最新の観てきた!クチコミ一覧

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あほんだらすけ24

あほんだらすけ24

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

顔が緩みっぱなしですう~。
又お会いしましたね、と自分に言われているような親しみを込めた眼差し・・・につい、久しぶり~っと。返事をしてしまいそう、
どれをとっても楽しさを感じさせる、不思議ないいえ、きちんと裏打ちされた演技力にはほんと、感心。
24年の歳月を出来る事なら最初から観たかったと、今では後悔します。
期待を裏切らない舞台、山口さんの笑いのツボ!が大好きです。
で、少しダイエットされました?

『CHORIKO』revival

『CHORIKO』revival

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

演出の面白さ
小屋は開演前から不思議空間を醸してました。元々の場所のせいか、席などに関しては相当見づらい。椅子によっては長時間なので厳しい。僕は多分外れ席。
横に長い板をいっぱいに使っていて、観客の視線を左右に誘導するので飽きさせない。時間経過は早く感じました。音楽と動きの組み合わせには独特な空気を受けました。セリフが難しいと思う分、多少中身の薄さが見られたり、話や詳細な設定に捻りが欲しかったようにも思えます。終始良きクレイジーが点在していた。

ネタバレBOX

異常と狂気と障害と、その辺りの突っ込みを下げれば更に魅力的な作品だなと感じます。チョリコ役の方上手いです。最後の銃の構えはちゃんとした方がよいと思います。あとは音が気になったのと、客席移動で毎回どいてる人が不憫に思いました。トラックや自転車出して来たり面白い!
カサ・ノワール

カサ・ノワール

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★

印象が薄い
話のオチがあっけなく、コメディとうたったにしては笑いのオチも曖昧で、冒頭から役者の台詞の嘘を感じてしまった。
なんだか消化不良な気持ちで見終わってしまったのが残念でした。

ナカフラ演劇展

ナカフラ演劇展

中野成樹+フランケンズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

A2再見
役者の演技が良くなっていた。
原作は未読なのだけれど、未読でも原作をどう料理したのか想像して楽しめる舞台。

富士幻談

富士幻談

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/19 (火)公演終了

満足度★★★★

なかなか
古典を基にした作品はいくつも観てきたけれど、まだ若い彼らがここまでの完成度を作ったことには脱帽します。


真摯に作っている印象。まだお若いのにね・・・また次回も観てみたいと思います。

ネタバレBOX

メリハリが少しなかったのが残念。どのシーンも印象的なのだが、印象的なものばかり観ていると、結局全体的にぼやけてしまうのが・・・

時間をもう少し短くして欲しかったのと、劇場が小さいなりにも絵変わりが欲しかったです。もっと大きなところで観てみたいです。
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サスペンデッズ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

切なくてあったかい。
期待通り。
不思議な世界の中、だんだん見えてくる話の残酷さ。
とっても切ない。
でもあったかくて。
最後は涙してしまいました。

あ~~~サスペンデッズ、すきーー!!!

吉祥寺シアターだから出来る空間?

照明の素敵さは毎回テッパン!

THAT FACE~その顔

THAT FACE~その顔

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2012/06/14 (木) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ボッコボコ。
観終わった後、ヘロヘロでした。どういう感想を持とうかなと頭を動かそうとしても動かないっていうか。ノーガードの心臓を俳優さんの演技でボコボコに殴られた気分っていうか。感情を爆発させるシーンでお客さんに引かせない演技がさすが。あー、思い出しても疲れる(笑)。前半もうチョット軽快に進んでもいいかなーと思いますが…いや、ラスト30分で全てもっていかれましたね。あれでもういいや。舞台美術秀逸。メインの舞台は勿論、周りを囲む白い壁が素晴らしい。

いないかもしれない 動ver.

いないかもしれない 動ver.

青年団若手自主企画 大池企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台に魅力は「ストーリー」だけではない
心と身体は繋がっているというのをシッカリと魅せてくれた作品。ある意味で凄く演劇・演技に忠実な演出が施された作品だと思う。こういう演出家にこそ次回作はストーリー性に富んだ作品を演出してもらいたい!できれば「絶対に具象舞台が似合うだろ!」っていうような既成の作品を。

リトルショップ・オブ・ホラーズ

リトルショップ・オブ・ホラーズ

アトリエ・ダンカン

本多劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

楽しすぎる!
作品自体は、面白いのは当然。楽曲に合わせて、楽しく手拍子、すっごく楽しい!

そして、今回のキャストの方々が、あまりに私にとってツボすぎて、基本笑いっぱなしでした。新納さんの怪演っぷりは最高です!

放課後サマージャム

放課後サマージャム

翠組 midori-gumi

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった〜
翠組は、ほんっと皆さん元気だよな〜と、今回も思いました。こちらも、元気をもらって帰ってきました。

私が今まで観たことのある(わずかですが)保木本さんの作品は、いつも共感できる部分があって、むちゃくちゃ笑って帰ってきます。

今回の翠組は、前作からすると、誰もが経験している学校ものだし、当然共感できるところはいっぱい。
ほんと楽しかったー!

Hysteric・D・Band「神様の観覧車」

Hysteric・D・Band「神様の観覧車」

LDH JAPAN

青山円形劇場(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

やられたな〜
美山加恋ちゃんの演技に一番驚かされた。今後が楽しみでしようがないですな。

悲しい話のようで、あまりに前半で楽しく笑わせてくれるものだから、後半は余計に泣けて泣けて…。

ぜひ再演も考えてほしいと思う。
しかし、あのセットだと、円形劇場では死角が多すぎる。セットを工夫するのか、もしくは劇場を変えるのか…

ディーラーズチョイス

ディーラーズチョイス

ウォーキング・スタッフ

シアター711(東京都)

2012/06/10 (日) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

良いじゃないですか!
劇場は、狭い711で指定席4000円であるが、作品はその枠組みをはるかに超えた良い作品に仕上がってました。
6人の登場人物へのキャラ設定、振る舞い、物語の起承転結、など、
多面において優れたパフォーマンスを魅せて頂きました。

正直、それほど注目度があったわけではないでしょうけれど、作品の充実さではなかなかのものです。

南部高速道路

南部高速道路

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2012/06/04 (月) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

秀逸
作品的には、人物の描き方が良いですね。過剰にも薄くもならず。
役者的には赤堀さんでしょうか。
コスパ的にも良いです。5000円でこれとは。

あほんだらすけ24

あほんだらすけ24

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかく楽しめました
いや、楽しかったです。面白かった。
コント集という形でしたが、演劇的でもあり楽しめました。

さすがちゃんとした芸歴を持つ方々の舞台。エンターテイメントでした。なかなか出来ないことと思います。

内容とは関係ありませんが、
台風直撃で、まさか劇場内で風雨の音が気になってしまうとは思いませんでした。スズナリはそんなに外の音が聞こえるような劇場ではないはずですが・・・おそるべし台風。

ネタバレBOX

山口良一さん、本当によくあれだけ沢山、早口で喋られます。
あほんだらすけ24

あほんだらすけ24

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見でしたが、すっかりファンです!!
まず、遅刻してすみません!!だから最初の20分ほど観れてません!
でも、いっぱい笑って泣きましたっ!

ネタバレBOX

山口sanのダンスを見逃したのと、まいどsanの熱唱が聴けなくてホント残念・・!!
大森sanのバク転は観ましたヨ!!凄いっ鍛えてらっしゃるのですね☆素晴らしい!
お話としては引き裂かれた親子の劇が凄く良かったです。°笑えたし、山口san・長峰sanの演技にボロボロ泣きました。。ホタルchanも可愛かったw
あと、課長とコヒナタsanが大好きです!!定番のキャラだったらヤバイなぁ~笑
でも皆さんとても達者で、キャラクターも面白くて、レトロな感じもツボで、ホントすごく好きでした!
あ、それからマジックもビックリしました!"びゅーてぃふるがーる"に選んでいただいちゃってスミマセン、ありがとうございました!!本当に楽しませていただきましたぁ(^▽^)♪
富士幻談

富士幻談

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/19 (火)公演終了

満足度★★★★

太宰治「「富嶽百景」
を背景に、それこそ糸を紡ぐように練り上げた脚本。しかし芝居というよりも、手の込んだリーディングのような舞台でもあった。あまりにも富士の説明に懲りすぎた感はあったけれど全体的に楽しめた。

あほんだらすけ24

あほんだらすけ24

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

継続は力なり
定例形のショートコントとでも言おうか、確かに頭を空っぽにして安心して観ていられる。ネタはベタで古いから、「会場にいる半分以上のお客さんしか解らない。」と舞台上で出演者が話していたが、納得。
ほろりとさせる人情喜劇も素敵だった。

カサ・ノワール

カサ・ノワール

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろい。
ZIPANGU Stageの芝居は、安定しておもしろい。
普段芝居を観ない、または初めて芝居を観る人を招待するにはうってつけの劇団だな、と。

しっかりと組まれた舞台セット&ベタだけど老若男女が楽しめる脚本。

『カサ・ノワール』も、おもしろかった!

とくに良かったのは、よっしさん(←年齢不詳。ネプチューンの名倉にチョイ似)。

生真面目風なんだけど、コミカルで、でもちょっと怪しい執事役。うまくなったなあ。。。

ベタだけど、次の展開が気になる『カサ・ノワール』。
おもしろかったんだけど・・・ちょっとだけ、スパイスが足りなかったかなあ。

出演者の方に申し訳ないことを承知で書くと・・・新田正継さんがいなかったからなのかな。

ボクは、中年でシブくて革ジャンが似合うミュージシャンに憧れがあって・・・新田さんは、まさしく「来世はこんな男に生まれたい!」って感じの風貌なんだよね(コリッチでは全く無名とは思うが、競輪専門紙アオケイの竹林記者にも憧れてる)。

宮本ゆるみさんが、新田さんの分もガッチリ受け止めてたと思うし、すごくおもしろかったんだけど・・・あのダメさ&怪しさは、中年男のみが醸しだすものなのかも(笑)

あっそうそう。

ボクの大好きな滝沢久美さん。

婆さん役だったよ。。。

大塚駅までの道で聞こえてきた「あの人は、本当にお婆ちゃんだと思うよ」の言葉通り、安定した婆さんっぷり。

でもボクは、イイ女そのものの滝沢さんを見たいのさ!笑

『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ウェディングケーキのような立体感
今回、鈴木雄太さんの劇作家引退記念公演ということに加え、退団される俳優さんもいらっしゃったので、私としては珍しく、3回も観に行きました。バージョン違いでない公演としては私の場合、異例の回数です。

小劇場系劇団のコメディを勉強させていただく良い機会になりました。

詳しく書きたかったので、公演中はネタばれになることもあり、投稿できなかったのですが、終演後も、いろいろ考え始めて、なかなか書けずにいました。

やはり回数を重ねるごとに、俳優さんの調子も出てきたようで、千穐楽の舞台はかなり充実していたように思います。


構成の妙があり、ウェディングケーキのように立体的で飽きさせない。

近年の小劇場劇団のコメディとしては、かなりの満足度。

ラストに海外コメディのような余韻があるのが良かったです。



個人的にはあと10分くらいカットしたほうが理想的に思え、1回目の観劇はかなり長さを感じ、「あっという間」とは思わなかった。1回しか観なかったら満足度は今より低かったでしょうね。

次回公演からは新劇団員も加わり、新体制になるようですから、また新しいファンを開拓していかれることでしょう。

ネタバレBOX

鈴木雄太さんの軽快な前説から、冒頭の花嫁のフライイングにはビックリした。
MOMOでこれをやるか!という驚き。ワクワクした。

まず、構成・演出が凝っていて、中盤からの「転」が巧い。
花嫁の姉の夫への浮気疑惑から雷鳴が響き、台風になっていく。
イタコの暴走と、花嫁と父の霊の対話。姉夫婦のけんかも殺陣のようで面白い。

劇団員では高宮尚貴さんのイタコが最高の出来。彼が出てくると空気が変わる。大真面目に演じているからこそ生まれる笑いの素晴らしさ。
今回の芝居のMVPは彼だと思う。

マジシャンがイタコ八郎に化けたという設定の場面が本当に化けているような説得力に目を奪われた。
引退してしまうのは本当に惜しい。

役名が彼だけ、漢字違いの「高宮直樹」という同名だったのは意味があるのだろうか。

引退のはなむけなら、吉岡和浩さんは浜中神父という役名があるのはなぜか。
ここは、別の役名があったほうが自然でよかったと思うが。

小早島モルさんの「変なマジシャンぶり」も得難い。

客演者では、穂刈小夜さんのメリハリある演技と、斉藤晴久さんの「存在感を消す存在感」が印象に残る。

白川哲司さんは演技が丁寧だが、声が枯れ気味だったのが残念。


気になったのは、花嫁の両親とも亡くなっていて、10年間どういう育ち方をしたのか説明がないこと。

いじめにあっていたなら、なぜ、母親でなく父親への感謝を強調するのか。

また、配役表では花嫁も連れ子も秋山姓になっていて、入籍済みということなら、「マリッジブルーを利用して奪え」と牧田(亀山浩史)を小島(白川)がそそのかすのが成立しにくいのでは?

コメディでも、そういうドラマ部分が丁寧に描かれていてほしいと思うが、劇作は引退なさるそうなので。

都と若葉が秋山姓になっているから連れ子なのかどうかわかりにくいという意見が私の同伴者やほかのお客さんからも聞かれた。

私も1回目では、そこがひっかかった。芝居を見慣れてない人は戸惑うかもしれない。


姉夫婦のコントのようにおおげさなリアクションや、牧田がもらい泣きするのが真面目な場面なのに笑いが出るほどわざとらしい泣き方だったのも、私には違和感が強かった。

伏線のいくつかも強調しすぎで、観ていて私には少々あざとく感じた。

花嫁がクライマックスで開き直って長台詞を言う場面も、若い役者の場合は台詞が上滑りで大げさに見え、観ていて気恥ずかしくなってしまった。









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サスペンデッズ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

闇に光明を見る想い
早船さんのお芝居を観る度、そう思うのです。

早船さんのような演劇人が存在する限り、私はまだ演劇に絶望はしないぞと思います。

ヒトの感情の流れを奇をてらうことなく、細密に、それでいて、一切の無駄なくシンプルに表出できる、類稀な劇作家の筆力と、その世界観を見事に体現できる役者さん達。その連携プレイの秀逸さに、何度も涙し、心身の震えが収まりませんでした。

まるで、私にとっては、小劇場界の希望の星のような劇団です。

もしも、私が、もっと早く、この劇団に出会っていたら、我が家の歩む道も、もっと別にあったかしら?とか考えて、胸がはち切れる想いがしました。

息子の養成所同期の間瀬さんのご出演は、嬉しい反面、そういう個人的な思いも重なり、複雑な心境でした。

どうか、サスペンデッズは、このままであってほしい!
この劇団の役者さんは、本当に、恵まれていると感じます。

これだけ、脚本と演出が的確だからか、演じる役者さん達の魅力も炸裂。

芝居の登場人物全員に、絶え間なく好感を覚え、劇場を後にするのが、心残りでなりませんでした。

ネタバレBOX

昔、2000人の応募者の中から、何故か私が選ばれたFMラジオのオーディションで、私は、当時好きだったさだまさしさんを例に出し、彼の歌詞の素晴らしさについて語ったことがありました。

彼は、歌詞に「愛してる」とか「君が好き」とかいうダイレクトな言葉を使わずに、見事に人物の心情を描く術に長けていました。

早船さんの台詞には、その当時のさだまさしさんに共通する、心情の卓越した表現力をいつも感じます。

今回の作品でも、真澄の和博に対する、彼女なりの愛情吐露の台詞に、何度も心を揺り動かされ、心の中で、慟哭しました。

和博と真澄の別れの場面から始まり、二人の小学生時代の初対面の場で終る、芝居構成の巧みさはもちろんのこと、周囲の人物の描き方も、秀逸極まりなくて、それぞれの人物同士の心の流れが、作り事ではなく、一々、共感を覚えるのです。

このストーリーのシチュエーションと酷似した作品を過去に幾つも観てはいますが、早船さんの描く人物には、生来の悪人が一人も出て来ないんですね。

アルコール依存症で、息子に暴力を振るう父にしても、下級生を恐喝する女子高生にしても、登場人物に、しっかりと作者の愛情が注がれて、一人もご都合主義の登場人物がいないのです。

その上、それを演じる役者さん達が、これまた素敵な演技表現をされる方ばかりで、批難すべき箇所が全く見当たらない。

しいて言うなら、題名が、内容をイメージしにくいという部分ぐらいです。

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