チェイサー 公演情報 ZIPANGU Stage「チェイサー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    まんまバー
    相変わらずドタバタコメディ。妻がいなけりゃカクテルも作れないダメ男のマスター、フィリピン嬢のサーラン(どちらかというとタイ嬢にも見える!笑)、ホントは若いのに老け顔(頭)の福田・・と、ぶっ飛んだキャラクターの数々が登場する。なかでも宮本ゆるみが演じるキャラはジパングではもはや、宮本がリアルなのか、サーランがリアルなのかわけが解らなくなるほど定番中の定番になっちゃってる。笑
    またこういったキャラが実に合っている宮本なのだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    物語は福田(佐土原正紀)が20年前に幼馴染の裕美と「20年たってもお互いに独身だったら結婚しよう」の約束どおり、結婚を申し込む為にバーにやって来たことから始まる。
    二人は共に40歳。バーのマスターと常連客が福田の事情を聞いて彼を手助けするべく奮闘する物語だ。

    しかし裕美一途かと思っていた福田はバーに居た若い女・りさ子からプロポーズされ、これにブレまくり結婚指輪を渡してしまう。福田には元々、優柔不断で他人に流されてしまうところがあり、裕美との約束は頭の片隅にあったものの、りさ子にいってしまうのだった。

    そんな福田の性格を熟知していた裕美はバーにやってきたが、福田との結婚の約束を忘れていた。記憶障害だ。これは裕美がずっと前から福田と結婚したいと渇望していたが福田の優柔不断さに不安になった挙句に引き起こした病気だった。

    一方でそんな裕美にポロポーズする刑事(よっし)。福田はライバルが現れた途端にまたまた気持ちがブレて裕美が欲しくなってしまう。男とはまったくもって、どーしようもない生きものだなぁ。なんて思いながら、楽しく観ていたが、結局薬局、福田と裕美は結ばれるのだ。

    劇中、「20年たってもお互い独身だったら結婚しよう、というのは不謹慎だ。」というセリフがある。確かにこの言葉にはロマンがあるように感じられるが、本当に相手が好きだったら今、プロポーズするべきだと思う。未来の契約は結婚できなかった場合の受け皿に過ぎない。

    また裕美を巡って決闘する福田と刑事の場面でアルコール96%のスピリタスというカクテルをバトル飲みするが、ワタクシはそれを飲んだことがない。きっと飲むときに喉が熱いんだろうな・・と漠然と考えながら、わはは・・と楽しめる舞台だった。福田の酔っ払いぶりも絶妙なコメディだった。また刑事役のよっしがベタで大げさな役を演じていた。緩く楽しめる舞台。

    セットがリアルでまんまバー。

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    2011/12/11 12:41

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