虎と。狼と。
多少婦人
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆるいオムニバス
虎を観劇。
諸々の物語に
くすっと笑わせてもらいました。
緩やかに紡がれるオムニバスの中でも、最後の話で
眼鏡の彼が、虎の子の話をしている時に、彼女が見せた表情がとてもよかった。ドラマを生み出すのは話している人間ではなく、それを受けている人間なんだと改めて感じることができた。
団子の打ちかた教えます
サンハロンシアター
小劇場 楽園(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★
観劇の感想です.
本当のお話のよう.実際のお話のように観ていました.なので、芝居のような芝居でないような.本当の大人は人の死に直面しているので,芝居で観るのは忍びないかな?...もう少しハッピーエンドが多めに欲しかったかも。
三人でシェイクスピア
劇団鳥獣戯画
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/09/09 (月) ~ 2013/09/09 (月)公演終了
満足度★★★
ずーっと
三人でシェイクスピアというのは副題のようなもので、三人の役者さんによってある時はロミオとジュリエット、またある時は夏の夜の夢という風にその都度演目が違っているものだとばかり思っていました。
ネタバレBOX
三人でシェイクスピアの37作品をやり切るというお話。
ロミオとジュリエットから始まり、これは比較的丁寧に、そんなんじゃ90分では終わらないと思っていると、喜劇十数本を、色々あって最後は幸せになりましたとさで一括りにして一気に終わらせたりして60分で終了。と思ったら、ハムレットをし忘れていることに気付き、さあラスト一演目頑張ろうというとこところで女優さんの気力が萎えて帰ってしまい、休憩と客いじりや客いじり的ワークショップがあった後で、何とかハムレットを終わらせて全体で120分の作品と相成りました。
毎回すねて帰るのがお約束なのでしょうが、そういうアドリブ風演出には辟易します。
跳び跳びロングラン、初演から満11年、公式公演184回目のこの日でしたが、役者さんたちは客いじりと客いじり的ワークショップで新鮮さを保っているのだと思いました。
九月花形歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2013/09/01 (日) ~ 2013/09/25 (水)公演終了
満足度★★★
【昼の部】なんだかバラバラ・・・
U45(ぐらい?)の各家の若手が出演していて期待を持たせるが、各自がてんでんばらばらの演技をしていて統一感がない。古典もので初日から一週間もたってるのにこれでは困る。しかし顔ぶれをみると中心になる役者がいない。梅枝はまだ若すぎるし、ABには誰もついていかない、7-9兄弟にはオヤジほどのカリスマ性はなく、大丈夫か歌舞伎界?【夜の部】染五郎が中心となっているし、少しは全体で稽古をしたのであろう、昼よりはましかもしれない。巨大ムカデなどケレンもある前半部はよかったが、後半で、それまで登場していない人物が突如重要人物になったりして、観客を混乱させる脚本。後半を練り直せばかなり良くなりそう。
パソドブレ
発条ロールシアター
タイニイアリス(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
2・26事件との関連
過去の人たちの現れ方に一工夫ほしかった。夏だから雷とか・・・ふつーすぎ?でも、なんにもないよりいいような・・・唐突にあらわれても面白くない。
ネタバレBOX
2・26事件のころ女学生で警官に憧れていた大家さんがデリヘル嬢に乗り移っていたのがおかしい。さらに大金払っていたのには大笑い。田中は将校たちに何を変えてほしかったのか?まず、自分が変わらないと世の中は変わらないよ~
ブラウンノイズ
PLANT M
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2013/09/02 (月) ~ 2013/09/06 (金)公演終了
満足度★★★★★
もっと生きやすい社会に、なります様に。
指揮者になって物語を進めていく、ののあざみ さん 綺麗な発音 綺麗声です。 幾つかの物語が、一つの事の様に、伝わります。 生まれてくる子供たち 育てていく親 普通に過ごしている大人 子供 もっと生きやすい社会になります様に。 とても上手く作られたお芝居でした。観て良かった。
ネタバレBOX
地下鉄 ドアが開く ホームと逆のドアが開く 押すな落ちる 谷底へ 次の駅 ホームと逆のドアが開く さっき落ちた男も 乗っている 自分で降りる 電車は生きる事 生まれる 道しるべの様 地下鉄の車両は子宮? レールは産道? 地下鉄は、生きる事? お化け屋敷 鬼と神様 今までと違う数の人間が無くなった 神は手当てを おには、なんで、ここにいる。 言葉 予感 生まれてくる子供 母の愛情 生きる為につらい事 何で生むの つらい世の中に 病気になるくらいな所へ、 でも生まれて来てほしい 会いたい 勝手、 しんどい所へごめん。 無条件に愛されても良い、そんな人はいない、生まれてきた この世に 母性 声が聞こえなくなる いなくなる 泣く ドア越しに聞く 急がす。 生まれる事を促されている。 よかん 言葉。
指揮者になって物語を進めていく、ののあざみ さん綺麗な発音 綺麗声です。幾つかの物語が、一つの事の様に、伝わります。 生まれてくる子供たち 育てていく親 普通に過ごしている大人 子供 もっと生きやすい社会になります様に。 とても上手く作られたお芝居でした。観て良かった。
さよならノーチラス号
劇団六風館
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2013/09/07 (土) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
ストーリーを丁寧に表現したお芝居♪
この劇団は二度目の観劇、前回は昨年のフレッシュ公演
http://s.ameblo.jp/hkhk0720/entry-11281119747.html
今回は芸術創造館での校外公演!
作品はキャラメルボックスの成井豊さん脚本
学生さんの舞台美術はいつも凝っていますね~!
フレッシュ公演の時に落ち着いた演技を見せていた役者さんたちは
さすが安定感のある力強い演技で魅せてくれます♪
ちょっと危なっかしい部分もありましたが…(^^;;
オープニングにダンスはありましたが校風なのか⁈
全体的に真面目?硬く?淡々と展開されます…
もう少し遊びを盛り込んだら流れに変化が出て面白いかも⁈
ラストシーンは少年の希望に満ちた雰囲気がもう少し醸し出して
観る人に残像を残しても良かったかも…⁈
ストーリーを丁寧に表現したお芝居なので
最後まで見ごたえありました♪
同族
キ・カンパニー
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
日曜ソワレを観劇。
驚異的(?)なペースでオリジナル作品を上演し続けている団体。物語は面白いと思うので、もっともっと遊び(おふざけ)と真剣さを併せ持つ”不可思議な魅力”を突き詰めていって欲しいと思います。
上演時間70分+休憩5分+アフタートークイベント30分
群青科学館
B.LET’S
「劇」小劇場(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
見えないものを信じる力
星と星を繋ぐ、目に見えない物質があるそうです。その物質が星たちをしっかり繋いでいるから、たとえ宇宙が膨張していったとしても星と星の間の距離は変わらない、と。私は宇宙の話が大好きなので、その話が出るだけでワクワクしてしまいました。
私にはその物質を信じる主人公を通して、人の絆という見えないものを信じるということの美しさや怖さ儚さが伝わってきたような気がします。目に見えないものを心で信じるって難しいですよね、実際。その変わりやすいものがドラマになって、「あ、わかる」という瞬間がいくつもありました。
演技はとても自然体で、本当に隣町にこんな科学館があるのでは?と思えるくらい、現実感があるお話でした。こっそり覗き見してるみたいです。親子の絆やどうしようもない恋愛や青春も盛り込まれた、とてもキレイな舞台だと思います。
前向き!タイモン
ミクニヤナイハラプロジェクト
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2013/09/07 (土) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ミクニヤナイハラプロジェクト「前向き!タイモン」観ました
「3年2組」名古屋公演以来のミクニヤナイハラ観劇です。
(ちなみに、知り合いにディープなファンが。独特の言語感覚を持つオイスターズ(名古屋)・平塚さんの戯曲をやらせてみたいとw)
役者のテンションや切り替え、演出のキレキレ感や丁寧さは、予想通りのクオリティの高さ。映像も精度が高い使い方。「3年2組」とは違う領域へ。
序盤は世界に入りにくいけど、10分位してから急に(オッ?、オ?)と、自分の感覚がノッてくる。
観ているうちになんとなく、マームトジプシーを思い出した…(岸田を、藤田さんと同時受賞でしたね)
しかし、とにかく戯曲が???だらけ。そこが、頭でどうしてもノレず眠気をもよおす…。
成立に謎を感じる戯曲。
アフタートークで矢内原さんに、その辺を質問。
「なぜ、リンゴ農家からリンゴを買い占める話なんですか?」(←スゲエ単純ww)
その回答を頂いて、予想外にかなり解消。
宗教、金銭、人生感…作家自身の生い立ちから生まれた感覚的な執筆。
(願わくば、事前にそれが分かっていた方が、むしろ気にせずに舞台を観られたのかも…)
感想が割れるのも納得。
フィクション性の高い世界でありながら、自身のドキュメントを基にした創作。
後から考えて、自分自身の舞台への取り組み方に根本からじわじわ影響が来そうな、舞台人が観る意義のある舞台でした。
※アフタートークでいただいた矢内原さんの回答は、ネタバレボックスに簡単に書きました。釈然としない思いを大切にしたい人は読まないでくださいw
ネタバレBOX
※思い出しながら書いているため、あまり正確ではないかもしれませんが、ご了承ください。
【リンゴ】 キリスト教的宗教観の象徴
「子供のころ、キリスト教徒と仏教徒の両親の間で、自分は取り合いにされていた」
【リンゴ買占め】 象徴であるリンゴを金に替え、その価値を人為的に上昇させる行為
「そのために、実業家を出した。その相手はリンゴ農家でなければならなかった」
「実業家、リンゴ農家、メイド、それぞれの生き方があっていい。実は汚かったり、後から思い起こしてよかったなと思ったり」
読書劇 テロならできるぜ
オフィス再生
秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
人間性と権力
「読書劇」と銘打たれた上演形態に、大方の読者は朗読形式をイメージするだろうが、さに非ず。寧ろ、少し特殊な演出の演劇と考えた方が良かろう。見沢 知廉の作品から抜粋されたフレーズが、BGMの大きな音にかき消され乍ら言い募られる。舞台観客側には一面に張られた紙に知廉の文章が綴られている。時折、人のシルエットが浮かびあがる。和服の女性、知廉と思しき人物等である。ほぼ暗転した空間内に約10分、音響と言い募りに支えられた濃密な時間が流れ、懐中電灯によって照らし出された文字が浮き上がる。10分も終わりに近い頃、血の色で知廉の文章の上に重ねて文字が書かれる。そして紙が破られると下手には、底の部分まで鉄条網で編まれた鳥籠状の独房が現れ、周りには書籍が堆く積まれているのが見える。書籍は上手床の上にも観客席側にも或いは散らばり、或いは積まれてある。上手観客側には小さな机とスタンド。(追記2013.9.10)
ネタバレBOX
舞台は千葉刑務所の独房である。1982年スパイ粛清事件を起こした知廉は、12年の実刑判決を受けて千葉刑務所に収監された。通常、仮釈放などで実質拘置期間はかなり短縮されるが、知廉は権力に屈しなかった為、見せしめに12年間収監されていた。そのうちの8年近くを懲罰房で過ごしている。後ろ手に厚手の革手錠をされ、猿轡を噛まされ、糞尿は垂れ流しで。何故、そんなことをされたかと言えば、彼の人間性を奪う為である。
自分は、このシーンを観ながら2人の人物を思い出していた。1人は、岡本公三もう1人はパレスチナ人女性活動家である。岡本公三はロッド空港乱射事件で持っていた自殺用の手榴弾が不発だった為、イスラエルに捕まり、自白強制剤を注射され、人間性を奪う為の拷問に耐えながら最後まで一番大切だと彼が信じたことは吐かずに通したアラブの英雄。もう一人は、親兄弟をイスラエルによって殺され、活動家となったパレスチナ人女性であるが、彼女は捕まってからレイプ、拷問、矢張り人間性を奪う為のありとあらゆる辱めに耐え、狂気に陥らぬ為に、編み物をして正気を保った。矢張り民衆の英雄である。言っておくが、自分は、ボードレールに倣って、通常言われる英雄とは、大衆的次元に迄、己の精神を下げた人物、としか思っていない。自分が認めるのは、己が人間であることを守るために反抗し続ける人間のみである。知廉も、その意味では英雄と言って良かろう。知廉が人間性を保つに必要なことは、文章を書くことであった。彼は、その為に筆記具とノートを要求し続け、収容期間の3分の2を懲罰房で送ったのである。一方、母の存在も大きい。庇護者としての母の存在は、作家知廉にとっては、アンヴィヴァレンツなものではなかったか? 知廉は、問うている。自分は贄なのか? と。何に対して? 無論、直接的には、権力、体制の贄である。だが、それは、本当か? その有り様を、この作品は賽ノ河原で石を積んでは鬼に崩される幼子を執拗に描くことで表現している。権力が鬼で代置されるなら、その向こうにあるのは、親。つまり、この場合、母その人である。無論、母との関係について彼は気付いていたはずである。故にこそ、アンヴィヴァレンツたらざるを得ないのだ。実際、母の関与は、大変なもので、彼に2日に1通の割で手紙を書き送っている。収監中にその量は段ボール箱3箱にもなった。この積極的な関与は、作家の文章が3人称を獲得する為の条件をワヤにする。つまり、絶対自由、絶対孤独を阻止するのだ。獄中で書かれた小説には、SM趣味が観られるが、それは、謂わばイメジャリーなレベルのもので、ふわふわと漂っているだけだ。サドの文章のような硬質な文章でもなければ徹底した論理に貫かれた文章でもない。そこにあるのは、人間性を守ろうとチャレンジし続ける弱々しい魂のあがきである。1人の青年が漢になる為には、犀の如く独り歩まねばならぬ。知廉には、それが、欠けているのだ。
小説レベル・ジャンルから言えば、知廉が書いたのは「青春」小説である。最も知られた作品は「天皇ごっこ」であろうか。何より彼は、革命家として生きようとし、行動した。機が熟すことを待つこともできなければ、革命が成就する必然性が、ここにはないことも見透かすことが無かった。気の毒ではあるが、やはり悲痛なロマンチストであったと言うべきだろう。その彼の言葉で印象に残ったのが最初の10分の間に何とか聞き取った「言葉を切らねばならぬ、言葉を切る為には狂わねばならぬ」というフレーズであった。
ところで、IOC総会で安倍がF1事故汚染水に対する記者質問に応えて「状況はコントロールされている」と述べたとされるが、「情報はコントロールされている」というのが、正しい。その証拠に、管 義偉が、汚染水問題で初関係閣僚会議を開いたのは安倍の答弁後である。こんな嘘がまかり通るほど、この「国」の主権者は判断力を失っており、おめでたい。為政者が腐り切っているのみならず、未だに臣民意識の抜けきらない奴隷の暮らす国。それは、国家というより、当に家畜人の暮らすヤプー“国”そのものだ!
知廉の名誉の為に一言付け加えておくならば、彼は、この程度のことは、深く理解していたということである。
臆病な町
玉田企画
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2013/08/30 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ふっ、と笑ってしまった。
ふらりと入ってしまったという感じで観ました。
全体的には頑張っている感じがしなくて見やすかったです。
でも素敵でした。中学生の地団駄踏む気持ちとか笑わずにはいられません♪
高校の文化祭を観ているような親しみやすさで楽しませるプロの芝居でした。
かっぽれ!〜夏〜
green flowers
あうるすぽっと(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
とても満足できた楽しいひとときでした。。。
借金取りに間違われた二人は、よりそれに見える態度や喋りを!
若旦那は二人にビビッてるけど、それを忘れて必要以上に喋る役柄をしっかり落とせたら!
終盤くらいから何を言ってるか分からなくなった教頭先生...
手加減したように見えた師匠の娘のビンタ
を改善すれば、より面白くなると思えましたが、脚本、演出、セットが素晴らしく、とても満足できた楽しいひとときでした。。。
とくに歌川貴賀志さんが突出しており、落語の人物をみんなで演じているのを見守っているように見え、指導しているのかと思いきや、終演後に制作の方に全員落語家じゃないと聞かされ驚いた!
カンヌ・パリ結婚行進曲
キンケロシアタープロデュース
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★
とても残念な内容でした...
会話劇なのに、脚本がつまらないのか役者が下手なのか、台詞が全く耳に入って来ない...
いい年した大人がラブシーンをためらい、KISSはしているフリ...
客席がガラガラのせいか、はたまた私生活で嫌なことがあったのか、正木慎也は心ここに在らずといった感じ...
集中途切れて度々台詞が飛び、思い出したように喋り始める美女じゃない美女役...
隣の部屋が見れる、行き来できる、どんな造りなのか観ている側はイメージ湧かないセット...
トドメは途中休憩!!!
観ていられなく、休憩時間に帰ってしまったが、他の人のアンケートで、さらに第2部 25分/休憩 10分/第3部 30分と知り、開いた口がふさがらない!
野村かおりさんの頑張りとキュートさのみ評価できる、とても残念な内容でした...
我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~
劇団ゲキハロ
サンシャイン劇場(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/13 (金)公演終了
満足度★★★★
ゲキハロ
普通に楽しめました。「普通に」って失礼かもしれませんがもっとアイドルアイドルしてると思ってたのでビックリしました。
歌唱に関しては、音楽に詳しい人が聴いたら幾らでもアラ探しできると思いますが、私としては充分楽しめたし、素直に綺麗だと思ったシーンもあったので満足してます。
「TRUTH」と「REVERSE」を観ましたが、1回目は感情が揺れなかった某シーンで、2回目に泣きそうになったので、「リバースシステム」は効いていたと思います。
末満さんの作品はいつもそうですが、今回も照明が綺麗です。
失禁リア王
柿喰う客
吉祥寺シアター(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/17 (火)公演終了
満足度★★★★
無題820(13-259)
19:30の回(曇)。19:00会場着、受付(指定席)。「柿喰う客」は「露出狂」~「無差別」まで断続的にみてきました。でも「女体」シリーズはシェイクスピアが(苦手というより)嫌いなので「悩殺ハムレット」以後未見。ではなんで今回なのかというと、少し前ENBUの卒業公演(昼下りの岸田)をみて、ちょっとみてみようかなという気になりました。
なんとやはりお話の筋は面白くなかったのですが、お芝居は面白かったです。新良さんの歌がハマッていたのでサイトをみたら【音楽】「てらりすと」...なるほどです。
19:33開演~21:07終演~21:31アフタートーク終了…「リア王」、名作と言われているが、今、発表されたら面白くはないだろう…に頷く。
ネタバレBOX
天井にある蜘蛛の巣のような八角形のフレームはなんだろう…運命に囚われている者たち…は考えすぎか。
七味さんと、深谷さんに睨まれたのは、心のうちを見透かされたのか、この位置の特典か。
深谷さんは、いつみてもヘヴィ。
歌うシーン(すっとマイクを手渡す)、コミカルな演技、見得を切りまくるシーンなど満載。
舞台が高いので、前方寄りですと奥が見えませんが、あまり影響ないと思います。
髭の付け方..こうやるのか...。
3.11当日、新良さんのライヴ(@下北沢)に行く予定が行けなくて、久しぶりの歌声。
★-1は、原作が...なので
丹青の「仏馬」
深川とっくり座
江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)
2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり最前列
もうファンですから言うことありません。
お馬さんの登場にびっくりしましたがwまた泣いちゃいました。
毎回泣いて笑わせてもらえるのはとっくり座さんしかないんです。
今回は西さんと蛭子さんにやられました。
かっけえ…
かもめ
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/28 (土)公演終了
満足度★★★★★
女優と作家
何度も読んで、様々な劇団での公演も観ていますが、この「かもめ」わかりやすい。へぇ~こういう演出、みせ方があるのねぇ~と、関心しきり。喜劇として楽しみました。
チューボー
KENプロデュース
コア・いけぶくろ(旧豊島区民センタ-)(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
くず野菜を煮込んだスープほど美味い!
厨房というのは、「油で炒めた牛肉や醤油ベースのソースが絡み合う」だけの場所ではない。
厨房で働く「個人と個人が絡み合う」、そんな場所でもある。
今作を観て考えたのは、現代社会の病理だった。
続きはバレてないネタバレへ
ネタバレBOX
厨房というのは、「油で炒めた牛肉や醤油ベースのソースが絡み合う」だけの場所ではない。
厨房で働く「個人と個人が絡み合う」、そんな場所でもある。
今作を観て考えたのは、現代社会の病理だった。
コンサルタント会社の社員が、レストランの経営再生のため、「あのシェフを首にしろ」「若い女性を雇い、BAR式レストランに変えろ」等、「助言」する。
繋がりはないが、全ての登場人物を語らせた、「仕事にまつわる名言」を一部、紹介したい。
言うまでもなく、コンサルタント会社社員の引用した ことば である。
「立って仕事をする人より、座って仕事をする人の方が、所得が高い」(多少、改編)
この 名言に どのような受け止め方をするかは、各々の思想だろう。
舞台の関わり でいえることがあれば、レストランのオーナーシェフは「俺の店でなくなる…」の想いで、コンサルタントの契約(座って仕事をする)を破棄した。
一種の(思想的)クーデターだった。
今作は 面白い。結局、レストランは潰れ、再起を賭けた主人公も離婚してしまった。
それを乗り越えるため、レストランの従業員が一致団結する姿は、観客への見せ方において「パッ」とするから、解りやすい。
しかし、実際のところ、多くの観客を「しみじみ」させた。
つまり、今作は「仕事にまつわる名言」のコーナーを設定したとおり、ただ観客に考えてもらう題材を提供する舞台だったのだ。
その意志に対し、私はドキュメンタリー•シアターを数多く発表してきた『ワンツー•ワークス』の影を感じる。
中国人従業員•陳さん の正体を描かなかった、描けなかった のは残念だ。
なぜ、「敬語使えや!」と、1シーンのみ関西人だったのに、それきり人物像を掘り起こさなかっのか。
あるいは、そういった関西人へ変貌するシーンが もう一回あっても順当な展開の はずだ。
観客が見たい、聴きたい、を応えないのは、浅い人物像しか描こうとしなかったからだ。
「仕事にまつわる名言」のコーナーを削ってでも、人物像に向き合うべきだった。
私は そう考える。
パソドブレ
発条ロールシアター
タイニイアリス(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
やんわりと、だが深く
パソドブレとは、闘牛場の行進曲として発達した音楽のことである。ライター役の信楽が、作中、闘牛の話をするのは、無論、このタイトルと無縁ではない。それどころか、1936年7月フランコ独裁に対し共和国を支持するスペイン内戦が起こった。対フランコ戦線には、アンドレ・マルローなど著名な作家を始め義勇軍が世界のあちこちから集まった。ジョージ・オーウェルの「カタロニア讃歌」は余りにも有名である。(因みに2.26は1936年2月26日に起こった)
今作の舞台が、夏(2013年)になっているのは、タイトルと以上のような理由から、スペイン内戦との対比に於いて書かれているからであろう。
ネタバレBOX
当然のことながら、その民主化のレベルに於いて、現在のスペインと日本との比較も行われていることは自明の理である。実際にスペインを歩いてみた経験から言えば、スペインの方が、この腐り切った日本などよりよほど民主的だというのが、自分の感想ではある。
本題に移ろう。主人公、田中の住むアパートは、築ん十年。風呂なし、トイレ共同、大家も同じ棟に住む典型的な木造おんぼろアパート、設定では4畳半である。この部屋には、アルツハイマーになり掛けた大家が、合い鍵で勝手に上がり込んでくる。何をするというのではないが、偶にTVを見る以外は、座って背を丸め、うつらうつらしている。田中の愉しみは、その大家の生き死にを確かめることである。他の彼の趣味と言えば、制服物のAV・DVDを見ること。デリヘルの女の子を部屋に呼んでにゃんにゃんすることである。だが、大家といい他の人間、近くの部屋の住人でライターの信楽やら、治験のアルバイトをした時に知り合った九谷やら、九谷を追っ掛けている押し掛け彼女や様々な人間が集まってくる不思議スポットでもある。田中は当然迷惑なのだが、来る連中は全然気に掛けていない。何しろ、田中の非常食、冷蔵庫に入れてあるビールなどの飲み物も勝手に持ち出して飲み食いし、おまけに世帯主である田中の分はいつも無いのだ。
まあ、ハチャメチャなのだが、兎に角、人が集まる不思議スポットであることだけは確かなようで何と1936年2月26日から首相暗殺直前の織部中尉、暗殺を阻止しようとした益子巡査2人が、20年後の1956年からは織部の元妻が、この部屋へタイムスリップしてきたのである。
タイムスリップしてきたのは、最初は2.26の二人組。首相を銃殺しようとする織部に対して守ろうとする益子のくんずほぐれつの取っ組み合いの果て、中尉は、余りに職務に忠実な警官を撃ち殺すことになってしまうが、タイムスリップした時点では、まだ、くんずほぐれつ状態である。いきなり現れた、2.26組を、現代組は誰も本物だと思わない。ドッキリかコスプレだと思っている。丁度、田中の呼んだデリヘル譲とおぼしき女性が来たこともあって、大がかりな演出迄含めたニュータイプデリヘルと解釈する者まで現れる始末だ。
これに対し、2.26組は、将校も警官も元を辿れば、貧農の出であることが、示唆されている。警官の故郷は弘前、従軍した戦争で父は他界し、姉は飢饉の年に女郎に売られた。母も父の後を追うように亡くなる。彼は弟妹を支える為に警官になった。一方、将校とて例外ではない。イデオロギー的には北一輝の「日本改造法案大綱」などに影響を受けた訳だが、背景にあるのは、民衆の貧しさである。決起した将校は全員、民衆の貧しさに心を痛め、為政者の腐敗に憤っていた。その憤懣は、噴出するマグマのように強いものであったことが、決起将校らが、上級軍人に対して2.26以前、盛んに様々な形で民衆の窮状を訴え、改善策を具申していたことでも知れる。彼らの議論は、白熱すると、激論の果に鼻血を出す程のものであった。これに対して、上層部の対応は一部の例外を除いて木で鼻を括ったようなものであったことは、今の事態と変わらない、為政者共の無責任と集団的退廃、無能、無策を表すものである。2.26に決起した将校のうち実際に自分の姉妹を売られた者もいたはずである。そんな貧乏人の倅が何故、将校になれたかと言えば、優秀だった所為で、奨学金を得て陸士を出ているからである。従って、貧しさは彼ら自身の大問題であったのだ。
だが、2.26組もタイムスリップした先で、その後の歴史がどのように動いたのかを少しずつ知ることになる。織部の妻は、娼婦になっていた。それは、彼女が織部を愛しながらも自立する為であったが、惚れた女が娼婦になったというのは、無論、男にとってはショックである。 これに対し、田中他現代組にも、彼らがヤラセで出て来たのではなく、タイムスリップして来た本物であるという認識が生まれ、彼らの意思を確認した後、居た時代に帰す方法が、模索される。その結果、彼らが田中の部屋へ現れた原因として、田中の持っていた2.26決起組に共感するような心的エネルギーや、織部の妻がタイムスリップする刹那に出会ったガス爆発時のエネルギーポテンシャルの高さが原因で、このようなことが起こったのだという結論に達した。織部の妻がここへ来たのは、結婚記念日で織部の事を考えていた丁度その時、ガス爆発に逢い、エネルギーポテンシャルの高まった時点でのベクトルが、織部へ向いていたということであると解釈される。何となく来た時の状況にムー的説明がついたので物語は進展するが、本当に命懸けで決起した者とそれを命懸けで阻止しようとした者と現在の間にあるギャップは大きい。その事の差異も劇中でキチンと描かれる。それは、言葉だけで遊んでいる謂わば自慰行為としてのクーデターごっこと人生を背負った者との差である。
一方、2.26が、結局は、賊軍として処理されたように、将校達の知的限界を露呈したのも事実であろう。その後の裕仁の戦中・戦後の態度を見ても、己と親族を守るため、また天皇家を守る為なら他はどうなろうと構わない、という天皇の本質を暴くことができなかった点が決起将校達の限界でもあった。
2.26組は当時のその場所へ、戻ることになる。誤って益子を殺してしまったのは、劇中の展開で益子に憧れていた女学生であったことになっているが、殺害の罪は、織部が負い、益子の遺体と共に1936年2.26日の雪景色に消えて行く。ところで、女学生に憑依されていたのは、田中が呼んだデリヘル譲であった。憑依が解けて我に返ったデリヘル譲は部屋に居た男3人に輪姦されたと勘違いし、オトシマエをつけろと凄む。事務所へ電話を入れてマネージャーを呼び出し、田中達を脅しに掛かるが、寝ていたように見えた大家がむっくり起き出し、財布の中から1万円札を掴んで彼女に渡す。彼女が黙っていると更に、次を。もう良いと言っても更に余計に。と彼女は、そのまま、帰って行った。大家が二ーっと笑う。
無論、大家の役回りは、一種の重しである。時空間が入り乱れる中の安定項なのである。たえず存在することで、重しの役目とトリックスターとしての役目、更には最終的に頼るべき者・所として機能している。
ところで、現在の我々が暮らす日本と、内戦以降数々の苦難を経て現在に至るスペインとで民度の差は如何様であろうか? 国際オリンピック委員会総会でアメリカの実質的植民地・日本の恥、安倍が「状況はコントロールされている」と語ったと報道されているが、「情報はコントロールされている」の間違いではないか? 無論、後者がホントのことであり、それをアイロニカルなジョークとして書いているのである。我々の文化は、落語という話芸を持つ文化だからな!