ルームシェア 公演情報 プロデュースユニット四方八方「ルームシェア」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    これは面白い!!
    個人的には、良い時間を過ごせた!
    4短編の芝居。それぞれ全く違った話であるが、どれも面白い!
    観劇初見の友人と観に行ったが、友人も面白かったと満足していた。
    子供の観客もいたようで、笑い声が聞こえた。
    つまり、分かりやすいのだ。上演時間2時間。

    ネタバレBOX

    ルームシェアという同一テーマでありながら、全く違った味わい。
    ルームシェアの経験のない私にはどれも新鮮で楽しめた!
    満足できる内容であった。

    ①ままごと
     4人がルームシェアをしている中、皆のリクエストに応じ、家事を切り盛り
    することになったナオ。家事は得意であり、皆の我儘な要求にも応じていたので最初は皆喜んだのであるが。
    仲間の家事を行うことで、バイトも辞め、それだけでお金儲けをするナオに対して、裕美が意義を唱え、次第に仲間割れしていく。
    「家事でお金を儲けることは悪いことなのか?」という問題を分かり易く、
    描いた作品。主婦は我が意を得たり!旦那は奥さんと観ないように(笑)。
    個人的には、ナオ役の釜野真希さんの芝居が味わい深くて、好み。

    ②昼夜
    男女2人だけでルームシェアしているが、昼夜逆転の生活。
    そのため、普段は入れ違いのため、部屋で会うことはない
    マイペースな男の生活(部屋は散らかし放題)に、女が疲れ果て、おちゃめな復讐を行う。これは男女間の愛情を表現したお話なのだろうか?
    セリフがほとんどない、役者の動きだけで表現する2人芝居(高野アツシオさん、石田麻織恵さん)であるが、魅せる魅せる!楽しめた!


    ③「管理人」
    これも男女2人だけのルームシェアの話。
    どちらが管理人なのか?管理人交代劇!?
    男の部屋に女が入居する。
    女はルームシェアをする度、そこに住む男と恋愛関係になっていたが、
    いつも振られてばかり。
    一方男もルームシェアする女性を監視カメラでビデオに録画し、女性のことを単体として管理していた(芝居では夫婦・恋愛関係を共存、1人間のことを単体と表現していた)。
    やがて女にこれがバレてしまい、女が男を管理するような件で物語が終了する。アブノーマル?な芝居(笑)。

    ④リハビリ
     一番笑えた作品!とにかく楽しい!!
    「ままごと」が始まる前、実は一番最初にこの芝居の1シーンから始まる。
    なので、まんまと騙される仕掛けが(笑)。
    ある男の住む部屋に役人がルームシェアを薦めるところから物語は始まる。
    しかし、男は乗る気がない。そこでルームシェアする前に練習してみたらと提案される。ここで「ままごと」へシーン移行する。

    次のシーンは、男が3人の男女(女はオカマ?)とルームシェアを練習するところから再開。
    しかし、実は練習シーンではなく、主であった男が出て行ってしまってから、残された3人が主が出て行った原因を探っていたシーンであった。
    このシーンがとにかく笑える。
    色々なシュミレーションをするのであるが、4人の役者さんがみんな上手い!
    特に主の畑を演じた村尾俊明さんは、グッド!楽しかった!!

    4つの芝居を2時間で演じていたが、内容がどれも違うものの満足度が高い。
    これをみてプロデュースした四方八方の名前を覚えた!
    次回公演も観劇したい!

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    2011/12/11 11:30

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