
「近代能楽集邯鄲・葵上」再演
江戸糸あやつり人形 結城座
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/06/19 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★
新しいぃぃぃぃ(某英雄風に)
とまぁ自分的には思ったわけですが、
実際370年続いてる人形操りの芸であります。
人形の見せ方や操り人の動き、使われている人形達の面白さに加えて。
原作(すいません未読です)の雰囲気は出していたように思いました。
(かんたん:70分→休憩15分→あおいのうえ:45分)

A love story
もしもしガシャ~ン
タイニイアリス(東京都)
2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

「近代能楽集邯鄲・葵上」再演
江戸糸あやつり人形 結城座
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/06/19 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
満足度★★
うーん・・・
「江戸糸あやつり人形」ってどんなんだろー、って期待して観に行ったけど、うーん、「こんなもんかー」って印象・・・。
他の作品では違うのかもなんだけど、「上手いなあ」以上のモノはなかったような。
作品そのものにしても、いろいろ他の上演とか見てれば違うのかもだけど、三島由紀夫の用意した面白さ以上のものは少なくともこの舞台単体では感じられなかったなあと。
役者さん、人形操演に関しては文句ないんですが、セリフに関しては技術にばらつきがありすぎなんじゃないかと。
とにかく『邯鄲』でメインやってた役者の滑舌は酷かった・・・。
あんなにサ行タ行ラ行の発音がアレなのに、セリフ多い役を振っちゃうのはよくわかんないです・・・。
あとは舞台の高さが不満だったかなあ。
最前列で観たけど、床面が全く見えないほど舞台が高く設定されてたのは観ていて疲れました。
芸劇の客席的には、あと一尺は低くても十分後ろの観客も楽しめる角度ではあると思うんです・・・。

「The Door2」~Farewell~
劇団たいしゅう小説家
萬劇場(東京都)
2013/06/15 (土) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
隣人を大切にする「世捨て人」
世界で一番 嘘にまみれ、また純粋な「お見合い」が そこにあった。
気品ある雰囲気の中で語られるセリフには重みがある。
一個一個が、宮沢賢治であり、語るひと一人一人が、世捨て人である。
バラを象徴的な存在として映す、その切り取られた舞台に観客は固唾を飲む。
緊張しているのではない。
あまりの画に対し、現代を生きる私達は戸惑ってしまう。
「劇団たいしゅう小説家」は、いつだってそうだ。
そうした気品ある雰囲気のなか、馬鹿騒ぎをする。
魚を調理するのは、板前でもない限り疲れる作業だろう。
「愛」について描く舞台は、骨が散りばめられチクッと痛む場合がある。
しかし、貪りたくない。
あくまで、丁寧に身を取り出して 「愛」を堪能したいのだ。
「劇団たいしゅう小説家」は、若手が中心のトビウオである。
劇場を訪れる観客のため、自分達の手で身をほぐしてくれている。トビウオの中身は、そのネームに似合わず脂が 濃厚だ。
ナイフやフォークを使い ほぐしたのは、一体 誰か。
教えてほしい。

さよならは言わない〜病室より愛をこめて2〜
劇団裏長屋マンションズ
シアター代官山(東京都)
2013/06/18 (火) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
昭和の男=「赤塚真人力」
「赤塚 真人力」に溢れる、そんな舞台だった。
出ずっぱり ではなく、病室で進行するストーリーの合間に等間隔で登場する。
“相棒”の男性との 掛け合いは、『ファンジー』を謡うチラシとは雰囲気が別物だった。
『ファンジー』を謡う舞台は、極力 会話を抑えて、幻想的なライトや人物の表情に力点を置くケースが多い。しかし、「赤塚真人力」の基では、テンポのよい会話劇となりうる。
ラスト展開される『夫婦愛』からの『男同士の絆』、なんとズルい二段階ステップだったか。
大人数のため、メイン・キャスト以外は 1分、2分程度の時間しか台詞が用意されていない。
「もっと、あの人物を描いてほしい!」と感じたのも事実である。
それが残念だったが、裏を返せばサブ・キャストにおいても メイン・キャストと変わらぬ「役の重要性」があったということだろう。
大人数を、一つのチームとして 見事にまとめ上げる。
この力こそ、「赤塚真人力」である。

ステキなタイミング【ご来場誠にありがとうございました!】
円盤ライダー
HOTEL SHERWOOD(東京都)
2013/06/14 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
ステキな時間
とても楽しく、おおいに笑い、少しホロリとし、またおおいに笑う。
気持ちがほっこりし、元気が出ました。
ステキな時間を、ありがとう!

さよならは言わない〜病室より愛をこめて2〜
劇団裏長屋マンションズ
シアター代官山(東京都)
2013/06/18 (火) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

65歳からの風営法
笑の内閣
星陵会館 ホール(東京都)
2013/06/12 (水) ~ 2013/06/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
目撃の喜び
「現在進行形で議題にあがっている法律の可否を巡った芝居を、会期中に永田町で上演するのは、日本に議会が出来て130年の憲政上初のようです。」というDMの言葉で、見る前からワクワクしてました。超絶おおげさだけど、歴史的瞬間に立ち会ってるような、妙な興奮がありました。想像以上に馬鹿馬鹿しく、でもしっかりメッセージ性のある物語は完成度が高く、そのグダグダさ(ゆるさ)も含めて、見ていて本当に心地よかったです。社会問題を扱う演劇には賛否があると思いますが、強い立場や権力に立ち向かうために、演劇が機能するならば、個人的にはこんなに嬉しいことはないなと思います。

キフシャム国の冒険
サードステージ
キャナルシティ劇場(福岡県)
2013/06/15 (土) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
てんこ盛りの演出。
ファンタジー。
マッピング、人形、ダンス・歌、雨まで降って。
キスマイ、違った意味で盛り上がり

いま、憲法のはなし -戦争を放棄する意志- (東京公演)
非戦を選ぶ演劇人の会
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/06/11 (火) ~ 2013/06/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
言葉の力
毎回、物語内の一つ一つの言葉が全て実際に誰かが発した言葉であることの重みや、こんなにたくさんの演劇人が集まって思いを発する事の力強さに、とても勇気付けられます。文言の意味を噛み締めながら聞く、日本国憲法は、確かに国民の権利を守るものだし、国家権力を抑制するためのものだなと再確認しました。今回、親しい友人を誘って観劇しましたが、普段あまり演劇を見ない友人にも喜んでもらえて良かったです。

テレビが一番つまらなくなる日(2013年版)
劇団 東京フェスティバル
駅前劇場(東京都)
2013/06/19 (水) ~ 2013/06/24 (月)公演終了
満足度★★★
テレビ
番組制作の裏側的な。 ドタバタ劇で普通に面白かったですが、もう少しテンポよく話が進んでもいいかなぁ、と。 あと、役者の方々の演技もちょっとたどたどしい?感じがしたのが残念に思いました。。スイマセン。。 あと、コメディなのになにげにドロドロしたところもあったり。笑。

わるいひとたち 【第6回ルナティック演劇祭グランプリ獲得しました!】
劇団Please Mr.Maverick
小劇場 楽園(東京都)
2013/06/18 (火) ~ 2013/06/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
予選も見たかった!
久しぶりのPlease Mr.Maverickさんの舞台!
素晴らしかったです。
相変わらずコメディ+考えさせられる構成でした。
ミステリー要素もあって、ドキドキしっぱなしの1時間半でした。
今回も演劇祭に参加ということで、予選は見ることができませんでしたが、
予選から引き継いでいる設定もあるようなので、見ておきたかったです。
ああ…もっと公演数増やしてくれればいいのに…

浦安ロック
昭和芸能舎
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/06/12 (水) ~ 2013/06/17 (月)公演終了
満足度★★★★
笑いと懐かしさと....
劇団名にもあるように、昭和の香り満載のステージ、笑いとともに懐かしさも感じさせてもらいました。平成生まれの若者が増えつつある今、昭和はいい時代だったのでしょうかね!?そんなこともふと思ってしまいました。

飛ぶ金魚
ジ~パンズ
銀座みゆき館劇場(東京都)
2013/06/13 (木) ~ 2013/06/19 (水)公演終了
満足度★★★★
テーマを上手く表現
重くなりがちなテーマでしたが、
コメディを交えて見やすくしたという感じでした。
セットも良く、ちゃんと話に入り込む手伝いをしていました。
展開がおもしろく、時間を気にせず、最後まで見ることができました。

わるいひとたち 【第6回ルナティック演劇祭グランプリ獲得しました!】
劇団Please Mr.Maverick
小劇場 楽園(東京都)
2013/06/18 (火) ~ 2013/06/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
ダブルコール
予選も拝見して、その時はアドリブ満載の舞台だったのが、
今度はカッチリ決めてきたという感じです。
冒頭部分では、まだ前回の雰囲気を引き継いで、
笑える展開なのですが、だんだんと話の雲行きが変わっていき、息をのむ展開に。
せまい劇場でよくこれだけの世界観を表現したと思います。
終演後は、前回に続き、またダブルコールをもらっていて、
今回の舞台の成功と、劇団の人気の高さが見えました。

マリオン
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/06/15 (土) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★
すごいね。
この空間は是非体験していただきたいなぁ。
ファンタジーですが、暖かさや切なさが心地いい。
特に役者さんの表情や声の変化に注目していただきたい。暗い会場ですが、よーく見て欲しいです。
作・演出の小夏さんに拍手!!

姐さん女房の裏切り
千葉雅子×土田英生 舞台製作事業
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2013/06/05 (水) ~ 2013/06/12 (水)公演終了
満足度★★★★
濃密な二人芝居
組長の妻だった女と鉄砲玉だった男。初っ端から二人の軽妙洒脱なやり取りに引き込まれて観るうちに、この会話劇は何事もなく進行していく。
しかし、途中でふと思い出す。「あれ、タイトル、『姐さん女房の裏切り』だったよな。」すると、二人の会話の全てがこのタイトルに収束されていくことに気付くのだ。二人で暮らしたこの二十年がわずか70分の間にギュッと凝縮されていることに圧倒されるのだ。これは緻密に構成された脚本の力であり、何気ない会話の中に男女間の機微を感じさせる二人のベテラン演劇人の力だ。リ・クリエイション後の作品もぜひ拝見したいと思う。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!
おぼんろ
d-倉庫(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
芸術は,みんなのもので,もっと,心広くやってください。
劇団も小さな集団から,大きな集団に飛翔するときがあると思う。
そこで,小さなお金にしばられて,その活動が停滞するのなら,それは,あらゆる芸術活動の敗北であると思います。Corichのコメントする場合も,たくさん行って,たくさん落書きした人間ばかりが目立つのは問題に思います。その演劇に関わっている人間は,本当に良いものをめざしているのではないでしょうか。そこに,お金はたくさんあって,暇もあるおじさんたちが大挙して,東京都内を夜な夜な走りまわり,内容もないような書き込みを書き並べ,その数をCorichが集計して,評価させるのは,少し変だと思いました。
芸術活動を指向するのであれば,そのあたり少し考えないとダメな時期に来ているのではないでしょうか。
たとえば,おぼんろは,私の理解では,写真を撮って,どうぞ,宣伝して欲しいと言いました。しかし,その判断は,少しあいまいで,フラッシュをたく失敗があって,それを本人も十分あやまりました。劇団も,少し問題があると,思ったものの,なんとか我慢してくれました。しかし,一部ファンを代表してか,大変な攻撃をする輩がいました。彼は,劇団の判断を越えて,そのような批判ができるのでしょうか。確かに,一ファンなのであれば,人のまちがいをあげつらうのでなく,次回からは,頼むから,静かな世界を守りたいというべきです。劇団側から,最初にまよいこんだ観客に向かって,二度と来るな!というようなことを言うファンがあって良いのか,たいへん疑問です。
Corichのコメント,もっとちゃんとやってください。何度観たかとか,観客にバカがいたとか,そういうことばかりやっても何の発展もないのではないかと思います。二行や三行のコメントでなく,常連なら,少し内容をまとめてください。小学生のいたずらでもここまでひどくはないと思います。
お金がある人が,芸術を買い占めたのは,歴史的な事実です。でも,たとえば,このおぼんろには,本当このあといろいろな試練を経て,演劇の根底を覆すような夢の実現があろうかと思うものです。その場合,いろいろな劇団の失敗を研究して欲しいのです。でないと,大衆劇団の中には,結構新しい良いものを目指す演劇をやっている,とか思われちゃいます。くりかえします。芸術は,みんなのもので,もっと,心広くやってください。

飛ぶ金魚
ジ~パンズ
銀座みゆき館劇場(東京都)
2013/06/13 (木) ~ 2013/06/19 (水)公演終了
満足度★★★★
タイトルの
飛ぶ金魚の意味は何だろう?と思っていたので、意味が分かってスッキリしました。ベルボトムバージョンを観ましたが、とても面白かったです。感動もありましたが、個人的には笑い(コメディー)の要素が多かったように思いました。特に姉夫婦のキャラ、杏子の上司役のキャラが面白くて、何度も笑ってしまいました。舞台美術の昭和な感じも心地よく、ストーリーも分かりやすく、楽しい舞台でした。

マリオン
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/06/15 (土) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても静かで美しく、力強い
物語でした。この静かなお話を全くゆるみなく演じきった役者さんたちもすごいですが、何よりも脚本の力に脱帽です。日常に溺れ、時間に忙殺される私たちの人生観を思わず見直すほどの力強さを感じてしまう。生命とは、時間とは、そこに流れる歴史を貫く意思とは何だろう。何だか久しぶりに哲学を感じるお芝居でした。