
ボリショイ・ライフ
げんこつ団
駅前劇場(東京都)
2015/11/04 (水) ~ 2015/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきました
観て、勿論面白くないわけはなかったんですが、なかなかすぐに感想を書けない昨今・・いや、勿論最高でした。
・・他にも感想書く時間が無かった作品が山のように・・(汗

初春花形歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2016/01/03 (日) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

逆鱗アンドロイド
ホチキス
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/09/10 (木) ~ 2015/09/14 (月)公演終了
満足度★★★
愛あふれる作品
今回は主役に客演を迎えての公演でしたが、やはりホチキステイストは健在。
ワハハと笑ってホッコリしてスッキリというパターンでした。
個人的には加藤さんの軍服がツボ。
次回公演は座・高円寺だそうですが、またエビス駅前バーみたいなちっちゃい所でも見たいなぁ。

Theater ZOU-NO-HANA 2015
象の鼻テラス
象の鼻テラス(神奈川県)
2015/12/04 (金) ~ 2015/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
5日に・・
ツアーからクルーズ、スイッチとみてきました。山内健司氏の一日を通しての活躍に、ツアーの横浜の路上の詩人譚の話も含め深い感銘を受けました♨

深海大戦争
パラドックス定数
上野ストアハウス(東京都)
2015/09/08 (火) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

新年工場見学会2016
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2016/01/02 (土) ~ 2016/01/05 (火)公演終了
満足度★★★★★
新春恒例
昨年は観ることができなかったが、相変わらずの気楽な新年公演。演劇ではずるい個所がところどころあるが、正月ぼけの頭にはちょうどよい。

ピエタ
ARMs
劇場MOMO(東京都)
2015/09/03 (木) ~ 2015/09/06 (日)公演終了
満足度★★★
キャスト違いも観たかった
久々のARMsでしたが、
坂口さんが上手くなっていて驚きました。
元々素晴らしい役者さんですが、
どんなにベテランになっても進歩できるんだとちょっと感動しました。
母と娘の葛藤は永遠の課題ですね。
隣で観劇してた娘がどう感じたのかが激しく気になるところです。

1980'
野生児童
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/08/27 (木) ~ 2015/08/31 (月)公演終了
満足度★★★
濃密な時間でした
つっこみどころはあれども見事にガッツリ持って行かれました。
鹿殺しっぽい所もあったり、音楽沢山だし殺陣も凄くて釘付けでした。
家族の日常と非日常について考えてしまいました。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん
DULL-COLORED POP
王子スタジオ1(東京都)
2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
この劇団、もうちょっと早くから観ておけば良かった
親子どちらからの視点も持ち合わせている所為かいろんな感情や思いが自分の中に呼び起こされる。
確かに人は日常的に演技しているのかもしれない。
終演後の大戸屋で味噌汁飲んで何だかしみじみと考えてしまった。
演目の振れ幅が凄く、先週のゆめあとは全く違っていた。まるで違う劇団のよう。ネタバレ防止で避けていた感想ツイートを読んでいたら、
あまりにもバラバラで面白かった。
それぞれの視線でそれぞれの思い。谷さんの思うつぼなのかも。

15 Minutes Made Volume13
Mrs.fictions
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/08/19 (水) ~ 2015/08/25 (火)公演終了
満足度★★★
2ヶ月連続の公演
今回も6団体が名刺代わりの15分間の作品を上演。
前回のテーマは「盛夏」で、今回は「晩夏」。
色とりどりの盛りだくさんで感想が頭からこぼれ落ちそう。
各団体の内容はネタバレBOXで。

東京裁判
パラドックス定数
俳優座劇場(東京都)
2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
シンプルな舞台か らの熱量は凄まじい
今回でこの作品を観るのは3回目。
今までの2回はpit北/区域という観客の集中度が増すサイズと空間の劇場だったので、今回のような、“普通の”舞台で演じるときに、同じような感覚を得られるのか、あるいは演出を変えてくるのか、が興味の中心にあった。

海の五線譜
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
わずか95分間に、人と人との間に立つ波を、見事に表現していた
青☆組を初めて観たときに、「なんて品のいい作風なんだろう」と思った。
まるでビロードか何かのような手触りがする、こんな作風は今まで観たことがなかった。
(ネタバレに長文書いてしまいました)

新年工場見学会2016
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2016/01/02 (土) ~ 2016/01/05 (火)公演終了
満足度★★★
長過ぎる
5グループ、毎年のことながら、新年らしくユルーく面白いものをやってはいるのだが、いかんせん長過ぎる。休憩15分こみの、予定が3時間30分で実際は3時間45分は厳しい(^_^;)。昼の回にしてよかった。面白いんだけどね。

消失
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
外国作品のような日本作品
最初っから劇役名が気になってしまって、あまり深入りできず休憩へ。
休憩後はいろいろと休憩前の伏せんが紐解かれていくけど、そんなに複雑な感じもせずエンディングへ。
このお話は11年ぶりの再演と言う事なので、当時観ていたらかなり印象違っていたと思う。
多分、この11年間に他の劇団や舞台で似たような話を観ていたので、本家の新鮮味が薄れてしまい、個人的にこんな印象になっているんだと思います。
でも、オリジナルキャストで観られたことは、とても幸運だったと思う。

墓場、女子高生
ベッド&メイキングス
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
予想外に面白かった
結構、再演しているので、どうなのかなぁと思って観に行きましたが、普通に面白かったです。
でも役者の組み合わせによって結構変わりそうな演目なので、今回が良かっただけかもしれませんが。

夏目漱石とねこ
DULL-COLORED POP
座・高円寺1(東京都)
2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネコ
これは視線を楽しむ舞台だ。その一瞬に見たい場所、見たい演技、見たい俳優があり過ぎて困る、贅沢な作品。その場面のメインではない俳優さんの居かたが秀逸。一度ではなく、何回か観たくなる作品。3回の予定だが、足りるだろうか?ねこたちが猫だった。わたしはいつから猫語が解るようになったのだろう?ひみつのアッコちゃんがテクマクマヤコンで化けた白ネコのような美猫と、彼女にときめく黒ネコの会話が可笑しくて、笑いをこらえるのに困る。黒ネコのヤキモチが愛おしい。襖の使い方などに、『春琴』に通ずる美しさがあった。パペットと俳優の一体感に感心。オープニングの若林えりさんの猫っぷりが抜群。彼女のとがらせた「ほ」の口と表情を観ているだけで、物語の全てを読み取ることができるほどに雄弁だ。白ネコの中村梨那さんが妖艶でドキドキする。黒ネコを誘惑するような流し目に射抜かれた。黒ネコのときめきと切なさと嫉妬と絶望が痛いほどに解る。またあの鳴き声が反則。あっ、もしかしてあれが猫なで声というものか?オスならみんなイチコロだ。化け猫、いや意味が違うか…幽霊ネコの百花亜希さんの可愛いこと。そして漱石少年が素晴らしい。あの薄幸の空気感は、毎度のことながら唸らされる。指差す少年の、そうせねばならぬ境遇が痛い。客演されている青☆組の大西玲子さんが素晴らしい。その力量は劇団公演で充分に感じていたけれど、別の場所で観ると改めて認識させられる。張りがあってよく通る声は芸術品。乳母の醸し出す優しさは郷愁と涙を誘う。体温を感じた。暴力の連鎖は痛々しい。ある種の「血」とも言えるだろうか。幼少期の体験は、人間形成に大きな影を落とす。嫌悪する体験が、やがて芽を出し支配する恐怖。生きること死ぬこと、そしてその意味。ゆっくりと反芻してみることにしよう。▶2日目。開場から30分も黒ネコのひとり芝居を楽しむ。これ贅沢な時間。笑いを堪えきれず、ひとりで笑ってます。みなさん、是非とも開場時間に入ることをお薦めいたします。捨てちゃだめだ」が胸に刺さる。猫であって、ボクであって。猫にも人間にも愛情が必要なんだ。誰かの所有物ではないんだ。ちゃんと自分自身を生きなくちゃ。▶黒ネコちゃんのトキメキ、戸惑い、受容、嫉妬、諦め…声なき声が聞こえた。嫉妬からの「ごめんね」の切なさが刺さる。白ネコちゃんのツンデレぶりも、あの色っぽさなら仕方ないよね。漱石がきんのすけに寂しさはずっと続くと諭す件から、高村光太郎の「この遠い道程のため」という一節が、今日はふと思い浮かんだ。養父母を指差すきんのすけ。そうせざるを得ない悲哀を、感情を押し殺すことで漂わせた百花さんは流石。黒ネコちゃんと白ネコちゃん、黒ネコちゃんときんのすけ。若林えりさん、中村梨那さん、百花亜希さんの、劇団員の絡みはやはり感情の受け渡しの密度が格段に濃い。素晴らしいなぁ。次回公演まで、じっくり反芻しよう。

15 Minutes Made Volume12
Mrs.fictions
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/07/08 (水) ~ 2015/07/14 (火)公演終了
満足度★★★★
いまさらですが
書き忘れましたので
Mrs.fictionsさんの2か月連続復活公演の第一弾でしたが、第二弾の感想を先に書いてしまったので、結果分かってからのコメントですが、劇団の特色やレベルの差はあるにしろ、この企画をこの値段でやっていただけるのは、本当に有難くいい機会だと思います。
Volume12の6団体は、役者さんは観たことあっても劇団としてみるのは初めての団体さんが多かったので、とてもいい機会になりました。
継続するのは大変そうですが、出来るだけ頑張ってほしいと思います。

The River
公益社団法人日本劇団協議会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/02/19 (木) ~ 2015/02/26 (木)公演終了
満足度★★★★★
プレヴュー
スゴイものを観た。この興奮をどう伝えればいいだろうか。関越道を往復4時間かけての観劇。帰路はいつも仮眠をとるのだが、今日はドライブインで1時間超の休憩をしたものの、興奮していて仮眠できなかったくらいだ。今年、これを超える作品に出会えるだろうか。効果スタッフが超一級だ。まず音響の腕前に鳥肌が立つ。音のいいコンサートホールでも感じたことのない音だ。靄のかかったような籠った音。霧が晴れた後の抜けるような青空に通ずるクリアな音。それらはまさに、山間の清流にある音だ。あの音世界の中に身を委ねてみてほしい。照明も素晴らしい。公演フライヤーをよく見ておくことを薦める。それが目の前に現れる。大きな器に入った水を突き抜けて、天井で踊るいくつかの光の輪が幻想的な美しさにクラクラする。作品世界に倒錯していく感覚に陥る。モデルを怪しく照らすキャンドルの明かりも効果的だ。キャストは4名。でも観客の頭の中にはたくさんの美しい女性が浮かび上がる。男が釣り上げたのは鱒なのか、それともオンナなのか? 鱒を見事な手さばきで調理したように、オンナを調理しているのか? 猟奇的な物語なのか? よくある男女の駆け引きか? 目撃してほしい。ミステリアスで官能的。視覚的にエロティシズムを感じるわけではないが、エロティックで大人の作品である。オトコが磨き上げてきた罠。彼は何を求めているのか。オンナは罠にかかったのか。騙しているのはオトコかオンナか。オトコは餌を使わずに疑似餌で勝負する。釣るのは?岡本健一さんは本当に素晴らしい舞台俳優だ。初めて魚を釣った時の記憶の独り語りの熱量はハンパない。また女優陣の南沢奈央さん、鬼頭典子さん、森尾舞さんの美しさに見惚れる。そして青木豪さんの演出は、グリングの活動時よりもキレ味が増した気がする。

マーキュリー・ファー Mercury Fur
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2015/02/01 (日) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
白井マジック
死の恐怖と、生きる恐怖。絶望の淵で、もがき苦しむ。常に選択を迫られ、愛するが故に混乱する。人間は常に駆け引きの中に身を置き、欲望を満たすために罠を仕掛ける。汚れた場所と汚れた人間を焼き払って一掃することと、散らかった紙を掃除することが重なって恐くなる。こんなに舞台を広く感じたことはない。客席を使う演出はたくさん観ているが、物理的な劇場の壁の向こう側までがリアルな舞台として脳裏に立ち上がった。そして、自分がその舞台の中に作品の中にいることを感じさせられる。作品世界にあっという間に呑み込まれた。客席すべてを演技エリアにする白井晃さんの演出は、大好きな『4』でも観られた。あれも、ここシアタートラムで上演された作品。シアタートラムと白井晃さんの演出という組み合わせ、もう外すことは出来ない。

いつかエンドロールで
20歳の国
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
千秋楽
青臭い。その青臭さの安定値は裏切らない。得意のカラオケシーンがふんだんに盛り込まれていた。ずっと片思いしてた異性の友達と一線を越えるチャンスの葛藤。いい奴でいるためにとどまったのに疎遠になる切なさが痛い。名言「友情とは、愛情より確かめづらい」。頭の中は性でいっぱいの高校生。一緒にいるだけで楽しくて幸せという若さが羨ましい。ノスタルジックな甘酸っぱい作品だった。で、やっぱり湯口光穂さんがエロかわいい。