ユメノナカノウツツノナカノユメ 公演情報 劇団だるま座「ユメノナカノウツツノナカノユメ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    初心忘るべからず!
    決意表明は分かるのですが…。

    ネタバレBOX

    役者を続けることに迷いが生じた青年が、夢の中で自分の色々な面を振り返り、やはり役者が天職だと確信し、気持ちも新たに頑張ろうという話。

    題名の最後のユメは希望のことなんですね。

    初めに密室に5人いて名前は全員が佐々木ユウキ。それぞれは、彼女に子供ができて役者をやめて彼女のお父さんの不動産業を手伝おうかと考えている「おっさん」、役者をしている「青年」、思考能力はあるが先読みしてしまう「めがね」、シンガーソングライターをしているが限界を感じている「女子」、レンジャー戦士や漫画家になりたかったけどすぐに諦めた「少年風」の5人です。

    途中でサバイバルゲームが2回行われたので、精子の勝ち抜き合戦的な話かなと思いましたが、お芝居を書く面にも才能がある自分がいて、つい劇中劇を作ってしまったということでした。

    5人は全て夢の中に登場した自分でした。レンジャー戦士や漫画家になりたかった頃があったり、シンガーソングライターをしていたこともあったり、そして今は役者ですが将来の展望が見えずこのままでいいのか悩んでいます。5人の中で本当の自分、即ち今の自分は青年で、4人からの助言、即ち過去の経験を踏まえて役者を続ける決心をするという話です。

    となると、「おっさん」はいったい何でしょう?!

    過去の自分だとしたら少なくとも歳は青年以上ではまずいんじゃないかと思いました。夢だから未来の自分が登場しても構わないとしても、もう一つ、役者として成功を収めた剣持さんがこの役を演じているのを見ると、私は「青年よ安心しなさい、少なくとも47歳までは役者をやっていけますよ。テレビにも出られますよ。」と言いたくなってしまいました。

    色々な劇団で役者を続けるべきか悩むお芝居を観ますが、それを演じるのは本当に悩んでいる30歳前後の作家さんや役者さんたちです。成功した役者さんがやってもなぁという気がしてしまいます。

    だるま座の看板役者を外すわけにはいかないのかもしれませんが、もし若手だけで演じたら、そうしたら「おっさん」というあだ名は変えなければなりませんが、もっと気持ちが伝わる話になったのではないでしょうか。

    説明係の説明は大人の事情があるとして、映像は着替え時間のために必要だったのかとは思いますが、人生の選択肢のようなものを掲げた文章は要らないように思えました。

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    2011/06/29 05:28

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  • ご来場ありがとうございました♪

    役者が「役者」を演じるのは難しいのだなぁと今回思いました。

    制作で入っている私もかなり難しさを感じていたので、舞台の上の人間はもっと感じていたと思います。

    若手のみの公演もまた違ったお芝居になるようで、楽しいですね。

    このお芝居は本当にいろんなご意見をいただきました。
    たくさんのご意見を参考にこれからも日々精進してまいりたいと思っております。

    だるま座のこれからを見守ってください。
    今後も応援よろしくお願いいたします。

    2011/06/29 14:04

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