紐育に原爆を落とす日  無事千秋楽終えました。沢山のご来場ありがとうございました。 公演情報 獏天「紐育に原爆を落とす日  無事千秋楽終えました。沢山のご来場ありがとうございました。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    二人の憎しみ
    チケットプレゼントにて鑑賞。100分。

    熱気のある充実の舞台だった。

    ネタバレBOX

    日本での原爆研究者2名の想いと憎しみと倫理観からくる生き様が主軸。
    彦坂忠義(浜谷)は、広島の惨事を目の当たりにし、原爆の存在(人間が原子を操ること)に疑問を投げかけ、原爆を作らないと決意する。その助手の漆原士道(時津)は、愛する人を亡くした憎しみから、ニューヨークを原爆で焼き尽くすと決意する。
    二人とも見せ場のシーンがあり、特に浜谷のラスト演技は、照明効果も手伝って、物理学者の苦悩と反骨心、個人的憎悪など複雑な気持ちの入り混じった名シーンになっていた。
    時津の演技もかなりキテいた。一種の高揚感を含んだというか。

    憎しみに憎しみを返すのか、原子を操ることは罪なのか、人の命は本当に大切なものなのか、戦争とは誰が始めているのか。戦争という非常時にこそ色濃く浮き上がるテーマだと思う。(というかこうならないと人間は考えないのか)


    前回公演に引き続き、「人は死んだら終わり」というセリフもあり、前向きなメッセージ性も含んだ良い公演であった。

    1

    2011/09/19 11:12

    0

    0

  •  観劇ありがとうございます。

    当初の趣旨から3・11により、大きく変わってしまい、作家の端くれとしては原発≒原子爆弾であるということを言わなければいけないのではないかと・・・。
    戦争責任と福島原発責任というのが私の中ではある意味同義になっていまして・・・。

    エンタメ度が低かったなぁと、反省しきりです。
    コメントありがとうございました。

    獏天 イデ

    2011/09/22 10:27

このページのQRコードです。

拡大