つきのないよる 公演情報 トリコ・Aプロデュース「つきのないよる」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    トリコAプロデュース「つきのないよる」観ました
     名古屋や津で時々お会いする京都演劇人(+名古屋からも)が、一堂に会する舞台!in→dependent theatreにも興味があったので、初の大阪観劇へ。


     開演前から印象的な舞台美術に、生演奏のミュージシャンが一体化して開演。空間全体がオルゴールというか、ジオラマ型のオートマタみたい…。

      人の性は、ただ、そうあるしかないのか。愛の求め方とは、与え方とは。
     ゆがんだ人間をそのまま受け止める…これも、家族の許し、繋がりの形か。

     溶けるような照明と生演奏が、観客の肌を優しくなでるように空気を動かす。グロテスクなものを、そのままでなく穏やかに見せる。でも心はざわつく。
     気持ちよさと気持ち悪さを同時に感じる舞台。

     
     特に印象的だったのは、役者が全員、試合巧者(笑)
     演助に入っていたピンク地底人3号さん(昨年、京都・名古屋若手演出家WSでお会いした)によると、演出がこうしてほしいというと即座にそれ以上のものが返ってくる、刺激的な制作現場だったそうです。


     静かに心掻き乱される病的な世界。そして、観劇後は言葉少なになりながえら考える…
     初めての劇場で、知ってる人たちの、あまり味わう事のないテイストの芝居を観るという、なかなか贅沢な楽しみでした。

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    2013/07/31 06:49

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