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レンアイ罪

レンアイ罪

茶ばしら、

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

茶ばしら「レンアイ罪」
茶ばしら、初見。

ネタバレBOX

日常からSFへのなだれこみが気持ちよかったですね。
また、女性のうち、一人だけ東京言葉ということの扱い方にしびれました。
『 誰も知らない庭 』

『 誰も知らない庭 』

ART COMPLEX HIROSHIMA

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

分かりやすくて楽しいダンス企画
コンテンポラリーダンス企画ということで、少し構えて観に行ったのだが、意外に分かりやすく楽しかった。  

『光を超えて』
舞台上がカラフルで、みんな楽しそうに踊ってるのが印象的だった。  
傘の裏地に配色‥っていうのも良いアイデアだなぁ。  
山下達郎の「アトムの子」とB・J・トーマスの「雨にぬれても」が、あんなにもダンスに向いてる曲だとは思わなかったぁ。  
今聞いても、思いだしてぞくぞくする。  

ここから、客席位置を観客席から舞台上に移動。  

『ため息』
全然関係ないのだけど、観ていて濱口竜介監督の「親密さ」っていう映画を思い出した。  
舞台上でじゅんじゅんさんのダンスを見ることによって、現実と虚構の境を垣間見たというか‥‥なんとも、なめらかで魅力的なダンスだった。  

『誰も知らない庭』
とにかくアイデアが面白くて、分かりやすいコンテンポラリーダンス。楽しめた。

ネタバレBOX

『誰も知らない庭』
全員で踊るところもあり、分かれて踊るところもあり‥。

二人で行う、ダンスで会話するようなコンテンポラリーダンスが良かった。

あと、自分の喋り言葉に乗せてのダンスも良かった。
この女性のダンスが特に好きだったかなぁ。
れみぜやん

れみぜやん

ピースピット

ABCホール (大阪府)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

リバース観劇♪
感動で終わった後もまた観たいと思う作品でした。
映画のレミゼの世界をどんな感じで??と、わくわくしっぱなしで観てましたが、素晴らしいなぞり方♪泣いたり笑ったり全然長く感じない3時間の見応えあるものでした
DVDほしいなぁと思ったりしてます♪

Lumiere Dungeon

Lumiere Dungeon

壱劇屋

門真市民文化会館ルミエールホール・大ホール(大阪府)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/24 (金)公演終了

満足度★★★★

丸ごとダンジョン♪
受付が終わるともうすでに一幕の始まりで、あとはそのまま山あり谷ありいろんな仕掛けで、ルミエールダンジョンの世界に引き込まれていく、そんな感じでした♪
どっちが舞台で客席か不思議な世界で楽しかったです。
ニンジャーライトがとてもよかったです♪

Lumiere Dungeon

Lumiere Dungeon

壱劇屋

門真市民文化会館ルミエールホール・大ホール(大阪府)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/24 (金)公演終了

満足度★★★★

まさしくダンジョン!
全部で3部構成、いやある意味4部構成!?
とかく楽しかったです、観劇をしに行ったというよりは、壱劇屋プレゼンツ・ルミエールホールアトラクションで遊んできたという感じ☆
あんなに劇場のありとあらゆる空間すべてを使い切ってる公演観たのは、初めてです!

ネタバレBOX

受付直後からもう始まってました。
ロビーにはびっしり立体巨大迷路が建て込んであり、遊園地みたい。
知り合いと一緒に、迷いながら探索しました。
ちなみにこのダンボール迷路、ホールさん所蔵のものだそうです。
なんで、こんなの所蔵してんだ。。。

迷路抜けると、受付で渡された番号札のカラー毎に、二手にグループ分け。
次の第1部を一緒に参加するグループの人々が全員迷路を抜け出ててくるまで、待機。
第1部は、案内人に扮した劇団員さんに先導され、ルミエールホール内をくまなく歩き回ります。
階段、廊下、大ホール2階席、わたしひとりなら迷子になれそうです。
大ホール2階席では、もう一方のグループとの遭遇もあったり、あぁ別のグループはどういうルートをたどったのか体験してみたかったなぁ。
普段、劇場をこんなに探索できることなんて、ない。
ましてやわたしは一般人なので、関係者以外立ち入り禁止区域など、絶対行くことはない。
貴重な体験。わくわくしました。

第2部は通された瞬間には、練習室的な場所なのかな?と思っていたのですが・・・。
なんとなんと、舞台上!
幕を下ろした舞台に客席が組んであって、舞台袖から入りました。
その舞台上で、ちょっとお芝居をして・・・確かこの第2部で合ってると思うのですが、記憶が曖昧ながら。
幕を上げて、次に舞台上から客席を観ることに。
あのひろ~いルミエール大ホールの客席を、裏方区域まで使ってくまなく駆け回ってました!
そこで終わりません、さらにみんな揃って大移動。

第3部はいよいよ、きちんと大ホール。
今度は観客が正しく客席に座り、舞台を観る。
つくずくすんごい使い方するもんだ・・・壱劇屋の攻め方、半端なし。
第3部で最大に印象的だったのは、ニンジャーライト!
ルミエールって、こんなもんまで備え付けてあるんだな・・・そしてそれをしっかり使う目のつけどころ!

ぶっちゃけ、ストーリー自体は心に残らない。
むしろもうお話は、もはや添え物状態で。
すべては、ルミエールホールをとことんどこまでも使い切ったユニークな壱劇屋プレゼンツショータイムが見事でした!
娘たちのうたわない歌

娘たちのうたわない歌

坂本企画

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2014/01/25 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★

初めての坂本企画さん
前々から気になっていた坂本企画さん、初めて観劇。
白い衣装を身にまとった娘たち。
何かを擬人化した姿なのかなと思ってみたのですが、どうやらちゃんと人間らしく。
白、とても象徴的でした。

ファンタジー、というよりは、神話のような雰囲気のお話。
高潔な理想を高らかにうたいあげながら、その裏の現実にも焦点があてられてて、お綺麗なだけじゃないのが良かった。

残念だったのは・・・ことば。
台詞が台詞なままで、胸に響いてこなかった。
音としても、何を言っているのか聞き取りにくい部分が多く、段取りめいていて、届いてきませんでした。

ネタバレBOX

三人の白をまとった娘たちが、とかく可愛かった。
若くて綺麗な姿というような劇中の台詞が、説得力のある姿(笑)
水木たねちゃんの、ドレスをまとい、腰に西洋風の剣を帯びた姿が、ヴァルキリーのようで、神々しく美しくかっこよかったです。
壽初春大歌舞伎

壽初春大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2014/01/02 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

<夜の部>井上ひさしさんの小説を新作歌舞伎にした『東慶寺花だより』など
<夜の部>
『仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居』
『乗合船惠方萬歳』
『東慶寺花だより』

ネタバレBOX

『仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居』
松の廊下で、塩冶判官(つまり浅野内匠頭)が、高師直(吉良上野介)を斬りつけたときに、後ろから止めた加古川本蔵の娘は、大星由良之助(大石内蔵助)の息子・力弥(主税)の許嫁だったが、松の廊下の一件から、解消されてしまった。
しかし、加古川本蔵の妻・戸無瀬と先妻の娘・小浪は、祝言を望み、山科の由良之助宅を訪れる。
出迎えたのは由良之助の妻・お石に拒否され、母と娘は自害をしようとする。
お石に、それを止められたのだが、お石は、祝言の引き出物に、加古川本蔵の首を要求する……。

そういうストーリー。

戸無瀬とお石の台詞のやり取りの緊迫感がたまらない。

戸無瀬を演じた坂田藤十郎さんの姿が、どのシーンでも美しく形が決まり、素晴らしい。
お石の中村魁春さんの冷たさで、さらに戸無瀬とのやり取りが光る。
義太夫に乗り、なかなかじっくりと見せる。

加古川本蔵を演じる松本幸四郎さんの登場で、劇場の空気は一気持っていかれてしまった。それだけの華やかさがある。
対する大星由良之助の中村吉右衛門さんの登場でさらに舞台は盛り上がる。

幸四郎、吉右衛門の兄弟や、藤十郎、扇雀の親子共演も見どころだ。

雪で作った五輪塔、大星由良之助が死の際にある加古川本蔵に掛ける言葉などなど、加古川本蔵と大星由良之助は、武士として互いの心中を「察する」、という物語は、日本的で心に響く。

義太夫は前半と後半の2名が語るのだが、この人はうまいな、と思う人がいるのだが(前半の方)、名前をいつも忘れてしまう。
名前がどこかに出ているのか、知りたいものだ。


『乗合船惠方萬歳』
梅の花を見に隅田川に出かけ、その場に居合わせた人たちが、それぞれの芸を見せ合うという、新春らしい舞踊。
橋之助さんは、短い出番だが、やはり踊りがうまいな、と思う。
萬歳と才造を演じた中村梅玉さんと中村又五郎さんも良かった。

『東慶寺花だより』
井上ひさしさんの短編連作小説を歌舞伎にした新作。
文庫本を去年たまたま読んでいたので、それが歌舞伎になるとは思ってみなかったので、驚いた。
連作の中の3編を舞台にしていた。

東慶寺というのは、鎌倉にある、幕府公認の縁切寺。
縁切寺に駆け込むときには、その前にある御用宿に泊まり、夫と協議をしなくてはならない。
その御用宿のひとつ、柏屋が舞台となる。

ワケありの「駆け込み人」を巡る人情話であるが、笑いもいい感じに盛り込まれ、どちらかというと軽めの作品となっている。

主人公は柏屋に居候している、滑稽本の作者の卵で医者の卵でもある、信次郎。
信次郎は、市川染五郎が軽みをうまく出して演じている。

なかなか面白い作品だった。
今後も上演されるかどうかは微妙だけど。
曲がるカーブ

曲がるカーブ

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/01/09 (木) ~ 2014/01/23 (木)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり大好きだ
いつもとはやや違った構成だったけど、見終わった後の説明不可能な爽快感は変らず、面白かった!

ご来場ありがとうございました♪~不思議なラヴ・ストーリー

ご来場ありがとうございました♪~不思議なラヴ・ストーリー

ミュージカル座

シアターサンモール(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

☆キャスト
やっぱり生演奏イイですね!?

ネタバレBOX

生まれ変わってもまた出逢えて愛し合えるなんて素敵ですね!! コロンブス→リンカーン→ は、少しやり過ぎな気もしましたが.... 演奏している前の二階部分にいた人達は生まれ変わる前の魂だったのですね!? もう少し早いうちにヒントのようなものがあったらなぁ~と、ちょっと思いました。
第42回 YEBISU亭

第42回 YEBISU亭

MARK&I

恵比寿ガーデンルーム(東京都)

2014/01/27 (月) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

4代目名人:江戸家猫八さん凄いです!
生で動物ものまね聞いたのは初めてでしたが、色鮮やかな鶯色のジャケットにイエロータイが派手ながら。色に合わせたウグイスの鳴き声は素晴らしかったです!でも話芸での動物の鳴き声の種類の方が多かったなぁ(^^)。本物の鳴き声聞くためにガラパゴス島とかまで行くそうで、芸の鬼やなぁ。ちなみに派手さでいうと白鳥師匠の羽織も「ウンババッ!」って感じのトリニトロンカラーみたいな色合いが凄かったです(^^)そんでその派手な上着に合った噺があるそうです。

雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

ポップじゃなかったからと言ってどうだというのか?
当たり障りの無い言葉では紹介出来ないので、はっきりと書きます。

とても実験的な作品です。物語性を追求しつつ、演出上はのぞき見公演と通常演劇の融合を目指しており、とても志が高い。実際にその意味ではとても成功している作品だったし、この体験がガレキの太鼓ですといえる代表的な演出作品になったのではないかと思う。ただ、テーマの中心に薬物の問題があり、モラルの崩壊は本当に世の中の崩壊なのかというような根源的な問いを含んでいるため、観ている者の身につまされる経験を催させるし、トコトン面倒くさいという感想も出るだろう。
ビターな話が好きな人は取り組んで見るベキ作品。スイートが好きな人は、別の芝居を観に行けばいい。普遍性が高いが煮えたぎった熱湯に手を入れると火傷するよっていう作品。

冬眠する熊に添い寝してごらん

冬眠する熊に添い寝してごらん

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2014/01/09 (木) ~ 2014/02/01 (土)公演終了

満足度★★★★★

蜷川さんの演出力、圧巻!
4時間30分の公演、全然眠くならなかったし、つまらなくならなかった。ひとえに、演出家蜷川幸雄が観客を飽きさせない工夫を凝らしたからだと思う。見せ場もいろいろあり、「ダレ場」も「ヌレ場」もしっかりと作り込み堪能できるようになっている。戯曲から演出家は何を工夫し料理するべきなのか?といういい教科書になっているような気がする。台本の台詞に忠実にやる事でも演出家は、個性をだし得るものだし、そこでキラリと光らなければ、演劇作家としての才能はあったとしても演出家の才能としては認められないと思う。(たとえば西尾佳織は、作家として優れていても、演出家としてまだまだであるといえる)

ネタバレBOX

回転寿司は圧巻でした。舞台面から左右の客席通路、真ん中の通路と四角形の回転寿司のベルトコンベアーが設営され、寿司を食べるシーン。それまで1時間30分経過した芝居に新たなる衝撃を齎した。前半の芝居の一番キーとなるシーンを、俳優の演技性だけでなくセットのスケール感で、観客を圧倒させて重要なシーンである事を認識させる流れは、蜷川さんの演出のうまさだと思います。
冒頭の劇場の向こう側の搬入口を開いて向こう側から犬がやって来る演出は、テント公演の手法ですし、大仏の首が回転すると大きな犬の顔になるところは、とても歌舞伎的な演出でもありました。
つまり、「なんでもあり」「やりたい放題」の演出だった訳ですが、それぞれにちゃんとした意味付けがなされて意図通りに作用しているのは流石だと思いました。
主人公の二人のラブホテルのシーンも、ベッドが恐ろしく八百屋になっていましたが、これは転落する寸前の二人という象徴であったと思うし、埠頭と練習場を電話以外の部分で繋がっているということを殴るという形象で表現するなど、伝えるためのあらゆる手管が敷き詰められていたと思います。老獪という言葉で言っていいのか。
もちろん、休憩時間にはお寿司を買って食べました。
Fairy Floss

Fairy Floss

私立ルドビコ女学院

上野ストアハウス(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★

どこを目指していくか
演劇としては至極真っ当で、普通に舞台として楽しめました。
ただ、企画としては全体的にアイドルのパフォーマンスという感じになっており、どの方向性を目指しているのかがよくわかりませんでした。アイドルが役者として頑張っている姿を見せたいのか、役者がアイドルっぽいことをしたいのか。演者さんたちの経歴を見ると、後者の人が多いようですが…

ネタバレBOX

話の内容としてはよくあるSFファンタジーですが、タイム・リープの設定・制約がわかりづらいのが難点でした。
なんとなくキャラメルボックスの舞台に似てるのかとも思いましたが、やっていることはアリスインプロジェクトに近い。今後、どのような方向に進むのかは興味があります。
ホームルームでの演出からのダメ出しは面白かったです。それはそれで良し悪しですが…
ご来場ありがとうございました♪~不思議なラヴ・ストーリー

ご来場ありがとうございました♪~不思議なラヴ・ストーリー

ミュージカル座

シアターサンモール(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

こんなラブストーリーって...!!
まず舞台に驚きです!二階建てになっていて
上で生演奏する人たちがいました。
舞台はニューヨー!!そして目が離せないストーリー展開!
個性的なキャラクターと歌!これは大切な人と一緒にみたかったです!
今関わっている人たちは前世でも何か関わりがあったのかなとそう思うと
よくわからないけれど元気がでてきました!
またみにいきたいです!本当にみにいってよかったです!
ありがとうございます!!

母乳とブランデー

母乳とブランデー

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/01/26 (日) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

辻親八に酔いしれた
『トローチ』は、一回一錠までと決まった用法のもと舐めなければならない。その名称を語るだけあり、何度もリピート観劇をし「増幅する味」ではなく、一度目の「感動」を噛み締めたい趣向であった。


アメリカ・ハワイ州は、ワイキキの白浜ビーチと青空が数多くの写真にフォーカスされてきた世界屈指のリゾート地である。他のマーシャル諸島と同様、日系移民が暮らす太平洋の島だ。「フラダンス」「アロハ・シャツ」「ロコモコ」「ブルーハワイ」等を日本に広め、文化的な繋がりも深い。


ハワイという海外を舞台としたのにもかかわらず、現地人を「日系」としたため、圧倒するリアリティを確保している。このことは、今まで脚本家、演出家が見落とす対象であった「日系社会」を改めて浮き彫りにし、私たちのアイデンティティを再考させるコンセプトだろう。



文句を告げる観客すらいないのだと思われるが、藤尾一郎役・辻親八氏がトノサマガエルのごとく豪快な演技で存在感を示していた。他の「日系人」がアメリカ・ドラマに出演する俳優のような口調をすれば当然、劇場は笑いに包まれることだろう。翻訳劇だと、吹き替え声優を担当することはあるが、この『母乳とブランデー』は、むしろ英語も交え、70年代ホーム・コメディの当事者であった。
ところが、辻親八氏は ひとりの日本人として、こうした演技に並ぶ。
脚本・太田善也氏は、カナダ映画『人生ブラボー!』を鑑賞され、構想を得た可能性がある。



第一回公演ということは、すなわち旗揚げ公演だ。この冠すら不必要なほど、コメディの見せ方は洗練されており、私は一定数の評価を獲得したと思う。
ソチ五輪を欧州各国がボイコットするかもしれないテーマを、(観客は笑ったが)真剣に扱ったことは、特筆に値する。

ネタバレBOX

ヒデオ・フジオ(郷 志郎)が どういった経緯で更生したのか、心理描写は欲しかった。また、なぜ、他の「日系兄弟」が父親に相当する村井亮太郎へ特別な感情を抱くことなく、ファーム(農園)の従業員でいられるかも理解できない。
その家族観はアメリカだろうが関係ないはずだ。
劇読み!Vol.5   ご来場ありがとうございました。

劇読み!Vol.5 ご来場ありがとうございました。

劇団劇作家

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/28 (火)公演終了

満足度★★★★

F『東京0番地』を観劇。
舞台として上演するには自販機やドラムなど配置が難しいだろうし
途中の長台詞のところなどもリーディングでなら聞けたけど
そうでなかったらどうだろう、など思いつつも面白かったです。

そんなに笑うところかな?という客席の反応もあったりしましたが。

読み手に回ってみたかったなー。

ネタバレBOX

あれだけ煽ってからラストの曲が「ホテルカリフォルニア」だったのは
正直「え?」と思ってしまいました。
静かな曲だし歌詞の内容もロックンロール!な感じじゃないし
オリジナルだとドラムスがボーカル担当する曲だし、などなど。


母乳とブランデー

母乳とブランデー

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/01/26 (日) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
ああ面白かった!
ベテラン俳優陣なので観客の笑わせ方知ってます、笑いが絶えませんでした。でも本当は感動的な話なのです。
小林さやかさんは相変わらず声も容姿もカワイイですー!
辻親八さんスルメのようないい味出てました。

雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度

拒絶反応
自分(とその友達)は全く合わなかったです。そして、この舞台に関わった人の舞台は二度と見たくないと思いました。

以下ネタばれ

この舞台、仕事をして税金を納めている人が見るとストレスたまるかも・・・

ネタバレBOX

ストーリーがない。約2時間、同じ場所でずっと頭の悪い会話を聞かされる。問題なのは会話の内容と語彙。

酩酊(&薬)状態の設定のせいか、ユーモアもひねりもない下ネタ・認証欲求を満たすための質疑(「ちょっと話聞いてる?」)などを何度も何度も繰り返す。聞いてる側はうんざり。個々の登場人物の性格(記号化された)を客に伝えるためなのか?それにしてはお粗末。

そして一番の問題は語彙。「やばい」「かなり」「すごい」のような言葉を定型的に使う使う。しかも異国にいるという設定なのに・・・言葉に対する感覚がにぶいのでは?

役者の空気も違和感だらけ。唯一「カエサル初登場」のときだけ良い空気を感じられた。役者のみなさん演じていて楽しかった?

さらに、正面の観客たちのつまらなそうな顔がより舞台を冷めたものに。

伝えたいであろうテーマもどこかで聞いたことのある新規性のないもの(たぶん日本では受けないと思う)。

異国という設定も全く感じられず(群馬の田舎と言われても違和感なし)、観るものが本当に何もなかった。

まさに、全てを捨て去った中身のない演劇だった。(ただし新しい世界には行けてません。そこは先人があえて選ばなかった世界です。)

最後に、何かやりたいことがあるなら内輪でやってくれ。アゴラを使ってやるのはやめて欲しい。チラシを見てお金を払う人の身にもなって欲しい。だから、「小劇場での演劇は・・・」と言われるんだ。

日本の演劇業界(アゴラが関わっている以上)について考えさせられた舞台だった。

FLY ME TO THE DREAM 〜夢の欠片の向こう側〜

FLY ME TO THE DREAM 〜夢の欠片の向こう側〜

Succeed Project

六行会ホール(東京都)

2014/01/24 (金) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

溌剌
 一人前の魔女への通過儀礼は、1年間、人間界へ派遣され与えられた条件でその責を果たすことだ。

ネタバレBOX

然し、魔法は3回しか使えない。それも1年間にだ。もし、それ以上、魔法を用いたら、総てを失い消滅するのが彼女らの運命である。
 若手主体のニュージカルなので、技術的に未だという点はあるが、溌剌と演じている様は気持ちが良い。
 シナリオは、このイニシエイションの規定に見られるように可也厳しいものだが、その点が良い。否応なく選択を迫られ、それが、劇的要素を保証するからである。
 許された回数総てを使い切った後に、本当に魔法が必要な状況が出来し、魔法を使うべきか否かの実存的選択が迫られるというシナリオもドラマチックで良い。
「売春捜査官」「熱海殺人事件〜友よ、いま君は風に吹かれて」

「売春捜査官」「熱海殺人事件〜友よ、いま君は風に吹かれて」

★☆北区AKT STAGE

★☆北区AKT STAGEアトリエ(東京都)

2014/01/14 (火) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★


面白い。110分。会場、駅から遠くて分りにくいが送迎サービス有というのが○。会場前に人立たせてほしいけど。

ネタバレBOX

木村を演じた高畠麻奈の、大きな瞳とニヤッとする口元が魅力的。伝兵衛はかなり嵌ってると思う。チャーミングな演技もいいとこついてる。終盤の声のパワーが弱まってしまったのが残念だけど。あと、女的な感情の揺れ動きが大きいとなお良かった。

大山役の水鳥の藤岡弘、ネタと豊橋出身のニッサンネタが上手い。
1000円という価格も素敵。

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