最新の観てきた!クチコミ一覧

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Starting Over

Starting Over

“STRAYDOG”

ワーサルシアター(東京都)

2018/04/29 (日) ~ 2018/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチーム観劇してきました!チラシの写真のイメージでいったら予想と全く違う展開でした

イケメン祭りと書いてあるので恋愛ものなのかなと勘違いして

女性陣がイケメンな女性の方が多くて仕事帰りでも気軽に見れてよかったです

殺しの神戯

殺しの神戯

虚飾集団廻天百眼

ザムザ阿佐谷(東京都)

2018/02/25 (日) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/26 (月) 19:00

それを手中に収めれば強大な力を得るという赤子→幼女→少女→乙女と急成長する禍々しいナニカを護送する業界ナンバー4の女殺し屋・サロメに次々と襲い掛かる同業者たち……な内容は昭和中期・映画全盛期の日活無国籍・無時代アクションと東映の妖術なども使う時代劇を混ぜ合わせて貸本漫画の胡散臭さ(笑)も加えて現代(?)テイストに仕立て上げたような感覚(既視感多数なるも具体的に思い当たらず)、これぞ21世紀のアングラ芝居!神道・キリスト教・仏教方面の雑学があるとより楽しめるかも?

登場人物たちが地獄らしき所など複数のヘンテコな世界を巡るので次第に「ココハドコ?」状態に陥るとともに、フト「もしかすると観終わって劇場から出たら以前と違う世界に出るのでは?」などと思った。
また、ヘンテコな世界を巡ることで地獄から逃れ出た先もまた地獄、を表し、地獄とは何か?現世もまた地獄ではないか?と問うているような気も。 

他に自分に馬乗りになり腹を裂いて内臓を引きずり出す相手を体内に取り込み、赤子として産み出す(!)場面の装置のギミックや、サロメが地獄(?)から脱出する「切れない蜘蛛の糸」のような場面などが印象的。

なお、いつもより血糊が控えめと思ったら、久しぶりにポンプを使わなかったそうで……(笑)

【勝手にキャッチコピー】
「殺し屋たちのドグラ・マグラ」
「ニッポン黙示録」

シキ

シキ

muro式

栗東芸術文化会館さきら(滋賀県)

2018/04/29 (日) ~ 2018/05/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

muro式.10「シキ」観てきた!
なんて面白い舞台演劇なんやー!めっちゃくっちゃ面白かった!こんなことなら早く知っておくべきやった。なんでこれで最後やねーん!間違いなく今年で1番笑ったなー!こんなに涙が出るほど笑ったん久しぶり!もー、ムロツヨシ節炸裂!もっと好きになった!
まー、天丼につぐ天丼!そして、カオス!最高。ほんまどこからどこまでが脚本なんやろー。脚本かアドリブか分からんあのときの演技が1番好き。ほんで今までずっと笑わせてきたのに、最後のやつはほんまズルい。緩急よ。ムロさんは、あの2人に本心も込みで言ったんやろなぁと。
ほんまは大阪公演のチケット取る予定で、忘れててなくなく栗東公演に行ったけど、栗東で良かった~!なんせ最後の演出が今日までらしいし、超エモかった。買う気なかったけど、あまりにも良すぎたので、グッズも買ってお金も落としてきた!あーほんま最高やった!また別の形で舞台観られると良いなぁ!

Starting Over

Starting Over

“STRAYDOG”

ワーサルシアター(東京都)

2018/04/29 (日) ~ 2018/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

タイトル「Starting Over」…若者の希望と不安はある出会いによって明確になり、力強く人生を歩き始める、そんな応援歌のような公演である。
逃避したい気持を変える転機となる出来事をコメディタッチで観(魅)せる。
(上演時間1時間30分) 【Aチーム】

ネタバレBOX

舞台セットは、山梨県の大月にあるアパートの一室。和室6畳、中央に小さい丸卓袱台。正面に押入れと天袋が見える。上手側が出入り口、奥に通じる廊下。下手側は窓・カーテン、そして別スペース(ベランダ風)が設えている。

梗概…この部屋を借りようと不動産屋と一緒に来た若者・大田茂樹が、敷金・礼金が払えず何とかならないか交渉するところから物語は始まる。茂樹には霊感があるらしく、この部屋にいる霊を感じることが出来る。そこで地縛霊(イメージ的には自縛霊)・(生前名)小菅陽二の存在を不動産屋に示すことが出来れば金銭面の配慮をしてもらえることになった。そこで巻き起こるドタバタ騒動が、いつの間にか茂樹の部屋を借りることになった理由、霊・陽二のこの世での未練が浮き彫りになる展開へ変わる。この部屋には陽気な地縛霊が何体かいるが、そのキャラクターが時代、性別等に関係なくユニークである。

茂樹は恋人から結婚を意識していることを聞き、何者でもない自分が本当に相手を幸せに出来るのか。その迷いと自信のなさが見知らぬ街(自分を知る人がいない場所)での暮らし。自己逃避のような行動であるが、いつの間にか弟や友人、さらには恋人まで訪れる始末。
一方、陽二は生前に付き合っていた彼女が、まだ自分のことを想っているのでは…彼女には自分を忘れて新しい人生を歩んでほしいと願う。その気持を伝えるため、茂樹に彼女をこの部屋に連れてきてほしいと頼む。
生身の人間と空身の霊、それぞれの思いを遂げるために起こすヒューマンコメディ。もう少し物語に深みがあると好かった。

総じて若い役者が一生懸命演じている、その熱量は十分伝わる。しかし感情表現が演じるというよりも役者自身が前面に出ていたように観えたのが残念だ。
物語にある人間の弱さ優しさが滲み出るところは現実。一方、時代を超越した女霊、戦時中の兵霊、自傷する女霊などは仮想現実空間であり仮想人格を構築している。その異なる世界を交差し成長する様へ変わっていく。そんな心情が観えると好かったが…。
明るく前向きな姿に励まされる。巣立つ若者が多いであろうこの時期にピッタリの公演である。

次回公演も楽しみにしております。
『無名劇団×中野劇団』

『無名劇団×中野劇団』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/05/01 (火) ~ 2018/05/01 (火)公演終了

満足度★★★★

豪華二本立て!!無名劇団は、演技最高で、中野劇団は笑わせてくれました!

青春超特急

青春超特急

20歳の国

サンモールスタジオ(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

登場人物それぞれの青春3年間、自分の体験に近いものや、出来なかった事、いろいろな想いを感じながら観させてもらいました!今回は時系列をシャッフルしての演出、よかったところと、そうじゃないところもありましたが、その先に興味を持たせるという点では効果的だったのではないでしょうか⁉︎卒業公演という事ですが、この先の新たな展開、期待しています!

~ラビット番長ノワール短編集~

~ラビット番長ノワール短編集~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

A「RS」、B「夜明けの歌」、C「パンジーな乙女達」3作品とも観ました。

「RS」:アトリエ公演でも観ていたので広い劇場に場を移してどんな作品に仕上がるかを楽しみにしていました。
結果としては特に足されたものは無く、少し物足りなさを感じましたが、作品自体は変わらず面白かったです。

「夜明けの歌」:これぞ黒ラビットな作品。穏やかそうに見える日常から、仮面がどんどん剥がされていくように結末へ向かっていく様は、誰しもが持ってる心の闇を暴かれていくようでした。
衣装などで誤魔化さず世代を代えたり、演じる上でも難しいと思われる作品なだけにキャリアの差は否めないかな。

「パンジーな乙女達」:外部でも公演されていて唯一完成された作品に思えました。ノワールとは違うとても切ない愛の物語です。楽曲も良く、ラビ番でも珍しい女性キャストだけの作品なのも良かったです。3作品で一番好みな作品でした。

ほぼラビット番長初参戦の役者を起用し、賛否が分かれるだろう作品を集めたノワール公演でしたが、この公演自体が実験的な要素をはらんだものだったのかな。

裏方としてスタッフワークに徹していたラビット番長のメンバーの皆さんは相変わらずご丁寧で、今回も気持ち良く観劇することができました。
ありがとうございました。

渦中の花

渦中の花

room42

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/04/24 (火) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

美しい、ひたすら美しい芝居でした。
烏丸棗という人は、本人は嫌がるかも知れないけど
はるか昔、岸田理生の作品を観て心ごと持って行かれた、あの感覚を
思い出しました。
これからも自分のために観て行きたいと思います。

ラスト・ナイト・エンド・ファースト・モーニング

ラスト・ナイト・エンド・ファースト・モーニング

悪い芝居

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/04/26 (木) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

悪い芝居も何回目かな?
一番良かった気がする。心にぐっと来た。

渇生

渇生

HIGHcolors

「劇」小劇場(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/27 (金) 19:00

座席1階2列

「渇生」ですね。よい造語だと思います。
父親は生まれてくる娘のために、急ぐ車で2歳の子供を轢いてしまいます。
彼はその贖罪に一生を捧げようとします。その娘は24歳になっていますが、数年前に愛する夫を交通事故によって奪われます。
加害者である父と、被害者である娘。その重層が舞台全体に重い空気を漂わせます。

舞台の区切り方が絶妙ですね。
阿久津さんの部屋はやはり、阿久津さんの立位置としては必要ですし、センターを区切る道路はとても有効に使われていました。

阿久津さんと柊家の養子が、同じところで交通整理員をしている冒頭から、人間世界の因縁を感じさせます。

案外、柊さんの息子の直樹さんが、よいアクセントになっていました。
自分がいるじゃないか、いつまでも亡くなった実の息子に思いを馳せる母親に対していら立ちもあったでしょうに。それだからこそ、母親を受け入れたいという想い。
ラスト近く、阿久津さん夫婦と、柊さん夫婦の会話の中で、居場所のないように立ち続ける彼は、その因縁の結末を観たことで救われたのかなあ。

ネタバレBOX

柊さんが阿久津さんの頭にビールをかけて、その後、自身の頭にもビールをかけるシーンは印象的ですね。2人の悲しみを洗い流すような、よい演出でした。男親同士の気持ちをうまく交感させていました。ビールを買いに行かせる場面、まさかビール飲みながら話をしようというわけでもないだろうし、そんな演出だったら嫌だなあ、と思いつつでしたから、とてもよい意味で裏切られたな、と思いました。
息子の直樹さんも、そうした予想をしたでしょうに、それでも素直に買ってくるところに彼の親への実直さと一途な性格を見せましたよね。
柊さんも、息子の気持ちを一旦落ち着かせようという意図も読み取れます。

ラストの父と娘の邂逅は、あの道なしには成立しませんね。
ダム・ウェイター

ダム・ウェイター

Prayers Studio

Prayers Studio(東京都)

2018/04/28 (土) ~ 2018/04/28 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/04/28 (土) 18:00

「不条理」とは何か?
座談会で1つのテーマになっておりましたが、私は日常とか慣習、普通とか常識といったものが突然に(あるいは暴力的に)外される、取り留めのない恐怖だと思います。言い換えると、つい先ほどまで何の意識もせずに、体を任せてきた椅子が、突然外されてしまったことが、トラウマになるような、非常な居心地の悪さ。

この舞台、はっきりと前半と後半に別れていて、前半はベンとガスの取り留めのない会話劇、後半はダム・ウェイターを介して展開される2人の行動劇。

前半の会話劇は、ただただ怖い。イラつくガスとそれを受け止めながら、極端な反応と全き無反応を繰り返すベン。彼らは、殺し屋でその指示を待っているということが、次第に判ってくる。だけれど、彼らの言葉と行動のズレは、おそらく何かを知っていて、何かを知らないことによるズレだということにも気付いてくる。
だから、この会話がやたらと居心地が悪い。フラストレーションが溜まり始めたころ、
ダム・ウェーターが動き出す。

ネタバレBOX

ガスがお湯を沸かそうとしたら、ガス欠ってシャレ?(両方ともGAS?)
「やかんに火を点ける」は正しい表現なの?
11歳の男の子が猫を殺したの?実は8歳の女の子が殺したの?
87歳の男は、なぜトラックの下に潜ろうとしたの?
なぜ2人に、ベッドがあてがわれているの?

なんて思っていたら、
なぜベンは、忖度しながら注文と異なる食物を階上に送ろうとするの?
ガスが持参した飲食物が、やたらと腐りかけたものばかりなのはなぜ?
ガスはどうして、階上にサラダとビールがあると思っているの?
ベンとガスの殺しの手筈は、何を想定して交わされているの?

などなど、わーっと訳わからない、と思っていたら、殺しの指示がきて、、、、
不条理劇は疲れるなあ。



~ラビット番長ノワール短編集~

~ラビット番長ノワール短編集~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/04/27 (金) 14:00

座席1階E列10番

「黒い」「白い」と分けるよりは、ラビット番長の作劇の幅を証明するような舞台でしたね。

ただし、3本のうち2本組というと、どうしても1本観れないのが出てくるのがもったいない。こうした構成をしている舞台がたまにあるけれど、何ででしょう。作る側としても、せっかくだから全ての作品を観てもらいたいでしょうに。

リピーター狙いとしても、リピートしたいか否かは不透明ですしね。

さて作品ですが
「RS」
いろいろと不明瞭な点があるというご指摘がありますけれど、私的には好物です。真実は、、、という点では、ラストのオチは十分に効いていると思います。ただ、オチがあるにもかかわらず、どうしてあのようなロールプレイングに繋がっていったのかを少し解明はして欲しかったかな。(ヒントはあったようなのだけれど)

「パンジーな乙女たち」
妻を忘れさせた女性とは、あの中の誰なのでしょうか。妻を最後まで後ろ向きにさせておく演出はよかったですよ。「振り返る」という行為に意味が出てきますので。

ネタバレBOX

「RS」
1人だけ前夜外出ができたのは、彼だけが一般人だからなのね。
でも、本来受刑者である彼らが、どうしてタバコを持っていたのだろう。汚職事件に関与していたあの2人も、この機に共謀を図ることも考えれば、かなり警察側にしてもハイリスクでしょう。
ここで演じられる事件は、すでに解決済なのだから(それを全く事実と異なる形で演じさせる意図が不明瞭)、何もリスク冒してまで演じさせる強い理由が欲しかったかな。
それでも、こうした話は好物なので、今後もこうした作品にどんどんチャレンジしてください。

「パンジーな乙女たち」
私「バンジー」だと勝手に思っておりました。めちゃくちゃ危ない女性たち、というような意味で。
妻が、敢えて夫が愛したであろうと思われる女性たちを一か所に集めた意図が、単に自身のラジオを聞かせるだけでとすると、かなり意図が弱いですね。ドラマチックではあるけれど。妻を忘れさせた女性が誰なのかを特定するような強い情念と罠が欲しかったです。でないと、あのまま日曜の女以外が帰ってしまえば、物語終わっちゃうし。
あの男性が小説家ということを知らない女性がほとんどのようでしたから、ラジオのDJがその妻だとは判らないことも、大いにありえたわけで。
妻が、DJをやろうとした訳、「がんばれ」を口癖にしている訳なども、もう少し味付けとしてあったらよかったのでは。

まあ、ちょっと難癖付けましたが、今後も黒いうさぎさんを、どんどん出してください。楽しみにしております。

婚約観察バラエティー ぽきのり

婚約観察バラエティー ぽきのり

ポッキリくれよんズ

東演パラータ(東京都)

2018/04/29 (日) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

 サブタイトルに“婚約観察パーティー”と名づけてある。にゃんと40本ものショートショートを演じて1作品とする試みにゃのら!! ちよッとクリビツである。

ネタバレBOX

全体として、そのトーンは沈みがちである。それも当然だろう、エネルギー政策を見ても、教育行政や、文化政策などを見ても何のパースペクティブも無いだけならまだしも、展望を持とうと、或いは持ち得る芽が出ようとする度、これらをどんどん潰すことばかりに血道を上げているような愚か極まる「上層部」官僚、司法、マスゴミ、政治屋、最高裁等々の失態と詭弁、嘘、マヤカシと無責任をこれだけ毎日毎晩見せつけられれば、明るい未来の展望など持ち得るハズもない。にも拘らず若者達は、幸せを築こうと努力し、笑っていようと涙ぐましい努力をする。このことを観ているのは、辛いことであるし哀しい。年を重ねるとこんな風に悲観的になりがちなのだが、若者達は、それでも笑顔を絶やすまい。明日を掴もうと必死である。この懸命な姿勢が、爽やかである。
Eve

Eve

ファッションショー企画

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2018/04/27 (金) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

鑑賞日2018/04/27 (金) 19:00

価格1,000円

19:00の回(晴)

18:15受付、18:30開場。

ランウェイ(T字)を挟んで対面の客席、入口側(手前)の席へ。上手には大きな樹(葉は布で表現)。

ファッションショーは観たことはありませんが、劇団奇虫の「JAMBALL(2017/6@SOOO)」公演が近いでしょうか。隣駅(矢部)に用事があったこともあり、その前に寄ってみました。

18:58前説(スモークマシーン使用のためマスクの用意あり)。

19:04開演~19:52終演(フィナーレは撮影可)。

「Eve」は旧約聖書にあるイブのようで、最後に「8日」がありました。

演劇(会話劇)よりは身体パフォーマンスに近いような気がします。骨格となる枠組みがあるんだろうと思うのですが、すみませんそのあたりはよくわかりませんでした。

会場の空間的広がりに対してそれを埋め尽くすはずのランウェイ上の熱量が少ないように感じました。音と光の乱舞/沈黙と静寂の間合い、ここらのバランスもこの作品に必要な要素ではないかと。天井が高いのでどうしても「空間」を意識してしまいました。

じぶんさがし

じぶんさがし

RISU PRODUCE

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/04/27 (金) 19:00

 相変わらずの「いい話」にまとめてあった。とある劇団がオーディションで出演者を募集するところから始まり、公演の初日を迎えるまでの展開を描く群像劇。「芝居についての芝居」や「芸術についての芝居」はしばしば自己肯定劇になりがちなのだが、本作もその傾向がやや見られる。しかし、それほど嫌な感じがしないのは、いつもは出演する作・演出の松本が、今回は出演せず演出に専念したことで、客観性が保てたのかと思う。ただ、最後の映像は賛否分かれるところではないか。それと、病人を登場させて、そのエピソードを拾わないのはやや勿体ない。場面転換が全て暗転というのも、やや工夫が欲しいところではある。

~ラビット番長ノワール短編集~

~ラビット番長ノワール短編集~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★

たしかにいつもとは違うダークな作品で、笑いはなかった。惜しいのはキャスティング、というか役者の見た目がいかにも若過ぎて、学生演劇みたいな感じがしたのは残念(上手いとか下手という意味ではない)。

1984

1984

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/04/12 (木) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/04/20 (金)

1948年に書かれたこの物語が、今この時代にリンクする恐ろしさ。

思考することも行動することも全て監視され、制御されている。それに反したものは、消されていく・・・・。

全てのデーターが消され、人々の記憶からも消されていく、初めからそこにはいなかったことになる。



一人の男の思考の中にいるのか、それとも彼の住む世界に私がいるのか・・・繰り返される場面、台詞に不安になってくるし、恐ろしさが募ってくる。斜めの床に座っているような気分、ずり落ちそうになるのを必死にこらえているような落ち着かなさ。



今の私たちもネットを使うたびに監視されてるかもしれないし、テレビの報道は実際に印象操作ばかりしている。与えられる情報が真実とは言えないと、このところすごく感じています。

私たちに真実を知る機会は本当にあるのだろうか。



井上芳雄くんの体当たりの演技はすさまじかったし、追い詰められた人間はまさにああなると思う。

神農直隆さんの声が大好きなんですが、あの声でどんどん洗脳されていく・・・・・あせる追い詰め方が尋常じゃないんです。

大好きな声なのに、ものすごく怖かった。

ぞっとしたのは何気ない食事のシーンの繰り返し、リアルな演出も怖かったです。

最前列の席は、かなりハードでありました。



小川絵梨子さんの鋭い視点、見せ方の上手さ、客の追い込み方の上手さ、さすがでした。



肝が冷えた私です。



素晴らしく怖い舞台を、ありがとうございました。


空観

空観

ヒンドゥー五千回

座・高円寺2(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/26 (木)公演終了

満足度★★★★


日本ではないことは確かだ。
19世紀的装いの男女(民衆)が、私たちには理解しえない言語でやりとりしている。

イントネーションからいったら南米系(ポルトガル語)だと思う。だが、やや土着をも匂わせている。東南アジア系なのかもしれない。


こうした、「仮想の国」の、システマチックな共同体の中を、試験管を通して眺めるようである。

民衆が勤める工場、といったふうに描写は具体的だ。それは、討論のシーンにおける 沸き立つ発展途上性を合算して、よもや歴史の一部であるかのような錯覚を生じさせる。


「仮想の国」では、民衆が群れとなって牛となる。身体表現についても書きたい。システマチックな共同体の、もっとも「周縁」を生の人間が演ずるからだ。

現代舞踊だとは主張はしないところが これを特徴づける。


~ラビット番長ノワール短編集~

~ラビット番長ノワール短編集~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

チケットプレゼントをいただきましてBとC公演観てきました。
Bは結末におどろき、Cはノワール作品と聞きつつもウルッとした哀しい話でした。
白黒短編オセロ作品的なのも観たいです!

朝劇 西新宿「恋の遠心力」

朝劇 西新宿「恋の遠心力」

朝劇 西新宿

GLASS DANCE 新宿店(東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビルB1)(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2020/04/25 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/29 (日)

森田涼花さん出演、関谷真由さん出演、それ以外の3パターン観劇。
アンドロイド役が異なる3パターンを見ました。それぞれ個性があって面白いです。現在関谷真由さんと森田涼花さんが交代で演じていますが、雰囲気がまったく違うのが楽しいです。

ネタバレBOX

最後の、アンドロイド(あすか)がリセット後にメモリを見つけて悲しむシーン。
「本当はすべて覚えているが、忘れているふりをしている」と解釈しています。アンドロイド全体に人間全体が騙されている、と。「大隅さん」がアンドロイドであることを人間たちが知らない、ということもそのひとつで。

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