やダンスってのは、それぞれ好みがあって・・・ボクは、ヒップホップのようなキレ味ある動きのダンス&松方弘樹とか田村正和のように、笑っちゃうくらいに「ためる」殺陣が好きなので・・・そんなボクには、塩崎さんの存在が飛び抜けちゃった、ということなんだと思う。

でも、そんなことはさておいても、次回作品が楽しみな劇団。

やっぱり、サービス精神ってのは、客に伝わるものだと思ったなあ。
ベッジ・パードン

ベッジ・パードン

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/06/06 (月) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

せつないラブストーリー
ですが、とても楽しかったです。とても楽しかったけれど、せつないラブストーリーでしたと言ったほうがいいのかな。
キャストのみなさま、匠すぎます。難しいことを、さらっと自然に演じていらしてました。
 
私は、冒頭で夏目金之助の下宿先の外観を見せた美術に赤い枯れ葉が散ってきたときに季節がわかったところで、すでに心掴まれました。イギリスのドラマで使われていそうな音楽も楽しかった。

ミス・ユウ ~不在~

ミス・ユウ ~不在~

劇団アルターエゴ

OFF・OFFシアター(東京都)

2011/07/21 (木) ~ 2011/07/26 (火)公演終了

満足度★★★

心温まるファンタジーコメディ
というキャッチだったけれど、コメディ的な要素はあまりない。どちらかというと心の再生のような内容。しかしながら今回はあまりインパクトがなかった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

それぞれの愛する人を失って心に闇を抱えた三人の女。しかしこの三人のうち、二人の女には彼女を愛し支えてくれる男が居た。そんな彼らが住む集合住宅に、ひょっこり現れた一人の旅人は彼らを癒す存在として扱われながら、三人の女たちは旅人に惹かれるようになってしまう。

一方で二人の男は今まで支え愛してきた女たちから振られる形になってしまう。そうなると今までのうわべだけでも平穏な日常を送ってきた秩序やバランスが崩れ、人間関係が崩壊してしまうのだった。

これを危惧した旅人はこの場所から出ていくことを決心する。そんな折、三人の女たちは、「いつまでも自分を甘やかして嘘の世界に逃げ込んでいた。まわりの優しさに甘えて利用していた。大人になれなかった自分から脱皮して本当の自分を取り戻したい。」と気づくのであった。

これらの物語に天使になりきれない不思議な白い猫を絡ませ、ファンタジーっぽく構成させていたが、全体的な構図は心の闇をどうやって解放していくかに焦点される物語だと思う。結果的に旅人は出ていって(逃げて)しまうのだから、案外、短絡的なのだ。

旅人が人間を癒す存在にも関わらず、女たちはその旅人に精神的に寄りかかり甘え、挙句に特別な好意をもってしまうところは旅人の善意の行為を利用した女たちの愚かさなのだが、こういった構図は精神科医と患者の構図に似ており、むしろ女たちの愚鈍さを強調したような作品だった。

舞台とはあくまでも虚構の世界のことなのだが、現実の人間は生きてる限り、どこかしら傷つき闇を持ちながらも、そこに触れないように、うわべだけは平穏に暮らしているのだと思う。それでも女が狂うほどに傷つくという光景にはちょっとした違和感を感じた。どちらかというと精神的に病むのは男性のほうが多い。女性は儚そうにみえても逞しいのだ。女だから言えることだが・・笑
Gottanism

Gottanism

たろプロ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/07/26 (火) ~ 2011/07/26 (火)公演終了

満足度★★

【幻灯‐chat:「meteor」】少々不満が残る内容
5日前観た「□.」と同じ会場。
この日の内容は、第1部と第2部に分かれており、
第1部は「中・短編オムニバス」ということで30分程度の演目が3本、
第2部はさらに前半・後半に分かれ、
10分程度の演目がそれぞれ4本、計8本という盛り沢山の構成。
公演時間も19時から22時までの3時間という長丁場で、
その代わり途中での「出入り自由」とのこと。

ということで、各演目ごとに1投稿とすれば、私の投稿数をうんと稼げるのだが、
特に第2部についてそれをやることは顰蹙を買いそうなので、
第1部は演目ごと、第2部は前半4本をまとめて1投稿とするつもり。
とりあえず、第1部1本目だけ投稿します。
(後述するが第2部前半までで退散した。)


第1部1本目は、SFチックな物語。
夜空が落ちてきて暗くなり、それがブラックホールとも関係していて、
ここに、タイムカプセル(これも時間性を感じさせる小道具)や
パンドラの箱(ブラックホールの逆のイメージ?)も登場する。
ただ、昔埋めたタイムカプセルを探しに来た人達と、
「暗さ」を測定している人達との台詞がほとんど噛み合わない。
もちろん、台本自体がそのように書かれているのであるが、
「前衛作品」として解釈しても、何かイメージが湧くわけでもない。

それに警報音に対して異様にバタバタするのも気になるし、
たまに詩的な台詞が出てきても、それが聴く者の心に響いてくるわけでもない。
そんなわけで、少々不満が残る内容だった。

【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女

【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★

評価が大きく分かれていたのですが・・・
この芝居、ユーザーの間でも評価が大きく分かれていたので、
自分が観てみてどう感じるか、というのが楽しみであった。
で、観終わった後の正直な感想としては、私はイマイチ派……。
もうすでに、多くの方がおっしゃっていることながら、
今回の台本の素材として、青ひげと、ジャンヌ・ダルクの物語がある。
ただ、比重は後者の方が大きいと思う。

そして前半部は、ジャンヌの物語を徹底的に卑俗的に
パロディ化したナンセンスなもので、
もし、ジャンヌの熱烈なファンだったら、怒ってしまうのではないか、
と思われるほど。
まあ前半のすべてを「学芸会」とは私は思わないし、
面白く感じた部分もあったが、例えば、「戦闘シーン」など、
幼稚かなあ、とも思ったし、しかもそれが何回か繰り返されるんですよね。
ここはもうちょっと考えた方が良いかも。
しかしながら、後半になるにつれて、雰囲気は変わり、
「ジャンヌ伝説は嘘で塗り固めたもの」でありながらも、
そこに各人物の悲哀や切なる思いが見られるようになる。

すでに指摘されていることながら、私も気になったのは、
この前半部と後半部のつながりである。
もちろん、前半は笑いを取りながらも後半はシリアスになっていく、
という作りは良く見られるもので、それを狙うこと自体が悪いわけではない。

ただ、今回の話では、ジャンヌは聖女ではもちろんなく、
それどころか、前半でははすっぱなウソツキ女として描かれてしまっている。
それ自体を私は悪いとは言わないが、ただ、そうなると、
後半の展開に正直、違和感を抱いてしまったのである。

パロディ的にやるのなら、むしろ徹底的にナンセンス路線で
押し進めた方が良い気がするし、多少路線転換するにしても、
前半のナンセンスさを前提に作っていかないと、
後半のシリアスな場面が良いと思った人は、「じゃあの前半はなんだったの?」
と感じてしまうと思う。

あるいは、後半を生かすのであれば、前半をあまりに卑俗的にするのは避けて、
下品にならない範囲で笑いを取っていく方が良いように思った。

そんなわけで、公演自体は期待を持った分少々残念だったのだが、
以下は演劇自体と全く関係ない話で、終演後挨拶で、
500人動員達成ということで、ボスから受付嬢(?)に公開プロポーズが
されてしまい、その返事も○印ということで、おめでたい話がございました。
そういうわけで(?)、一応3Pにします。

リタルダンド

リタルダンド

キューブ

PARCO劇場(東京都)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★

若年性アルツハイマーか
アルツハイマーを扱った作品は何度か観ているが、映画で 渡辺謙さん主演の明日の記憶が特に印象に深い。

本作も特に目新しい内容は含まれておらず、新鮮さという点にはかける。
しかしながら、最愛の人がどんどん代わって言ってしまうというのはつらいものである。
吉田鋼太郎さんが夫役でアルツハイマーに罹り、一路真輝さんがその妻という役柄である。

吉田さんはエネルギッシュな雑誌編集長役で、少しづつ記憶が失われていく役をうまくこなしていた。一方一路さんは、夫人役を静かに演じられていたが、もう少し感情のゆれを表現してほしかった。

他の出演者では、高橋由美子さんが光っていた。一路さんを食ってしまうほどの演技で、魅せてくれた。

ごんべい 江戸版/平成版

ごんべい 江戸版/平成版

ゲキバカ

吉祥寺シアター(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★

江戸版・平成版
両ver.観劇。

平成版はどうにもストーリーが薄い、というか、
設定が突飛な割に、落ちるところがありきたりだった気がする。
前作を観て期待していただけにガッカリ。

殺陣もダンスもごちゃごちゃしているだけでパッとしなかった。
謎の生物がもっと影響して欲しかった。あれだけ引っ張ったのに・・・

江戸版は打って変わって、非常に良かった。
殺陣は良い時もあり、タイミングのズレが大きくて目立つときもあり。
平成版に比べると格段に格好良かった。
ダンスも迫力があり。オープニングのごんべいの決めが薄い気もしたが……

オープニングのキャスト紹介のようなところは平成版の方が見やすかったな。

物語の導入部も入りやすかったし、物語を書いているシーンがあったのが良かった。

メインキャストではないのにスイーツさんの印象が強い。
半分石黒さん、半分スイーツさん位のバランス。
凄い方だと思わされた。

江戸版はDVDが出たら買いたい。

FESTA-1000 ~フェスタ-サウザンド~

FESTA-1000 ~フェスタ-サウザンド~

しげっちん企画

SPACE107(東京都)

2011/07/21 (木) ~ 2011/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★

題名がちょっと…
FESTA-1000と聞いて、どこかのシアターで演劇祭でもやっているのかと思いました。

まさか、怨霊と陰陽師の戦いが基になった田舎町のお祭りの話に人情話が絡んだお芝居だとは思ってもみませんでした。

ネタバレBOX

1000年振りに蘇る悪霊は1000年振りの大地震と大津波を象徴しているようで、過去の言い伝えも自然災害を忘れないための先人の知恵だという気がしました。

怨霊とは目を合わせてはいけません。清水宏さんと目が合うと、舞台上に引きずり上げられそうになってしまいます。客いじり、私も怖かったです!

最後の舞台挨拶に登場されたのはしげっちんさんでしょうか。プロデューサーはあまり出しゃばらない方が良いように思いました。
山羊…それって…もしかして…シルビア?

山羊…それって…もしかして…シルビア?

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

必見!
この芝居見れて良かった。
7年前に青年団の、見てるけど。
青年団も良かったけど、こっちはもっと良い。

なんて言っていいか分からない。
演劇って、こんな作品を作ることも可能なんだね。
衝撃的でした。

今村俊一の演技に素晴らしいリアリティがある。
富沢亜古のラストの表情・状態は忘れられない。
ラストは息子役も良かった。

荒野に立つ

荒野に立つ

阿佐ヶ谷スパイダース

シアタートラム(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★

初めて
初めての阿佐ヶ谷スパイダース公演を観劇。
観に行こうと思い立ったのは、
劇団競泳水着の川村紗也さんが出演するから。

ネタバレBOX

舞台は荒涼とした荒野。
枯れ木が一本立っているだけ。
冒頭に出演者が全員椅子を持って座る。
そこで、背景のスクリーンに物語の主題が表示される。

夢か現か幻か

夢のような現実のような世界を行ったり来たりするヒロイン。

ヒロインの現実が荒野のようにすさんでいるのが垣間見られる。
だが、迷い込んだまたは逃げ込んだ先も荒野だった。
心象風景もまたすさんでいる。

だが彼女を取り巻く人々は彼女が思っていた以上に、
彼女を心配して優しさを愛を与えていた。

しかし、水をすぐに捌けさせてしまう荒野のように
彼女の心には届かない。

でも、荒野に立たない場所は、
家族・友人達が座って待っている所だった。

人生は荒野のように。
でも、荒野に立つことが疲れたならば、
振り返るとオアシスのような場所がきっとある。

なにか他人の夢というか長塚圭史さんの夢に迷い込んだような
不思議な演劇でした。
リタルダンド

リタルダンド

キューブ

PARCO劇場(東京都)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★

役者陣は皆さん好演
先日の三谷さんの作品同様、これも、役者さんに功労がある舞台でした。

私は、母のお腹にいる頃から、演劇界の大人達に囲まれて育った一人っ子のせいか、どうも、子供の頃から、お涙頂戴物が嫌いで、どこか芝居も斜めに観る癖がありました。

たぶん、そういう、可愛げのない自分の性格故と思うのですが、この作品、最初から、泣かせよう泣かせようとする意図が随所に見えて、やや鼻白む脚本、演出ではありました。

最初の内、しばらくはストレートプレー調で進行していたのが、いきなり、突拍子もない、歌が始まった時には、幾らミュージカル好きな私でも、さすがに、気持ちが引いてしまいました。

でも、役者さんの力量と、コツを熟知した脚本、演出の技に乗り、知らず知らずに、舞台に同化する気持ちが芽生えたのも確かなところ。

ただ、どうしても、ストーリー展開に、ご都合主義を感じてしまいました。

余談ですが、主人公の吉田さんの名演に、先日亡くなった、中村とうようさんを想起してしまいました。
あーいう気骨ある批評精神のある、その道の通が、どこの世界からも姿を消されてしまって、実に無念でなりません。

ネタバレBOX

アルツハイマーや痴呆で苦しむ家庭が、幸いごく身近にいないため、この主人公の男性の病気の進行具合が、リアルなのか、虚構的なのかの判断はできかねるのですが、疑問に思ったのは、家族や知人が、主人公の男性の書いたメモを、しょっちゅう出入りしている部屋なのにも関わらず、あの幕切れの時点まで、誰も目を通していなかったのかと、とても不自然に感じました。

こういう細部に、脚本の真実味が感じられず、虚構色が色濃く出てしまうのです。

たとえば、妻の兄は、自分の母親が、やはり重度の痴呆で、入院中で、そちらに行ったきりになる状態が普通なのに、何度も、妹の婚家先にやって来ます。編集部の面々も、原稿の締め切りに悩殺されるような忙しさの筈なのに、主人公の症状がかなり進行しても、相変わらず、この部屋に昼間から足しげく通います。一番驚いたのは、母の葬儀の日に、兄が「やっぱり妹と別れてくれ!」と懇願に来る場面。普段は、自分のこともわからない母を見るのが辛さに、病院から足が遠のくのを納得できたとしても、幾らなんでも遺骨になった母を置き去りにして、深夜にそんなことを言いに来る人間がいるでしょうか?

あまりにも、できすぎた話で、まるで、夢物語のようでした。

ただ、ひっくり返りそうに違和感を感じた歌は1曲目だけで、2幕の皆さんの歌は染み入るように心にふわっと浸透し、なかなか素敵な舞台になっていました。

初舞台から、その伸びしろに注目した松下さんまで、とにかく、役者さんが、皆さん、とても好演されて、その点では、後味の良い観劇となりました。
肝っ玉おっ母とその子供たち

肝っ玉おっ母とその子供たち

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/26 (火)公演終了

満足度★★★★

ヘレンケラーの時もそうだったが、
舞台美術や衣装の見事さ、役者のばらつきが無いこと、暗転のテンポ良さなど、プロフェッショナルな技を感じる舞台でした。ただ、ミュージカルではないので歌にまで細かくチェックを入れるのはヤボというものですが、劇中歌に関しては少し声量が足りず、不満が残った。この劇の中では歌もかなりなウエイトを占めていて、それがこの劇のいいアクセントになっていると思うが、その部分が弱かったのがすごく残念な気がした。カトリンを葬る時の歌など、泣かせどころだったと思うが・・・・。台詞は小さな声もよく響き、さすがの貫禄だったが、歌はやはり感動を与えるためにはある程度の声量は必要だったと思う。ブラボーの声が飛ぶ幕引きの中、あの歌にもっと力があったらそれこそスタンディングオベーションの嵐になったことと思います。

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

毛皮族

リトルモア地下(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/08/09 (火)公演終了

満足度★★★★

無題63
◆おひゃさま◆昨日に続いていて2作目です。今夜はかなり面白かったです。が、その前にひとつ。開場ですが、昨日は時間前にちゃんと整理番号順に並んだのに今夜はかなりテキトー。もう時間だっていうときに、とりあえず1-10番まできちんと並んで入場。あとは10番ずつまとめて(早めに入ったので後もそうだったかはわからないけど)。なんのための整理番号付前売券なの?自由席=早く並んだ順じゃないの?もちろん、まとめてでも構わないんだけど、スタッフによってやることが違うのは感心しない。

ネタバレBOX

開場を待っている間、なぜか蚊が多かった。演目が違うので舞台もガラッと変更。緑の絨毯と草花。咲いているのは「蕎麦」の花?江本さん=太陽、羽島さん=北風。連続テレビ小説「おひさま」のパロディなんですね?(そもそもみてないのでわからないけど)始まるやいなや狭い舞台に自転車で乗りつける柿丸さん。はちゃめちゃです。高野さんと一緒に上半身**もあります。どこまでがお芝居で、どこからが急場しのぎなのかわからず、でも面白くみることができました。
放課後グリム

放課後グリム

花まる学習会王子小劇場

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/07/24 (日) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

色々考えさせられました
昨年に引き続き観に行かせてもらいました。前回は有料で6回公演、今回は無料で1回、正直どうかなあとも思いましたが、中高生の素で生の表現に感心しました。話も演出も、そのアプローチの仕方と言うか見せ方の妙と言うか、これをプロの役者でやったらどうなるのかとも思いつつ実験的で凄く楽しめました。アフタートーク(反省会?)での中屋敷さんの先生ぷりっも垣間見え良かったです。

無料と言うことと純粋な発表会との事で評価は入れませんが、楽しませてもらいとても満足しました。

ごんべい 江戸版/平成版

ごんべい 江戸版/平成版

ゲキバカ

吉祥寺シアター(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

【江戸版】カッチョ良すぎ
圧倒的にバカカッコ良かったです。ダンスの疾走感もキャラの馬鹿馬鹿しさも話の切なさも全て良かったです。特にラスト近くの大見得は震えるくらいカッコ良かったです。
真面目にふざけてバカやってる感じなんですけど、下らないの一言では片付けられないパワーを感じるんですよねえ。

憐・哀-ren・ai-

憐・哀-ren・ai-

オトナの事情≒コドモの二乗

APOCシアター(東京都)

2011/06/30 (木) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

満足度★★

期待が大きかっただけに・・・
期待が大きすぎたせいか、正直がっかりした。

ナンチャッテ歌舞伎としては、成功してるとは思えない作品。

私は浅利ねこの衣装が好きだが、今回のは違和感が強かった。

洋服もいれば、和服もどきもいて、女性陣の着こなしがだらしなく、ある程度統一感がほしかった。

この衣装の違和感が作品自体を象徴している印象。

4組の男女の恋が描かれているが、人間描写に説得力を感じないので、4組出す必然性を感じず、悲恋の感動が薄かった。

古典に挑戦するユニットということで、今後に期待。

ネタバレBOX

本編が始まる前に、登場人物が三々五々出てきて、ファッションショーみたいに舞台をぶらつく。

これはこれでよい思うが、客席誘導係の岩田裕耳が「役者、舞台にいますけど、別に何かするってわけじゃないですからね。まだ始まってませんから」と説明したのがいかにも現実的に聞こえて興ざめで、何も言わなくてもよかったと思う。

歌舞伎で言う「塵鎮め」みたいな効果を狙っているのかどうか。中途半端な印象には思えたが。

現代は人形浄瑠璃の「伊達娘恋緋鹿子」の本編を知ってる人がどれだけいるだろうか。

それなのに中村梨那がお七の人形振りを見せ、ここだけ取ってつけたように「古典」で、効果的に見えない。

しかも、お七はビスチェで、娼婦のような衣装。人形振りの所作とマッチしない。

附け打ちも打ち方が下手なので、耳障りなうえ、必ずしもきめどころに入れないので、演出効果が出ていなかったように思う。

役者に歌舞伎の所作をさせているが、腰がすわっていないので、グラグラし、あれでは体に負担がくるだろう。

素養のない人に無理にやらせても、きれいに見えないし、逆効果だ。

ストーリーもダラダラして盛り上がりがないので、正直飽きてしまった。

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