満足度★★★★★
演劇って素晴らしい
会場に入ると、既に正座で待つ喪服の二人。開演まで30分も?たいへんだなぁ。でも、ちょっと可笑しい。母の葬儀に際し、東京から恋人を連れて帰ってきた妹。母との二人暮らしでの確執から、母に背を向けほとんど帰らなかった。そこには母に愛されていた兄の存在が影響している。その兄と妹のバトル。そこに見事に花を添えた兄の幼なじみ。もう泣かせる。いやぁ、いいものを観た。本も演出も演技もケチのつけようがない素晴らしさ。心をグッと掴まれるポイント…いえ、箇所(笑)がたくさんある。優しい気持ちになる。家族に会いたくなる。恋人の手を握りたくなる。そんな作品。アフタートークも爆笑の最高。