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abc★赤坂ボーイズキャバレー Spin Off ~2回裏!~―喝!&勝つ!―

abc★赤坂ボーイズキャバレー Spin Off ~2回裏!~―喝!&勝つ!―

K Dash Stage

博品館劇場(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

表とはまた違う面白さでした。
堤泰之さんの脚本は本当に面白いですね。
音響って!そうそう!いるいるー!といったようなところも面白いのですが、表とはまた一味違うドラマ性があって大変楽しめました。
今回の利根川渡の葛藤が、表の台詞にもリアリティをもたせて「好きだから芝居をつづけたい」という彼の意志に力を与えたように思います。
架空の人物、架空の劇団とは思えないリアリティ。
天空旅団という劇団は、もはや架空ではなくてどこかで何かを上演しているという気がしてなりません。
自分がやりたいことをやっているんだと主張する利根川渡ファンタジーにはどっぷりハマりました。

江戸の青空 弐~惚れた晴れたの八百八町~

江戸の青空 弐~惚れた晴れたの八百八町~

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★

役者でみせる芝居
お話自体は目新しいものもなく、元の落語を実は知らないのだけれど、だいたいもとの通りなんだろうと思わせる。

出演者たちの芸達者ぷりで楽しませる。
コンビネーションも良かった。

ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

スタイリッシュな寓話
ホラー的な要素もあるちょっと毒のある寓話的な物語を、真っ白なギャラリー空間を上手く使ったスタイリッシュな演出で見せ、作品の一部分として巻き込まれる感じが楽しかったです。

ある島へのツアーに行った人たちが経験した不思議な出来事の報告を聞くという体裁で、物語を通して核技術と人類との関係を比喩的に描いていました。観客はツアーの客という設定で空間全体に席が配置してあり、その間や壁際で演技が行われ、迫力がありました。

全員が身に付ける真っ黒な衣装のそれぞれに凝ったディテールが施してあって、とてもセンスが良いと思いました。小物は全て針金細工で手作り感が溢れていて可愛かったです。音楽はチェロと歌のみでしたが、効果的に使われていました。
世界初とうたっていたキネクトを使用した映像表現は、Max/MSP/Jitter等のプログラミング環境を用いて既に行われている様な内容だったので、新鮮味は感じませんでしたが、効果的に使われていました。

役者は基本的に声を張って喋っていましたが、残響のせいで聞き取りにくかったです。それほど広くもない会場で普通の声量でも十分に聞こえるので、もう少し声の大きさを抑えた方が良いと思いました。

トラベルモード

トラベルモード

*pnish*

サンシャイン劇場(東京都)

2011/11/02 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

た、た、楽しい!
パニッシュの舞台は縁あって何度か観ているが今回は特に面白かった!
演出は毛利亘宏(少年社中)だったからキャストらへの小細工が効いていて笑いにパンチがあった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

17世紀初頭、フランス北部の港町に建つホテルに三銃士がお忍び旅行にやってきた。
ルイ13世直属の銃士隊の中でも剣豪として有名なアトス、ポルトス、アラミス。有名人がご宿泊!!とあって支配人やベルボーイは大喜び。大層なおもてなしで大歓迎を受けるが、宿泊している事をおおっぴらにされたくない3人は戸惑い気味。それもそのはず。実はこの三銃士、真っ赤なニセ者だったのだ。

彼らは支配人に「自分達はフランスの任務でここにお忍びでやってきている。だから我々の事は他言無用だ。」と釘を刺すも、おしゃべりの支配人は、街中に触れ回ってしまう。そして三銃士の宿泊にあやかって上手くするとホテルの宣伝にもなるという売名行為も加味して、町で三銃士祭りをするという企画まで立ち上げてしまった。

弱る偽三銃士。そしてそんなパニックの中、フランスの敵であるリシュルの使者がホテルにやってくる。そこに使者を追って銃士隊に憧れるダルタニャンもやってくる。どちらも本物の三銃士を知ってる連中だ。偽三銃士は大慌てで、自分達の身の上がバレないように画策するも、エディー(偽三銃士)はかつて三銃士に憧れてダルタニャンと共に銃士隊を目指した仲だった。

これらの出来事が三重にも四重にも加わり、偽三銃士は自分達のついた嘘がばれないように嘘の上塗りをして、にっちもさっちもいかなくなる。結局薬局、大きな悪さはできない偽三銃士はルイ13世を守る為に、ダルタニャンと共に本当の三銃士のようにリシュルの悪巧みを止めようとする。

「1人は皆の為に、皆は1人の為に」の言葉を掲げながら、戦わずして英雄になれたのは、ルイ13世を暗殺してイギリスと手を組むというバッキンガム公に宛てた密書と偽三銃士がベルボーイを三銃士にするという紹介状を間違えた為だったというオチ。笑

果たして彼らは真の英雄になる事が出来たのだが、ここまでに到着する経過のコメディがまったくもって面白いのだ。偽三銃士の三馬鹿トリオっぷりも可笑しいし、キャストらが放つ仕草もいちいち可笑しい。ひじょうに楽しく解りやすい舞台だった。何でも器用にこなすパニッシュの鮮やかな舞台。お勧め。次回も観たい!
「さらば冬の殺し屋」

「さらば冬の殺し屋」

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2011/10/29 (土) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★

復讐
序盤、妄想とサスペンスの入り混じったコメディな描写だったが、終盤にかけての復讐劇はこれから起こり得る幸喜の未来を暗示しているようで怖かった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

物語は田舎の駅長室での出来事。幸喜は10年前に3人を殺してしまった過去があった。現在の幸喜は、過去の幸喜を知った上で、結婚3日目を迎えた妻・幸恵と一緒に今は亡き3人のお墓参りにここに訪れたのであった。幸喜は無感情で無表情だった為、感情の表現の仕方が解らず、妻が倒れて雪に埋もれ仮死状態になっても、どうしたらいいのか解らなかった。これは元々の幸喜の性格なのか、あるいは、殺人を犯して罪を背負ったあの時から感情が凍ってしまったのか、はっきりしなかった。

それでもあの時、全てにムカついたから3人を殺してしまったのははっきり覚えている。

一方で殺し屋ジャムは、ある時は駅長に、ある時はキャッツアイに、ある時は雪ん子に、ある時は工事現場のおっさんに変化しながら戸塚に殺しの指示を出すが、元来、苛められっこで気が弱い戸塚は殺しを実行できなかった。後半になって戸塚の行動は戸塚の妄想の中にある殺し屋ジャムを使って鬱憤を晴らしていたことが理解できる。

そして戸塚と同じように頭の中に殺し屋を飼っていた幸喜は10年前に本当に実行してしまったというわけだ。するとこういった妄想癖から幸喜と戸塚は似ているのだと思う。被害者の遺族は駅舎で幸喜を見つけると殺してやりたいほどだったがそれは出来ない。それで彼らはそれぞれに幸喜を詰ったり指先を傷つけたりしながら、自分自身を納得させることしか方法がなかった。

しかし、物語が進むうちに幸喜の妻である幸恵は10年前に幸喜に殺された小さな男の子の母親だったことが明らかにされる。しかしこれを幸喜は知らない。幸恵の復讐は、幸喜の感情を復活させて喜怒哀楽を感じられるように仕向け、とことん幸恵を好きにさせて、幸恵がいなくては生きていけない程、溺れさせてから、幸喜を捨ててやることだった。

田舎の駅長室で起こる、渦巻く闇と屈折した人間関係を描写した物語。

殺し屋ジャム(神春菜)と戸塚(豊田高史)の掛け合いがバリ、アニメチックコメディだった。あまりにもコミカルさが押し出されてしまった為、ミステリアスな雰囲気が削がれてしまったように思えた。終盤になってサスペンス性が強くなるも、それまではずっとコメディ一直線で突っ走っていた。だから全体的にまとまりがなかったように感じられた。うなじの痛みの部分がワタクシにはちょっと違和感があった。ズラはベタすぎて笑えず。苦笑!
IN/GO

IN/GO

EgofiLter

シアター711(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

カクレキリシタン
実は恥ずかしながらカクレキリシタンをよく知らない。カクレとは今の今までキリスト教だと信じてきたワタクシはカクレと呼ばれるカクレキリシタンがブードゥ教のようなキリスト教と土着の信仰が融合したものだと始めて知る。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

長崎県南松浦郡。上五島の中心である中通島にほど近い孤島、柄島。漁業を営むわずか2世帯14名が居住する島の一角、下窄孝子の家が舞台。劇中のセリフから苗字に下という字がつくとカクレであるとのこと。出来たらこういったカクレについてもっと詳しく描写してほしかった。

孝子の葬儀に離れて暮らしていた3人の娘たちと近所の住民、シスターが集まってくる。孝子はカクレであったが、ある理由から26年前に家を捨てて失踪していた。孝子の3人の娘たちは隣家によって育てられていたが10年前に孝子が戻ってきた時を最後に娘たちは家を出て暮らしていたのだった。

孝子の葬式で集まった娘たちは賑やかな葬式の場でふと自分たちの過去の話題になった時、つばきという4人目の妹が居たことを思い出す。それは26年前、つばきを抱いた長女が階段を滑ってつばきを落としてしまい、これが起因でつばきは死んでしまったのだ。3人の娘たちはつばきを隠してしまえば、なかったことに出来るんじゃないか、という幼子の咄嗟の考えから、長女と秀晴(孝子の弟)の二人でつばきを貯水槽の中に沈めてしまったのだ。

この記憶をすっかり忘れていた京子と八重に陽子が過去の出来事を説明する。「母さんが失踪したのは私たちのせいじゃない。二人とも覚えてないの?じゃあ、ずっと苦しんでいたのは私だけ?!」と。

一方で10年前に孝子が帰ってきてから秀晴は自宅の家の水道に仕掛けをして赤い水が出るようにする。これは失踪した孝子に対して、振り回される周りの人を考えたことがあるのか、水道から血の涙を出して姉さんを反省させる。という秀晴の鬱積した行為だった。

家族を軸に偏狭的な人々は島という、独特の閉ざされた環境で皆で抱えた罪を黙してけっして外に漏らさないことで、柄島独自の治安を守ってきたのだ。一つの事柄に対して秘密を持つということは集団の結束を固め易い。

この物語に登場する佳代子という女がつばきの霊のように振る舞う。母親が神経症になってナンドガミを祀っていた、ナンドガミのようにも振舞う。
この物語はカクレを信仰し続けた女とその家族の物語である。カクレをもっと勉強していたらまた違った見方も出来たと思う。それが残念でならない。終盤、徳雄が歌うカクレの歌が神々しかった。

また序盤に撒いた伏線を終盤にかけてきっちり回収されていたものの、それまでの謎あかしがあまりにも長く思えた。そしてシスターの存在とカクレの関係性もイマイチ良く解らなかった。次回もこの劇団は観たいと思う。本が素晴らしい。。
鳥ト踊る

鳥ト踊る

はえぎわ presents 真夜中

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

アートな女
なんすか、この面白さは。笑
幕が開けると一人の女(男優)が頭上1メートル上の高さに吊るした扇風機の羽に髪の毛が絡まり身動きがとれなかった。
もう、この情景を観た途端、プッ!!と噴出してしまい可笑しくなってしまったワタクシ。笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

そしてみたからにその光景は完璧なアートとしてそこに存在し、女の髪は天を目指して竜巻のように扇風機の羽にくっついてる。こんな見せ方はノゾエの感覚の素晴らしさで、これだけでワタクシがノゾエの作品にぞっこんなのが解るというものだ。

こうして、ひょんなことから身動きのとれなくなった女に遭遇した男は、たぶん、一目で彼女を気に入ってしまったのだろうと推測する。なぜって、女はとても可愛いのだ。そして女のワタクシが見ても表情やら仕草がやけに色っぽくてキュートなのだ。こうして男は手が不自由だと女に嘘をついてまで、彼女の髪を扇風機の羽から解きたくないようだった。

男は作家だといいながら、本のネタを女と一緒に考え、相変わらず、女の髪を解こうとしない。そして女も携帯電話があるのに警察にも連絡せずに先輩にどーでもいいような電話をかける。笑
とにかく男と女の会話がシュールで不思議で必死で滑稽なのだ。やがて男は毎日少しずつ女の元に数時間、髪を解きにやってくる。男の企みは、こうして誰にも女を渡さず女の髪を毎日少しずつ解く日々を送りながら女の感情が自分に向くことを期待して通い詰めるのだ。笑

要は宝引きと同じで、そうあっさりと手(髪)を放してしまわないほうがよろしいようだ。じっくり粘ったらハズレが当たりに変わることもあるように、律儀に逢瀬を重ねて口説けば、女もだんだんとほだされていつの間にか一番心を許す相手になっていたという話をよく耳にする。

だから男はせっせと通いつめ、女の人の身体は衰弱していくが、そうした日々を送っているうちに男と女は同じ感情が芽生え、身体が近寄る数時間を楽しむ二人になっていった。そして、チューをする二人。「また明日。」・・・男はこういって女の元を去るが、もし男が不慮の事故で死んでしまったら、女はくる日もくる日も男を待ち続けるのだろうか。

そんな愛おしい物語にも、やがて最後はやってくる。男は案の定、不慮の事故で死んでしまうのだ。しかし、男はここを出る前に髪を切るハサミを置いていったのだ。

ワタクシが観たのはA「男」:男優×「女」:男優バージョン。
大人の童話さながら、美しい夢物語でファンタジーだ。このまま、童話になりそうな繊細で楽しい本だ。男と女の感情の機微を絶妙に描写したこの本は、好きな女を自分の手元に置いておきたい男の心理を表現した「コレクター」でもあった。

惜しむらくはキャストが噛んで聞き取れないセリフがあったこと。しかし全体的に好みだった作品だから許せる範囲。
超科学生命体ウギバZ

超科学生命体ウギバZ

劇想からまわりえっちゃん

ウイングフィールド(大阪府)

2011/12/10 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人ってなんだ
モヤモヤしたんだー。悩んだんだ。戦ったおとなになった

The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

遊戯ヱペチカトランデ

APOCシアター(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/12 (月)公演終了

満足度★★★★

その意気込みを買う!
自分たちの世界を創り出そうという意気込みを感じる若々しい舞台。少女漫画的な世界ではあるが、十代の少女たちの愚かさと傲慢さ、そして子供っぽい残酷さは十分に伝わってきた。途中で「舞台上の世界」、「現実の過去」と「現実の現在」がごちゃついてわかりにくくなったのが残念。コーラス部分はよく練習していて言葉もよくわかるのに、独唱が弱い、言葉も聞き取りにくい。「姉妹」という言葉は通常複数の姉と妹を指すので、その言葉の連発も話を判りにくくした。一人なら姉か妹である。

Oi-SCALE企画公演オムニバスof Oi Oi vol 3

Oi-SCALE企画公演オムニバスof Oi Oi vol 3

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2011/11/30 (水) ~ 2011/12/07 (水)公演終了

満足度★★★★★

ひきこまれ
Bプログラムを観ました。
童話が生まれた がよかった。
今まで観てきたどのお芝居よりも、心のなかに入ってきました。
ノスタルジックで、何だかいつか、どこかでみたことのある光景。
言葉、音、ひかり、夢の中みたい。白昼夢。
感覚的です。
役者さんのお芝居のスタイルもよかった。

好き嫌い別れる作品だと思います。

『タンバリン・スナイパー』

『タンバリン・スナイパー』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ワーサルシアター(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鈴木雄太,どんどん良くなっている!
8割世界,ここ数公演観ているわけですが,演出 鈴木雄太氏はこの頃,専門学校講師(演出)を務めたりかなり多忙な様子。そんな周辺がどういう風に作品に影響するか?と思って行きましたが....作品の質が一層上がってた!って感じました。いっときに関わる公演数が増えたことにより,手腕になおなお磨きが掛かった!そんな風に感じました。キャストもリラックスして,バッチリついていっているっというか,良い感じ。とても楽しい2時間になりました。いやー,観れて良かった!

milk

milk

ウィルチンソン

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

無題221
19:30の回、受付:開演1時間前…ではなく、18:40、4階に上がると誰もいなくて扉は閉まっているのでした、少し待ってみるがなにもないので下へ、受付時間が延びたことを聞く、さらに整理券があることも…、で、引き返すと男性が一人、厳かに整理券を受け取る。遅れる事情は様々、でも、お知らせくらいはするでしょ(or ずっと立っていて欲しいな)、19:00、なんだかなぁーと思いながら受付していただくと、ちょっと間違っていたので「********」、さらにどんなもんかなぁーと考えつつ椅子席に座る、と、チケットの半券をもってきてくれる、今日はないのかと思っていたので、ありがたや。初日なのでいろいろあるのでしょうか、上演時間75分の予定が90-100分になったとの告知、33%も増量。いつものLE DECOでパイプむき出し、今日の演目が模造紙に大きく書かれ、貼ってあります。左の階段、ラジカセ。正面のテーブル、ノートと鉛筆。その右、床に掃除機。奥の天井、調理器具。19:28、男が一人、椅子に座り、ノートになにか書いては、ページを破く。上下、黒、フジツボのようなものが施されている。奇妙なお話の始まり。

ネタバレBOX

LE DECOでは何でもできるような気がします。じっと見つめれば、パイプ、汚れた壁、床。コの字型の座席配置が多いので反対側のお客さんが視界に入ってくる、でもヘンなお芝居が似合うハコ、慣れてくると次はどうかなと期待してしまうのです。

パブロフの犬:狂言では音を言葉で表し、太郎冠者とか独特の言い回しがあるそうな。「水」「牛乳」「猫」に過剰反応し、死んでしまうコンビニの店員とそこにやってきた女性客との会話。NGワードを連発しそのたびに死んでしまう店員、同僚が「ブス」を食べさせ(死んでるんだけど…)、アムアム…「附子(これを食べると復活)」というのは知りませんでした、醜女(仕草から焼き鳥かなと)だと思ってみていました。

あとは、共食いや星座などのお話、56億7千万年というのは弥勒菩薩の出現のことか…それとも光瀬龍の世界か、メトロノームを使った銀河鉄道。

どう面白いのかわからないけど不思議感一杯。
ニュートンの青いリンゴ

ニュートンの青いリンゴ

タマコロ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

無題220
「想い出パレット」(12月3日)から1年ぶり、ずいぶん待ったものです。今回、かなり作風が違っているように感じましたが、1年も経てば記憶もカタチを変えてしまうのかもしれません。先日もギターが出てくるお芝居をみました。つい、音は出ないけどどこのモデルかな、なんてそちらに関心がいってしまうのでした。G:AriaProⅡ、B:ロゴが読めなかった…これってプレシジョンベースだったか…もうよくわからなくなってしまいました。12:00受付、12:30開場で予定通り。舞台奥、ぶら下がっているのは洗濯したのを干しているのかな、黒い壁、左右に白い扉(左はトイレ)、下手から、化粧台、荷物を置くテーブル、サイコロ型椅子、真ん中やや左、ソファ。服が散乱、ここはライヴハウス、地下、控室。アイドルバンド「タマコロ」と、新人アイドル、なぞの男が入り乱れるお芝居。ぬいぐるみハンターは「くちびるぱんつ」しかみていませんが、そういわれるとそうかなと思います(何を言ってるんだか)。借金取りの会話がなんともいいタイミング。終始楽しく観劇。カラフル(パンツも)で元気な舞台、14:37終演。

ネタバレBOX

万有引力のことは自然科学系(特に宇宙もの)の本を読んでいるとよくでてきます。単に落ちるのではないところがちょっぴりよかった。バンドが戦隊になり、弾丸が飛び交うハチャメチャな展開。アマゾンから届いた青いりんご…アップルレーベルのりんごは「グラニースミス・アップル」というそうです。劇中、リンゴの曲が流れたけどタイトル忘れてしまいました。
ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

主宰の挑発にノッちゃいましょう
公演の「説明」にある主宰・伊藤靖朗さんの挑発に乗って 「とても不謹慎で恐ろしく、フシダラな作品」を目撃してきました。

ネタバレBOX

いつまでも「見ているだけで何も言わない」客でいいのか、と突きつけられる思いでした。
劇場に足を踏み入れた瞬間から否応なく参加させられるのがすてきで新しい。
私は中央の席を選んだので役者さんが食事したり抱擁したりするのを文字通り目の前で一緒に体験しました。
半端ない集中力が必要な、役者にとってもオソロシイ実験だと思います。
『タンバリン・スナイパー』

『タンバリン・スナイパー』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ワーサルシアター(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

奥山智恵野が素敵だ。
前回も好演していた奥山智恵野だが、今回は圧倒的に素敵だ。おかげで周りにたくさんいたいい役者がかすんだぐらいだ。

作品は石原美か子と鈴木雄太のコラボが見事に成功して楽しい作品に仕上がった。イマまでの8割世界の作品や石原美か子の名作「うちに来るって本気ですか?」に比べると笑いはやや抑えめだが、その分、ほのぼのと暖かい良質な作品に仕上がっている。

The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

遊戯ヱペチカトランデ

APOCシアター(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/12 (月)公演終了

満足度★★★★

もう一度見たい
思春期の女子高生の、痛みや悩みがストレートに伝わり、切なくなりました。感性に訴える素敵な言葉がいっぱい詰め込まれていたけど、謎解きに頭を
使っていたため、じっくり味わえなかったのでもう一度見たいです。
劇中で使われた音楽がとても良かったです。合唱のレベルも高く楽しめました。特にエンディングの歌をもう一度聴きたい。      

The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

遊戯ヱペチカトランデ

APOCシアター(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/12 (月)公演終了

満足度★★★★

物語の強い吸引力
ミステリー的な色合いを持った作品で、その全貌を俯瞰できた満足感はありました。

ただ、単に物語を追わせるだけの舞台ではないとわかっているにも関わらず、物語の解け方に心を奪われて、盛りつけられた表現の魅力を受け取りきれないような無念さもあって。

少々贅沢な悔しさを感じたりもしました。

ネタバレBOX

冒頭の数シーンにほんの少しだけワサワサした部分はあったのですが、
そこからはシーンごとにしっかりとしたテンションが生まれ
時間を重ね合わせながら
次第に物語が観る側に解けていきます。

観る側の視座がしなやかに変化しながら
物語が明らかになっていく。
それも一重ではなく幾重にも
事実が浮かび上がり
過去が組み上がって。

ストレートプレイの枠組みを保ちつつ
合唱や、歌唱力をしっかり持った役者たちが支える
音楽を編みこんだシーンたちが
舞台の色を幾重にも作る。
ひとつにくくられて重なりあった
キャラクターや時間から
それぞれの事情が次第に浮かび上がってくる
シーンの積み重ねにはグルーブ感があり、
ラストシーンまで観る側を飽きさせることなく惹きつけていく。
冒頭の前説から劇場をそのまま物語に取り込んでいく態や
常に視線を編み込んだ舞台のテンション、
さらには、歌える役者たちや生演奏の力、
それらが個々に観る側を物語の世界に取り込んでいきます。

ただ・・・、贅沢な感覚なのですが
この作品にはそれらの魅力というか秀逸さが
もう一段の踏み込みにつながっていかない
もどかしさのようなものもあって。
物語の構造を追うことと
様々な表現の力が撚り合わさっていく感覚というか
魅力のベクトルの重なりの精度が
うまくかみ合っていかない。
物語の全体像を時に隠したり、あるいは晒したりと、
観る側を二つの時間に取り込んでいく
いろんな工夫を感じるのですが
それらが、物語の成り行きへの興味を引き出すことには成功しているものの、
必ずしも全体の空気のふくらみを作るにいたらず
むしろ豊かに受け取りうるシーンの質感を混濁させ
力を減じてしまっている部分もあるように思えて。

終焉時に物語を俯瞰できた満足感は十分にあり
舞台の世界にも染められたのですが
さらなるもう一歩の感覚を求める気持ちも
どこかに残る。

物語を紡ぐ縦糸と横糸のバランスを
少し変えれば
もっとたくさんのものを観る側が共有できる舞台が現れる・・・、
そんな感じもしたことでした。

乞局(こつぼね)

乞局(こつぼね)

乞局

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/13 (火)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的に、人間。
喜怒哀楽が誤作動してしまう一筋縄ではいかないニンゲンらしさが、ちょっと鬱陶しいくらいの温度で描かれていて、とてもよかった。

それから音響、照明、舞台美術が細部に至るまでとても丁寧に設計されていて感動。
小劇場であの空間設計は最高レベルを誇るのではないでしょうか。

どこぞの地方の生活臭&土着臭が染み付いて逃れられない感じの役者さんたちの振る舞いが凄まじい。

安っぽい許しと人間愛に食傷気味なひとにとくにおすすめ。

ネタバレBOX

そこがどこであるものか、明確な特定はなされない。ただ、主要ターミナル駅から少し離れた、タクシーは呼ばないと来なくて、バスも通ってない、ちょっと辺鄙などこかの街。そんなうらぶれた街の商店街の一角に、ぽつねんと佇む風の場末感が漂う喫茶店。そこは病に冒された妻•葉万子と義兄•土手光を持つ千和という男が切り盛りしているが、店とふたりの世話で手一杯の千和は弟の颯太朗に葉万子との子供を養子に出しており、毎月養育費を支払う約束をしているが、支払いきれず、サラ金業者から金を借りている始末。金銭を要求する弟と、返済を要求するサラ金業者。治療する金もない、そんな内部事情を知る街人と、それをききつけ、群がる街人たちの群像劇。

と書くと一見、特殊なようにおもえなくもないが、刺激的な都心部をひとたび離れれば、退屈がやってくるのは時間の問題で、それは場合によっては安息に似ているかもしれないけれども、そういう土地には場所柄、”他人の不幸は蜜の味”とはいかないまでも『なにかおもしろいことはないだろうか』とかぎ回っている人間というのは少なからずいるもので、この一角では”たまたま”千知の家庭事情が今、激アツなトピックになっているというだけなので、それはなにもこの街に限ったことではないだろう。
そして、それは、まったく目をみはるものがある。
たとえば『様子を見に来た』と理由をつけて入り浸る薬局店員の触田が『千和はお金のことで相当困っているらしい』というネタを仕入れればその情報はスナックママ、お店のホステスの女の子、蟲屋の店員、andthem,,,へと光の速さで伝達がなされ、見えないところで会合(井戸端会議)が開かれ『今日聞いたことを明日になったら忘れてしまう、カワイソウな葉万子さん』に街人たちが同情した結果、『相談にのってもらってありがとう』との名目で、”カワイそうな葉万子さんをスクウ会”とでもいうような、慈善でもあり、偽善でもある募金めいた、あるいはお布施めいた行為を街人たちが、随分前からはじめたのではないだろうか、と推測される。

しかし、この街の人たちは『おせっかい』である割に良い事をすることに『引け目』を感じる弱き人々なので、こんな方法でしか気持ちをつたえることができない。
わたしはそこに、とても人間らしい一面を垣間みたような気がした。
これはとても誤った観方かもしれないが、人情や優しさというものがある種のうっとうしさによる善意であり、悪気はないのだろうけど受け取るほうとしてはありがた迷惑ともいえない善意とも悪意ともつかない曖昧な行為によるもの、であるとするならば、これは、下町の寅さんと同様の心理が働いているではないかとすらおもったほどだ。そしてその感覚は『良心の呵責に苛まれる』という倫理観によるものに近しい。

その光景を異常におもい、疑問を感じた葉万子がある時、憂さ晴らしのための手段として『利用』されているだけだった。と知ってしまったとしても、彼女の行為は曲がりなりにも千和を借金から『救って』いるし、彼女に話をきいてもらった人々の心もまた『救われて』いる。
『ありがたい』という意味で、葉万子は神のような存在だともいえる。彼女がただ頷くだけで、勝手にお金が溢れ出し、人は頭を深くさげる。
そんな彼女を千知がどこにも行かせたくないというのも無理はない。なぜなら彼女は、金銭を生む機械であり、救い主でもあり、また、憤怒と欲望の捌け口のペットであるからだ。そして、万葉子は千知の暴力行為を忘れてしまう。あるいは、ほんとうは忘れたフリをしているだけかもしれない。

だから、私は千和たちは、発狂し、気が狂いそうになりながらも、その一歩先は『良心の呵責に苛まれた懺悔』によって踏みとどまろうとして、同じ日を何年も、何十年も繰り返し、生きることを選択してしまうだろう、とおもった。
それこそが償いであり、無償の愛とかいうやつなんじゃないか、と。
もしくは、そうなるように祈りたいだけ、だったのかもしれないのだけど。
こんなにも、圧倒的に『人間』をみたのは久々だった。
ぱんだの集い

ぱんだの集い

張ち切れパンダ

シアターブラッツ(東京都)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/12 (月)公演終了

満足度★★★★

ぱんだの魅力
チラシのセンスがなにげに良い。公演も満足できる内容。次回7月公演も見ようかなと。

オムニバス3本で約120分。3つともよかったけど、「笑う鬼婆」が一番かな。

ネタバレBOX

「やさしさエフェクト」‥恋人を待つ田中(小島ことり)に想いをなんとなく寄せるミッチェル(八木菜々花)と顔が残念な元カノ(帯包麻菜)。ギャル(坂口沙由理)と就活中の丸の内系OL(増田久美子)の王道とかなんとかの言い合いの末、ミッチェルと元カノが田中を落とせるかどうかの競争となる。結局、田中はどちらも選ばず、彼女を待ち続け、ラストその表情でハッピーエンドを演出する。田中の待たないことが怖い的な話に同調できるようなできないような印象だけど、笑いの多い作品だった。特に、元カノの登場シーンとミッチェルが元カノの容姿に対して「顔がねぇ‥」といちいちツッこむとこ。容姿の中傷を美人なミッチェルに言わせても、嫌味にならず面白い不思議。

「笑う鬼婆」‥雨の降る山小屋に千代(平島茜)が一人。そこに麓の集落の住人・田吾作(瀧澤裕也)が雨宿りをしにくる。千代は鬼婆の話をしはじめる‥というように、過去回想的に舞台が進む。鬼婆(薩川朋子)は子供を喰らうがなぜか春(小林美奈)のことは喰わずに親代わりとして育てていて、春も(事実を知らないためか)懐いている。千代は自分の子供を鬼婆に喰われた過去を持ち、復讐のため鬼婆の家を訪れ、鬼婆のいない間に春を殺し煮物にして(カチカチ山的な)、鬼婆を苦しめ食い殺す。
話はグロい箇所もあるものの、しっかりとしていてシンプルかつスリリング。演出・照明・音響もうまく作用して良い舞台になっている。特に、春の煮物の箇所~千代が踊り狂うところ。
鬼婆がなぜ春を育てるのかとか、田吾作を含めた村と鬼婆の関係とか、千代の絶望とか、バックグラウンドを想像するのも楽しい。いや、恐ろしくて哀しいか。

「殻」‥小学校の同級生の丸宮(斗澤康秋)の葬式。同級生の4人が顔を合わせ、回想へ。小学生の持つ恥の意識とか異性への恐怖と憧れ、人間関係(友情と愛情)の構築途中という時期を上手く捉えているような舞台。ブー子役の柴原がユーモアを捉えた演技で笑わせてくれる。
二手目8七飛車成り戦法

二手目8七飛車成り戦法

劇団鋼鉄村松

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

満足度★★★★

千秋楽に拝見
うん!面白かった!しかもチケプレ頂いたのに、遅くなり過ぎて、すみませんm(_ _)m

対決を主軸に、有効的な映像使いやら、濃いキャラ盛り沢山に、ボスのやんちゃぶりで、面白かったです。

ネタバレBOX

名人コブラ(ムラマツベスさん)対ザキヤマ七段(後藤裕哉さん)の戦いが主軸なのだが、戦いを見守る控え室や、コンピューターゲームを擬人化した、ぴゅー太くん(島原弓里江さん)も絡んだりと、面白かった。みんな個性的で、『佇まい』が、それぞれ魅力てきでした。

コブラは、名人ならではの不敵の強かさが、カッコいいくせに、会話の語尾に、
『◇◇◇◇◇にょろ~』って!いうのが、ちとかわいいはずなのに、名人と別格扱いされる、強さと不気味さが滲み出ていて、良かったです。
真面目な顔に、笑ってしまいました。

ザキヤマの若さと、個性的な作戦をうつための心理描写等も、良かったです。
勝負の世界は相手ありきの戦いのようで、実は自分との戦いでもあり、その辺の描写も、可笑しいながら、しっかりでていて、良かったです。

又、倉橋女流三冠(後藤和さん )対馬場奨励会員(小山沙織さん)の秘かな戦いなど将棋騎士等の心情や、スポンサーサイド事情等、盛り沢山でした。

のずく七段(村松かずお さん)も良かった。

やんちゃなボスならの、あっちにも、こっちにも仕掛けがある感が、活きてました。

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