最新の観てきた!クチコミ一覧

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マニラ瑞穂記

マニラ瑞穂記

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/04/03 (木) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

これこそ
ナショナルの仕事である。国立の演劇研修所の演劇研修所が試演会で上演した演目。あまりの素晴らしさに、一般上演を熱望していた。こうして上演をされ、キャストも活躍されている俳優と研修所修了生を上手く融合させて組まれ、素晴らしい作品が披露された。フロンティアスピリッツに満ちていた。開拓者は男ばかりではない、女たちの生き様を観た。

ダルマdeシアターPART3

ダルマdeシアターPART3

チームホッシーナ

APOCカフェ(東京都)

2014/06/05 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

あの距離で
濃厚な作品だった。出演者が、まさかそういうポジションで登場し、絡み、作品を共有してくれるとは思いもよらなかった。作演出の発想の妙。脱帽。演劇の可能性を感じ、また、こんなにも楽しいのだということを実感した。次も観たい。

プルーフ/証明

プルーフ/証明

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/04 (水)公演終了

満足度★★★★★

これはもう
ダルカラの百花亜希さんの名演技に尽きる。彼女のライフワークにしてもらいたい作品。毎年再演しても良いのではないかと思う。きっと毎年観に行くに違いない。しかも最低2回ずつ。あの鬼気迫る迫真の演技に引き込まれずにいられない。演劇の素晴らしさがここにある。

the Secret Actor ─代役協会─

the Secret Actor ─代役協会─

ミュージカルグループMono-Musica

六行会ホール(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ブロードウェイミュージカルの香り
友人の強い誘いで初Mono-Mucica観劇。
誘うだけのことのある舞台だった。

物語、台詞がよく掛けていて、その中に音楽が巧みに配置されている。
台詞から歌への移行もとってもスムーズ。  最近の、まるでコンサートかライブのように、スターたちが登場し、唄い上げるばかりのミュージカルの姿はない。

観ていて、全盛時代、’40~’60年代のブロードウェイ・ミュージカルのムードを感じ、楽しくなった。

若い方が、こうした作品を創ることはとても嬉しい。

欲を言えば、冒頭のナムバーが長過ぎたこと。
詩の繰り返しも多く、飽きてしまい、初めて観る劇団だけに“大丈夫かな?”と思ってしまった。  始まってから快調のテムポになったのであるが。

音楽は、バラエティに富み、垢抜けている。
魅力的な出演者も多い。

次回も是非観たいと思う。

ドラマティック横丁

ドラマティック横丁

泥棒対策ライト

SPACE EDGE(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

首ったけ
マイムの要素がたっぷりの演劇的なダンス公演。素晴らしかった。人にはそれぞれさまざまなドラマがあり、それはバラバラに見えて実は繋がっている。世界ってそういうものだと実感する。言葉も風も物音もノイズもみんなメロディとなり、音楽を紡ぐ。カッコイイ! 表情が豊か。野口卓磨さんの変化するビックリ顔に驚愕。村田正樹さんのタップが刻むリズムに酔う。下司尚実さんのモンちゃん七変化に爆笑。女性陣のヒップダンスはKARAを凌ぐ。長尾純子さんの美しさと達者さに震えた。珈琲シーンのしなやかさに釘付け。あまりの素晴らしさにもう首ったけ。次も必ず観る。

ポリグラフ―嘘発見器―

ポリグラフ―嘘発見器―

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/10/19 (日) ~ 2014/11/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

融合
新しい世界を観せてもらった。音楽と映像と照明と演技と舞台美術とがみごとに融合していた。まさに総合芸術だった。キャストの堂々たる姿勢と挑戦に拍手。

インザマッド(ただし太陽の下)

インザマッド(ただし太陽の下)

範宙遊泳

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

かつて
サッカーの指導に携わっていた者としては、ちょっぴり複雑で何だか可笑しい。しかも国際試合で有り得ないスコア。そうした設定が面白かった。そこに絡む、アイドルの悲哀。かなり楽しんだ。

騒音と闇 ドイツ凱旋ver.

騒音と闇 ドイツ凱旋ver.

革命アイドル暴走ちゃん

Kampnagel P1(ドイツ)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/23 (土)公演終了

満足度★★★★

初見
「観る」というよりは、「体験」するといった方がしっくりくる感じがする。合羽を貸し出されて、靴下を脱いでサンダルを履かされての体験。イロイロな大騒ぎがあって生まれ変わった劇団。その何たるかを観てみようと思っての体験。最前列では近すぎて、あたまの上を銃弾が飛び交っているような感覚。あるいは最前線の真っ只中かも。もう一度体験するならば、やや後方で、いったい何が起こっているのかということを見定めたい。

うさぎストライプと20歳の国

うさぎストライプと20歳の国

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2014/05/01 (木) ~ 2014/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

それぞれの
持ち味、「らしさ」が融合して、いい作品に昇華していた。20歳の国が得意とするカラオケ場面も好きだ。それぞれの団体が、今後この経験をどのように見せてくれるのか楽しみになった。個人的にはやっぱり湯口さんから目が離せなかった。

S高原から

S高原から

こまばアゴラ演劇学校“無隣館”

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

2チーム
観た。同じ役でもキャストが違うと見え方が全く時が宇土いうことを実感する。怪獣のスリッパ?を履いた妹役の藤松祥子さんがかわいかった。

人の類い、十二の亜種(後半)

人の類い、十二の亜種(後半)

株式会社Legs&Loins

Geki地下Liberty(東京都)

2014/12/16 (火) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

猿の類
猿の類の一日だけ見ました。本編が始まる前からオブジェクトが意味深でしたが、いざ開演してみると、観覧車の中になったり、病院の中になったりと奥行きが深かったです。
ストーリーもまた、難病を抱える患者と、物を忘れていく父親、トラウマを抱える医師で深イイ話でした。

或ルゴリズム~duplicate~

或ルゴリズム~duplicate~

電動夏子安置システム

スタジオ空洞(東京都)

2014/12/04 (木) ~ 2014/12/06 (土)公演終了

満足度★★

独創未来
面白い発送の脚本でした。未来がどこか現代と重なりつつ、独創的な雰囲気がありました。ただ、全体に焦点が定まってない部分もありおしい。なしおさんの存在感はすごいです。

うぇるかむ★2015〜革命の夜明け〜

うぇるかむ★2015〜革命の夜明け〜

革命アイドル暴走ちゃん

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2015/01/02 (金) ~ 2015/01/04 (日)公演終了

満足度★★

最後まで冷静さを捨てきれず。できれば狂いたかったなぁ…。
この団体を観るのは前作『騒音と闇』に次いで二度目。

冬という時節柄を考慮したのか、会場が許さなかったのか、あるいはその両方なのか、今回は水の放射もひゃっこいワカメや豆腐の投擲も無く、最後まで冷静なまま鑑賞。

醒めた意識で観るお祭り騒ぎはただの狂騒にしか感じられず、残念ながら前作ほどには楽しめなかったというのが正直なところ。

この団体が作り出す集団的躁状態が、水や食物を浴びせる演出にどれだけ多くを負っているかがよく分かった。

冷たい水や食物にまみれるという共通のショックを味わうことで作り出される連帯感が望めない分、キャストは劇場あげての一体感を作り出すべく、もっともっと客に働きかけ、狂乱に導く必要があったのではないだろうか?

無論そういう努力は見受けられたが、まだまだ足りないと思われた。

私同様、冷静さを捨てきれずにいるお客さんは他にも多くいた印象。

ネタバレBOX

今作は水や食べ物の飛来こそなかったが、男女混成の若手集団がクールジャパン的アイテムやポップな小ギャグを繰り出しながら狂騒的に踊るのも、しまいに皆がスクール水着姿になるのも、前作と一緒。
作品ごとに趣向を変えていかないと、そのうち一見さんと推しメンのいるお客さんしか喜ばなくなってしまうのではないだろうか?

あと気になったのは、水や食べ物の代わりに巻かれた紙吹雪。
一片一片が大きく、しかも素材が固いので、
目を傷つける恐れあり。
もっとやわらかい紙を細かく千切って撒かないと危険。

止まらずの国

止まらずの国

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★

あの
311の震災以来、舞台での轟音や爆音に恐怖を感じるようになってしまった。中東の宗教的紛争を想起させる国での旅行者の話。宿に集まるひと癖ある人たち。そのおおらかな生き方と、死への恐怖が垣間見える。その恐怖を煽った上でのどんでん返し。藤松祥子さんがキュートだった。

空想科学

空想科学

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2014/12/21 (日) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

本来の
のほほんとした空気とは違う舞台だった。新たな挑戦を感じた。SEXを想起させる手を結んで開いてするダンスに見覚えがあり笑えた。発想がぶっ飛んでいて可笑しかった。

鼬 いたち

鼬 いたち

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2014/12/01 (月) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台が
広くて深くて、空間を充分に楽しめた。江口のりこさんがこんなに上手くなったのかということが一番の印象。ハッピーエンドではない物語の凄みを感じた。

キレイ

キレイ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2014/12/05 (金) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

とにかく
松雪泰子さんが素晴らしい。美しい。艶っぽい。色っぽい。歌もいい。大人計画の傑作であることは間違いない。

山笑う

山笑う

僕たちが好きだった川村紗也

新宿眼科画廊 スペース地下(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

演劇って素晴らしい
会場に入ると、既に正座で待つ喪服の二人。開演まで30分も?たいへんだなぁ。でも、ちょっと可笑しい。母の葬儀に際し、東京から恋人を連れて帰ってきた妹。母との二人暮らしでの確執から、母に背を向けほとんど帰らなかった。そこには母に愛されていた兄の存在が影響している。その兄と妹のバトル。そこに見事に花を添えた兄の幼なじみ。もう泣かせる。いやぁ、いいものを観た。本も演出も演技もケチのつけようがない素晴らしさ。心をグッと掴まれるポイント…いえ、箇所(笑)がたくさんある。優しい気持ちになる。家族に会いたくなる。恋人の手を握りたくなる。そんな作品。アフタートークも爆笑の最高。

ろりえの鬼

ろりえの鬼

ろりえ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/01/28 (火) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

愛すべき
愛すべきヤンキーがいた。そしてちょっとダークな「ろりえ」らしい展開の中に、愛情が感じられた。

『ろりえ』

『ろりえ』

ろりえ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★

飛び出す絵本
舞台美術が「ろりえ」らしいものだった。それはまるで飛び出す絵本のようだった。ラストの大きな赤い月が美しかった。作品はまるで走馬燈のような…、バンドのベストアルバムのような舞台だった。だから何だかごった煮でヤミ鍋のよう。ただ、演者がみな楽しそうだった。「解散?」と思ったのはわたしだけ?そこについてはモヤモヤした。

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