最新の観てきた!クチコミ一覧

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夏への扉

夏への扉

雀組ホエールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ああ切ない!
若いころのパパとママ、叔父さん、いつまでも一緒にいたいと思ってしまう切なくて心が暖かくなる話でした。

ネタバレBOX

今、背中を摩ってくれている若い女性が、あと何年かすると小学生となってまた背中を摩ってくれる…、と思うと何て幸せなんでしょう。叔父と姪の関係っていいですね。泣けました。

明日に希望を持って、そしてコーヒーの香りで明日香、パパとママの気持ちが分かり、現実では暗かった明日香も恋人と一緒に戻る決心をしました。改めて喫茶店を盛り上げようと頑張っている明日香と恋人、元気になってホント良かったです。

少年院のジョーも、明日に希望を持ってで、あしたのジョーに。そんな秘話が入るところも過去に遡る面白さですね。

1990年12月と1966年夏の出来事、enjiが2002年に初演した作品。当時から今じゃなかったんですね。現在と1988年くらいに置き換えたものを観てみたいと思いました。
芸劇+トーク―異世代劇作家リーディング 『自作自演』<第4回> 唐 十郎×渡辺えり

芸劇+トーク―異世代劇作家リーディング 『自作自演』<第4回> 唐 十郎×渡辺えり

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

念願だった対談が実現
チラシではよく内容がわからず、トークショーなのかと思っていたら、リーディングもたっぷりあって、とても楽しめた。


渡辺えりさんが唐十郎さんを尊崇し、強く影響を受けていることは前々から聞いており、お二人の対談を聞いてみたいと願っていただけに、とてもありがたい企画だった。

渡辺さんが「私は若いころから唐十郎一派と言われてきたけど、自作に歌が入るのは、やはり唐さんの影響で、ミュージカルからの影響ではないんですよ」と明言されたのが我が意を得たり、で嬉しかった。

月並みな言い方だが、「芝居が好きでたまらない」というお二人の真情が痛いほど伝わってきた。


水天宮ピットも、こういうことでもないと、私が観るような公演をやっていないので、足を運ばない会場である。

ネタバレBOX

唐さんの芝居はラストに舞台後方が開くことが多いが、オープニング、舞台後方が開いてのお二人の登場に会場がどよめいた。


渡辺さんは『夜の影』と『ゲゲゲのげ』から朗読と歌を披露。唐さんは『少女仮面』の朗読と歌。

渡辺さんの朗読は何役も演じ分けるのがあざやかで惹きこまれてしまう。


唐さんはもっと芝居がかった読み方をするのかと思っていたら、飄々、淡々としている中にも、ボーイたちのコミカルな演技や、水道飲みの男のとぼけた行動など、私が大好きな『少女仮面』の第一場の情景がありありと浮かんできた。


渡辺さんが自作の役がやりにくいのは、自分の実像と周囲の持つイメージが違うからで、「本当は『ガラスの動物園』のローラのような女性なので」に会場からは笑いが。
「作・演出だけでいっぱいいっぱいで、自分の役は稽古時間が取れず、必死でこなすので、共演者から浮いてしまい、渡辺だけ客演に見えるって言われた」とのこと。

唐さんが鈴木忠志さんの依頼で『少女仮面』を三日で書き上げたというのも驚き。司会の扇田昭彦さんによれば、唐さんの戯曲は推敲なし下書きそのまま清書であれだけの傑作が完成するというのだから、やはり天才である。

渡辺さんが唐さんの『逢魔が恋暦』を初めて、商業演劇の牙城・新橋演舞場で、演出した時がまだ30歳だったというのもすごい。


その際に渡辺さんが描いた舞台美術プランの原画を持参されたが、「これを朝倉摂さんに見せて創っていただいたけど、先日、コクーンの『下谷万年町』観て、あれっと思った。ちょっと似てません?あの装置は?」に唐さんがすかさず「朝倉さんですよ」

「あら、じゃあ、これ、ねえ・・・私が描いたの。朝倉さんに・・・」に場内からは感嘆の笑いが。


渡辺さんは話術にたけ、巧まずしてまるで芝居のように面白い。

シュワッチ!

シュワッチ!

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/22 (木)公演終了

満足度★★★★

タイツに包まれたメッセージ
フライヤーをもらった時、
ものすごくコメディなのかな・・・と、
タイツ以上の想像ができずに観劇に行ったのですが、

めちゃめちゃよかった!!

予想通り、声を出して笑ってしまった。
モチーフの掛け合わせがおもしろすぎた。
いろんな方向から楽しい。

声を出して笑ってしまった以上に、
ほんのり気持ちが温かくなって、
明日をがんばる勇気をもらった気がした。

あんな風になりたい、
こんな風になりたい、
たくさん夢があったはずなのに、
大人になると忘れてしまっていることが、確かに多い。
思い出しても、
一歩踏み出すことが、
億劫に感じることもあり、怖く感じることもあり。

そんな時は、私も声を大にして言ってみようと思う。

シュワッチ!!



全身タイツの人があれだけ並んでいるのを初めて観ました。
タイツってすごい!!
楽しかった!!!

ジョギリ婦人

ジョギリ婦人

芝居流通センターデス電所

「劇」小劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!
あんな歌詞、こんな歌詞で歌とダンス、こんなミュージカル観たことない!

ネタバレBOX

洋介と紗絢は娘の復讐を躊躇しだしたあたりで逆転され、じわりじわりとやられているところに長い柄の付いた鋏を持ったジョギリ婦人登場。

一人を殺しますが、このジョギリ婦人は洋介のいとこの薫でした。薫は洋介が好きだったのに結婚できなかったことを逆恨みして、小学校の先生だったことをいいことに、紗絢の娘をクラスのいじめの対象にさせていたという過去を持ち、犯人たちを殺さないと気が晴れないという強迫観念にかられていました。

洋介と紗絢も、死体なき殺人となって刑が軽かった犯人に復讐するという表向きとは別に、娘の遺体の場所を吐かせ、見つかれば保険金が下りるので、その金を元にして沖縄へ移住しようと考えていたことが分かりました。

薫は、洋介たちが沖縄でまた子供を作って再出発することに我慢できず、洋介の局所を切断してしまいます。

みんなの動機や行動に不純なものが混じっていることが分かってきたときに本物のジョギリ婦人が登場。薫と残りの犯人を殺します。

夫婦の会話がありますが局所を切り取られた夫は既に死んでいたこと、そしてジョギリ婦人の正体が明かされます。なんでお前は一人でしゃべっているんだという犯人の言葉のシーンが何度も繰り返されましたが、そこまでしなくても誰がジョギリ婦人か理解できるような気がしました。

ジョギリ婦人は人間の指を感知するので手は握っていなくてはならない。しかし、洋介は指を折られていたので全部の指を握ることができなかったなどというところは、ホラーとしてシビレました。

ラスト、紗絢の許にかかってきた電話、ジョギリ婦人を求める悲しい女性からの電話…、キャー!ジョギリ婦人出動ーッ!!!

犯人たちの脳天気なワル振り、三角関係、そこに本音と建前が絡み狂気と暴力が爆発するストーリー性溢れるミュージカルは、「丸ノ子ちゃんと電ノ子さん」の初衝撃も凄まじかったですが、これまで観たデス電所の中で一番良かったと思いました。
雷ケ丘に雪が降る

雷ケ丘に雪が降る

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

殺陣、必見
初観劇の劇団でした。

ど迫力の殺陣!!
びっくりしました。
あの決して広いとは言えない舞台の上で、
あれだけの人数であの早さで繰り出される殺陣の迫力に脱帽。
前方の席には風が巻き起こるほど。

特に女性の殺陣で、
あれだけ動くお芝居は初めて観ました。
めちゃめちゃ格好よかった。

少年漫画の王道のような、
二時間の間にあれだけの世界観を描き出せるのはすごい。
衣装や小道具も非常に凝っていて、
まさに、ネオフィクション時代劇とはぴったりの言葉だと思った。

王道なのだけれど、
役者さんの身体能力の高さと、
演出の良さが光っていたと思う。

平成演劇デモクラシー ~高校生文明開化の乱~

平成演劇デモクラシー ~高校生文明開化の乱~

平成演劇デモクラシー実行委員会

ライブハウス・国立リバプール(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

高校演劇の可能性

この公演は今までの高校演劇の概念を取っ払ってくれた。
まずライブハウスという特異な狭い場所で行うこと。そこで夜に公演を行うこと。それを生徒だけで行うこと。
高校演劇より小劇場演劇である。

一番脅威を感じたのはそれをやりとおす実行力である。高校演劇はこれくらい自由でないと。しかし残念ながらこの革命家たちは卒業してしまう。この意思を未来まで託して欲しい。

ネタバレBOX


まず最初にビビったのは、一般客の自分を会場係が行く手を阻んだことである。なんだか心を鷲掴みにされてしまった。


中に入ってみるとそのままライブハウス。黒幕や舞台装置は一切なく、潔さが感じられた。ただひとつ残念なのは椅子の高さに差がなく、後方の席がとても見にくかった。平台等で高さをつけるか、前のほうをゴザ席にするか、舞台の高さを上げるなりの工夫が欲しかった。それがあれば100点満点だった。

芝居は三者三様で面白かった。もんたげは青春高校演劇正統派、せたそーは最新演劇、そして第六本木帝国歌劇団は今まで観たことのない馬鹿さ加減だった。

もんたげの二人の役者は十分に巧く、それもあって脚本が役不足に感じられた。高校三年生にしかだせない、甘酸っぱいやら苦いやら色んな思いの旨みが充分に乗っていて、清々しかった。

せたそーのあゆみはあゆみをやりたい事は伝わってきたが、あゆみを通して何をしたいのか、どんなあゆみを作りたいのか、そういったオリジナリティに欠けていた気もする。しかしこの難しい演出をやりとげた事にまず拍手。

第六本木帝国歌劇団は度肝を抜かれた。高校生にここまで馬鹿な事を出来る奴がいたのかと。チャーリーズエンジェルたちは美人なのに、舞台の上では笑いの権化でしかない。その歌唱力でさえ笑いに変換されてしまう。全国の高校生がこの様を観れたなら、きっと高校演劇事情は変わると思う。強いていうなれば他の二校に比べ台詞が聞き取りづらかった(他のが聞き取りやすすぎた)。しかしそんなことはどうでもいい。


とにかくとても密な2時間半だった。
これから先、このような公演が発展する事を願う。
春風

春風

年年有魚

駅前劇場(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

初見の劇団
劇団・年年有魚の【春風】を観劇。

市井の人々をゆっくりと丁寧に描く事をモットーとしている劇団の​ようだが、肝心の戯曲に難があったようで、出来はイマイチ。

でもチラシは良いのだがなぁ~。

未ダ和解ナリ

未ダ和解ナリ

W×A Produce

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

文句なしの星5つ!
どちらの劇団も初めて観劇させていただきました。 すっごい。 今まで観て来たお芝居の中で1番でした、断トツ面白かったです。 ダブルデック作演の方は今公演でお休み期間に入るとのコトで残念です....あまりにも気に入ってしまったので周りの演劇人に広めたいと思い、DVDいっぱいもらっちゃいました。 素敵なキャンペーンですね!
なんといっても舞台美術、圧巻でした。 どうやって動かしてるんだろう? 初めは『ここまで大掛かりにする必要あったのかな? シーンの移り変わりが判り易いように? 物語とは関係ないのかな?』なんて思っていましたが、ラストでひっくり返されました。 あのセットでなければいけない理由が判った時、鳥肌が立ちました! かたや中学、かたや宇宙選抜チームという全く別の土俵を、こんなにも違和感なく繋げてしまう脚本の練り込み具合。 作り込まれた役者の方々。 めちゃくちゃレベル高かったです。
さらにシリアスに落とし込むまでの笑い所がありすぎて、やられた、って感じがしました。 あんなに笑わされたのに次は泣かされるのか! って!
個人的にダブルデックさんの音響に合わせて演劇が進んでいくスタイル(?)がとても好きです。 生徒全員で合唱していた歌が帰ってからも暫く頭から離れなくて(´・_・`)笑 青春や別れが上手く描かれているなあと思いました。 ゲンくんダンくんの2人には涙が出るほど笑わされました。 やはり笑いの基本は繰り返し、ですよね!
無料カンパ制だと安心して足を運びましたが....気付いたらお財布のお札ありったけ突っ込んでました。 ちくしょー! もっとカンパしたかった!
賑やかで楽しい舞台でした、ほんと観に来てよかった。 お疲れ様でしたっ。

※あと特設HPにあったアドレスに上演時間の問い合わせを送ったのですが、結局お返事なかったです(>_<)

R-古書店

R-古書店

Project*Rocca

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

いつまでも観ていたい!
初日を見て来ました。
いつまでも観ていたい~☆と思いました。


お嬢さんお手上げだ

お嬢さんお手上げだ

ココロ・コーポレーション

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

安心して観られるけど
役者や美術や演出の品質はみな高いのに、プロットが貧弱で残念。

夏への扉

夏への扉

雀組ホエールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵な物語
個人的には、とても良い時間を過ごせた!
喫茶店を舞台に繰り広げられる物語。舞台美術も良かった。
公演中、客席から手拍子が入る場面もあり、楽しめた。
役者陣もなかなかの個性派揃い(笑)。
上演時間100分。

ネタバレBOX

夏への扉は初見。

物語は、夢の中で1990年(物語の現在)から1966年へタイムスリップした主人公明日香が、当時の父母、叔父と触れ合い、未来への希望を取り戻すという話。

明日香の実家は喫茶店を営んでいたが、母親を2カ月前に亡くした明日香は、希望をなくしていた。父親は母親の葬式にも来ず、消息不明状態。
大好きだった叔父も小学生の時に亡くしており、喫茶店を売ろうかと考えていた。
明日香の恋人隆が不動産屋を連れてきたのだが、変わった不動産屋で、
副業でお香を売っていた。
なかば押し売りのような形で、明日香は”明日の匂いのするお香”を購入し、試した。
匂いを嗅ぐことで、眠りにおち、夢の中で1966年へタイムスリップする。

1966年の世界では、ちょうどビートルズが来日しており、
ビートルズが宿泊するヒルトンホテルの近くに喫茶店はあった。
ここで明日香は皆と過ごすことを幸せと感じていて、現在の世界ではもう2週間も眠りから覚めない。
心配した恋人が、自分もお香の匂いを嗅ぎ、明日香を連れ戻しに夢の世界へやってくる。
ちょうどその頃、母親の妊娠が判明し、子供の名前を女の子だったら、
明日へ生きる糧として、明日香と名付けられたことを知る。
そして、未来への希望を見出し、恋人と夢の世界から帰る決意をする。
眠りから覚め、恋人と喫茶店で働いていると、消息不明であった父親が帰って来、そのシーンで物語は終了。
1966年の出来事は割愛したが、大凡のあらすじである。

舞台美術の喫茶店は良かった。
喫茶店には出入口、トイレ含め、扉は5つ。奥へ入るところには扉はないが、
6つの出入口。
「夏への扉」と「7つ目の扉」をかけているのかと、思ってしまった(笑)。

1966年に合わせた、古めかしい衣装や歌を歌うシーン(ここで客席から手拍子!)、シェーのポ-ズ等、時代背景を感じさせた。

役者陣は皆さん好演していたので選ぶのは難しいが、
個人的には、微笑ましい中にもしっかり魅せる、明日香の叔父さん役の阪本浩之さん、出てくるだけで舞台の雰囲気が明るくなるビートルズ大好き高校生役の末広ゆいさんが良かった。

ほぼ時間どおりに上演開始。
こういう当たり前のことができる劇団は少ないので、評価したい。
未ダ和解ナリ

未ダ和解ナリ

W×A Produce

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

WAP!
観る前は舞台にばかり気を取られていましたが、いざ始まってみるとどの点においても感心するところばかりでした。ダブルデックのテンポの良い劇、アルコリックスプレーのよく練られた人間模様、どちらもそれぞれの個性が出ていて、さらに全く違和感なく一つの作品に仕上げていて、ただただ楽しませてもらいました。次回公演があると信じてます。楽しい時間をありがとうございました。

春風

春風

年年有魚

駅前劇場(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

会話劇の難しさ
所々ハッとするような良い台詞があった。しかし、話の流れが突飛であったし、役者の芝居にその流れを引き込む力が足りなかった。役作りがもう少しリアリスティックに作り上げていれば、間延びせずに、会話主体の物語が成立したのでは。「頑張る事をやめたら終わる世界・・」辺りの場面は良かった。

ピーター・ブルックの魔笛

ピーター・ブルックの魔笛

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!
物語があり、
美しく、
楽しい。

抽象的な舞台装置から
具体的なシーンを観客に見させる力、
俳優陣の動きの美しさ。
嗚呼、
自分は今まで如何に
ピーター・ブルックの舞台も見ずに
猿真似をしてきたことか。

この時代で演劇に携わる者として
ピーター・ブルック氏の作品を見ることができて
本当に良かった!
これは語り草になりますよー。

アイ・アム・アン・エイリアン

アイ・アム・アン・エイリアン

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2012/03/13 (火) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

良く出来ていました
やはり「12人の怒れる男」風味でしたが、
各人のキャラクターや、
専門的ながらも解りやすく伝えようとしてる姿勢がGood!。
設定の説得力も感情に訴える揺さぶりも楽しめた90分でありました。

ピーター・ブルックの魔笛

ピーター・ブルックの魔笛

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

当日券
とれたので。

チケットのために駅から走ったのは久々だなぁ・・(苦笑
補助席でも何の問題もなく観れてよかった。

ピーター・ブルックは、軽やかで素敵です。
ゴテゴテしてない舞台美術もモーツァルトの音楽にぴったりと合っていて、
自分にはかえって良かったようにも思いました。

・・まるで、即興のライブでも見てるみたいな軽やかなリズムのなかで、
自分も気軽にリズムを取ったり、面白い仕草に吹き出したりしながら、
気付けば、あっという間の90分でした。

ちょっとした舞台に比べても少し高め(といってもオペラとしてはそれほどでもないのかな)
だと、観客もそれなりに重みのある方が観た気になるのかもしれないけれど、
自分はこれくらい軽やかなほうが好きだなぁ・・(笑

まぁ、わりと文学好きだと、モーツァルトというと、聴いていると、つい
「疾走するモーツァルト」(高橋英夫)だとか、
小林秀雄先生の文章のいくつかが
すぐ頭に浮かんでしまったりするのだけれど(苦笑
この舞台はとてもシンプルでありながら、
ひと目でそのセンスの良さが感じられて、
洒脱で瑞々しい作品に仕上がっていて
(洗練というのはこういうことを言うのだな)、
観ている間もすっかりその身についた羽のような軽やかさのリズムに夢中になって、
ほかの誰かの音楽の文章を思い出す暇もなかった(笑

ピーター・ブルックなどというと、
マハーバータラ10時間などがよく話題になったりするけれど、
こうした90分の軽やかな作品のなかにこそ、
趣味の良さが凝縮されている気もして、
その素晴らしさを再認識したりもするのでした。

NMSグレイテストヒッツ

NMSグレイテストヒッツ

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

グレープフルーツ・ムーン
ずいぶんとべたな作品と思ってみていたが、前半の雰囲気に身を浸して味わうことが本作の神髄だなあと、終盤になってから気づいた。最初は状況設定が分かりにくかったが、結果的にはあまり気にする必要なし。全体的に静的で、リーディングのような印象を受けた。

まっすぐ帰る

まっすぐ帰る

わっしょいハウス

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

初観劇
すっとぼけた空気の作品。
観終わった直後はピンとこなかったけど、思い返しながらの帰り道でぽろっと涙がこぼれてきた。

最近の演劇シーン流行りの「ナルシズムに満ちた汗」も「感傷的な叫び声」もこの作品にはない。
照明もセットも音楽もほとんどない中、時制や空間があっちこっちする、あくまで飄々とした語りによって浮かび上がるのは、大きな時間の流れの中で「生きている」ことの不思議、と痛み。
日常の中で、傷としてあふれ出ることもできずに膿んでしまっている、そんな痛みの存在が、登場人物への距離感を絶妙に保った演出によって、じわじわと、じわじわと染み入ってくる、そんな感覚が非常に印象的。

安いし、面白そうだし、と思って初めて観た劇団だったけど、予想してた以上に素敵な作品に出逢えたという感じ。
迷ってたけど、観に行ってホントに良かった。

次回公演も楽しみにしています。

西の桜

西の桜

劇団HIT!STAGE

西鉄ホール(福岡県)

2012/03/18 (日) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

佐世保弁
聞くだけで涙が出そうになるけど、福岡の人に伝わるのかな~と
いつも思う。けっこうとんでもない内容であり、え~~っと驚くことも
数々だけど、そんなこと当たり前なのかな。

ネタバレBOX

英語の字幕が出ていたけど、佐世保では米軍の人も観たのだろうか?
反応はどうだったのだろうか?
ジャスミンの香り

ジャスミンの香り

演戯集団ばぁくう

アトリエ戯座(福岡県)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

今回は3人で
可愛い女性2人にはさまれたジョンはうれしそうだったな~
読演を聞いていると夏の海辺へ飛んでいった気持ちがした。
冬に夏の作品をやるのもなかなかいいかも。

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