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纏繞の夕月

纏繞の夕月

集団as if~

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/09/26 (水) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★


 劇を通して訴えたいことがはっきりしていない。その結果、主張が空回りしてしまって、折角のストーリーが、単なる因果応報の話に堕してしまった。ひとつ、箍の繋ぎ方を変えると、見違えるような作品になったはずだが。
 劇作家は、自分の位置を正確に見極めるべきである。世間での己の位置、演劇が、この時代、この地域でどのような位置づけなのか、といった世塵にまみえる覚悟が必要である。そうすればインプロビゼーションの扱いも、まるで違ったものになったはずであり、今回のような小手先の器用を売るレベルに堕したりはしなかったであろう。観客は、しっかり見ている。そのことの怖さを手掛かりに、先ずは、自分達の生きている状況の分析をしっかりやりなおして欲しい。そうすれば、人間相互の関係を見るきっかけが生まれよう。先ずは虚心坦懐にそこから見直して欲しいのだ。

音楽劇「ファンファーレ」

音楽劇「ファンファーレ」

音楽劇「ファンファーレ」

シアタートラム(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

funfare
音感はよくないほうだけど楽しかった。
劇中歌「雨が唄えば」が好き。

ネタバレBOX

ファとレの音しか歌えないファーレの人生を、歌とパフォーマンスで華やかに彩る。

一幕
ファーレ(名児耶ゆり)はレッサーパンダ先生(重岡佐都子)のような歌い手になりたいと願い、歌のレッスンに励む。先生から自分の出自をきいたファーレは両親を探すため旅立つ。
二幕
劇場裏に住み、仲間のbable(bable)とあしのうらみょうが(北川結)と音泥棒をしては人生(今井尋也)に追われる、満たされない毎日を送る、若干不良なファーレ。劇場で行われるオーディションに仲間や人生の協力をえて参加する。
~休憩15分~
三幕
オーディションで才能を見せつけたファーレだったが、ファとレしか音が出せないため、オーディション2位地引網(清水久美子)のマネージャーになる。カレーライスのラジオ番組?「カレーレディオ」出演のチャンスを得た地引網だったが、ファーレの才能を認めその役を譲る。ファーレの歌を聴いたカレーライスは、兄(本当のカレーライス)が歌っていた歌と同じことからファーレと兄の関係を見抜き、ファーレに父と母が死んだこと(と自分がハヤシライスということ)を告げる。目標を見失ったファーレだったが、「ン」しか言えないけどやさしく微笑む友人のポリ夫(大柿友哉)との「会話」から、歌い前向きに生きていくことを決意する。そしてアロンアルハ(西尾大介)と結婚する。

話はシンプルではあるが、音楽と動きの演出で楽しい舞台になっている。そのバランス感覚が上手い。出演者も色んな畑の人(舞台人ではあるけど)がいて、その配置がいい。とはいえ、歌を本業でやっている人と違う人ではその差がでるけど、さほど気にならないかな。それも味と思えるように仕上げたのかもしれない。

一幕ファーレは、子どものかわいさと両親不在のストレス感を上手く表現できてたと思う。二幕ファーレが一番好み。笑顔がいい。音を盗むって発想と演出が面白い。三幕ファーレは華やかなラストを彩る魅力がもっとほしい。ただ、ダイアモンドが降ってくるって歌(雨が唄えば)は聞き入ってしまった。
bableは動きもいいし、なにげに声もいい。今井尋也もいい声だったし、バランスとってた。清水久美子は綺麗な足のラインしてた。

ビタっとハマったという感はあまりないが、多分、今後の調整で色々変えるんだろうなと。3,000円で満足の舞台だった。
伊藤千枝/珍しいキノコ舞踊団『3mmくらいズレてる部屋』

伊藤千枝/珍しいキノコ舞踊団『3mmくらいズレてる部屋』

ダンストリエンナーレトーキョー

スパイラルホール(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/09/29 (土)公演終了

満足度★★★★★

とても楽しい
上演時間70分。飽きのこない展開が続き、夢中で見入った。おなじみの合体の動きに加え、道具の使い方もよい。

非家族【ご来場誠にありがとうございました】

非家族【ご来場誠にありがとうございました】

オーストラ・マコンドー

サンモールスタジオ(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

脆さ・強さが愛しい
1930年代の神戸。
3日後に迫る出航を前にした、海外移民収容所の、ある一室の話。

移民の条件は「家族」であること。
そして、移民に希望を見出だす人々は、しばしば偽装家族を作ったとか。

そんな中、この舞台が焦点を当てるのは、
母・娘・息子・父
この構成の、やはり偽装家族。

そして、雰囲気が重い。
空気が、重い。

物語が進むにつれ明らかになってくる、それぞれのどん詰まり感。
移民先に希望を持って!
というよりは、
現状がどん詰まり過ぎて、日本を出ていくしかない、
って空気感。
この抑圧感・緊張感が印象に残った。

舞台の空気感が、そのまま客席も飲み込む力を放ってて、いい感じでした。

映画的な演劇ってあまり好きじゃないのだけど、
この『非家族』は映画的かつ演劇的、みたいなとこがあって、すげぇ、と。

照明の変化や微かな物音に、いちいち集中してしまう。
長い長い間と、人物の行動を、固唾を飲んで見守ってしまう。
すごく繊細な時間を、舞台と共有する感じ、ワクワクした。

「偽装家族」から
「家族」へ。

いろんな言葉ぶつけあって、
汚い部分を見せあって、
どん詰まりからさらにどん底に落ちていってから、
しっかり立ち上がる。

そんな人間の、家族の強さ・脆さを見せつけられました。

中也論 よごれたかなしみ

中也論 よごれたかなしみ

趣向

STスポット(神奈川県)

2012/09/23 (日) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議
ラスト15分くらいにオケツが痛くなるまで我を忘れ、ただただ追っかけてました。
観れてよかった。

魅力的な役者さんばかり
中也、可愛いし色っぽくもありました。

オノマリコさんの作品また観たいです。

貧乏が顔に出る。

貧乏が顔に出る。

MCR

サンモールスタジオ(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

意外なことに切なさ
良かったです。
確かにこの劇団でなければ出来ない作品。でも独りよがりということもなく、劇団初見でも楽しめました。
罵詈雑言といいながらも、意外な切なさがあるところが最後に効いてきます。

ネタバレBOX

同僚の悪党ぶりが見事でした。
「マンハッタンの女たち」

「マンハッタンの女たち」

〜Alternative Project〜 THE 座

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

こじゃれ
大都会の片隅で起こる事象は世界共通ですが、今より少し余裕があった時代のように思えました。

ネタバレBOX

別れた男のことが忘れられないルーズ、結婚していて夫を愛しているのに浮気癖のあるビリー、男装っぽい服装故に出会いの少ないジュディ、三者三様の男性に関する考え方、実際の男女関係を赤裸々に語ったお話。

夫に殴られて喜んでいるビリーの姿は、ノロケでもあり、凄いエロい話が含まれているのかもしれませんが、目を殴るのはとんでもないことで、やはり20数年前の作品だなと思いました。

男装ばかりしていればジュディの周りに集まるのはホモばかり、当然ですね。凄いドレス姿でビリーの紹介してくれたデュークとデートしていい感じに。

で、彼女たちはアメリカ人、ビリーの夫ボブもアメリカ人、恐らく白人、それを日本人が演じていることは脳内で処理できるのですが、デュークが黒人と言われても全くそう見えず、どう脳内で対処したら良いのか分かりませんでした。

ビリーは美人さん、ジュディのクシャクシャ顔は可愛かったです。
MYTH

MYTH

鈴木勝秀

サラヴァ東京(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/09/29 (土)公演終了

満足度★★★

濃密!
濃密な90分。堪能しました!
★は、4に近い3。

ネタバレBOX

ステージが無く、それなのに、円形劇場のように中央を向いて円を描く客席。
出演者の席は、中央に1席、あとは客席の中にあるような感じ。
近すぎてびっくりする!

物語が、2人芝居で紡がれていきます。

佐藤誓さん × 菅原永二さん、
菅原永二さん × 中山祐一朗さん、
篠井英介さん × 菅原永二さん
そしてほんのちょっとだけ 篠井英介さん × 菅原永二さん × 中山祐一朗さん(3人)

篠井さん×菅原さんの箇所は、他の箇所と比べ段違いにひきこまれました。
それは、父×息子のシーンだからということではなくて、
篠井さん×菅原さんだったから、と感じました。
すごいお二人が親子を演じたものです。。。ぞくぞくしました。

帰宅してから、Web公開されているテキストをざっと見たのですが、
読まないとわからないびっくりなシーンがあったりして、
それは、セリフだけの、リーディングでは読み取れなかった部分だなぁ。。。と、
それを省いていいものだったのかと、少し疑問に思いました。
ライ・トゥ・ミー【終演致しました。】

ライ・トゥ・ミー【終演致しました。】

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/10/13 (土)公演終了

満足度★★★★★

納得のWコール
初日。

笑える。泣ける。

エビス駅前バープロデュースのよさ炸裂でした。
いつもながら米内山さんの話は心に染みます。現実っぽいけど現実っぽくないのが、中身のよさを引き出しているような。

最前列中央付近、ほんとにいい席でした。近すぎて近すぎて、表情がこんなに観れる芝居は初めてかもしれない。
でも、今度は泣きたいので、一番奥付近で隠れたいとも思う・・・。

マジック最高。だまし最高。何度も観るといろんな仕掛けがもっと見えてきそう。

納得かつ自然なWコールでした。

ネタバレBOX

泣けるポイントがいくつか。ラストもそうだし、「なんであのマジックやったの?」(多分ちょっとセリフが違うと思いますが)というくだりは、泣けます。

娘ネタは、ほんとに娘がいる身としては、もうだめです。うるっときます。

アル中マジシャン最高でした。最後のマジックもなかなか。空気読めないところも。
ラストシーンも決まってました。

菊池さんの雰囲気も好きです。

山崎さんのカウンター上での(照明含めた)パフォーマンスはかっこいい。

また、個人的な勝手な希望ですが、ちょっとふざけた感じになるかもしれないけど、伊丹さんと山崎さんの役が入れ替わっているのも観たい気が。伊丹さんのちょっとキザな2枚目と山崎さんのかなりの3枚目という組み合わせがしびれるように思える。

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/09/26 (水) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度★★★★

少年漫画好きが燃える設定
JOJOとかシャーマンキングとか、少年漫画好きが燃える設定。
メインキャストを担う丹羽さんがいままで見てきた作品の中で、
緩急の幅が広くて、今回の役が一番好きだった。

コダマの設定(武士の選択がシブい)がぶっ飛んでいて
歴史オールスターが活躍するので、
例えば映画アベンジャーズみたいな感じで見るのが正解な感じ。

ネタバレBOX

戦では、攻め込まれる側はいやがおうでも敵を退けなければならない。
圧倒的な力を持つコダマが現れることで、その葛藤から
どうしてもコダマ同士のパワーゲームにシフトしてしまう。
そこが少年漫画的な展開の難しいところだと思うのだけど、
本来人間の情念を揺さぶる恐怖や責任や期待などをコダマが背負ってしまうので、
登場人物の悲哀がライトに感じてしまうところがあった。
演出の狙いなのかもしれないのだけど、
個人的にはぶつかり合う意地や信念みたいなものがもう少し強く感じたかったかも。

五右衛門

五右衛門

劇団アニマル王子

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2012/09/21 (金) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

五右衛門、分け与える愛のために
アニマル王子の作品は、今回で4回目だけど、スピーディーの中に、笑いあり、涙あり、感動しました。リチャード三世と、天下の大泥棒、石川五右衛門を巧みに構成した2時間30分でした。

春-こうかい-

春-こうかい-

COoMOoNO

東京アポロシアター(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

ポエム
を読んでいるような、ある種の心地良さを感じたけれど、話が淡々としていて盛り上がりが特にないので、劇として楽しいとは私には思えなかった。 

誰誰誰誰お前だれええええ!?

誰誰誰誰お前だれええええ!?

BOX101【ロゴを新しくしました!8/24】

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/09/24 (月) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

全力感。
狭いあくとれの舞台にこれでもかというほど遊び心が詰まったおもちゃ箱のような作品でした。大掛かりな舞台装置、きらびやかな衣装、プロによるヘアメイク。創り手の並々ならぬ本気が否が応でも伝わってくるその全力感は圧倒的で、こんなに楽しませようとしてくれるならまた次回も観ようと思える、前向きで楽しい演劇でした。脚本や演出、役者の演技等はまだまだ余地が大アリだとは思いますが、技術なんてこれからいくらでも学べると思うので、演劇に大切なこの精神・・・観客を楽しませて自分たちも楽しんで、ただただ「楽しい」という気持ちで突っ走れる今の気持ちを忘れずに、これからも自分達の信じる表現を追求して欲しいです。

ちなみに「アニコミエンタメ芝居」と銘打っていて、その名の通り漫画チックでメルヘンでちょっとダークな世界観、その中で生きるキャラクターの中でも物語の思想を一手に引き受けていた主演の柳瀬晴日ちゃんが繊細で健気で可愛かったです。評価は超甘めで★4つ。

ネタバレBOX

情熱的な部分で好感度大の一方、脚本演出役者力各種オペ等、全体的にかなり底上げが必要だと感じました。しかし前回公演と圧倒的に違うのは、役者さんと演出家との間に確かな信頼関係を感じられたこと。演出家の感性を信じて演じるのとそうでないのとでは、舞台から伝わるものが全然違うものなんだなと実感。
前回公演以来、名だたる劇団で演出助手や役者として関わってきた主宰・長谷川雅也くんの1年の成果が如実に現れた舞台だったと思います。それは超豪華なゲスト陣にも証明されていて。私が観た回は花組芝居/あやめ十八番の堀越涼さんで、短いゲスト出演にも関わらず、フルメイクでのメイドコス(←美しいのに面白い(笑))、そしてショートコントまで書いてきて、これまた全力でこの公演に臨んでいて。無名の若手に大物がこれだけ本気を出してくるなら、この劇団の未来も明るいものだと思えるのです。
CAT'S EYE

CAT'S EYE

劇団ゲキハロ

サンシャイン劇場(東京都)

2012/09/23 (日) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチーム
悲しい恋の物語。泣けた。

春-こうかい-

春-こうかい-

COoMOoNO

東京アポロシアター(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

ごめんなさい。
自分の頭の悪さを露呈するようで、あまり書きたくないですが、ぜんぜんわかりませんでした、というのが正直な感想です。事件の背景も、犯人であるカップルの人物像も、まったく見えてこなかった。山崎哲のオリジナルも、こんなカンジだったのでしょうか。

Sloth -スロウス[怠惰]-

Sloth -スロウス[怠惰]-

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

満足度★★★★

ストーリーは
簡単に言ってしまうと、暴力団の抗争にVS警察+公安の図式なのだけれど、
長台詞と入り組んだ人間模様とスピーディーな展開で、
いっきに引き込まれてしまいました。
ただ、最初の外人の出来事の説明映像は少し解りづらかったです。
いよいよ次作で完結ですね!?
果たしてどんな風にまとめるのか今から楽しみです。

風の手紙 〜大地の記憶〜

風の手紙 〜大地の記憶〜

創造集団池小

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

物語は3・11へと収束していく
劇中、歴史的出来事が読み上げられ(19某年に大凶作など)物語と現実の出来事うまく結合させている。主人公の献身的な死では終わらせず、我々に問いかける形になっている。「人間は科学の力で自然を支配できるのか?」と。劇中での火山爆発に対する試行錯誤は、昨今の福島原発でもたらされた状況と何故かダブって見える。
 
劇そのものについてはグスコープドリ役が可愛い女の子だったのがとても新鮮で、けなげさを感じた。さらにそのグスコープ取りの周りを支える役者たちは落ち着いた演技をしており、グスコープドリの純粋さを引き立ててくれた。

また幻想的な音楽、小道具も興味深いものがあった。ボーア先生の歴史の講義でのロープの位相を変える演出は秀逸と思う。

原作を読んでもあまりこの作品のイメージが浮かばなかったが、この劇では3.11以降の状況を重ね合わせて、とても心に残るものでした。

ブラッディ・マリー

ブラッディ・マリー

劇団東京ドラマハウス

萬劇場(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

トマトチーム鑑賞
何度かこの劇団の舞台を観に行かせて頂いており、
特にこのトマトチームのキャストさん達は、素晴らしい演技力を
お持ちの方達です。
それもあり、今回は何か残念な、物足りない印象も受けました。
全体的には、良かったと思います。

ネタバレBOX

残念だったのは、マリーの魅力でした。
冒頭、終幕の重要な役回りだったのにも関わらず、ただうっとうしい
女の人という感じで、終盤が共感できないせいか、とても長く
感じました。
また、中野さんの最初の汚名返上のセリフが聞き取れなかった点も
残念でした。

演出の意図だったのでしょうか?
役者さん方は、とても良さそうなコンディションの回だっただけに、
とても残念でした。
とは言え、楽しみながら演技されているような安定感は、
観ていて頼もしく、次回作に大いに期待したいと思います。
ナイゲン【本ページは2012年版です。ご注意下さい】

ナイゲン【本ページは2012年版です。ご注意下さい】

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/09/22 (土) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題476(12-219)
19:30の回(曇)。案内スタッフがいらしゃるので1階エレベーター前で待つ、18:45受付(整理券あり)、19:00開場。2回目です…昨日から風邪が酷く体調はよくない。席は入って奥、前回と同じ1年生側。大きく変わったところはなく、ホワイトボードの絵が象やダチョウ(にみえた)になっていたこと、カメラ撮影していたことくらいか。お話はわかっているけど、役者さんの「らしさ」に改めて感心。3年の大人っぷり、2年の個性、1年の一途さ。

そんななか、エコと一般公開とを天秤にかけるという学校側の姿勢について考えていた。なぜ生徒たちは受け入れるのだろう…、いつか人生の岐路に立たされたとき、自分より大きく見える者と出会ったとき、彼/彼女たちはどのような選択をするのだろう。創意工夫と妥協とはどう違うのだろう、今のことに懸命ではなくなり、将来のことや守り続けることや長い目で見るようになったのはいつのことだろう、がむしゃらでなくなり、賢くなり…なんて。

ビルから出ると街はすでに秋。外はもう夏の匂いではない。

19:26役者が出てきて机を並び替え、ホワイトボードにスケジュールを書き...開演~21:27終演。ひとつの机に「社会科資料室」という表示があった。

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

おぼんろ

ゴベリンドン特設劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

廃工場に響く慟哭の声
いつにも増して激しい熱気と、深い感情を揺さぶられる舞台でした。ただ、観客側からすると、あちこち視線を転じなければいけないので、ちょっと忙しかったかな。ストーリーは何というか、珈琲のエスプレッソのようにお芝居のいろんな要素がぎゅっと濃縮された感じで、見応えありました。今回特に驚いたのは、ゴベリンドン役の俳優さんの身体能力の高さと声の美しさ。スクワットしたまますばやく移動したり、沼でタクマと話す時のコンテンポラリーダンスのような美しいポーズ。そしてこの時の慟哭の声の美しさ。高く、低く、切なく悲しく恐ろしく、廃工場いっぱいにハウリングする声には本当に聞き惚れました。廃工場なので仕方ないけれど、この時に舞台のような十分に効果的な照明が無かったのが悔やまれる。どんなにか美しいワンシーンになったかと思います。

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