少女仮面
劇団俳小
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/08/01 (水) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
綺麗!
豪華絢爛、美しい。
ネタバレBOX
加納幸和さんの演出のためか、春日野八千代はド派手で歌舞伎風な着物姿でした。黄色い足袋など素敵でした。
奇妙な地下空間、男を女が演じ、女を男が演じるなど面白い作品ではありますが、SMめいたという部分が感じられなかったため、当初抱いていたこんなの観てもいいかしら感は全くありませんでした。
満州で活躍していた頃から24年、甘粕大尉との思い出から24年、戦後24年として昭和44年頃の設定でしょうか。愛と肉体にこだわり続ける春日野ですが、満州時代のファンの少女からは肉体は届けられず、現在の醜悪な顔を突きつけられました。
しかし、現在なら50過ぎで活躍されている宝塚出身の女優さんも多いわけで失礼な話ですね。
春日野に突きつけた顔は写真を拡大して切り抜いただけのお面というか平板な紙で、再現ドラマでも見ているようで何とも陳腐でした。春日野は歌舞伎風な化粧をしていたのですから、立体感のあるお面に白粉を塗ったりして作った方がインパクト、アングラ感があったのではないかと思いました。
ボーイ主任の宝塚風容貌と演技や、腹話術師と人形の関係など素晴らしかったです。人形がドスの利いた男言葉に変貌したりするところは秀逸でした。
アイーダ
劇団四季
四季劇場 [秋](東京都)
2012/04/14 (土) ~ 2012/08/12 (日)公演終了
満足度★★★
この程度か
期待外れ。歌唱力不足。ちなみにアイーダは朴さん。悪くはない。しかし素晴らしくもない。
カミサマの恋
劇団民藝
ももちパレス(福岡県)
2012/07/24 (火) ~ 2012/07/31 (火)公演終了
満足度★★★★
“けっぱる”東北の神武たち
奈良岡朋子の津軽弁芝居を堪能できる舞台。
何のこっちゃと思われる方もあろうが、「方言芝居」で成功している例は決して多くはないのだ。コトバはもちろんイキモノであるのだが、地方の土俗と密接に絡んでいる方言は、たとえその地方出身の俳優の発声であっても、文化に対する深い理解がなければ、演技として昇華されたものにはならない。その巧拙は、喋りが自然であるかわざとらしい部分がないか、他地方の人間が観てもそれと気付くものなのだ。
奈良岡朋子は東北出身の俳優ではない。しかし父君(洋画家・奈良岡正夫)が津軽出身で、戦時中、弘前に疎開した経験がある。慣れぬ田舎暮らしに馴染むため、彼女は必死で弘前弁を習得した。それが今回の舞台に生かされている。
大滝秀治が舞台に立つことが困難になっている近年の劇団民藝は、奈良岡朋子一人で持っている印象がある。中堅どころに実力がないわけではないから、奈良岡朋子一人が突出していると言った方がよいだろうか。その結果、奈良岡朋子が袖に引っ込んだ時には、「舞台が持たない」状況も生まれてしまうこともしばしばであった。勢い、外部から奈良岡に拮抗しうる役者を招聘するしか手はなかったわけだが、彼女も既に82歳。後継が育たなければ、いずれ民藝は、屋台骨が倒壊する危険に晒される。
畑澤聖悟に戯曲を依頼したのは、作品の面からも「新しい血」を注ぐ必要があるとの判断ゆえだろう。青森を拠点とし、地方と伝統文化を見直しつつ、中央に打って出る畑澤氏の姿勢は、「演劇の温故知新」と呼ぶに相応しい。
今回の舞台で驚いたのは、「カミサマ」という超自然的な存在が、東北の日常に何の違和感もなく存在していることだった。誰も「カミサマなんてインチキだ」とは言わない。信仰と言うよりは習俗である。
「神降ろし」を行う道子(奈良岡朋子)は、「カミサマ」を媒介して相談者にアドバイスを与えるが、新興宗教のような金儲けに走るわけではない。その役割は町のカウンセラーであり、鋭い人間観察力がなければ、到底やりおおせるものではない。
津軽のその町に、「カミサマ」を中心とした小さなコミュニティが作られていることはその通りなのだが、これは閉鎖的なムラ社会とは根本的に性格を異にしている。「カミサマ」はその地の人々にとっては「故郷」の象徴である。日ごろは遠きにありて思うもの、つまりは非日常であるが、いったんそこに帰れば懐かしき我が家であり、心を休めることが出来る。そして、相談者は再び「日常」という名の「戦場」に戻っていく。
彼らに道子がかける「けっぱれ」という津軽弁。これを「頑張れ」と直訳しても、そのニュアンスは決して伝わらない。「頑張れ」はともすれば無責任な放言となり、相手にプレッシャーを与えるだけの暴言ともなる。しかし奈良岡朋子は、この言葉を相手の「魂」に向けて問い掛けている。相手が「けっぱれる」ことを信じている。そしてその判断は間違ってはいない。
だから観客もまた舞台から「力」をもらえる。劇場という非日常の空間から、「現実」へ立ち戻るための力をである。
津軽弁でなければ成立しない舞台、それがこの『カミサマの恋』なのだ。
ネタバレBOX
「カミサマ」遠藤道子の下へ相談にやってくる人々による群像劇。
小さな悩み相談事はいくつもあるが、大きなものは三つ、一つは工藤家の嫁姑問題、久米田家の離婚問題、そして道子自身の家族の問題である。
「カミサマ」が実在しないことは、物語の途中で観客には見当が付くようになっている。全ては道子による「演技」なのだ。神託のように見せかけてはいるが、道子は相談者たちの状況を詳しく聞き出し、人間関係を掴み、問題解決の糸口を探っている。そして最も適切なアドバイスを与える。それが“外れない”から、相談者たちは「カミサマの言うことに間違いがない」と納得する。たまにアドバイスに失敗することもあるが、その時は相談者は「自分が悪い」と言って、決して道子を責めようとはしない。道子はいつだって真摯だ。その誠実さが「カミサマ」を「カミサマ」たらしめている最大の根拠となっているのだ。
時には、道子はいかにも「カミサマ」風に大仰な「演技」もしてみせる。
工藤家の嫁姑の問題については、だらしない婿に「蛇が憑いている」と言って、嫁姑を慌てさせ、仲違いを中断させてしまう。そして婿には「二人の話をただ聞いてやりなさい」と、それだけで問題が解決することを示唆してみせる。
いくら東北とは言え、蛇憑きだの狐憑きだの狸憑きだのを信じる人間がこうもたくさんいるものなのだろうか、と疑問には思うが、非現実から現実へと回帰する道子=奈良岡朋子の真摯な演技が、最終的にはこのわざとらしい小芝居にも説得力を与えることになっている。
久米田家の問題はいささか厄介だ。
娘を死産した玲子(飯野遠)は、夫との仲を修復できず、テレビで紹介されていた道子の下に弟子入りを懇願する。既に弟子が一人いる道子はこれを拒むが、思い込みが激しいタイプの玲子は頑として帰ろうとはしない。
そこで道子は、ある条件を出して、彼女を家に住み込ませることになるが、ここから問題は道子自身の家族とも深く関わっていくことになる。
道子の養子・銀治郎(千葉茂則)は、病気で余命わずかの宣告を受けていた。死別した妻との再会を望む彼は、治療を受けないことを「カミサマ」に告白する。“本当はカミサマではない”道子は、その事実を知り狼狽する。そして、玲子に頼むのだ。「死んだ嫁の“生まれ変わり”を演じてくれ」と。
玲子のウソを信じた銀治郎は、妻に再会できたことを喜び、治療も受けるようになる。しかし玲子は、自身の思い込みの激しさゆえに、“本当に自分が銀治郎の妻の生まれ変わりである”と信じ込むようになる。さらには、玲子の夫が、玲子を連れ戻しに現れて、道子の計画は次第に崩壊していく。
道子は、所詮は人間である。「カミサマ」にはなれない。彼女の浅知恵が、かえって銀治郎の心を傷つけることにもなった。「カミサマの声を聴く」という行為が、全ての人の心を救えるわけではない、と熟知しているのは、道子自身なのだ。それでも道子は、「カミサマ」に頼ることでしか生きられない人々がいることもまた知っている。
彼女が弟子を取りたがらない理由はここにあるのだろう。この二律背反の矛盾の中で生きていくことは、いかに「けっぱる」道子とても、安らぐ間のない過酷なことなのだ。
最終的に、道子は「人間としての言葉」を銀治郎に投げかけて、彼の自暴自棄をたしなめる。「死ぬな」という「母」の言葉に、放蕩の限りを尽くしてきた銀治郎は、ようやく「家族」を意識して、死の淵から立ち直る。彼を救ったのはまさしく「人間」なのだが、ついさっきまで神託を無邪気に信じていた体の銀治郎が、簡単に「人間の側」に戻っていけたのは、彼もまた“自分をあえて騙していた”ことの証左である。
人間は、自分に都合のいいことだけを信じる。その心理が「カミサマ」に実効を与えていたのだ。それが巧く行ったケースが工藤家の場合で、虚は実となった。そうは問屋が卸さなかったのが道子たちの場合で、虚は結局は虚でしかなかった。
「信じること」が全て正しいわけではない。「信じたこと」に裏切られる場合もある。「こんな自分にでも、何かできることがあるなら」、それが道子が生きていた原動力であるが、それもまた「思い上がり」であることを、「現実」は彼女に冷徹に示してきたのである。
ラストの意外な展開は、苦悩の人生を送ってきた道子への「救い」であるが、作劇的には蛇足と見なす批評氏もいるだろう。
和解した道子と銀治郎だが、突然、銀治郎に、死んだ道子の夫が憑依する。道子を残して早世したことを侘び、息子を立派に育てた道子に感謝し、「けっぱって」生きてきた彼女を慰労する。
単純に考えれば、「カミサマ」なんていないのだから、これは銀治郎の演技だ。しかし二人だけの過去を知っているのだから、これだけは真実の「神降ろし」なのかもしれない。どちらとも取れるように、というのが畑澤聖悟の意図だろう。しかし演者の千葉茂則の演技が「どっちつかず」だったために、「どちらともとれない」中途半端な印象のラストになってしまった。
その演技のまずさを置いておくとしても、このタイミングで道子に「救い」を与えるというのは戯曲の時点で既に安易な方法であったように思う。奇跡はそう簡単に起こらない。仮に奇跡が起きたとしても、それは「人間の努力が起こしてこそ」価値があることなのではないか。
「奇跡」がなくとも、道子は充分に価値ある生き方をしてきたのだ。安手のドラマにありがちな結末を付けることは、かえって道子の人生をないがしろにすることになっているように見える。
畑澤聖悟の創作力がある一定のレベルに達していることは確認できたが、情熱が勝るあまり、まだまだ自作に抑制を利かせる域には達していない。奈良岡朋子に助けられていなければ、かなりつまらない印象で終わっていただろう。今後はもう「思い上がった」戯曲は書かないよう、願うばかりである。
東京裁判
パラドックス定数
pit北/区域(東京都)
2012/07/31 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
日本人ならば是非一度は。
一階席、検察側にて鑑賞。
検察、判事側のセリフは無く、
役者の演じる弁護団のセリフのみで進んでゆく。
勝ってよいのか。この、裁判に。
とにかく面白いです。
日本人ならば是非一度は見て頂きたいです。
ミラかな姉妹夏のツアー
Limited_Spice
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
大阪公演
まずは大阪公演。
二人芝居「映画に出たいっ」
ミラっちょの本気がみれて、大満足です。
ジャムコントはいつものメンバーに加えて、
ガバメンツの舞台に出演されている役者さんが
ほんとにいい味出してました。
ネタバレBOX
もどかしいのは、お客さんの少なさ。
これだけおもしろいイベントを
なんで見に来ないんだろう。
宣伝告知が足りない???
ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/07/18 (水) ~ 2012/08/01 (水)公演終了
満足度★★★
笑えたし、面白かったけど
不思議と刺さってくるものは少なかったかなあ・・・。
(こういうこと言うのもなんだけど)3000円強を払うほどかっていうと・・・。
・・・あれか、自分に小学校の頃、友達とかいなかったからか!><
Nobody is Perfect
劇団ガバメンツ
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
オシャレコメディ
7月14日12時と16時、15日16時、16日16時の
計4公演を拝見いたしました。
何度見ても面白いんです。
初めて見たときには気付かなかったことも、
2回目に気付いて、なるほどと思ったり、
役者さんもみんな個性的で素敵でした。
東京公演も観に行きます!
ネタバレBOX
ネタバレというか、あえて一言。
今のままでも面白いんですけど、
シュガーのところと
まりこのところの
繰り返しのシチュエーションは
もう少し短くして、
テンポあげたい気がしました。
国民の生活
ミナモザ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/08/01 (水) ~ 2012/08/06 (月)公演終了
満足度★★★
お箸の国の人だもの
キャスティングがハマってるので楽しく観れちゃう。
ただね、限界を感じたなぁ。
これはもう頭打ちじゃないかな。
演劇じゃなくてもいいと思うんだよね。
ネタバレBOX
なんだかね、
ラストのデモの話なんてブログにでも書きゃあいいんじゃないの
と思ったんだよね。
我ながら荒んでますわ。
カンガルー
世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
Space早稲田(東京都)
2012/08/01 (水) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
カンガルー然り、ゴキブリ然り、
分からないけど、分からないなりに面白かったです。
ネタバレBOX
牛のような動物は気ままに動くので危険が伴います。二本足で立った者はリスクに気付くようになります。そんな知恵を付け始めたら殺さなくてはなりません。
港で刺し、家に押し掛けては刺し、とにかく攻撃は最大の防御なのです。知恵が付くと弔いみたいなことも始めます。人類の存続のためには、知恵を付け始めたカンガルーは邪魔なのです。
芸能界然り、出た芽は摘んでしまうか、自分が出ずっぱりになって他人の入り込む余地が無いようにしておかなければなりません。
突如舞台に登場したゴキブリも然りです。役者よりも注目を浴びるなどといったことがあってはなりません。男はロンドンオリンピック柔道女子57キロ級松本薫選手金メダルの新聞でパシっと殺しました。娼婦がビックリしてキャッと声を上げていましたが、男の臨機応変な対応、そしてその後の進行はお見事でした。
保険のパンフレットは色画用紙を使って抽象的な表現をしていましたが、新聞は具体的過ぎました。新聞紙も抽象的な表現にしてほしいと思いました。
人間なんてラララのラ
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2012/08/01 (水) ~ 2012/08/10 (金)公演終了
満足度★★★
死神って
悪のイメージがあるけれど、実は面倒見の良い神なんですよね。 一方、人間なんてあらら、のら・・・。 個人的には黒死神K1にクリソツな知り合いがいて、笑い×2でした。
イッセー尾形のこれからの生活2012 in 小倉
森田オフィス/イッセー尾形・ら(株)
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2012/07/28 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
感無量
たった3回しか観ていないけど、ほんとにイッセー尾形さんは
万人に優しかったし厳しかった。いろんな観方ができるだろうと思うけど、
テーマがちくちく刺さってくるのは私たちへのメッセージだと思っていた。
だけど、本当に優しいと思った。ダメでもいいんだよ、口べたでもいいんだよ。
うまく伝わらんくてもいいんだよ。と。
ネタバレBOX
東京公演のネタ?をカーテンコールでちょっとばらしてもらって感激。
この反響で決めました。とは泣けるものだ。
イムズ公演を観れないのは残念だけど、小倉に行けて本当に良かった。
国民の生活
ミナモザ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/08/01 (水) ~ 2012/08/06 (月)公演終了
無題431(12-174)
19:30の回(晴、やや暑)。18:50会場着、受付、そのまま開場まで待ちます。19:03開場、正方形の舞台、コの字の座席(椅子+座布団2枚)。コの字型の|側が正面、開いている面には、本棚、衣装掛け、TV、PC、机に冷蔵庫、バスケット、急須…女性の部屋の様相。会場反対側の角にも衣装。舞台は膝くらいの高さ、最前列との間が狭いので、誰かが通るたび体をねじらなくてはなりません。本棚に目を凝らすも遠くて見えません…かろうじて手塚治虫漫画全集、1Q84、つかこうへい。単行本、雑誌、新書に文庫、辞書、CD…、終演後、近づいて眺めてしまいました。「幼年期の終わり」「火星年代記」、「千夜一夜」なんかも。ふたり芝居短編集。ときどきく「くすっ」と笑う場面がありましたが、全編通じて、なんとなく…でした。本作で3作目。
19:33予定時間を過ぎての前説(やけに短い)〜ところがここからが長すぎ〜19:40開演、なんの動きもないままじっと待つのみ、すみません、私、ここで退屈感がでてきました。初日だったからでしょうか。21:08終演。
初めは丸いテーブルと椅子(2脚)、これはチラシのものと同じでしょうかね。
ネタバレBOX
お話の組み合わせ、意味があるんだろうなと考えつつ、わからず。ブラッドベリはそうかもしれないけど、お芝居でみるお話としてはどうかな、普通すぎないかな。
ウクレレみたいなのは…あとで調べてみましょう…禁じられた遊びですね。※「6弦ウクレレ」ですね。
当パンをみると、オノマリコさん、小栗剛さん、モスクワカヌさん、林弥生さん..ほかにも沢山の方。
座席と舞台との間が狭いので、もう少し誘導をうまくやれば(机がある側を通ってもらうなど)いいのにと思いました。
「生活」「資本主義」「罪」「勇気」、PPTを聞いたらヒントがあったかも…
「僕と彼の彼女達」
セロリの会
「劇」小劇場(東京都)
2012/07/26 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
心優しき人たちに幸あれ!
あるお土産屋さんの跡取り「謙介」その姉「真奈美」そして妹「この実」。
3人には、「ショージ」という兄がいる。
4人はある日、店で集まる予定だったが、「ショージ」が来ない。
代わりに、女性がぞろぞろとやってきた、「ショージ」を探しに。
「ショージ」の元妻「香」、香の前後でショージと付き合っていた「清子」、香と清子とショージの相談相手「竹子」。
店にしょっちゅうやってくる若い女「佐藤」。
そして、謙介と商売上の付き合いがある「西牟田」、店の職人「三千代」までショージと付き合っていたという。
女たちは、自分がショージの彼女であると公言し、相手を牽制し始める。
謙介達は、困ってしまうが、どういうわけか女たちに巻き込まれてしまう。
でも、結局、ショージの居場所は、ある女性の家でいたことが発覚し・・・・
ネタバレBOX
ここのところ、ドラマとか映画で恋愛のドロドロしたものとか、見ていたので、ゲンナリする部分もあった。
特に「佐藤」に関しては、理解不能で、同じ女性としても鬱陶しいなぁ・・・・と思った。
逆に「西牟田」などは、今の自分を表しているかのようで、将来のこと、結婚のこと、仕事のことに悩む姿には大いに共感できた。
最終的に、ショージは、竹子の家に居て、竹子と入籍するのだが、末期のガンで余名わずかとなっていた。
女を引き寄せるような男「ショージ」に対して、特に何の感情もわかないが、彼が最後に「竹子」を選んだことは何となく理解できた。
恋愛のドロドロしたものなんて、なに1つ経験のない私だが、少なくとも、「相手を思いやる」気持ちだけは重要だと気づかされた。
最後に、やはりこの作品、謙介役の尾方さんが格好よかった。
とても優しくて、でも不器用で、それでも一生懸命な謙介は爽やかな尾方さんだからこそハマリ役だったと思う。
ラスト、謙介がみんなに怒鳴るシーンがあったが、「いい人」は常に、誰かのワガママや要望を聞き、受け止めていると思う。それがいっぱいいっぱいになって、どうしても耐えられなくなった時の姿と感じたが、仕事に行っても生活していても、どこにでもあるその風景が自分にとって胸が傷んだ。
自分が「いい人」であるとは思っていないが、職場の「いい人」が「ずるい人」によって利用されたり、仕事を丸投げされている姿を見ていると腹立たしくさえ思う。
多くの謙介が、輝く世の中になってほしいなぁ・・・なんてふと思ってしまった。
MOON SAGA ―義経秘伝―
講談社
赤坂ACTシアター(東京都)
2012/07/15 (日) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
folklore(フォークロア)
トランスパンダ
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2012/07/28 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
感情の部分を上手く表現
面白かった、 夏の日常、メルヘンチックで、落ち着いた大人の感情、難しい感情の部分を上手く表現しておりました、チクチクと心に伝わります、良かった!!
出演 秋津ねを 後藤七重 寺本多得子 ののあざみ 前田晃男 ヤマサキエリカ ベストキャスティングです。 会場のカフェ+ギャラリー Can・tutku ここのスペースいっぱいに使いきっています、耳から足音等が右から左へ、そして移動の距離感が現実の様な臨場感になって引き込まれます、上手い演出です。 4色のパンダは、今を生きる個性的な4人の女性と、3つの日記と魔法日記の様に思えました。
芝居の内容は、書きません 忘れたら DVDで反芻いたします。 劇場での受付から帰りまで 作演さん 役者さん 製作さん、皆 素晴らしい、 素敵なお芝居、ほんま 面白かった、最高!! 今後も無期限活動停止・・・“思うがままに!!” 次回を気長に待てば良いだけですから。
暗いところからやってくる
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2012/07/26 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待以上でした!
物語も仕掛けも演技も、とても丁寧で高品質!小さなお子様も大人も笑って、怖がって、考えながら、楽しめます。8月5日まで上演中!どうぞお見逃しなく!
ネタバレBOX
すべては主人公の中学生の妄想だったのかもしれない、と思わせるところまで落とすのが素晴らしい。
病んだらおいで
ソラトビヨリst.
新宿シアターモリエール(東京都)
2012/07/26 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
名作蘇る
燃えよDTフィールでの初演(『精しき神様』)がリピートするほど面白く、開演前にその改題だと知り、元々高い期待がさらに上昇したが、それをも楽々クリア。
名作再び…と言うか名作新生す、的な。
個性溢れる登場人物たちが織り成すドラマ、これも鮮明に覚えている部分とそうでない部分があり、記憶の虫干し的な感覚もまた楽しからずや。
旗揚げ作品「沼田宏の場合。」同様、代表作的に演を重ねて欲しい。
ネタバレBOX
なお、「患者」の1人が実は多重人格を装い、見学に訪れた弁護士を試しているというプロットから、実はあの夜の出来事全体が、亡くなった女性の鎮魂のための芝居という深読みをしたり(初演時から)。
また、観た日に少女が罪を逃れるために多重人格のふりをするドラマが放映されてビックリ!
雷神 -RAIJIN-
CORNFLAKES
俳優座劇場(東京都)
2012/07/27 (金) ~ 2012/07/31 (火)公演終了
満足度★★★
期待が大きかったけど・・
会場には 普段の小劇場の客層とはちょっと違って イケメンくん、キャストさんつながり、アイドル系おっかけ と様々な雰囲気のお客さんがいました。
感想としては
AKB48の近野莉乃ちゃんは AKBファン的には 普段のAKB48としてのパフォーマンスとは違う一面を見れた感じがそます。歌やダンスなしの 「演技」を楽しめました
ただ、演劇ファンとしては・・・・ 演技力はまだまだだし、台詞のない場面では 棒立ち に近い感じだし・・
これから もっと勉強して 頑張ってほしいレベルだったかなぁ・・・
元AKB48→SDNの 小原春香ちゃんは 台詞量は少なかったけど 声量もあったし 舞台上では映えてたし お芝居の分野でも これから頑張ってほしい と思いました
TRASHMASTERSの カゴシマジローくんは 典型的な いやーな奴 役だったけど きっと彼を知らない人は みんな
「やな奴!!」 と思ったに違いないくらい キャラを演じきっていました!! goodjob
アイドル系の舞台には やっぱり演技力のある人を入れないといけませんよね~。。
上演時間 1時間45分 殺陣のシーンは思ったより少なかったかなぁ・・
初日のせい?? 序盤 台詞が何度も被ってたりしてたけど もうちょっと迫力がある演出のほうが
一般受けするんじゃないのかな~ なんて思ってしまいました。。
でも ラストの武智健二くん絡みのシーンはカッコよかったですよ!!
イッセー尾形のこれからの生活2012 in 小倉
森田オフィス/イッセー尾形・ら(株)
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2012/07/28 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
さようなら、そしていつかまた
「小倉には、三、四歳のころ住んでました」
アフタートークで、開口一番、イッセー尾形はそう語った。
父親が転勤族だったため、福岡を「故郷」と感じることはあまりない、と著書『正解ご無用』に書いている。
「子供の頃は、坂道を、電車を追いかけるのが好きでした。電車の『匂い』が好きで。そんな小倉に、こうして戻ってきて舞台に立っているのが何とも感慨深くて」
故郷とは思えなくても、「何か懐かしい空気」を感じているのだろうか。「休眠」前の舞台で、イッセー尾形は恐らく初めてではないかと思われる「博多のサラリーマン」を演じた。それが故郷への「恩返し」のつもりなのかどうか、それはよく分からない。「恩」とか「義理」とか「絆」とか、そんなものは「しがらみ」程度にしかイッセー氏は考えていないようにも見える。しかし、「受け手」である観客は、確かにあの傲岸不遜な「博多んもん」の活写に、逆説的な「愛」を感じるのである。
イッセー尾形の一人芝居に、最初に「感服」したのは、もう20年も前のことだ(「お笑いスター誕生」に出演していた頃にも観ていたはずだが記憶にない)。満員電車で姿勢を変えることができずに身体を歪めたまま固まってしまったサラリーマンのスケッチで、その身体表現に舌を巻いた。
日本において一世を風靡したスタンダップコメディアンと言えば、古くはトニー谷、そしてタモリの二人を挙げることが出来るが、小林信彦は『日本の喜劇人』の中で、この二人に共通する欠点として、「腰から下の弱さ」を挙げている。彼らに限らず、日本の「ピン芸人」と称する喜劇人たちは、概して自身の身体性に無頓着である。
イッセー尾形の身体のバランスのよさは、同時代の喜劇人たちと比べて突出していた。特に「腰から下」が強かった。演出家の森田雄三と知り合ったのが建設作業の現場だということだから、そこで鍛えられたものだろう。
もちろん、それだけでイッセー尾形の芸の真髄を語れるわけではない。これもまた稀有と言うべき彼の人間観察眼によって捉えられた、フツーだがちょっとヘンな人々の姿が、その身体を媒介として再現される時、「現代日本」の様相が象徴的に浮かび上がる。その点が、イッセー尾形の一人芝居を、他の一人芝居と隔絶した孤高なものにしてきたのだ。
イッセー尾形の一人芝居は、観客を大いに笑わせつつ、明確な批評性を持っている。休眠後、映像を通しての活動は続けていくとしても、舞台に復帰するかどうかは未定だ。あの300を超えるという一癖も二癖もあるキャラクターたちと会えなくなると言うのは何とも寂しい。ゆっくり休養していただきたいと思う反面、早期の舞台復帰を望むのはワガママに過ぎるだろうか。
九州では、あと8月3日から3日間、福岡天神のイムズホールで公演予定。小倉とはまたネタを変えるそうである。
ネタバレBOX
親戚の結婚式帰りの男。しかしこれから彼が行く先は別の親戚の葬式。つい飲み過ぎてしまったので、酔っぱらったまま喪主の夫人に挨拶する。新婚夫婦も付いて来ているが、喪主にどう挨拶していいか分からない。夫人も「こんな時に死んで・・・…」とひたすら頭を下げる。
映画『お日柄もよくご愁傷様』と共通したアイデアだが、わずか10分程度に凝縮されたスケッチは、観客の笑いを連続して引き出し、休む間を与えない。今回の公演は、どのスケッチも、ともかく「ギャグの多さ」によって支えられている点が特徴的だ。
多少の「ダレ場」があった方が、観客は一息つけるものだが、それは着替えの幕間で充分と判断したのか、今回は爆笑ギャグのつるべ打ち。
遺体を見ながら、男が新婚夫婦に向かって「こいつもこんなにニコニコお前たちを祝福して」とTPOがどんどんわやくちゃになっていくのには抱腹絶倒だが、ここには「とっさの時ほど人は頓珍漢なことをする」という演出家森田雄三の意地悪な人間観察眼がある。
休憩中のОL。バドミントンのラケットを持っているが、特に遊ぶ気配もなく、ウワサ話に興じる。
「目の前に見えるものについて語る」のは、森田雄三演出の特徴。OLから“少し離れて声が届かない距離”にいる同僚たちは、井戸端会議の格好のネタとなる。
この“距離“を利用したスケッチは数多いが、そのいずれもが傑作となるのは、我々もまた、“最も想像を働かせられる他人との距離”を有しているからに他ならない。今ここにいない人間の噂話や陰口は「罪悪感」を産むが、人間の心理とは不思議なもので、“もしかしたら本人に聞こえしまうかもしれない微妙な距離”にいる相手の話題は、その罪悪感が薄れる傾向にある。Twitterで、本人に見られるかも知れない悪口を気軽に書けてしまう人が多いのも、この心理の表れである。
あまりにも自然な演技なので、明確に語られることが少ないが、この「近くにいる人の噂話」シリーズは、余人にはそうそう真似のできない、イッセー尾形をイッセー尾形たらしめている最大の「武器」であり、最も先鋭化された「演劇」の表現形式の一つなのだ。
博多から東京の大手町にやってきたサラリーマン。
道に迷った同僚を待っているが、その間ずっと東京の悪口など。「東京モンは二枚舌たい」のギャグは、こちらでは大受けだったが、東京では「シーン」だったそうだ(笑)。
福岡出身ではあるが、イッセー尾形は博多弁は不得意だ。しかし「とっとーと」などのカリカチュアされた「わざとらしい博多弁」を駆使し、東京に対抗する無意識があえて行わせているものとして表現することによって、その違和感を払拭している。
同僚は小倉出身という設定で、道に迷っているのを「小倉の田舎もんが」と罵倒して、それが小倉で大受けしているのだから、自虐ギャグを楽しむ素養は、博多人、小倉人の方が東京人より持っているのではないのかと思わされた。
ポーカーをしている中年の女、負けが込んではいるが、相手たちへの口調は馴れ馴れしく横柄。実はあとで正体は保険屋であることが分かる。既に契約はすましているらしく、カモられていた相手を本当はカモっていたという意外な展開、しかも「次の犠牲者」も女は虎視眈々と狙っていた。
女の「武器」は「誘導尋問」である。しかもこれが高度なのは、女は決しておべんちゃら、追従などは言わないところだ。世辞には引っかからないぞと構える相手に、それと気付かせず、ポーカーに「負けてやっている」のである。
イッセー尾形は熱心な読書家であるが、ミステリーも数多く読んでいるのであろう。最初から犯人が割れていて、探偵が追い詰めていく過程を描く形式を「倒叙型」と呼ぶが、相手を契約に誘導するやり口は、倒叙ミステリーの探偵たち、『罪と罰』のポルフィーリィ判事や、刑事コロンボと同質のものである。
ミステリファンにとっても、イッセー尾形は胸を躍らせられる存在なのだ。
部長宅を訪問したサラリーマン、一転して「お世辞ばかり」のヘコヘコサラリーマンを演じるそのギャップが楽しい。もちろん落語の『牛ほめ』『子ほめ』同様、誉めなくてもいいものまで誉めるから、どんどん苦しくなる。「廊下がこんなに真っ直ぐで」って、家が広いと言いたいんだろうが、ちょっと表現を間違えると、何を誉めているのかわけが分からなくなる。
そのおかしさを弥増しているのが、妙に冷静な部下の山田。男が何か失敗する度に何やら突っ込んでいるらしいが、男が激怒するとすぐに部長に窘められる。ちょうどこの立ち位置は、映画「社長」シリーズの森繁久彌社長と、三木のり平、小林桂樹3人の関係に比定できる。
部長は見え透いたお追従を連発する男に嫌気がさしてきたらしく、だんだん無理難題を男に押しつけて、手品をやるから宙に浮け、なんて命令するのだが、真に受けた男が懸命に浮こうとするのがおかしい。完全に森繁・のり平の関係の再現である。
「社長」シリーズのようなサラリーマン喜劇はとんと作られなくなってしまって、舞台でも三宅裕司が「伊東四朗一座」で軽演劇の復活を試みているが、イッセー尾形はずっと一人で、伝統を継承していたのである。
かなりボケが進行しているらしい爺さんが、夏休みで田舎に来ている孫たちに、薪割りなどを見せてやる。でもどちらかというと、孫が爺さんを思いやって、つきあってあげている感じの方が強い。別れの時間が来て、もう一度薪割りが見たいとせがむ孫。車が見えなくなるまではと薪割りを続ける爺さん。おかしいが、なぜか胸にジンときて涙がホロリと流れる一幕である。
「ミミズ踏んだら霧に巻かれっぞ」という「迷信」に爺さん自身が捕えられていくラストはシュールですらある。
ウクレレを持った歌手、なんと今年で100歳。豪華客船のディナーショーに呼ばれてステージに立っている模様だが、声もガラガラで、とても歌がこなせそうにない。
ところが、歌い始めた途端に、その声は観客を感嘆させる美声に変わる。歌詞もかなりいい加減で「アロエ、アロハオエ~♪」なんて調子だ。
イッセー尾形の公演の掉尾を飾るのは、必ず歌ネタだが、歌手は毎回、シャンソン歌手だったりクラシック歌手だったり吟遊詩人だったり千変万化。なのに歌い方は「今日はいつもと違って」と「イッセー尾形の歌」になる。
この歌が聴けるだけでも、毎回の公演に足繁く通う価値があるのだ。
最後の博多公演は都合で観られないので、誰かレポートをアップしてくれないものかと思うのだが、期待するだけ無理だろうな。
福岡の演劇ファンは、日ごろ、何を観ているのかと、嫌言の一つも言いたくなるというものである。
露出狂【8/27@名古屋/8/29@大阪!!!】
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2012/07/26 (木) ~ 2012/08/04 (土)公演終了
満足度★★★★
○○ってました
ここに出ている役者が好きだったり、○○が好きだったりする人には、とって楽しめると思います。
私は、微妙かな(笑)
中屋敷さんらしさはあったと思います。
それにしても、柄本時生さんは、いつどこで観ても同じですね。
あのしゃべりとルックスの妙。ヘタウマ画を彷彿とします。
ネタバレBOX
腐女子むけ?
事前の情報全くなく行ったもので、8割がたホモネタには、ちょっとがっかりしました。いえ、BLや同人には十分理解あるつもりですが。
全員ホモでもいいけれど、もっとストーリーが欲しかった。
それどこのエロゲ?的な、男同士のセックス、レイプ、いちゃいちゃネタ。
チームの結束を高めるための、乱交イレブン。(正確には、乱交イレブンズ複数形)。
隣の席の女の子たち、キャーキャー喜んでいました。好きな役者が絡んだり絡まれると、嬉しいんでしょうね。
でも、芝居はそれに頼っちゃいかんのではないかなーと、いつもの上から目線。すみません。
サッカーするのに「ア ベック」(←こんな感じで発音)を作る必要がどこにあるんだ?(笑)
それでひとりあまって、10人しか試合に出られないって、おかしいじゃんとか真面目に考えちゃいました。
真面目に考えちゃいけません。
その「おかしいじゃん」を楽しむ芝居のようです。
やおいというのは「やまなし 落ちなし 意味なし」から来たんだよ~と、教えてくれたのは確かサークルの後輩のアヤコちゃんだったなあとか遠い目で思い出しました。
本当にやおってました。