座・高円寺 冬の劇場26 劇作家協会プログラム DULL-COLORED POP vol.15
座・高円寺 冬の劇場26 劇作家協会プログラム DULL-COLORED POP vol.15
座・高円寺 冬の劇場26 劇作家協会プログラム DULL-COLORED POP vol.15
実演鑑賞
座・高円寺1(東京都)
2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日) 公演終了
休演日:2/10
上演時間:
公式サイト:
http://www.dcpop.org/stage/next.html
期間 | 2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日) |
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劇場 | 座・高円寺1 |
出演 | 東谷英人、塚越健一、中村梨那、堀奈津美、百花亜希、若林えり(以上、DULL-COLOREDPOP)、大西玲子(青☆組)、木下祐子、西郷豊、榊原毅(三条会)、佐藤誓、西村順子、前山剛久、山田宏平、渡邊りょう(悪い芝居) |
脚本 | 谷賢一 |
演出 | 谷賢一 |
料金(1枚あたり) |
3,000円 ~ 4,000円 【発売日】2014/12/14 一般 4,000円 / U-25 3,500円 / プレビュー公演 3,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 2月5日(木)19:00…★ 2月6日(金)19:00…★ 2月7日(土)14:00/19:00 2月8日(日)14:00 2月9日(月)19:00…☆ 2月10日(火)休演日 2月11日(水)14:00 2月12日(木)19:00 2月13日(金)19:00 2月14日(土)14:00/19:00 2月15日(日)14:00 ★:プレビュー公演 ☆:アフタートーク(谷賢一×夏目漱石)あり |
説明 | 「吾輩は、夏目家三代目の猫である。名前はやっぱり、ない。初代はともかく、二代目、三代目と名前をつけぬ。家人も誰も構ってくれない。放っといてもらう方が気が楽だから不満があるでもないのだが、一体全体、飼う気があるのか、甚だ疑問だ。 この間など、よしここは一つ愛玩動物らしいところを見せてやろうと、主人の膝の上で甘えてみた。すると「抜け毛が酷い、病気だろう。クロロホルムでも嗅がせて殺してやった方が苦しまなくて幸せだ」などと言う。全く人間ほど不人情なものはない。殺されるのも癪だから、せっせと食事し運動して病気を治した。すると今度は主人の方が体を壊して寝込んでしまった。どうやらそろそろ死ぬらしい。身勝手な奴である。 胃病だから食事を控えろと言うのに、人の目を盗んで布団を這い出て、戸棚からジャムを舐めたり、お見舞いの饅頭を盗み食いしたりと子供のようだ。そうして隠れて食っておいて、五分と経たず血と一緒に吐き出して、余計に体を弱らせている。ご夫人が心配してたしなめると、怒髪天を突く勢いで怒鳴り散らす。弱っているので怒鳴るだけだが、吾輩はよく知っている。昔はよく殴っていたものだ。ご夫人や、子供らを。 こんな奴でも死ぬとなると、先生、先生と言って人がぞろぞろ集まってくる。誰も彼も、この男の正体を知らぬらしい。日本を代表する国民的作家、漱石先生と呼ばれているが、何のことはないただの人だ。いいや、人より、さみしい人だ。誰よりもさみしい、一人ぼっちの。そこは吾輩が一番よく、知っている」── 知ってるようでよく知らない、夏目漱石の人となり。三十代半ばで文学者に転身し、孤独、軋轢、すれ違い、そして三角関係の恋を描き続け、どうにかこうにか「さみしさ」を生き抜いた心の奥底を猫と一緒に覗き込む、DULL-COLORED POPの最新作です。 |
その他注意事項 | *未就学児童入場不可 |
スタッフ |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー6
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