実演鑑賞
世田谷パブリックシアター(東京都)
2014/12/01 (月) ~ 2014/12/28 (日) 公演終了
休演日:12/3,10,17,24
上演時間:
公式サイト:
http://www.siscompany.com/itachi/
期間 | 2014/12/01 (月) ~ 2014/12/28 (日) |
---|---|
劇場 | 世田谷パブリックシアター |
出演 | 鈴木京香、高橋克実、江口のりこ、山本龍二、峯村リエ、佐藤直子、塚本幸男、赤堀雅秋、白石加代子 |
脚本 | 真船豊 |
演出 | 長塚圭史 |
料金(1枚あたり) |
6,500円 ~ 8,500円 【発売日】2014/10/11 S席:¥8,500 A席:¥6,500 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 解説 1934年に発表された戯曲『鼬』は、劇作家・小説家の真船豊が昭和初期の東北の寒村を舞台に、全編東北弁で執筆した作品。東北の旧家「だるま家」を巡り、業と欲にかられた人々がその姿を隠そうともせずに繰り広げる骨肉の争いを赤裸々に描いた、近代日本の演劇界に衝撃をもたらしたという作品です。 旧家をめぐって繰り広げられる骨肉の争いの中でうごめく人間たち。出てくる人間たちはすべて、腹の底に何らかのドス黒い思惑を抱き、業と欲にかられた姿を隠そうともしない狡猾な輩ながら、その言動は実に明快でパワフル!設定は、救いがない閉塞した状況ですが、そこに描かれた骨太な人間ドラマにはエネルギーが満ち溢れ、この猥雑な人間たちに強く惹きつけられてしまうことでしょう。 日本の近代戯曲演出に定評ある長塚圭史の下、まるでフィルム・ノワールのヒロインのような現代性がある主人公=「だるま家」先代の娘で過去に数々の悪事を働いたことでも知られる女「おとり」を演じる鈴木京香、彼女への疑念と憎しみをむき出しにするしにする、おとりの義姉「おかじ」を演じる、演劇界の至宝・白石加代子を筆頭に、「だるま家」当主を高橋克実、おかじの娘・おしま役を江口のりこが演じ、赤堀雅秋、峯村リエ、山本龍二、佐藤直子、塚本幸男の巧者たちが、物語さながらに火花を散らします。 ストーリー 昭和の初め。東北の街道筋の旧家「だるま屋」の当主である萬三郎(高橋克実)は、落ちぶれた家の借金に苦しんだあげく、老母おかじ(白石加代子)を残して、南洋へ出稼ぎに出てから、もう三年ものあいだ、音沙汰がない。そんな中、すでに抵当に入った家屋敷の処分が始まり、集まった債権者たちは、互いの欲を剥き出しにして、だるま屋の古畳を争って剥ぎ取るありさまである。そこへ、かつて村の人々に不義理を重ねたあげく出奔したおとり(鈴木京香)という、「だるま屋」の先代の娘が、虚飾に満ちた装いで帰って来る。どうやら悪智惠と度胸を資本に各地をわたりあるき、今では上州で羽振り良く暮らしているらしい。おとりを蔑んでいた村の人々も、その出世を知って態度を変えはじめるが、十年前に相続争いで騒ぎを引き起こしたことを深い恨みとする義姉のおかじは、義妹を「泥棒鼬」と罵り、今度はどんなたくらみのもとに帰郷したのかと恐れ、怒りに狂うのであったが当のおとりは、「生まれ故郷ほど せいせいすっとこは ねえなあ」と全く悪びれた気配はない。おかじの怒りを冷笑しながら、おとりは、じつの甥であり、この家の当主である萬三郎が、まもなく南洋から帰国することを告げる。母親である自分も知らぬことを、なぜ、おとりが知っているのか・・・・、そんな疑念の中、当の萬三郎が帰郷する。 果たして、おとりの狙いは何なのか?! |
その他注意事項 | |
スタッフ | 美術 : 島 次郎 照明 : 佐藤 啓 衣装 : 宮本宣子 音響 : 加藤 温 ヘアメイク : 宮内 宏明 舞台監督 : 大垣敏朗 プロデューサー : 北村明子 提携 : 公益財団法人せたがや文化財団 : 世田谷パブリックシアター 後援 : 世田谷区 企画・製作 : シス・カンパニー |
チケット取扱い
トラックバックURLはこちら
1934年に発表された戯曲『鼬』は、劇作家・小説家の真船豊が昭和初期の東北の寒村を舞台に、全編東北弁で執筆した作品。東北の旧家「だるま家」を巡り、業と欲にかられた人々がその姿を隠そうともせずに繰り広げる骨肉の争いを赤裸々に描いた、近代日本の演劇界に衝撃をもたらしたという作品です。
...
もっと読む