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サスペンデッズ
吉祥寺シアター(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

ナカフラ演劇展
中野成樹+フランケンズ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/06/07 (木) ~ 2012/06/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
たんのう
無事、「A」~「C」まで全部見れましたっっ。原作をまるで知らないのに、肩に全く力を入れずに、頭ユルユルでも十分楽しめる。翻訳劇って固くて、古くて、取っつきづらい印象だったのに、中身はこんなに共感して笑って楽しめるものなんだなっていう発見がたくさんありました。それは、誤意訳して、中身だけ抜き取って圧倒的にわかりやすくして上演するナカフラの力なのだけど。関連企画も、無料でこんなに充実して良いのって位、ゲストあり、映像あり、資料までいただいて、がっつり楽しみました。「A」と「B」では共通の原作を基に作った作品なのに、全然別の物語になっている演目がありそういう演出も楽しかったです。

月の岬
青年団
座・高円寺1(東京都)
2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
味わいきれず
大人の芝居だなぁ。舞台美術も役者も音や光も一体となって、まさにそこに人間の営みが再現されているかのようなリアリティー、美しい。物語も、どこまでが本当(現実・真実)で、どこからが嘘(夢・虚構)なのかが曖昧にされていて。更には、おそらくそのセリフや所作一つ一つが、物語の重要なメタファーであり、伏線なんだと思うのですが。きちんと物語を理解している方達と感動を比べると、おそらく半分くらいしか味わえてないんだろうな、とその完成された世界にただただオロオロと圧倒された2時間でした。

嬉々
夜ふかしの会
駅前劇場(東京都)
2012/06/14 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★
思ったよりは面白い
その通りでした。
酷い悲惨なネタ、下ネタは無く
軽いノリで楽しく拝見致しました。
真面目で追い詰められツツツッコム砂川さん
ビジュアルを武器に笑を取る原さん、告白は笑えた
強気なキャラの三宅さん等、キャラがちゃんと別れてますね
大爆笑はなかったけど、友人と笑える内緒話をするような
楽しさがありました。映像とか関連とかもっと上手く出来れば
もっといいですね!そういえば、親族代表さん以来久しぶりのコントかも

つか版・忠臣蔵~スカイツリー篇~(東京)
劇団扉座
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
つかこうへいの降臨
いきなりのあの曲、パロディのようで、完璧なリメイク、あんな衣装やこんな演技、ネタバレになってしまうので書けないが、まさにつかこうへいの降臨と言えるだろう。台本を1500円で購入してきたので、早速復習してみよう。今回は一回限りの観劇予定だったのだが、もう一度観たかったと今更後悔、もう土日の前売り券は完売のようだ。

わたしたちは生きて、塵
酒井幸菜
横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)
2012/06/14 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

星がるキミは雲の下
ppoi-っぽい-
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★
今後に期待しましょう
メルヘンっぽく作っているのだろうが,ストーリー,演技,何もかもが中途半端な感じがします。まず,状況設定が最後までわからない,だから話に入り込めない,入り込めないから演技の質もわからない。70分で終わって良かったと思ったけど,丁寧に状況や背景を説明して90分の作品に仕上げてくれたほうが良かったのか。まぁ,第1回本公演でもあるり,まだまだということで,今後の精進を期待しましょう。

雷神ウツボ
ひげ太夫
Geki地下Liberty(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/18 (月)公演終了
満足度★★★
鉄板
ひげ太夫の公演では子供客を見かけることが多いが、今回は十人くらいの子供の団体がいた。上演中に騒いだりしないかと心配したがそんなのは全くの杞憂で、がっちり心をつかんでいたようです。決して子供向け芝居ではないが、子供を安心して連れていける劇団としては鉄板でしょう。で、いい年した自分も多分目をキラキラさせながら観ていました。

徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★
テーマと笑いに違和感なきにしも非ず
2年ほど前に川崎で上演された時(←SPIRAL MOONではないが秋葉演出)よりも密度が高くなった印象。
前半とクライマックスで2回演じられるシーンでの登場人物たちの心境の違いが狙いなのはワカるが、序盤での笑いがこのテーマには似合わない気がして今一つ入り込めないのは川崎版と同様。
一方、エピローグの「語らなさ具合」は秋葉演出の真骨頂。
また、前述の繰り返すシーン(の2度目)に「ダブリンの鐘つきカビ人間」に一脈通ずるモノを感じる。

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】
ロ字ック
サンモールスタジオ(東京都)
2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
満足度★★★
ドロドロだけどサッパリ
女同士、それも姉妹でドロドロした性的な確執、それもをこれでもかというほど露骨に描いて見せつける。男としてどういうスタンスで見ればいいのか困るほどだが、高みの見物的に楽しんだ。オープニングで流れた川本真琴の曲がツボ。

サロメ
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2012/05/31 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
良かった!
多部未華子さんのサロメが、無邪気に残酷でとても良かったです。「穢れのない強さ」がありました。
ヘロディアの麻実れいさんは、相変わらずオーラ輝いていました。カーテンコールの時に、目の前でドキドキ。(宝塚時代からファンですv)
ラストの血が広がっていく演出、その血の海が綺麗に水鏡のようになっていて、ヨカナーンの首に求愛するサロメを映し出すところが幻想的で美しかったです。
あれ、どうなっているんでしょうね。
舞台は、白と赤と黒の色使いがとても印象的でした。
個人的にですが、ロ字ック「死と再生のテクノに」でお会いしたベータさんが、その時とほぼ同じ格好で(ちがう・笑)出ていて、なんだか嬉しかったです。

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サスペンデッズ
吉祥寺シアター(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★
ドラマを越えていくこと。
親から子への遺伝と、そこに生じる想いを綴った普遍的で良質なドラマであると思います。
ただ、それ以上でもそれ以下でもないというのが正直なところです。それはこの作品でわたしは生身の人間を感じることができなかったから。

平成24年6月歌舞伎鑑賞教室「俊寛」
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2012/06/02 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
わかりやすかった
平清盛に謀反して島流しにあった俊寛の物語。
中 村 橋之助さんがその悲哀を 体全体で表現。なかなか面白かった。

星がるキミは雲の下
ppoi-っぽい-
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

ディーラーズチョイス
ウォーキング・スタッフ
シアター711(東京都)
2012/06/10 (日) ~ 2012/06/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
これは良作。とてもうまくいっている翻訳劇。
翻訳劇を成立させるのは、日本人のホンのそれよりも数段ハードルが高いと思います。しかし研究を積み重ねて細心の注意を払って作り込めば、違う文化圏の表現でも日本の観客に伝えることが十分可能だと、再認識させられました。
今回の芝居について言えば、英国人が普通にするであろう振る舞いや相手に対する言葉のかけ方を写実的に演技することを基調としています。しかしそれが上辺だけの物まねになってしまうと、リアリティのないペラペラなよその国のお芝居になってしまう。そこでおそらく演出は、ポーカーうんぬんをモチーフにしてはいるが人間をきちんと描いた作品だ、というような方針を立て、役者に舞台上でちゃんと相手役とぶつかることを要求したのだと思います。だから、熱い芝居になったのでしょう。これらの要素を両立させるのは、相当難しいと思います。でもそれができたからクオリティが高い芝居になったということでしょう。
あと、英国の労働者階級の人間臭さを生々しく描いた緻密な脚本がいいことが前提としてあります。
暇があったら、ポーカーを本格的にやってみたいな~。

so complex semi-normal
拘束ピエロ
プロト・シアター(東京都)
2012/06/16 (土) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
男子の偏差値
一軒家プロレスじゃないけど誰かの隠れ家を貸切状態でお芝居を観る感じ。
荒川ユリエルさん率いる若い劇団が、まさに今だから表現できるテーマ。
運動部並みの運動量で、10代の痛みにもう一度塩をすりこむようなひりひりした舞台だった。

南部高速道路
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2012/06/04 (月) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
大満足秀作でした。[リピートを一考!]
謎めいたミニ役の“真木よう子さん”少し低めの声が良く通りやっぱカッコ良かったです。&作品も大満足・・未だいろいろと考えさせられ続けている・・秀作でした。“梅沢さん”、“小林さん”もシブく、13名の配役も+“お子ちゃま”の起用も絶妙で、其々の役柄に共感を持ちながら観る事が出来た不思議なお芝居でした。[☆4.4]
パンフはまさかの「袋とじ」、&お髭のおじさんが販売(けっして如何わしくはありません)・・思わず笑ってしましましたが、価格が良心的であった為、帰り際に一応ゲット。三茶で前々回の“サド侯爵婦人”or前回の“東京ボードビル”拝観の時と同じく今回も会場で“篠山紀信さん”をお見かけし、・・偶然にも帰ってTVをつけたら御子息“篠山輝信さん”が映っていました(池上彰さんの特番)・・“W篠山”。同じ偶然であれば“シンシアさん”の方が・・。

マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜
SPAC・静岡県舞台芸術センター
舞台芸術公園 野外劇場「有度」(静岡県)
2012/06/02 (土) ~ 2012/06/23 (土)公演終了
満足度★★★★
ビジュアルと音楽の両方で楽しませる祝祭劇
110分全く飽きさせない楽しい舞台。
例年のSPACの野外劇場公演と比べるとマイクを通しての声が全面に出ていて、その分芝居に従来の静謐な趣きが感じられなかったのが、個人的には残念です。賑やかな舞台が好きな人はおススメ。

オリヴィエ・ピィの 『<完全版>ロミオとジュリエット』
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2012/06/09 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★
若者の無軌道なエネルギッシュさを生々しく表現
役者はさすがフランス屈指の国立劇場。身体に無駄な力が全く入っていないから、声が伸びやか。
ジュリエットの年増女ぶりは、違和感あり。

さらば、豚
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2012/06/06 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了
満足度★★★
漢(おとこ)の芝居
なにしろ炭鉱とヤクザと豚なんだから、汗臭く、埃っぽく、野卑な漢達の魅力を堪能した。「由緒正しきアングラ芝居」とはまさに。最前列のベンチシートの真ん中近くだったので多少首とお尻が痛かったものの、満足のいく舞台でした。