最新の観てきた!クチコミ一覧

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RICHARD O'BRIEN'S『ロッキー・ホラー・ショー』

RICHARD O'BRIEN'S『ロッキー・ホラー・ショー』

パルコ・プロデュース

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★

ミュージカル
新感線の割に公演時間が短いのであっという間に終わった感じですね。生バンドで迫力有。コメディー調の作品は良かったけどもう少し迫力がある方が私は好きかな。

妖怪レストラン 3P(スリーピー)

妖怪レストラン 3P(スリーピー)

THE 黒帯

テアトルBONBON(東京都)

2011/11/30 (水) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

満足度★★★★

3P=SLEEPYだったのですね
男子のみの出演者!結構新鮮でした。
どこの世界にいるかが、ちょっと解りにくい時もありましたが、楽しかったです。
やっぱり、伯爵が最強なんですかね!?

Weekly2【バチェラーパーティー】

Weekly2【バチェラーパーティー】

アヴァンセ プロデュース

シアター711(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/14 (水)公演終了

満足度★★

演技力のレベルは低い
坂上忍の作・演出。ちょっと、脚本がぐだぐだ。

野々村真の結婚(再婚)式前夜の男たちだけの宴。お客様に笑って頂くためならなんでもやるとのことだったが、あまり面白くない。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/


相変わらず野々村真の演技はヘタだ。ワタクシはムーディ勝山という人を知らなかったが昔はそこそこ有名なタレントだったらしい。要するに今は落ちぶれたタレントだ。永澤俊矢
はカツゼツが悪くセリフが聞き取りにくい。でもって終盤、永澤俊矢の私生活暴露があってこれが一番面白かったが、司会のカツゼツも悪く永澤俊矢のセリフと同様、聞き取り辛い。つまり、役者としてのカツゼツの悪さは致命的なもので、これに輪をかけて演技力が酷い。

一方でなんの取り得も無いと独白していた吉川泰昭のフラフープを使ったサーカスのようなショーが素晴らしかった。また「壁に手をつきな!」と命令する女王様こと、はづきのご乱交が楽しかった。

更に舞台上のセリフの殆どは下ネタの乱舞。本物の酒での一気飲みのシーンもあったりして結構な量を飲んだキャストは酔っ払って幕後に挨拶していたが、これもぐだぐだで、ヤレやれ・・の公演だった。

また、暫く観に行くのは止めて少し様子をみようと思う。
ニュートンの青いリンゴ

ニュートンの青いリンゴ

タマコロ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★

楽しいけれども
若くて元気溢れて楽しい芝居だったんだけど,何も残らなかったなぁ。前作と違うところといえば,やはり演出だから,自分にはやはりサンタさんは合わないのでしょう。ただ,賞味期限ぎりぎりアイドルの元気を見ていて多少は元気になれる気がします。それにしても,あの腹回り,そろそろどうにかした方が良いのではと思ってしまうしだいです。

ニュートンの青いリンゴ

ニュートンの青いリンゴ

タマコロ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★

まんま、ぬいぐるみハンター
を観てるよう。しかもぬいぐるみハンターと出演キャストも殆ど変わらないから、タマコロなのか、ぬいぐるみなのかも区別がつかないほど。。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


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アイドルバンド「タマコロ」のネーミングはローリングストーンから取ったらしく、転がり落ちるタマ!だ。笑

まさに、うれないままに落ちてくアイドルの表裏を描いた作品。相変わらず、丸石彩乃が汚れ役。ブラジャーにパンツ姿で大股開きまくりの絶叫さ。だから、男子はこのうえもなく楽しいはずだ。しかもタマコロアイドルは5レンジャーならぬ、戦隊タマコロと称しそれぞれの萌え服なんかを着こなして全体的にはオタクとかコア客が喜ぶような舞台なのだ。

一方でニュートンが盛り上がった舞台を盛り下げるようなギャグを打ち放つも、どんだけさぶいんだよ!ってピューピュー、風ふきまくるようなネタ。まあ、そんなだから、演劇と言うよりもショー的な公演で余興とみたら男子は楽しいはず。そういえば・・キャバクラもこんな感じなんだろうか?
 ミュージカル「ア・ソング・フォー・ユー」

ミュージカル「ア・ソング・フォー・ユー」

アトリエ・ダンカン

新国立劇場 中劇場(東京都)

2011/12/06 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

歌いたくなりました
カーペンターズよく知りませんでしたが、、
聴いたことある曲ばかりで楽しめました。(そりゃそうか)

ストーリー的には、、あまり深いところはなく、平和な物語が展開されており、ちょっと物足りなかったです。

唄が好きな人はいいかもです。美声が聞けます。

途中休憩はありませんでした。。

ネタバレBOX

この値段設定はどうかと・・・。
道成寺

道成寺

劇団山の手事情社

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

パワーアップ
何回か観たことあるのですが、数年前にみたときよりもなんかモダンな感じになってました。

女って怖いなぁと思いました(笑)
あんなふうになったりするかしら、自分。。

アナウンスの携帯注意の「だめです」がツボでした。

流星ワゴン

流星ワゴン

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

クリスマスシーズンにはキャラメル。
12月にキャラメルを観るとクリスマスの到来を感じ、そして暖かい気持ちになる。
今回は重松清の原作だが、やはりキャラメル味に仕上がっていた。

心温まる作品。今年1年のいろいろなことをすべて流して、がんばろうという気持ちにさせてくれる作品。やはり観なくては・・だ。

河童夫人

河童夫人

猫の会

劇場MOMO(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

作家と作り手の双方の特徴が
シーンの積み上がり方は
演出家のトーン、
でも、観終わって残った物語には
これまでに何度か観た作家の味わいがあって。

それぞれに違和感がなく、
どちらの世界のテイストでもありながら
とても新鮮な後味が残る。

書き手と作り手のとてもよい出会いのようなものを
感じました。

ネタバレBOX

それぞれのシーンから
ゆっくりほどけていくそれぞれの事情、
すべてが明かされるわけでもないのですが
その空気に慣らされていくなかで、
いろんな風に浮かんでくるものがある。

その場にいつづけて、
登場人物たちを見つめ続ける
中野架奈が演じる女性が観る側の視座をしっかりとつくってくれるから
どこかルーズでウィットにあふれた空気が
散らかることなく
次第にふくらみに変わっていく。
他のキャラクターとの距離感や
物語的な立ち位地、
さらには突っ込み方などもしっかりと観る側の共感を取る演技・・・、

だから、傍観者としてつみあがったものから
彼女が終盤に導きだす気付きに唐突さがなく
しかも、観る側に共振する感覚があって。

役者と作家、そして演出家の
それぞれの良い部分がうまく重ね合わされて、
観客に運ばれたテイストに深い味わいが醸しだされて。

とても魅力的な舞台でありました。
【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

【黒の章】を観劇
【黒の章】を観劇。
『きこりと木の精』 が異常に良かった!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX



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『ジャック・ザ・リッパーたるために』
1888年、ロンドンを震撼させた切り裂き魔ジャック。しかし、その正体は定まらなかった。 これは一挙に怪しまれた4人の被疑者が、切り裂きジャックたるための供述を記した記録寓話である。

・・・から始まるこの物語は5人目を殺したのは俺じゃない。これは贋作だと言い張るジャックの言葉を受けて、4人の被疑者が5人の娼婦をどのように殺したかを再現したものだ。実際、殺されたのは長い事ブサイクに甘んじて生きてきたババアだ。しかし、ここでババアに演じてもらうわけにいかない。今回は此奴らにババアの役をやってもらう・・・と、あと10年もすりゃあババアになる女優たちが演じるのだ。

それぞれの女優たちは男に殺されるまでを演技するのだが、あまりにも倒れ方が美しいのが川添だ。川添は死んだ後の絵のような画を鏡で見ながら練習したのだろうか?


『きこりと木の精』
3篇の中で一番好みだったのがこの物語だ。大人の童話さながら美しいファンタジーであった。
男は長くきこりとして俗世から遁れていたためか、目に映る人々の中に木人が混ざっているような気がしていた。中にはすでにしっかりとした木の幹になっているものもいたので、きこりとしては伐るしかなかった。そうだ、家を建てよう。・・・きこりを演じたのが中尾僚太。彼はこれを演じる為に生まれてきたような男だ。物語の中にしっかりと溶け込み、きこりの鬱積した生き様を見事に演じていた。

またこの物語をファンタジックに魅了したのが演出力だ。きこりが木人を伐った址には木の足首と赤い靴が取り残されていた。青い靴でなく赤を使うところが実に素晴らしい。そして31名の行方不明者は森に居るんじゃないか?と説いた刑事が木の幽霊に誘い込まれ、自身も木人になってしまうシーンは残酷だが妖しくて美しい。そしてキャストの全員が全身タイツで蠢くさまはエロく官能的だ。木人は流れるように自分たちで家を建てて築き上げる。死体を隠すなら死体の山を作れ!
照明も素敵な大人の寓話。


『黒髪と魚の足とプレシオサウルス』
サーカス団はフタバの人体切断マジックで大好評を博した。しかしこれはマジックではなく実際にフタバの足を切断していたのだった。やがて何度も切断してはくっつけしているうちに、思うようにくっつかなくなり、サーカス団員のフィッシュとフタバが提案したのは人魚による遊泳ショーだった。フィッシュを想うあまり犠牲的精神で自分を切り刻んできたフタバの怪奇と狂気の生き様を描いた物語。
残酷ショーをみているような気分になって、正直言って、こちらはあまり好みではなかった。

黒と赤を観て気が付いたことだが、何かが足りない・・とずっと考えていた。そしてそれはコメディと狂気を分け隔てる空気の遮断だ、と思う。どの物語にも狂気とコミカルさが点在している。だからそこに漂う空気感がぐだぐだになってどっちつかずになってしまうことだった。これをどうにかしないと狂気と滑稽の繋がりも曖昧になってしまう恐れがある。ここ、どーにかならないだろうか・・。
【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

【追加公演決定しました!】『B4 paper books 2』

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

【赤の章】を観た。短編2つからなる。

相変わらずの劇団海賊ハイジャックらしい屈折と狂気と残酷ぶり。笑) 一見するとこの物語は観客の好みに分かれてしまう。それというのも鮮血やら殴り合いや、不条理な殺され方で人がバタバタと死んでいくし、挙句、口汚い言葉での罵りや、あるいは吐き捨てるセリフで眉根をよせてしまう観客も少なくないからだ。しかし、遠目で距離を置いて全体像を眺めるとこれほど滑稽でバカバカしい物語はないのだ。だから刺激的なコメディとして観劇するとひじょうに楽しめる。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


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『dogma』
学び舎では毎日が戦場で教師は生徒にとって絶対の存在で生徒は服従を強いられていた。ここでは教典に基づいて生徒を教育し、全てのテストに100点満点を取らなければ死が待っている。397人居た生徒が今では模範生8人のみになってしまっていた。
卒業式の日、8人の生徒を試す試験(教典の中から出題される問答)が行われる。ここで合格すれば晴れて栄光の卒業生となるが、不合格しても合格しても、殺される運命だ。要は死の卒業式なのだが、これは教典に基づいた教えでもあった。

ここで観客はなんで?なんて新たな疑問が沸々と沸き起こるが、免疫のない優等生たちが学園の外の世界に出たら、不条理な差別に出会い落胆し絶望し生きていけないだろう・・と説く教師がいた。笑
まあ、世の中を痛いほど熟知していると思われる宇野の台本でのセリフだ。

しかしここで五大先生(川添美和)が教典の逆説、つまり真実を暴き出す。それは校長の生き様について綴った物語だった。この物語にワタクシはひじょうに感動し落涙したほど素晴らしく美しい話だ。生きることに真摯に立ち向かい朽ち果てるまで生きるという執念を感じた不幸な男の話だ。男が歩んできた鮮やかな場面が想像され、それらが、まるでしんしんと降り積もる雪のように・・・やがてずっしりとワタクシのこころを満たす場面だ。自己犠牲的な物語でもある。

悪しき風習を継承した学舎を舞台とした驚異の学園活劇は五大先生の逆説によってその縛りを放たれ生徒らは巣立っていく。終盤でいい話だったなぁ。と感動する物語でもある。

『テッドとリチャード』
連続殺人事件の被疑者として告発されたリチャードは「やったのは俺じゃない。悪魔の仕業だ。」と直訴を始めた。悪魔崇拝とヘヴィメタルに魅了された異常者は、端整な風貌と快活な弁舌を併せ持っていた為、彼の愁情に斟酌した愚昧な聴衆は一躍彼を担ぎ、量刑の裁断を待たずしてスターに祭り上げた。そのころ真犯人テッドが自供し死刑執行されることになる。

リチャードは晴れてシャバに戻りヘヴィメタルの演者としてスターダムに乗っかり贅沢三昧を繰り返していた。テッドの死刑執行の日、執行官は「最後の望みをいいなさい」という。テッドはリチャードに合いたいと希望し、そして被害者の関係者のリストを手渡すのだった。テッドは「俺は君が言った被害者の家族、友人、上司、あらゆる関係者に謝りたい。といった言葉に感動して君の身代わりになった。獄中に居たら謝りに行けないだろう?だからこれからは君が一人ずつに謝りに行くんだ。」と残す。

ほんとうの真犯人はリチャードだったが、彼の身代わりになって死んだテッドの代わりになって被害者の関係者らに謝りにいくという、なんとも複雑で苦悩に満ちた物語。
死刑執行が電気椅子との設定だった。海外では一人の執行官がアームを引くのだろうか?日本では確か3人の執行官がそれぞれボタンを押す仕組みだから、執行官が鬱になるのを防ぐように出来ているが・・。

また電気椅子での死刑の場合、頭に被せる帽子の下に水を湿らせたスポンジを乗せて死刑囚の頭が黒焦げになるのを防ぐのじゃなかったかしら?
どちらにせよ、死刑執行されてしまった場合、事件そのものが終わってしまったという理由で真犯人が解っても罰せられないという法の抜け穴は不思議としかいいようがないのだが・・。

ここに登場する警察官が頼りなくてはちゃめちゃ。ものすっごく弱腰だ。笑
川添は赤と黒で膨大なセリフを吐くが、よく頑張ったと拍手を贈りたい。こういった2バージョンは役者泣かせだけれど、川添はちっさな体で本当に根性があります。演出もお見事!
乞局(こつぼね)

乞局(こつぼね)

乞局

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/13 (火)公演終了

満足度★★★★

不思議で凄い
休日18:30開演だと帰りが早くなるので茨城に帰るには楽でありがたい。そんな事よりも、我慢している主人公の重い空間に笑も起こりながら展開していく変な悩みを持つ人々と利用される人。そして、最後にはズシリと凶行の序章を見たような気持ち悪さが残る。でも、見て良かったと思えた作品です。ともかく観劇直後は「凄いなぁ~」って一言で終わっちゃいました。

milk

milk

ウィルチンソン

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★


コントというには知が勝ち過ぎているような。
ゲラゲラ笑える類のものではないと思っていたけど、
うーん、想像以上に笑えなかった。
趣向を凝らしたあれこれは楽しいが懲り過ぎなところも…(苦笑)
石丸香織の目力が印象に残る。

ネタバレBOX

ラストは「注文の多い料理店」でした。
シチューごちそうさまでした。
ちなみに、
空席目立っていたが日曜12時開演のせいだろうか?
おそらく、12時開演だとソワレまで空き時間が長く、
14時から15時開演のマチネにも間に合わないという
中途半端な時間だからだと思う。
思い切って午前中にした方が需要があるんじゃないかな。
ニュートンの青いリンゴ

ニュートンの青いリンゴ

タマコロ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです!
万有引力に関する気の利いたフレーズ、素敵でした。

ネタバレBOX

弱小プロダクション所属の売れないロックバンドタマコロの話。

女性が誰かを金属バットで殴っている陰湿な暴力シーンから始まって心配しましたが、バンドのメンバーが徐々に一人ずつバンドの制服から戦隊物の制服に変わっていくのが可笑しくて、その理由がリーダーが制服をネットで売ってプロダクションの社長の借金に充当しようとしたからで、何ともいじらしいところもあって良かったです。

万有引力でリンゴが落ちるとはリンゴを引き付けるということ、バンドにまだファンを惹きつける力があるということ、素敵です。

今回はどうしてもぬいぐるみハンターと比較してしまいますが、走りまわることもなく、戦隊物の決めポーズも決まっていて、その上ストーリー性もあって良かったです。

見せパンとはいえ生着替え的なシーンもあり、二日続けてのハッピー!
カリソメ02

カリソメ02

カリソメダンジョ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/11/22 (火) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

若い集団であり作品
何故かログインできなかったのでorz 今更ですが。
二作品同時上演というのは、間違いなく観る側の(時には演る側も)好き嫌い・出来不出来が比較される&ハッキリ決定されてしまうというなかなかオッソロシイ企画だと思うのですが(^^;)でも上演費が安価に設定できるという点では良いですよねw

ネタバレBOX

表現したいものが、とても感覚的なもので、だけどそれをシッカリ表現として成立させる事が出来ていたのかな?という点では確かに、うーん…と思う部分もなくもなくもなく。
未熟な点は勿論あったように思いますが、でもまだお芝居の道に足を踏み入れたばかりの若い集団、というのも知っています。(演ぶゼミ出身ですよね?)
ここから新たに才能ある人達が旅立つことを願って。
アイドル、かくの如し

アイドル、かくの如し

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/29 (木)公演終了

満足度★★★

謎も多くて楽しく見れる
国民傘は見なかったのですが舞台上で人が死んだりする作品が続いてたので、今回のは静かな中続いて行く時間の中、可笑しい、笑わせてくれる仕草や裏のありすぎる事務員とかを関連も関係なく見せてくれる。好きな作品でした、謎が多く終わるラストもいい感じです。

ニュートンの青いリンゴ

ニュートンの青いリンゴ

タマコロ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★

可愛いくて優しい
堕ちて行くアイドルの話なのでどんなに悲惨なのかな?と思ってたのですが全体的には優しい物語だったので見易かったです。妙な設定のアイドル達がとっても可愛くみえます。戸惑いがちな表情とかね、無邪気で邪気~よりは俳優さんの個々の印象が強く感じれて気になる方が増えた公演でした。ユニットも池亀さんも今後期待です。

Live forever

Live forever

キコ qui-co.

Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

荒船泰廣の映像力
土着系幻想演劇を謳う小栗としては今回は異色の作品と言っても過言ではないと思う。
今回は1995年、阪神淡路大震災を題材に脚色した物語だ。だから以前のように幻想度は強度ではないものの、演劇としてはやはり虚構の世界だ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


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そして毎回のごとく、この物語に映像がなかったら成り立たないほどの映像力!荒船泰廣の巧みな技だ。ワタクシは以前からこの荒船の映像が好きで好きで堪らない。だから荒船が映像だけで物語を作りますぜ。なんて誘われたらタケコプターで吹っ飛んで行ってしまう。そのくらい好きだ。

虫から成長するヘリコプタの羽。舞い上がる粉塵。青く明け始めた朝の空。誰かの返り血。蝶。カブト虫。大地震で壊れた街並み。焼け爛れた風景。カブト虫が大怪獣に変化していく映像は、残酷な幻想の世界だ。やがてこれらの下で息づいていた主人公・佳代のドキュメントとして家族や知人で構成されるストーリーへとワタクシ達は誘われる。

物語は阪神タイガースの選手・満男が、知的障害者である自分の弟のためにとある施設を設立した。彼の愛人・ミミを管理人にしたその施設は「ハウス」と呼ばれ、近隣の芸大生や関西地区で活動するア-ティストが居住し芸術を作った。ある日、タイガースの選手の本妻が押しかけて、夫を取り戻すべく画策する。一方で本妻が夫の後輩と不倫をしてしまうと、これを許せない夫は「俺のものだ」とばかりに後輩と殴り合いの喧嘩をする。夫はどちらも欲しいのだ。そしてミミを慕うギタリストの久地楽。

佳代のいとこのミミの妹・野花はアホと呼ばれながら育つも絵画に才能を発揮する。世の中のあらゆる悲しみや喜びや怒りや楽しみを彼らはどん底で味わいながら、泣き叫び、そして温かみを感じるのだ。それは真実の人間像なのかも知れない。だから、満男の本妻・ゆう子の感情が不憫で悲しいのだが、彼女は夫を捨てられず、ひたむきに愛するのだ。

そして佳代の恋人は大震災で死に、これらの揉め事は絶えないけれど、彼らの生活の営みはここしかなかった。震災をきっかけに病んだ者。アルコール中毒になった者。避難所で生活しながら彼らが「ハウス」に戻るまでを描いた物語だ。

描写は抽象的でピースをばら撒いたように舞台上の右と左で演技される。そして終盤にかけてがっちりとこれらが結ばれて収束するのだ。当日パンフで配布される「ほしのふるよるにあいましょう」という詩があるが、こちらの方が土着的幻想ではある。そして神のこういった仕打ちを受け入れながら、それでも生きるという業に忠実に生きるのだ。そして、「頑張ろう神戸」と締めくくる。

野花を演じた桑島亜希がめちゃくちゃ可愛い。そして全身タイツを吐いたなんちゃってヌードで登場するあたり、目が離せない。知的障害者・ショウジ役の吉田能が生ピアノを担当し、野球のシーンで魅せる。阪神タイガースの選手・満男役の櫻井よりフォームがいい。笑) それぞれのキャラクター達の見せ場もあって楽しめた舞台だった。

だけれど次回はやはり土着的幻想劇が観たい。なにしろ小栗の独特の世界感が大好きなのだから・・。
チェイサー

チェイサー

ZIPANGU Stage

調布市せんがわ劇場(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

まんまバー
相変わらずドタバタコメディ。妻がいなけりゃカクテルも作れないダメ男のマスター、フィリピン嬢のサーラン(どちらかというとタイ嬢にも見える!笑)、ホントは若いのに老け顔(頭)の福田・・と、ぶっ飛んだキャラクターの数々が登場する。なかでも宮本ゆるみが演じるキャラはジパングではもはや、宮本がリアルなのか、サーランがリアルなのかわけが解らなくなるほど定番中の定番になっちゃってる。笑
またこういったキャラが実に合っている宮本なのだ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


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物語は福田(佐土原正紀)が20年前に幼馴染の裕美と「20年たってもお互いに独身だったら結婚しよう」の約束どおり、結婚を申し込む為にバーにやって来たことから始まる。
二人は共に40歳。バーのマスターと常連客が福田の事情を聞いて彼を手助けするべく奮闘する物語だ。

しかし裕美一途かと思っていた福田はバーに居た若い女・りさ子からプロポーズされ、これにブレまくり結婚指輪を渡してしまう。福田には元々、優柔不断で他人に流されてしまうところがあり、裕美との約束は頭の片隅にあったものの、りさ子にいってしまうのだった。

そんな福田の性格を熟知していた裕美はバーにやってきたが、福田との結婚の約束を忘れていた。記憶障害だ。これは裕美がずっと前から福田と結婚したいと渇望していたが福田の優柔不断さに不安になった挙句に引き起こした病気だった。

一方でそんな裕美にポロポーズする刑事(よっし)。福田はライバルが現れた途端にまたまた気持ちがブレて裕美が欲しくなってしまう。男とはまったくもって、どーしようもない生きものだなぁ。なんて思いながら、楽しく観ていたが、結局薬局、福田と裕美は結ばれるのだ。

劇中、「20年たってもお互い独身だったら結婚しよう、というのは不謹慎だ。」というセリフがある。確かにこの言葉にはロマンがあるように感じられるが、本当に相手が好きだったら今、プロポーズするべきだと思う。未来の契約は結婚できなかった場合の受け皿に過ぎない。

また裕美を巡って決闘する福田と刑事の場面でアルコール96%のスピリタスというカクテルをバトル飲みするが、ワタクシはそれを飲んだことがない。きっと飲むときに喉が熱いんだろうな・・と漠然と考えながら、わはは・・と楽しめる舞台だった。福田の酔っ払いぶりも絶妙なコメディだった。また刑事役のよっしがベタで大げさな役を演じていた。緩く楽しめる舞台。

セットがリアルでまんまバー。
ルームシェア

ルームシェア

プロデュースユニット四方八方

d-倉庫(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

これは面白い!!
個人的には、良い時間を過ごせた!
4短編の芝居。それぞれ全く違った話であるが、どれも面白い!
観劇初見の友人と観に行ったが、友人も面白かったと満足していた。
子供の観客もいたようで、笑い声が聞こえた。
つまり、分かりやすいのだ。上演時間2時間。

ネタバレBOX

ルームシェアという同一テーマでありながら、全く違った味わい。
ルームシェアの経験のない私にはどれも新鮮で楽しめた!
満足できる内容であった。

①ままごと
 4人がルームシェアをしている中、皆のリクエストに応じ、家事を切り盛り
することになったナオ。家事は得意であり、皆の我儘な要求にも応じていたので最初は皆喜んだのであるが。
仲間の家事を行うことで、バイトも辞め、それだけでお金儲けをするナオに対して、裕美が意義を唱え、次第に仲間割れしていく。
「家事でお金を儲けることは悪いことなのか?」という問題を分かり易く、
描いた作品。主婦は我が意を得たり!旦那は奥さんと観ないように(笑)。
個人的には、ナオ役の釜野真希さんの芝居が味わい深くて、好み。

②昼夜
男女2人だけでルームシェアしているが、昼夜逆転の生活。
そのため、普段は入れ違いのため、部屋で会うことはない
マイペースな男の生活(部屋は散らかし放題)に、女が疲れ果て、おちゃめな復讐を行う。これは男女間の愛情を表現したお話なのだろうか?
セリフがほとんどない、役者の動きだけで表現する2人芝居(高野アツシオさん、石田麻織恵さん)であるが、魅せる魅せる!楽しめた!


③「管理人」
これも男女2人だけのルームシェアの話。
どちらが管理人なのか?管理人交代劇!?
男の部屋に女が入居する。
女はルームシェアをする度、そこに住む男と恋愛関係になっていたが、
いつも振られてばかり。
一方男もルームシェアする女性を監視カメラでビデオに録画し、女性のことを単体として管理していた(芝居では夫婦・恋愛関係を共存、1人間のことを単体と表現していた)。
やがて女にこれがバレてしまい、女が男を管理するような件で物語が終了する。アブノーマル?な芝居(笑)。

④リハビリ
 一番笑えた作品!とにかく楽しい!!
「ままごと」が始まる前、実は一番最初にこの芝居の1シーンから始まる。
なので、まんまと騙される仕掛けが(笑)。
ある男の住む部屋に役人がルームシェアを薦めるところから物語は始まる。
しかし、男は乗る気がない。そこでルームシェアする前に練習してみたらと提案される。ここで「ままごと」へシーン移行する。

次のシーンは、男が3人の男女(女はオカマ?)とルームシェアを練習するところから再開。
しかし、実は練習シーンではなく、主であった男が出て行ってしまってから、残された3人が主が出て行った原因を探っていたシーンであった。
このシーンがとにかく笑える。
色々なシュミレーションをするのであるが、4人の役者さんがみんな上手い!
特に主の畑を演じた村尾俊明さんは、グッド!楽しかった!!

4つの芝居を2時間で演じていたが、内容がどれも違うものの満足度が高い。
これをみてプロデュースした四方八方の名前を覚えた!
次回公演も観劇したい!

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