最新の観てきた!クチコミ一覧

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サンサカの城

サンサカの城

(劇)池田商会.

福岡市男女共同参画推進センター・アミカス ホール(福岡県)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/14 (土)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい舞台
日程から全く観るのをあきらめていたのだけど、非常にラッキーで観ることができた。 最後まであきらめちゃいかんねw
歴史は苦手だったけどこんなに歴史っておもしろいのかと思うようになってきた。
そのきっかけを作ってくれた瀧猫亭に感謝感謝♪

ネタバレBOX

妙林尼の魅力とそれを引き立てるまわりの役が上手く調和していた。
こんなに登場人物が多いのにごちゃごちゃ感がないのにも驚いた。
ヘソのゴマ、ゴマの星

ヘソのゴマ、ゴマの星

キトキト企画

新宿眼科画廊(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

SFのSは、
すっとんきょうのS。1話目が一番好き。

ヘソのゴマ、ゴマの星

ヘソのゴマ、ゴマの星

キトキト企画

新宿眼科画廊(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

無題938(13-377)
19:00の回(雨&寒)。18:08会場(1Fのほう)着、ドアが閉まっていたのでkonkon、受付できるということでお願いしました(チケットレス)。そのまま廊下で待ち、18:30開場。会場を横に使い、椅子席が3列(風呂オケ型、いつもの丸椅子、3列目には段差あり)。1~2列目は入口側が少し上がった配置(斜めということですね)。オレンジの丸い裸電球が2つ。こちらは2作目(江間さんは客演(2013/10@上野)をみているので3作目)。9月の公演(@711)がよかったのでみにきました。18:57前説(江間さん、60分)、開演~19:57終演。オープニング+3話。当パンに役名と顔のイラスト。ちょっと変わった人たちのショートストーリー+グランプリ受賞作、男性に分がないのは前作同様...。初日だからか、もう少しノリがあってもよかったと思います。アットホームな雰囲気の小一時間。いただいたチラシに「春の遭難者(土田さん)」がありました。東京ハンバーグでみている光藤さんが客演するのでみる予定にしているものでした。

ネタバレBOX

もうすぐ2014年を迎える今、「まるでダメな男(1966)」が「宇宙に飛び出してエース(1965)」になるからこの曲が選ばれた…なんてことはほとんど考えられないけど…そうなんだろうか。

座ってすぐ、この会場ってなぜ禁煙マークを付けたのかと思ってしまいました。
栄え

栄え

MCR

駅前劇場(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

音楽Pと学生2人のやり取りが可笑し♪
 かなり異色の学園もの。作・演出の櫻井さんはこのところシリアス味の強いテレビドラマやラジオドラマをたくさん書いていて、おのずからバランスを取ろうとするのか、いつも以上にギャグ満載、バカパワー炸裂の一作でした。
 もちろん、いつもながらにドラマとしての骨格も磐石で、“未来は変えられるのか?”という王道ゆえに扱い方が類型化しやすいテーマを“物事に簡単に白黒つけない”この劇団ならではのスタンスで演劇化しており飽きさせない。
 上の問いかけに対する答えがややネガティブ寄りな点も、感動的なんだか間抜けなんだかよく分からない結末もこの劇団らしくて良かった。
 多々ある笑い所の中では“未来の敏腕音楽プロデューサー”と学生2人のやり取りがバカバカしくってイチ押し!!
 しかし、ギャグ抜きでも充分鑑賞に耐えそうな良質なドラマに無数のギャグがちりばめられたこんな劇を平日昼割2500円で観られたのはお得すぎる♪
 天晴れ、MCR!!

ネタバレBOX

 伊達香苗さんのむっちりした学ラン男装姿にグッときてしまった男性客は私だけなのだろうか…。
治天ノ君

治天ノ君

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

厳か
観終わった瞬間のこの複雑な気持ちはなんだろう。

各々の登場人物の人としての生き方が深くかつ明確にセリフと演技に織り込まれていて、それが大正という時代と天皇という厳かさを背景にしているので、いろんな意味で圧倒されたからなのだろうと思っている。

まあ、こんな示唆深い作品をもし学生の頃、もっというと中学生ぐらいで観ていたら人生変わっていたんじゃないだろうか?それがくやしい。くやしくてたまらない。

(おまけ)
台本頂きましたが、500円は安すぎる気がする。ちゃんと製本されてあの枚数だと、手間賃もでないのでは・・・。

ネタバレBOX

まず、観終わった瞬間感じたのは「絶望」。2つの意味で絶望した。

1つめは各登場人物がそれぞれ軸を持って素晴らしい生き方をしていることに対して。
人物像が含みのあるセリフと、気持がこもった芝居に落ちているので、深い。
自分と照らし合わせたときに、自分の人としての浅さに絶望した。
出てくる登場人物のように、確固たる価値観を持っているか、と問われると答えられない。

もう1つの絶望は、(芝居そのものの感想から外れるが)物事の捉え方。
話とその表現が、これだけ深く、それでいてシンプルに伝えられるこのチームの才能に対する嫉妬なのかもしれない。

とはいえ、芝居としては、ポジティブないい話。登場人物すべてから感銘を受けた。これが複雑な感情になってしまった要因。

明治天皇の威厳も強烈。あれは一つの目指すべき姿だと思う。
また、皇后の存在感はすごい。

原のまっすぐさや大隈の政治家としての自信は一つの生き方を示してくれている。大隈の神棚の話は、的を射すぎているぐらいぐさっときた。

大正天皇夫婦のありようが温かなものを感じる。
かたや、昭和天皇の考え方も理解できる。

深い。ほんとに深い。
すべてはまだ頭の中で整理しきれていないのだろうが・・・。


 モンテ・クリスト伯

モンテ・クリスト伯

東宝

日生劇場(東京都)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄いっ!!
オープニングにやられました!!楽曲が素晴らしい!!

KUDAN  ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆

KUDAN  ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆

TOKYOハンバーグ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/16 (月)公演終了

満足度★★★

何のために“くだん”は生まれた?
 原発事故で被曝した牛から人間の子供が生まれるという着想は秀逸。ただ、せっかくのそのアイデアを生かしきれていないのがなんとも残念。。
 牛たちが幕間に踊る暗黒舞踏めいた妖しいダンスには魅せられた。

ネタバレBOX

 被曝を理由に殺処分されそうになっていたところを、牧場主の厚意によって解放され、森へ逃げた牛たち。その中の一頭、脱走前から身ごもっていた牝牛が何の因果か“人の子”を生み落とすのが「KUDAN」というタイトルの由来。
 漢字で「件」と書き、半分「人」で半分「牛」のその妖怪は説明書きにもある通り予言者的性格を持つ神秘的な存在として日本各地で古来より知られているらしく、本作でもその超常的能力を発揮して大活躍するのかと思いきや、これがほとんど活躍しない。
 これが先に「アイデアを生かしきれていない」と書いた理由である。
 マリアと命名されたその件(くだん)は光藤依里というメチャ可愛い女優さんが演じており、その人目を惹く容姿にもかかわらず影が薄いのは、多くの観客の期待に背いて超常性をほとんど発揮しないからに他ならない。
 殺処分を敢行するため逃亡先の森にまでやって来た白い防護服姿の人間たちにテレパシーで「森に入るな」「牛を殺すな」などと伝えることから、どうやらマリアは牛たちの味方らしいのだが、予知能力を生かして仲間を助けるといったことはせず、けっきょく牛たちは人間どもに追いつめられてガスで殺され、唯一生き残ったマリアは「私は、なぜ、生まれた?」と自問。そこで劇は終幕し、マリアは仲間たちの屍に囲まれてただその場に立ち尽くす。
 生命の源を表す「マリア」という名を与えられながら仲間たちを死ぬ運命から救い出すこともできないというこの結末は、件(くだん)の妖力をもってしてもどうにも出来ない人間どものただならぬ利己性を描いていると受け取けとることもでき、だとするならば本作は強烈な諷刺劇だと言えるが、「何の因果」で件(くだん)なる存在が生まれてきたのか、その説明は欲しかった。
 
ウルトラマリンブルー・クリスマス

ウルトラマリンブルー・クリスマス

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★

たしかにストーリーはいいのだが
初のキャラメルボックス観劇。
慣れればいいのだろうが、叫ぶような台詞術にかなり疲れを感じた。
大きなサンシャインの奥まで声を届かせようとすれば、そうならざるを得ないのかもしれないが、それなら、床置きのマイク程度で補助しても、もっとこまやかな表現を見せた方がよいのではないだろうか。
といっても、母親役の坂口理恵などは、無理のない台詞術でいい芝居をしていたし、結局は技術の問題か。

ウルトラマリンブルー・クリスマス

ウルトラマリンブルー・クリスマス

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★★

シリウス観劇
いつものことながら,一定以上の質の良い芝居に作られています。2時間,引き込まれてしまいました。でも,成井さんの新作ではあるが,成井さんも年を取ったのかなぁとちょっと寂しい気になったのも事実。自分が芝居を観始めたのはキャラメルボックスからで,上川がいて近江谷がいてショーマから川原が客演したりして,クリスマス公演はもっともっとドキドキさせられたからだ。まぁ自分も年を取ったってことかもしれないが^^;(単なる個人的な感傷です。)。それはともかく,面白い芝居です。やはり,人にはオススメしたい作品です。

1万円の使いみち

1万円の使いみち

monophonic orchestra

新宿眼科画廊(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★

心からの拍手を送れず。。
 思わぬ形で戻ってきた1万円を映画学校に籍を置く青年が思わぬ形で使う話。
 何か物足りなさが残り、カーテンコールで心からの拍手を送れなかった。
 

ネタバレBOX

 同じ映画学校に通っていた大切な女友達が自殺するのがすべての発端。
 遺書で指示されていたのか、主人公の久我大和は故人に貸していた1万円を学友の美佳(津留崎夏子)づてに返却され、どうせ上げるつもりだったそのカネを元手にドキュメンタリー映画を製作。「好きに使っていいよ」と行きずりの大学生・代田新(篠崎大悟)に渡し、「これでいろんな人に会いに行きたい」という新をカメラで追いつつ私鉄で旅をする。
 作・演出の須貝さんがアフタートークで語ったところによれば、「これは主人公が悲しみを乗り越え、また前を向いて歩き出すまでの話」だそうで、この言葉を裏付けるように話は開放感あふれるシーンで終わるが、カーテンコールで心からの拍手が送れなかったのは多分この開放感を共有できなかったのが原因。
 開放感を味わうためにはその前にしっかりと“閉塞感”が描かれる必要があるのに、その描き方に不足があるのだ。
 自殺した女とやはり親しかった美佳とふたり、紐にからまりながら憂い顔でその死を語り合う場面は悲しみを雄弁に物語っていたが、それだけではまだ不十分。まだまだ悲しみを描き込まねば、終幕で表現される“開放”が“開放”として感じられない。
 さらに言うなら、悲しみを表現するには死んだ女が主人公にとっていかに大切だったか、そこも描かれる必要があるだろうに、その点についてはほとんど描かれていなかった。
 ただし、ノーテンキと言っても差し支えないほどの突き抜けた明るさで主人公を元気づける代田新というキャラクターはすこぶる魅力的。こんな男と旅をすれば大和の悲しみも癒えそうに思えたし、演じ手の篠崎大悟が所属するロロの舞台が観たくなった。
アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

おすすめです
このお話。お勧めです。
圧倒され、笑っちゃう臭さと
頭の中をひっかきまわされるような、後を引く内容のバランスが絶妙。
そして、一色洋平がいい。

リーディング・フェスタ2013 戯曲に乾杯!

リーディング・フェスタ2013 戯曲に乾杯!

日本劇作家協会

座・高円寺2(東京都)

2013/12/14 (土) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

『フローズンビーチ』リーディングだから見えるもの

ナイロン100℃での初演と再演を観ていて、
大好きな戯曲でもあるのですが、
それだけではなく、今回は出演される方が漏れなく魅力的で、
そちらも楽しみに観にいきました。

で、観終わって、初演当時の舞台の記憶としてのこっているものが、
戯曲の筋書きよりも、むしろ戯曲を通じてあふれ出した
ロールたちの個性であることに思い当たる。
一方で、リーディングだからこそくっきりと浮かび上がる
戯曲の骨組みの秀逸もあって。
さらには、役者達のライブ感をもった舞台の刹那にも
しっかりと捉われて。

幾重にも面白い、舞台でありました

ネタバレBOX

事前に出演者の方のブログなども読ませていただいて、
全員での稽古の時間などがほとんどなく、
要はぶっつけ本番であることは知っていたのですが、
だからこそ生まれる面白さがあることにまでは
思いが及びませんでした。

舞台初演のときに使用された画像なども使われたり、
場の間には音楽も同じものが使われたりして
懐かしくもありつつ、
役者達からやってくる台詞の、
クリアさと、色の醸し方と、間の秀逸と、
なによりも、読むというより、台詞が編み上げる空気のビビッドさに
ぐいぐいと惹かれていく。
冒頭こそ、ただ言葉の意味を受け取っている感じがありましたが、
やがて、舞台に紡がれる台詞に生まれるビビッドな肌触りに
取り込まれていきます。

でも、それは、私が初演などで感じたものとはことなった、
戯曲の骨組みを削ぎだしてもいて。
その面白さにぐいぐい惹かれつつ、
初演の舞台では、戯曲そのものよりも、
戯曲自体の魅力を凌駕する
たっぷりと時間をかけて役者達が作りこんだ
ロールや場の空気の熟し方にとりこまれていたことにも気づく。
もう10年以上もまえに舞台を観たときには理解できなかった
この戯曲が大きな賞を取った理由が、
実感としてわかったような気がしました。

まあ、常軌を逸するほどにコストパフォーマンスの高い舞台でもありまして
にもかかわらず、場内には空席がけっこう目立っていて、
もったいないことこの上ありませんでした。

PS:終演後の『劇作家DJ部、選曲を考えるひととき』、
企画の意図はわかったし、面白い部分もあったのですが
なにか時間に追われて、意図やそのための仕込みが
うまく展開できなかった部分も見受けられたのが
残念にも思えたことでした。
「死ンデ、イル。」

「死ンデ、イル。」

モダンスイマーズ

ザ・スズナリ(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

そういえばモダンスイマーズ
Bバージョンを観た。HPを覗くと「17日以後はAバージョンで行く」と蓬萊氏の口上。「Bバージョンでは不本意な舞台を見せた事をお詫びする」、という趣旨が書いてあった。
そうか・・。私はスイマーズの俳優小椋氏と古山氏をよく知る程のフリークでもないが、この時はどちらかが「正解」キャスティングで、なぜか私は「こってり古山」が正解と決め、(Bバージョンの日程ならすぐ予約できたのに)スケジュール調整しようと試みた。結局調整はかなわず、当日電話予約が出来たBバージョンを観た。
ダブルキャストと言えば世田谷Pであった『クリプトグラム』も登場する3人の一人、子役がダブルだった。この2人のイメージが、動画をみると随分違うので、私はか弱く理知的でナイーブな印象の一方を「正解」と判断したが、これも叶わずだった。しかしこちらは翻訳劇だから元々「翻訳的」(原典からの距離感がある)にならざるを得ず、その部分は評価の中心にはならない。
しかし、モダンスイマーズでは(というか蓬萊竜太氏の書く戯曲では)、人物の「役」としての掘り下げを強く要求される(それでないと成立しづらい)、そんな印象を持っている。もし重要な役ならステージごとの交替でやるのはかなり冒険だな、という印象が多分チラシを見た時よぎった。幅を持ちにくい人物像は、役者にとってはどちらがその役に肉迫し、最終的に占有して行くのかという事にならざるを得ないという事もあるに違いない。・・そんな想像をしている。
蓬萊氏の戯曲が「深い掘り下げ」を要求するという感じをはっきり持ったのは新国立の『エネミイ』。芝居を観ていて、ああ何かこの役はもとは少し違った形を想定して書かれたんじゃないだろうか、と感じながら見る、見ながら戯曲世界を自分の中に構築する、という事をやっている。もしかするとこの作家は想像の余地を(不可解さを)敢えて残す、そういう書き手なのかも。
私が見た今回の舞台は、細部は思い出せないが全体として漠とした印象で、物語世界がふくらんで行く、立体として押し出すためにもう一つ押し出し棒が足りない感じが残った。ただ、残りつつも、前向きに受け止めたい思いが湧いて来た。
今回は劇団としての再出発的な位置づけとおぼしい公演、どの方向への再出発か、少し安い3000円の観劇料、会場が「スズナリ」であることや、「新劇団員入団!?」やホームページの刷新等々。「上」を目指す志向は否定しえないとしても、それでは「これまでやってきた演劇」は何なのかという自問が、そこはかとなく伺える。健全だな、えらいな、と単純に思った。
芝居のラスト、新人女優が舞台正面に立ち、拙く台詞を吐く姿の背後にも、劇団の「向かおうとする」足掻きのようなものが想像され、私はうむと納得して帰途についた。過去の幾つかの感動が、劇団の「今」を(作品評とは全く関係なく)思わせられる、そんな邪道(?)も少し自分に許してしまう今回の観劇だった。

猛烈浪漫狂詩曲

猛烈浪漫狂詩曲

高襟〜HAIKARA〜

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/13 (金)公演終了

満足度★★★★★

たった4回の公演ではもったいない!
大人数ではないとできない表現と、
じっくりとその技術を堪能したい作品の、
見事な二部構成で楽しみどころ2倍でした!!

Aftershock

Aftershock

PLANT M

ギャラリーLIFT(東京都)

2013/12/09 (月) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

無題937(13-376)
19:30の回(晴)。19:00受付、開場、1階です。此処は2回目(十七戦地、2013/3@地下)、こちらは初めて。劇団のサイトに公演の写真があります。倒れている自転車、白く小さな椅子、踏み台。道路側に座席(座布団、ベンチ)2列。フローリングの床以外は白、奥にカーテン、これも白。内容は説明の通り、役者さん3人。Aftershockとは余震のこと。ペダルを漕ぐ音で早口(全編ではありませんが)のセリフがやや聴き辛く、会場は少し寒かったです。

19:31前説(宮尾さん、80分)、開演〜20:50終演。パンフ&台本を購入して帰路に。何となくストルガツキーが描く荒廃した世界を感じるのでした。どのような社会体制になっているかなどの細かい描写はありませんが、労働者の登録、派遣を生業とする者、ハウス(家の中で)農業をやろうとする男とその恋人、若者とその介護を必要とする姉…ただ生きるだけ。

ガイドブック

ガイドブック

コンブリ団

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと知的な発想が面白い♪
線を引く
幼い頃はその線が楽しかった…
こっちの世界ととあっちの世界
どうしても越えられない線もある
わたしはまだこちら側です
もう少しこちら側にいます
(フライヤーのコピーから抜粋)

フライヤーに書いていたコピーですが何となくそんな感じの話でした♪
こっちの世界とあっちの世界のちょっと不思議な感じの話

作・演出のはしぐちしんさんの挨拶から話はそのまま流れていく
空間に線を引くと二つに分かれるあっちとこっちに
そこから話はどんどん広がっていく…
ちょっと知的な発想が面白い♪

今までと違った can tutkuのスペースを使って
役者さんがガイドブック片手に二つの世界を行ったり来たり
全く違うテンポで分かりやすく表現されています♪

もう少し突っ込んだ部分があっても良かったかなぁ~と思える
それは役者さんの息遣いも感じるぐらいの小さな空間に合ったお芝居♪


☆印象的に残った役者さん
諏訪いづみさん(満月動物園)

☆印象的なシーン
縦と横に行き交うシーン

______________________________

来年、三重県で上演されます!
2014年1月25日(土)・26日(日)
三重県 津あけぼの座

オペラ・ミニコンサートvol.16「子どもと呪文」

オペラ・ミニコンサートvol.16「子どもと呪文」

ひろしまオペラ・音楽推進委員会

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/12 (木)公演終了

満足度★★★★

子供も大人も楽しめるオペラ。
珍しく日本語上演でしたし、タイトル「子どもと呪文」の通り、子供も大人も楽しめるオペラでしたぁ。  
いつものオペラ・ミニコンサートと比較すると、出演者の人数も多く、演出・衣装も凝っていて、ほんと観ていて楽しかったです。  
曲も、「幻想的オペラ」と言われてる通り、今まで聴いてきたオペラの曲調とは異なり、不思議な余韻が残りましたぁ。

子供の楽しむものを、大人がこっそり楽しんじゃったという感じですかね‥(笑)

大時計のひとの踊りの振り付け、
算数のシーン(?バックに数字が回りながら出てくる‥)の演出が特に好きです。
ほんと面白かった。

すいません、他とのバランスで満足度4.

ウルトラマリンブルー・クリスマス

ウルトラマリンブルー・クリスマス

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

とても良かった
キャラメルボックスの観劇は初めてだったのですが、こんなに面白いとは!
音響や、照明、演出、脚本、役者さん、すべてが素晴らしく、笑えるところを完全にコントっぽくしているのもとても分かりやすくとても笑わせれられました。
シリウスストーリーでしたが、脚本自体も分かりやすく、ラストシーンへのスピード感が爽快で、感動とともに観終わった時には、幸せな気持ちでいっぱいでした。

バカロックオペラバカ「高校中パニック!小激突!!」

バカロックオペラバカ「高校中パニック!小激突!!」

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/11/24 (日) ~ 2013/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★

馬鹿でいい
見たい・会いたいと思う素晴らしいキャストで大満足。クドカンの背伸びをしないおバカを描けていたと思う。最後キャストのダンスに感動してしまった。コンパクトな劇場で近くで見れるので迫力がある。

スクルージ

スクルージ

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/12/08 (日) ~ 2013/12/17 (火)公演終了

満足度★★★★

人生はやり直せる?
そうだといいけど、あくまでも寓話だという気もした物語。

でも、心は温かくなりました。

14年振りの再演だそうですが、私は、ミュージカルで観るのは初めて。

「サンキューベリーマッチ」の歌は、文句なく楽しくて、心が和みました。

前に、別のキャストの映像を少しだけ観ましたが、キャストが充実しているので、見応え十分な素敵な舞台でした。

今井さんの第二の聖霊が愉快。加藤清史郎君の弟さん、憲史郎君が、幼いながら、最後まで、役として舞台にいる姿には、感銘を受けました。今後、楽しみな兄弟です。

役者さん全員、溌剌として、観ていて、大変気持ちの良い舞台でした。アンサンブルの皆さんも、それぞれ素敵でしたが、特に、スープ屋さんを演じた俳優さんの動きがシャープで、印象に残りました。

市村さんのスクルージは、さすがなんですが、強欲爺の時は、もっと、嫌な人間になりきっている方が、後の変化が意味を持つのではと思いました。
最初から、愛嬌あり過ぎな気がして、テーマが薄まってしまう気がします。

ネタバレBOX

私も、長寿郎さんと同じで、改心したスクルージが、借金を帳消しにするのには、違和感を感じます。まあ、原作は、ディケンズで、日本とかの価値観とか道徳感とは違うから、仕方ないのだと思いますが…。

とにかく、今回の舞台は、キャストが贅沢で、充実していたせいか、それでも、充分感動的で、後半、涙が流れて、自分でも驚きでした。今さんや、安崎さん、田中さん、阿部さんなどの実力派が、さりげなく脇を固めているので、とてもクオリティが高いのです。

チラシでは、マーレイの亡霊は、安崎さんとなっていましたが、後ろの席の関係者の会話では、阿藤海さんのようでした。確かに、あれは安崎さんには見えませんでした。なかなか迫力のある亡霊でした。
そのマーレイの亡霊以下、作り物の亡霊含め、4人の亡霊や聖霊が、皆大変魅力的でした。特に、今井さんの演技力が、ここ数年ダントツに進化されて、嬉しくなります。

市村さんが、毎年は無理でも、1年置きぐらいには上演したいとおっしゃっていたけど、本当に、それが実現したら、嬉しいと思います。
「オリバー・ツイスト」と交互上演とかしないかしら?「オリバー」も、これだけ、子役がレベルアップしているので、もう一度、上演トライしてほしいですよね。

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