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紐育に原爆を落とす日  無事千秋楽終えました。沢山のご来場ありがとうございました。

紐育に原爆を落とす日  無事千秋楽終えました。沢山のご来場ありがとうございました。

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

二人の憎しみ
チケットプレゼントにて鑑賞。100分。

熱気のある充実の舞台だった。

ネタバレBOX

日本での原爆研究者2名の想いと憎しみと倫理観からくる生き様が主軸。
彦坂忠義(浜谷)は、広島の惨事を目の当たりにし、原爆の存在(人間が原子を操ること)に疑問を投げかけ、原爆を作らないと決意する。その助手の漆原士道(時津)は、愛する人を亡くした憎しみから、ニューヨークを原爆で焼き尽くすと決意する。
二人とも見せ場のシーンがあり、特に浜谷のラスト演技は、照明効果も手伝って、物理学者の苦悩と反骨心、個人的憎悪など複雑な気持ちの入り混じった名シーンになっていた。
時津の演技もかなりキテいた。一種の高揚感を含んだというか。

憎しみに憎しみを返すのか、原子を操ることは罪なのか、人の命は本当に大切なものなのか、戦争とは誰が始めているのか。戦争という非常時にこそ色濃く浮き上がるテーマだと思う。(というかこうならないと人間は考えないのか)


前回公演に引き続き、「人は死んだら終わり」というセリフもあり、前向きなメッセージ性も含んだ良い公演であった。
Black Shooting Star

Black Shooting Star

おぼんろ

Barまいどおおきに(渋谷区宇田川町34-6 W&Iビル4階) (東京都)

2011/09/10 (土) ~ 2011/09/10 (土)公演終了

満足度★★

まあ面白かったが、しかし…
とあるバーに、保健所の調査入るが、
なんと、調査中に巨大化したGが出没…。
しかも、最初は遠慮がちに「出没」していたが、
次第に「自己主張」まで…というような話。

最初はドタバタだけかと思ったが、
後半はそれなりに色々の趣向も工夫され、
面白くは思った。

ただ、ここで、最近話題の「開始時刻問題」が…。
事前に17~18時と聞いていたのだが、
役者がお客さんをいじったりしていてなかなか始まらない。
10分ほど経ったとき、「遅れているお客さんがいらっしゃるので…」
と言われ、さらに「待つことにご不満の方はいませんよね」と、
いじりの延長が。
こう言われると「いや、始めて下さい」とはとても言いにくいし、
私も10分程度なら遅れても良いかと思っていたので、
「後の予定があるので」とは言わなかった。

それから数分後、その遅れたお客さんが到着で、
「(遅れたお客さんに)拍手を」とまたいじられる。
それから、前説だか芝居の一部なのか分からない結構長い話があり、
(もしかしたら。これは所要の1時間に入っているのかも、
と思ったくらい)
ところが、「ではこれから始めます」ということになった。

この本番部分も、1時間では収まらず、結果解放されたのは18:30頃。
つまり30分も超過したのだ。

私は19時までに王子に行かないといけないので、
慌ててエレベーターに乗ろうとしたら、
もう1人若い御嬢さんも飛び乗ってきた。
「私、次の予定があって…」「私も?」
「王子ですか?」「いえ、私は下高井戸で…」
なんて、多少の会話のうちに1Fに着いて、
それぞれ急ぎ足で…。

下高井戸の方はどうか知りませんが、
結果、私は10分遅刻してしまった。

結局、あの長い「前説」も公演時間の対象ではなかったのだろう。
元々遅れている上に、さらに遅れの原因となる話を
長々やるのってどうなの?

それから、遅れているときはせめて、終演後
「押してしまったので、お急ぎの型は遠慮なくお帰り下さい」
位言ってほしいのですよね。

別の劇団の話ですが、次の予定などを、客演者一人一人に話させて、
ダラダラ「終演後挨拶」が続いたことも、経験しているので…。

お客さんの全員が、終演後何も予定無し、
というわけではないのだから…。

そんなわけで、演劇自体は4Pでもいいかな、と思ったが、
遅れが酷すぎたので、2P減点とします。

ララバイ、バイバイ

ララバイ、バイバイ

レゴプラ

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

満足度★★★★

祝、旗あげ公演!
山邊健介のひとり劇団にも関わらず、素敵な俳優を揃えている。人生のハイライトな部分を若干はにかみながら、切り取って見せてくれた。旗あげ公演としては上出来だ。


誰やねん

誰やねん

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

満足度★★★

エンクラの伝統が光る
随所にエンクラの伝統が息づいていた。パワー、個人技、圧倒的な存在感。そしてエンクラ独特のダンス等々。エンクラ独自のシステムは魅力的な役者と次から次へと生み出す。今回の役者陣も、荒削りだが魅力的な役者が多数。これからどう成長していくか要注目だ。

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズ

南大塚ホール(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

「テノヒラサイズの人生大車輪2011」
面白かった!冒頭こそコテコテの大阪コントかと思って引いてしまったが、登場人物の過去を振り返るシーンが始まると、そこに描かれた人の喜びや悲しみと、椅子を使ったフィジカル表現に、ぐぐぐっとひきずりこまれた。これは見て損の無い作品だと思った。

ネタバレBOX

各キャラのエピソードを観ながら、これをどう収拾するのかなと思っていたが、そうくるかとうなった。
しかし、最終的に宇宙連合(だったかな、銀河連盟だっけ)に入れてもらえたのかが、すごく気になる。
OKICHI

OKICHI

アブラクサス

劇場MOMO(東京都)

2011/09/15 (木) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

見せ場が多く、感動的な芝居
明治開国前後の、唐人お吉の物語。

一応、5つの部分から構成されていると思う。
ネタバレ部分で各部分について触れて行くが、
ただ、これは私が勝手に分けたもので、
上演時に「第○部」と表示されたり、
台本に書かれたりしているものではないことは、
あらかじめお断りしておく。

ネタバレBOX

第1部は、下田が舞台。
ハリスは、以前他の者が異人を恐れて逃げる中、
親切に案内をしてくれたお吉のことを覚えていて、
彼女を看護役・賄いに所望するが、お吉には許嫁鶴松がおり、
首を縦に振らない。
それは結局、ハリスの妾になることだと彼女も考えており、
また、下田奉行の役人達も彼女を妾にして、
油断させて情報を得ようと考えていたのである。

役人の1人が、許嫁の首をはねれば、お吉もあきらめるだろう、などと、
手荒な事を言うが、殿様である伊佐は人格者であり、その意見を排斥する。
お吉に「下田を守るため、国を守るため」と切々と訴え、
最後はお吉に土下座までして、ハリスの妾となることを承諾させる。
(このような素晴らしい見せ場が、劇の初めから用意されている!)

そして、お吉はハリスの滞在する寺に出仕するのだが、
初めは打ち解けなかった2人も、いつしか理解し合い、
愛情が育まれて行く。

しかし、ハリスは帰国することとなる。
「いつか迎えに来る」という言葉を残して……。

第1部からのつなぎの場面があって、
第2部の「異人向け」の遊閣の場面となる。
ここで遊女となっているお吉の元に、
珍しく日本人男性が客として訪ねてくる……。
帽子をかぶり、後ろ向きで、ただ話ばかりしているが、
その男は元許嫁の鶴松であった。
お吉は、ハリスの妾となったこと、そして、今は、
遊女となっていることを恥じ、鶴松を避けるが、
しかし、彼に熱く説得され、一緒に下田に戻って生活することを承諾する。

第3部は再び下田。
お吉は下田の人達には、「金を積まれて唐人の妾になった」「下田を売った」「下田の恥」「国の恥」と思われており、
それは鶴松の家族からも同様であった。
一方、子供を産めないお富を馬鹿にした元夫のこんにゃく屋と、
お吉は喧嘩してしまう、などのトラブルも起きる。
自分の店を持つことを夢としていたお吉を応援していた鶴松であったが、
しかし、周囲の偏見と無理解の中、ついには彼自身、
船大工の親方から暇を出されてしまう。

第4部は、初めは三島が舞台。
お吉は三島で再び遊女に。鶴松は亡くなってしまった。
そこにお富が訪ねてくる。2人は再び下田で店を持つことを決意する。

第5部は再び下田。
一時は繁盛したお吉の店であり、
また、お富を横浜に菓子職人として修業にも出させたりもしたのだが、
周囲の偏見により悪いうわさを流され、閉店することに
……そしてお吉は浮浪の身となり、酒におぼれている。
そこへ元殿様の伊佐がお吉を探しにやってくる。
無理解な人々の前で、伊佐は、お吉にハリスの妾となり、情報収集させ、
また、そのことは国の機密である故、決して口外しないことをも
命じたのは自分であることを告白する。
東京で店を持つまで成功したお富もやってくる。
そして、お吉を探すのであるが、すでに彼女は浮浪の身で酒にも溺れ、
精神も病んでしまっていたのであった……。

このように、各部分部分に見せ場やほろりとする台詞が用意され、
また、基本的にはある意味不要な部分が上手に省かれ、
無駄なく話が進行していっていると思う。

まあ、欲を言えば、第1部と第2部との間のつなぎ部分は、
多少冗長であった気もする。
大政奉還の奏上文らしき漢語調のナレーションが流れるが、
これは耳で聞いているだけでは少々分かりにくい。
またここで、明治維新に向けての戦いを象徴する殺陣シーンもあるが、
ここで、髪の色の違う人(ハリス役か、後で出る回船問屋商亀吉役か、
役の役者かははっきりしなかったが…)が登場するのも、
一瞬ハリスが登場したように見えてしまった。
この部分だけ再考してもらえれば、という気がした。

なお、舞台は、奥のほうが一段高くなっていて、いわば「二段構造」で、
奥の部分を別の場面に使ったり、回想場面としたり、
と巧みな使い方をされており、これも良い効果を挙げていた一因と思う。

私自身、不勉強で、この話のどこまでが史実に基づいていて、
どこからが創作なのか、正確に知る者ではない。
例えば、「描かれているほど、ハリスが日本やお吉のことを、
真剣に考えていたのだろうか?」とか、
「いじめられるのは分かっているのに、どうして下田に固執したのか?」等々……できればこの辺の説得性も、もっとあればなあ……。
ただ、「そうあってほしいな」と思わせる部分も多く、
そう思わせる部分は、説得性のある舞台であったのだ……そんな気がする。

ということで、多少の欠点はあったかもしれないが、
端数切上げで5Pとします。
団 鬼六・悦楽王

団 鬼六・悦楽王

月蝕歌劇団

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/09/14 (水) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度

直木三十五役
のひとが自分を直木三十三といっていたのが気になりwikiで調べてみたところこの人は三十一の時から年齢とともに筆名を変えていたそうな。
芝居内容とは関係のない理由で☆ひとつとしましたが、詳しいことはかけません。チキンハートな僕です。

ネタバレBOX

この芝居によると団鬼六は直木三十五の実の子供ということになるんですかね。
朝日のような夕日をつれて

朝日のような夕日をつれて

Contondo

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

再現できたのかな!?
当時の観客の度肝を抜いたと言われる
劇団「第三舞台」の旗揚げ作品

ハイペースで進む熱い芝居で
役者さんの熱さはヒシヒシと伝わってきました^^

しかし、話に乗れないまま
これはコメディなのか・・・本格派なのか・・・
悩んで観ていました^^;

驚々

驚々

多少婦人

池袋GEKIBA(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★


チケットプレゼントで鑑賞。初多少婦人。90分。

ストーリーがはっきりしていて、理解しやすい。もう少しコメディに走っても良かったかな。
役者は、山本しずかが一番良かった。

ネタバレBOX

ある会社の同僚のサプライズ昇任祝いと見せかけての、別の同僚のサプライズ婚約祝い、で実はさらに‥。

自己満足と相手へのサービス(思いやり)の境界線はどこなのって要素も含めてあったように感じた。また、思い出に残るためのサプライズという考えは、人生のいろんなとこで必要になりそう。人生も演劇と同じで演出が求められるんだろうなと。

退屈はしなかったけど、もう少し浮き沈み(紆余曲折というか)がはっきりしていると楽しさが倍増したと思う。
ロベルトの操縦

ロベルトの操縦

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

満足度★★★★

相変わらず面白い
全体的にゆるふにゃでありながら疾走感がある不思議な舞台でした。言葉遊びと会話の掛け合いで話を進めていく様はお見事。ダメ人間のノリと勢いと開き直りは、恐ろしい。

悩殺ハムレット

悩殺ハムレット

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

時を越え
シェイクスピアさんの 作品が面白い と いう事を 知りました。
そうなると いろいろと 知りたくなるような気がします。
もっと いろんな作品が観たくなりました。

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズ

南大塚ホール(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

傑作再び
チケットプレゼントにて鑑賞。

改めて鑑賞し、やはりできた話と再認識した。笑いと涙、前向きなテイストと、ツボを押えた良作品。次回作品への期待が高まる。

ネタバレBOX

脱出劇の中で語られる7名の人生が、最終盤で1点に収束するストーリー。タイトルの「人生大車輪」から連想できるような、歯車がガッチリ組み合った話に内容知ってても唸ってしまう。
ヤクザと俳優の話が好き。宇宙連邦のくだりは、前回より今回の湯浅演じる刑事のほうがコミカルさがあがっていた。
ラストの宇宙連邦ネタで〆るのも、重くならず、(ヤクザの話の)暖かな気持ちを保ったまま会場をあとにできるので好き。

・刑事(湯浅)‥宇宙連邦からの加盟申し出を断ってしまう。
・営業部長(川添)‥ハマチを本マグロと粉飾している会社を内部告発し、職と友人を失う。
・別れさせ屋(田所)‥別れさせ対象者に本気で恋するも、相手も別れさせ屋で失恋。
・俳優(郷本)‥恩師の子を励ますため映画の主演をはるも、その子は餓死していた。
・ホステス(稲野)‥貧乏くじを引き続けるアル中。腹違いの弟と再会するも事故で死別。
・占い師(物部)‥歯車占い師。木内と知り合う。ヤクザの娘に似ている。
・ヤクザ(木内)‥組長の娘と恋するも、娘は不治の病で死別。今回の監禁は、彼のみんなに対する恩返し。
OUTFLOWS

OUTFLOWS

大橋可也&ダンサーズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度

かなりつまらない
見るべきダンスも無い。見るべき演出もほとんど無い。

Mr.Moonlight ミスタームーンライト<月光旅人>

Mr.Moonlight ミスタームーンライト<月光旅人>

K-BOX company

遊空間がざびぃ(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

無題128
外で待っていて蚊に刺されました。開場して前列に座ります。ここは2回目ですが、天井が低く視界に入ってくるのと、壁が「木(目)」なので気を緩めると現実に戻ってしまいます。観たい!を書いたときに書かなかったのは「ビートルズの曲ですか?」。結局、そうでしたが、お話の本筋とはあまり関係ないと思いました。たしかに、冒頭、月の光には不思議な力がある、というシーン、万葉集「天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」が紹介されたり、月の魔力に引き込まれます。でも、ビートルズはラヴ・ソングだし、本作品は生きるということなのかなと思ったので。今、読んでいるのが「ツナグ(辻村深月著)」。死者と生きている者とをつなぐ「使者(ツナグ)」、5つのお話(お勧め)。

ネタバレBOX

どうしても、演技が説明調になり、3ケ所から頻繁に出入りするのでなおさら。
復讐の一念にとりつかれた兄、それを思いとどまらせようとする事故死した「妹」。この対比が最初わかりにくく、もっとファンタジー寄りだったら楽しめたかなと思いました。もし、多重人格...という疑いがあり、この方向で進めるんだったらもっとややこしいことになっているはずだし、脚本があわなかったみたいでちょっと残念でした。亀山さんはよいガイト役でした。樹里という役柄、直前になってピンときました。それまでは不思議な役だなと感じていましたが、ここはグッときました。

結城役の池田さん、足を痛めました?
私はよく図書館を利用します。そういえば、図書館を舞台にしたお芝居ってみたことがないなぁ、と思いました。
ちょぼくれ花咲男

ちょぼくれ花咲男

文月堂

サンモールスタジオ(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

梅の参拾五番
時代は江戸でも内容はファンタジー色が強い。
オープニングの口上から楽しく観劇。
田中玲さんの歌をもう一度聞いてみたい。

ネタバレBOX

藤原さんが出演していて驚いたけどパンフを見て納得。
辻沢さんを見るのは良いんだけど、笑わせようとする件や、長八郎との関係などその分長く感じたかも。
ぶどう畑に落ちた流れ星

ぶどう畑に落ちた流れ星

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

Bチーム観劇
特に終盤からラストにかけて方々から啜り泣きが聞こえてくる中、ちょげる涙を抑えつつ観させてもらいました。脚本・演出、役者・演技、セット設営、受付等に至るまで完璧なんじゃないかなと思う公演でした。これを当日パンフに書かれている期間でやったと言うのは他の観劇者の方も書かれていますが謎過ぎます。

恋、ほのか ~何年後かのI love you~

恋、ほのか ~何年後かのI love you~

Knocturn

六行会ホール(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

歯がゆい
お互い好きなくせに素直にその事が言えない。幼馴染でずっと一緒にいたせいかもしれないけれど、それでも自分の気持ちをきちんと相手に言わないと、、、伝わらない。切なく焦れったくて観ていて苦しくなった。2人の恋の終着駅、同じだったらいいのに。

驚々

驚々

多少婦人

池袋GEKIBA(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

騙された
見事に騙されました。それにしてもテンポのよさとドキドキの展開,見事な勘違いで最初から最後まで目が離せず,90分の上演時間がホント短く感じました。自分にとっては鬼門だったGEKIBA,ここではじめて面白い芝居を観ることが出来ました。

ちょぼくれ花咲男

ちょぼくれ花咲男

文月堂

サンモールスタジオ(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

直感で好きになった女性
三谷智子さんとの出会いは、芝居ではなく、脚本が先でした。

横内さんが大層押したのに、劇作家協会の公開審査で落選された時の作品で。

この方は、近い将来、大物になられるに違いないと直感しました。

あれから、何年??

初見の芝居では、まだ綻びが見えたけれど、今回の作品は、素敵でした。

初の時代劇と伺って、もっと破綻があるのかと予想したのですが、さにあらず。

もちろん、時代考証や、衣装考証等、重箱の隅をつつこうとすれば、いろいろありますが、とにかく、まず三谷さんの演劇制作者としての躍進振りが、嬉しく感じて、最後は、初日の友人の報告同様、涙しました。

キャストの皆さんが、適材適所の布陣で、これだけの登場人物に全て光りを当てる、作・演の裁量にまず感じ入りました。

文月堂さんの今後にも、期待感が膨らみました。

そうそう、余談ですが、以前サントリー美術館の「鳥獣戯画展」で見た、意外なある事象の庶民の飛ばしあい競技を、この花咲男の特技で思い出しました。
江戸時代って、そういうおおらかな庶民の楽しみもあったんですよね?

その絵の模写を、屏風に使ったら、更に面白かったかも。

ネタバレBOX

当パンの三谷さんのご挨拶文に、まず甚く共感。相手に必要とされているかはどうでもよい、ただ、相手の存在を欲しているだけ…という文章に。

これを読んだだけで、既に涙腺が緩みました。

始まった芝居は、この挨拶文を素直に舞台に投影したような、心温まる佳作でした。

たくさんの既製の芝居や物語等のエッセンスが巧みに織り交ぜられ、それでも、きっちりと、三谷さんの独自性が色濃く…。

女性らしい、細やかな作品作りが、胸を打ちました。

吉原遊女お二人の美しさ。佐藤さんの口跡の良さと、確かな演技力、霧島さんの軽妙洒脱な演技に、小劇場ではなかなかお目に掛かれない、プロの芝居の醍醐味を感じました。

同じ年齢の同じような芝居流儀の小劇場芝居を見慣れたせいか、こういうプロの技を感じる舞台に出会うと、それだけで、富くじに当たった気分でした。

前回の見逃した公演では、最後に、私の好みではない収束の仕方だったと聞いていたので、最後まで油断できないなと、恐々観ていましたが、最後まで、爽快!心から、安堵した次第です。

伊之助と美鈴の最後のシーンは、演じ手の佐藤さんと佳那枝さんのピッタリ息の合った名台詞が生き、まるで、時代劇の名作にも劣らない哀れを感じて、涙が自然に流れました。

本当に、素敵!!大おススメ作品です。
OUTFLOWS

OUTFLOWS

大橋可也&ダンサーズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

敗北
確かなスキルを持ってる(であろう)ダンサーとスタッフ陣の作るコンテンポラリーダンス(だと思う)。括弧つきの感想になってしまうのは、ダンスを見慣れてないので、これがダンスかコンテンポラリーか判別がつかないのです。ただただ、ポカーンと観てしまいました。「わからない」「難しい」は、作品を作って訴えてる人の意思から逃げるようで悔しいので出来るだけ使いたくないのですが……悔しいです。

1つ、思ったのは、「こんなに観客に喰らいつくような、鬼気迫るパフォーマンス」を目の前で演じられても観客と演者には見えない壁があるのだなって事。

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