
あたらしいエクスプロージョン
CoRich舞台芸術!プロデュース
新宿シアタートップス(東京都)
2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い。
一人複数役を演じ、目まぐるしく展開していく。
これは正に舞台劇ならでは。
また劇伴がとても良い。
電子ピアノの劇伴、音の薄さは全然かんじなかったです。

劇場版 ツインルームス
丸福ボンバーズ
APOCシアター(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
すばらしかったです。ほんと、いろいろ素晴らしかったです。まず蛇足ですが、劇場がすばらしかったです。APOCシアターには初めて訪れましたがすごく素敵な劇場です。時間があれば1Fの茶店というかバーでまったりしたかったです。劇場そのものも舞台と客席がめっちゃ近く音響もよく小劇場の中でもダントツにいい雰囲気のところですね。で、舞台ですが、話のテンポもよく中だるみすることなく観劇できました。で、特筆すべきはバンドのレベルの高さです。男性ヴォーカルと女性ヴォーカルのツインヴォーカルもすばらしかったですが、なにげにベースが激ウマでした。途中リードギターがはけてベースがリードをとったところがありますが、なかなかいいフレーズで「おお!」と思いました。あと、最後の曲で奥さんがヴォーカルをとったときにも「おお!」と思いました。もしかして声楽家とか…と思いました。バンドのレベルがめっちゃ高くバンド単体でも観てみたいと思いました。できたらカバー曲ばかりのバンド演奏も聴いてみたいなーと思いました。

みのほど
吉祥寺GORILLA
劇場HOPE(東京都)
2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/12/04 (木) 14:00
一言で表現すれば「吉祥寺GORILLA版TOKYOタクシー」、目的地に着くまでの間にタクシー運転手が聞く女性客の身の上。
物語自体はオーソドックスだが、語り口/構成、人物造形などで飽くことなく見せるのはさすが。
極めて簡素で組み替えたりもしない舞台美術なのに照明その他により様々な場を表現することも加えて「これぞ舞台演劇表現!」な仕上がりにホクホク。
【オマケ】
本作の映像化を想定した妄想キャスティング
夏目英梨:上白石萌歌
夏目茉莉:上白沢慧音
豊田宗一郎:福士蒼汰
有沢健一:笠松将
船山昇:小日向文世
岡田正行:赤ペン瀧川
P:佐藤隆太
ナオ:橋本環奈
曽根咲:北川景子

横浜ヶ国
雀組ホエールズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
過去に観た雀組ホエールズは、たまたまなのか、もっと狭いスペースでの公演ばかり。そのスペースに結構な人数がいて、そのさばき方に面白さがある劇団という印象を(勝手に)持っていました。その点だと今回の舞台は、観ていて少々違和感もあったのですが、結果的にはそれも含めて楽しんだといったところ。

The Sunrise House
演劇ユニットfunnyroom
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
旗揚げ公演、とても面白かったです。
悩みや心に傷を持った女性達が暮らすシェアハウスを描いた作品でしたが、心に沁みました。
女性同士って分かり合えるし、いいものだなぁと、しみじみ思いました。
もう一つの家族、もう一つの帰れる場所、素敵な人間関係を描いていました。
役者さん達は、それぞれの登場人物を好演していて魅力的でした。
前向きになれ、心が温かくなる素敵な舞台でした。

横浜ヶ国
雀組ホエールズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観劇してきました。今のご時世がそのまんまで、めちゃ面白かった!
映像でなく、小劇場だからこそのお話。セリフもパンチが効いてて心で大爆笑。真面目に日本の近現代史が復習できるのに笑える。高校生とか大学生とか見たらマジではまると思う。
この舞台が初舞台というお三方がいて、びっくり。
どの方もさすがの方ばかりと思っていたので、ほんと役者さんてすごいなぁ。

パーク
甲斐ファクトリー
シアター711(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

パーク
甲斐ファクトリー
シアター711(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日を拝見。何の変哲もないありふれた公園で起こる人と人の一期一会を通して描かれる痛切。華5つ☆。必見。。追記後送

幻魔怪奇劇「DGURA MAGRA―ドグラ・マグラ-RE/再演」
PSYCHOSIS
「劇」小劇場(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/12/10 (水) 19:00
見損ねた旗揚げ公演の再演だが、爆音の音楽と激しい照明も含めてとても面白く観た。(6分押し)104分。
スタイリッシュなアングラ、と呼んでいるユニットが夢野久作の奇書に挑んだ旗揚げ公演を見損ねたことが一生の不覚と思っていたが、再演で観ることができた。原作に2度ほどチャレンジしたが読破できないほどの奇妙な作品。精神病院で目が醒めた男は記憶を失っていたが、医師と看護師が現われ、さまざまな回想や幻想的なシーンが続く。そもそもの戯曲は月蝕歌劇団の高取英が書いたわけだが、一定程度分かりやすく展開されており、これを旗揚げに選ぶ構成・演出の森永理科の判断がまず凄い。スタイリッシュが舞台上のムーヴィングが爆音の音楽や激しい照明と相まって、ある意味とてもお洒落な作品になっている。
この劇団は、開演前の並びや場内の誘導を役者陣がやるのだが、そこからして芝居の感触を感じさせてくれるところも良い。推しの大島朋恵が誘導を巧くやってるのを観るのも楽しい。

つか版・忠臣蔵2025
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2025/12/09 (火) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
血気盛んな勢いの初演52回目公演から安定の再演80回目公演
満席の紀伊國屋ホールに観劇者が求める信頼を味わえる芝居でした
お時間ある方はぜひ

わたしは太陽
ももちの世界
テアトルBONBON(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かった。『アクアマン』や黒木和雄の『原子力戦争』、TRASHMASTERS風味まで詰め込んである。太陽光発電の闇を探る平吹敦史氏、行く先々で待ち構える謎の男(内田健介氏)の展開は岡本喜八&佐藤允のノリ。海底の人魚王国から日本のエネルギー政策の闇を撃つ。ファンタジーTRASHMASTERS。
海底深き人魚の王国。東の人魚王(内田健介氏)は家臣の亀(平吹敦史氏)に怒り狂っている。海の恒久平和の為に西の王国の王子と娘(鈴木美緒さん)との縁談をまとめたのに、式の当日に娘は失踪。亀はお目付け役だった。結婚が嫌な17歳の鈴木美緒さんは人間になった姉のもとに家出する。地上にある島では村長(内田健介氏)の息子(喜田〈きた〉裕也氏)と妻(桜まゆみさん)が平和に暮らす。危険な原発を廃炉にしてクリーンエネルギーである太陽光発電を導入する為に活動している。
低予算ながら衣装や小道具が洒落ている。亀の背負ったハードシェル・リュックもカッコイイ。殆どのファンタジー・シーンを影絵で表現。これがとても良い。
キャスティングがズバリ当たっている。
主演の鈴木美緒さんは元NMB48の誰か(加藤夕夏?)っぽい。最初から最後までゴリゴリの関西弁で突き通す。可愛い。
桜まゆみさんは声がさとう珠緒、表情が吉高由里子っぽい。一々魅力的。
内田健介氏はノリノリ。この劇団の本体。
三井田明日香さんも好アシスト。
MVPはディベートの達人、谷本ちひろ氏。声がとても良かった。
セコイアの森に住む魔女役で峯素子さんが出演。
作家の持つオリジナリティと社会への問題意識が妙なバランスで嵌まって面白い。
是非観に行って頂きたい。

横浜ヶ国
雀組ホエールズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
雀組ホエールズさんの舞台はいくつか見たことがありましたが、私が見たのは深刻なお話ばかりだったのでこんなに笑ったのは初めてです。
初日のせいか受付、開場が手間取り開演も押してしまったのですが、阪本さんと東さんが前説もどきに登場して場を持たせようとがんばっていました。
横浜を独立国にというのが実は文春砲から始まって・・・

PANGEA
Muse of Soul
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/12/08 (月) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Team Soul を見ました。
面白かったです。
実はどんなお話か気になってフライングしてしまいました。過去公演を検索していたらレビューに辿り着いて、ついつい読んでしまったのでした。そうか・・・見ない方が良かったかもと思っていましたが、ツイッターの予告編にそれらしいことが出てきたので、このくらいなら知っておいても大丈夫かな?

パーク
甲斐ファクトリー
シアター711(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
杮落とし観劇
あり得そうなシチュエーションで
何の変哲もない普通の公園のベンチを
中心に日常? が描かれておりましたわ
全席自由の1時間45分の作品

パーク
甲斐ファクトリー
シアター711(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日を観劇。やられました!今までとは違うテーストで劇は展開し、これはこれで面白い!甲斐氏の守備範囲の広さに脱帽です。
以前のドロドロとした闇は、日常の中に忍び寄り、かえって恐ろしさがリアルに感じられました。
今年の12月に、この劇に出会って、今年の「私のベストテン」を組み換えしなくてはならなくなりました。罪なことをしますね。
毎回思うのだけど、トラ丸さんは素晴らしかった。市役所の二人は面白かった。
リピート割引があるそうなので、もう一度行きます!!

パーク
甲斐ファクトリー
シアター711(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
主に近所の住民が利用している公園の一角
噂話の場や自己没入の場、いろんな意味で人間観察する絶好の場として舞台は展開
この人達に何か邪悪な事件が・・・というイメージがあったのだけれど、こぼれ出る人間性とちょっとずつ出来上がっていくコミュニティの面白味がコミカルでもあり、どうやらイメージしていた方向性とは違っているよう
でもこっちの方が好みかも
誰もがそれぞれに持っている心の闇、毒の部分がじんわり効いてきて、いい感じに痺れる
哀しみが恐怖に接触するピーク
この人物がまた違ったタイプであったなら来たるエンディングはもっと苦々しいものであったかもしれないけれど、しんみり受け入れられる感じ

パーク
甲斐ファクトリー
シアター711(東京都)
2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

「驟雨」「屋上庭園Ⅱ」
やしゃご
アトリエ春風舎(東京都)
2025/12/07 (日) ~ 2025/12/08 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
料金が安いのでリーディングかとほぼ決めつけで観劇に参った所が、ガチ演劇。稽古もがっつりやっただろう。
岸田戯曲を現代を舞台に変えて上演。ただし照明は地明りのみ、音響は無し。(「驟雨」では最後に雨が降る印象的な場面が来るが、流石に入れたかったろう雨音も入らず。)
二演目とも、岸田作品上演でよく目にするタイトルだが内容は不知。なので優れた翻案と思えたがどの程度遊んだのか不明。後で答え合わせしてはみたい。
もう一つの驚きは、役者の演技の精密さ。大胆に遊ぶ演技・演出もあるが、岸田戯曲が要求するものでもあるか、互いの心情の微細な変化が、役者の佇まい、細やかな仕草、目線、表情等等を通して見える。現代口語には青年団系の俳優(演出?)は流石、と思わせる。台本と、役者と、頗るクオリティが高い。
同様の試みを今後も展開したい意思表明あり、カンパ要請もあった。継続に期待。

カタブイ、2025
名取事務所
紀伊國屋ホール(東京都)
2025/11/28 (金) ~ 2025/12/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
三部作となった「カタブイ」、初回は沖縄本土復帰50年に因んで各所で組まれた幾つかの公演の一つだったが、第二弾を経て第三弾と来た。三作の共通点は、「沖縄」を叙述する舞台として、沖縄本島のとあるサトウキビ農家の家族とその(確か二作目以降は収穫時期にのみ使われる)家屋。娘が東京での大学生活を終えて里帰りしたのを追って来た青年を「沖縄にとっての他者」として迎える交流を軸とする。二作目、即ち沖縄県民二十万人を抗議集会に集めた米兵少女暴行事件の1995年でも、23年振りに男が彼女を訪ねて来た日々に起きるあれこれを通して沖縄の問題を炙り出す。そして三作目、再び老体を抱えてこの地を訪ねたかつての青年の滞在期間を通して、2025年現在の沖縄を切り取ろうとするものだ。
もう一つの共通点は、キャストに沖縄人の演者を配し、ウチナーの本格的な音曲が披露される事。
本作。2025年とは、2000年以降顕著になっている沖縄・南西諸島の不気味な程積極的な軍備拡大と、それを後追いする(必然化する)かのような対近隣への世論(私には全てが盧溝橋のよう自作自演に見えるが)の喧しい今であり、何らかの目標に向かうプロセスである。
従って、物語の終わりはない。演劇作品としては完結しても。私の予想では、作者は(私が想像する人であるならば)早晩の内に続編を書きたい衝動に苛まれるだろう。その理由は沖縄を含めた日本の状況つまりは「悪い状況」が、今後改善される兆しが皆目見えないから。
勿論そうならない事(作家内藤裕子に執筆への負の衝動をもたらさない事)を望んで止まないが。

うかうかと終焉【名古屋大学劇団新生】
名古屋大学劇団新生
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2025/12/06 (土) ~ 2025/12/07 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/12/06 (土) 18:00
これは、映画のリメイク版なのでしょうか?
長年住み慣れた大学の寮が
取り潰しになってしまう最後の5日間。
寝起きを共にし、皆気心の知れた仲間だと思っていた。
でも、本当は違った。
荷物をまとめ、一人去り二人去りしていく中で
最後にそれぞれの思いをぶつけ合う寮生たち。
確かに世の中って
問いに対していつも答えが用意されているわけでもないし
その答えを鵜呑みにして素直に受け取れるというものでもない。
答えのないまま、わだかまりを抱えたまま
これから新しい道を模索していかなければならない彼ら。
今どき、『青春』なんて言葉を使うとダサいなんて言われそうだけれど
これもほろ苦い青春の1ページなのだと思いたい・・・