「The Door2」~Farewell~ 公演情報 劇団たいしゅう小説家「「The Door2」~Farewell~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 隣人を大切にする「世捨て人」






    世界で一番 嘘にまみれ、また純粋な「お見合い」が そこにあった。


    気品ある雰囲気の中で語られるセリフには重みがある。
    一個一個が、宮沢賢治であり、語るひと一人一人が、世捨て人である。

    バラを象徴的な存在として映す、その切り取られた舞台に観客は固唾を飲む。
    緊張しているのではない。
    あまりの画に対し、現代を生きる私達は戸惑ってしまう。


    「劇団たいしゅう小説家」は、いつだってそうだ。
    そうした気品ある雰囲気のなか、馬鹿騒ぎをする。

    魚を調理するのは、板前でもない限り疲れる作業だろう。
    「愛」について描く舞台は、骨が散りばめられチクッと痛む場合がある。

    しかし、貪りたくない。
    あくまで、丁寧に身を取り出して 「愛」を堪能したいのだ。

    「劇団たいしゅう小説家」は、若手が中心のトビウオである。
    劇場を訪れる観客のため、自分達の手で身をほぐしてくれている。トビウオの中身は、そのネームに似合わず脂が 濃厚だ。

    ナイフやフォークを使い ほぐしたのは、一体 誰か。
    教えてほしい。














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    2013/06/19 23:37

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