
ルーラースケーラー
劇団 夢神楽
ザ・ポケット(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
社会科学的な本を結構読んで来たので、自分の普段の感覚で観ていたら、ちょっと神話的な発想に足を掬われた。上演中だから余り詳しいネタバレはしない。観てのお楽しみだ。(尺は少し長めの135分、格闘シーンではアクションスター達の動きが良い)

伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
吉祥寺シアター(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
観終わってからこのあらすじを読むと、確かにこういうお話だったなあと思うのですが、こちらの予想を超える展開。それぞれのエピソードは可愛らしくてどこか可笑しいし、壮大な「時」の物語でもあるのに、小品のような手触りもあって愛おしくなる舞台。チラシの写真はそういうことだったのですね。

Assort Box vol.2
劇団乱れ桜
難波サザンシアター(大阪府)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

クシコス・ポスト
STEPS Musical Company
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2019/03/15 (金) ~ 2019/03/17 (日)公演終了

伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
吉祥寺シアター(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/25 (月)公演終了

伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
吉祥寺シアター(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/25 (月)公演終了

キャンパーズ シークレット
Oi-SCALE
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2019/03/19 (火) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
非常に深い内容の舞台でした。いろいろと考えされられ、一つの人生の在り方のような意味合いを持った舞台です。とても面白かったです。

宴もたけなわ。【当日券あり〼】
ひとりぼっちのみんな
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
安定の舞台でした。安定って褒め言葉ではないかもしれないけれど、いつも通り、帰る時には、いいの、いいの、明日も頑張ろうって、そして、もう一回観たいなぁって思えるものでした。

つむぎいと
参画自由
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
役者陣の熱演、ぼやけることのない物語の熱量、殺陣の鮮やかさ、どれをとっても素晴らしかった。
個人的には「山南さん」がツボ。こんな人に上司になってほしい(笑)

キャンパーズ シークレット
Oi-SCALE
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2019/03/19 (火) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
初の劇団を、数年ぶり二度目のサイスタジオで。密かに期待を膨らませていたがその理由は今思えば(以前来た時の朧ろな印象だが)作り込み自由で逆に大変そうな空間(一から仕立てなきゃならん)、既成のやり方に囚われない人達・・そんな連想をしていたらしい。
私の勘違いはOi-SCALEをもっと新しい集団だと思い込んでいたことで実は10年選手である。想像(勝手な想像だが)に反して時系列に進む比較的折り目正しいストレートプレイであった(ただし奇想な要素はある)。であるので、劇団色を明確に感知するに至らなかったが、展開や舞台処理に独特の筆致がある。作・演出の林氏が主要人物として出演もし、毎回なのか今回いきなりなのか型破りな手段も使い、しかし処理にはこなれた感もある。が一定レベルの劇団公演にしては(台詞量に比して)役者の噛みがやや見られ、本の上がりの問題か、稽古がうまく組めなかったか・・色々想像した。ストレートプレイとは言え組み立て方が見えない分、想像の羽が伸びる。
さて入場すると四角の舞台エリアが真ん中にどかんとあり、闇ではなく星明りの下に沈んでテントその他のキャンプグッズの数々が見える。エリアを囲むように客席があり、メインの正面に二列、サイドはメインに近い方から10席程度、一列。各自の席までは舞台エリアと客席を区切る低い塀の内側を歩く。キャンプのエリアに踏み入る感覚。林氏の語りからぬるっと芝居に入っていく。
青春謳歌した「あの頃」から20年経ったというから恐らくは今やアラフォーとなった仲間が集った、その物語を縦糸に、キャンプ場関係者やたまたま行き逢った人らが横糸に絡む。キャンプあるある的なマニアックな会話が効果的に挟まれ、キャンプ好きである林氏だけにディテイルに信憑性が生まれている。作劇の端々にちりばめた具体イメージがおいしい。
ただ、創作の出発点にあるのだろうと推察される「時間」への慨嘆、記憶の甘味さといった概念化・言語化の困難な感覚的要素を、軸に据えようとしている印象で、これは演劇としては難物に挑戦しているという他ない。そこから踏み出した後、本当は物語はさらに続いていくものではないか、などと考える。登場人物全てが十分に役割を遂げる作りになっているとは言えない憾みもある。
しかし都市生活者にとって「見なきゃ分からない」範疇である、山の夜がもたらす言葉にならない何か、例えばそれを探る感覚的思考を促すものは、このキャンプ場という設定、作り込まれた風景そのものにある。

「岸田國士傑作短篇選」
演劇集団アクト青山
演劇集団アクト青山・烏山スタジオ(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/03/21 (木)
21日『葉桜』19時回(45分)を拝見。
友達のような関係の母娘も、娘の縁談を機に、新たな一歩を踏み出していく…。
結婚を控えて希望と不安とが交互に押し寄せてくる娘。
そんな娘を嫁がせることへの喜びと安堵と一抹の寂しさがない交ぜになった母。
二人の女性の心の移ろいをユーモアを込めて・丁寧に描いていった短編です。
ラスト、白無垢を肩にかけて喜びいっぱいに娘が舞う中、全く不意打ちにNHK朝ドラの「てっぱん」の主題歌がかかって…涙腺に来ましたw 笑って・泣いて・微笑んでの45分でした。
さて、今回の配役、母…やまなか浩子さん、娘…犬井のぞみさん。
確か初めてアクト青山さんの舞台を観たのが2015年の『桜の園』で
ラネフスカヤ(母)…やまなか浩子さん、ワーリャ(養女)…犬井のぞみさん
奇しくも4年ぶりの母・娘役の再演です。
そのうち、娘役の犬井さん。
勿論、役柄あってのことですが、以前に拝見した『桜の園』や『ものがたり降りる夜』の頃に感じた硬さが取れ、(ここ何作かの電夏さんの舞台で、演技力の向上は承知はしていたものの)今回、結婚前の女性の希望と不安とがクルクル入れ替わるさま、多彩な表情の変化で見事に演じ切られたことに改めて感心させられました。

「岸田國士傑作短篇選」
演劇集団アクト青山
演劇集団アクト青山・烏山スタジオ(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/03/20 (水)
20日『驟雨(しゅうう)』19時回(50分)を拝見。
夫婦間で殆ど言葉も交わさない倦怠期の朋子のもとへ、新婚旅行に出かけたばかりの妹・恒子が突然の来訪。
訳を尋ねると、旅先での夫の無神経な態度の数々に、すっかり愛想が尽きてしまったとのこと。
憤懣やるかたない恒子をなだめすかして、どうにか元のさやに収めようと苦心惨憺の朋子の隣で、普段、無口な夫の譲、何を思ったのか、男の立場とやらを饒舌に語り始めるのだが…
1926年(大正15年)発表の短編です。登場人物たちのセリフには、さすがに時代を感じさせるものもあります。
ですが、結婚とは? 夫婦のありかたとは? といったテーマを、ユーモアを込めて平易に語る50分の上演時間中、2019年に生きる私たちでも思わず、ふむふむ・ニヤニヤ。
アクト青山さんのアトリエに集う、演劇を愛する客席の皆さんの雰囲気共々、良い時間を過ごすことができました。感謝!
最後に配役を記しておきます。
朋子…竹田真季さん
恒子…安斎真琴さん
譲…菊池正仁さん
家政婦…葵ミサさん

猩獣-shoju-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
猩獣、初回3/21 16時の回を観てきました。
初演を劇場で観てからワードレスシリーズの作品をいくつも観ましたが、1番好きな作品は猩獣で、いつか再演しないか、と心待ちにしていました。
そこで主役に抜擢された岡村圭輔さん。
発表されてから期待しかなく(本人はプレッシャーだったでしょうが)、その期待をポーーーーン!!と飛び越えて、最高の九郎を演じられていました。
ヘロヘロになっていく姿にのめり込んで魅入って、いつしか「頑張れーーー!!いけーーー!!」と心の中で大声援を贈っていました。
幼馴染の5人は主役の岡村さんの他に劇団員 井立天さん、湯浅春枝さんも難しい殺陣にチャレンジし、物語の厚みを増す演技をされていた。岡村さんと井立さんの2面殺陣は最高によかった。湯浅さんの表情や身体の細かな動き、永谷園での登場シーンなど小さい身体なのに存在感抜群でした。客演の、南ななこさんは表情豊かに愛溢れる姿が魅力的。上枝恵美加さんは稽古日数あれだけでこんなことまでしちゃうの??すごーーーい!な上枝ターンでした!時折見せるニッコリ笑顔がとってもキュートでした。
悪役四天王とボスも最高でした。
丸山真輝さんにしかできない、憎っっったらしいボスがはまり役。山本貴大さんの長槍めっちゃ軽いんじゃないかと思うくらいにひょいひょい振り回してるところや行進が本当にかっこよかった。こういう役をやる時の凄味が山本さんの魅力だなぁと再認識した役柄でした。この役は高安智美さんしかいない!異様な狂気に満ちた布を操る姿は圧巻でした。
客演の吉田青弘さんは初演でのスピード感ある殺陣がすごかったが、再演では梯子を使いあらゆる物を飛び越える跳躍力に度肝を抜かれた。梯子をあんなに巧みに使いこなすとは...。同じく客演の赤星マサノリさんも初演で圧倒的な強さで観る者を湧かせたが、再演では舞台を縦横無尽に駆け回りながら追い詰めていく姿からの赤星さんターンの結末までの流れが心地よかった。
猩獣役の竹村さんはさすが!の一言。心地よい獣感でございました。
そしてこのメインキャストを支え続けるアクションモブの皆さん。色んな役を演じながら黒子役も完璧にこなす姿が素晴らしかった。
衣装や小道具はもちろん、音響、照明、舞台美術すべてがこの作品が最高な要素のひとつだった。
再演を観て、更に猩獣が大好きになりました。
そして何より。
今回の公演を観て、劇団壱劇屋という劇団の基盤の強さを感じた。
再演版には昔からの劇団員は3名しか参加していない。主役は2年前に入団したばかり。アクションモブは劇団員のみで、昨年入団した劇団員多数。
ゲストさんの力を借りつつ、劇団若手組で舞台を魅せて、期待を超える素晴らしい公演だったこと。
劇団力に感服しました。
あと3日。
今日はお席がまだまだ空いているそうなので、お時間合う方にはぜひ観に行っていただきたいです。
映像化がないのは勿論のこと、舞台はやっぱり劇場で観るのが1番です。特に猩獣は体感型演劇ですから、ぜひぜひ劇場でナマのライブ感を体感ください。

殺し屋ジョー
劇団俳小
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
この公演の魅力は、サスペンスの雰囲気とバイオレンスな演技、その圧倒的な力強さであろう。上演時間2時間20分(途中休憩10分)と長いが、舞台から目が離せないほどの迫力があった。物語性、テーマ性など理屈っぽいことは卑小に思えてしまうほどだ。

宴もたけなわ。【当日券あり〼】
ひとりぼっちのみんな
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★
この劇団や俳優陣の濃いファンがいるんですね。ちょっとしたことでも受けて、大笑い。私のような年齢層にはどうか分かりませんが、若者には楽しめたようです。やはりテンポが合いませんでした。しかしながら、作者、俳優陣、ともに演劇が好きなんですね、ということは伝わってきました。こういう舞台もある、新たな発見をしました。有り難うございます。

殺し屋ジョー
劇団俳小
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い作品というのは、最初の15分ぐらいの間にインパクトがあるかどうかで決まるものです。正に、その展開、いや驚きました、舞台に釘付けになりました。話の流れは分かりやすい。そして、どういう展開になるかがとても興味深く、楽しみました。ただ終盤の大事な場面、笑い声が聞こえたのは戸惑いました。笑える話ではありません。俳優陣は皆、熱演していたので、やや残念でした。

PLACE YOUR BET
製作委員会
劇場HOPE(東京都)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
個人的に、結婚について改めて深く考えさせられました。とても面白かったので、私が観たBプロだけではなくAプロはどんな感じなのか、気になりました。

桜の森の満開のあとで
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
今、日本社会が抱える、そして多分、将来確実に切実になるであろう問題についても、いろいろと考えさせる見ごたえがある濃厚な舞台でした。
これは、単なる大学ゼミ生の模擬会議としての域を遥かに越えています。特に、中盤以降が凄い。
各登場人物の背景の落とし込みがしっかりされて、白熱した議論がリアリティーに繰り広げられ、とても面白かったです。
お勧めです。

第27班 本公演9つめ『蛍』
オフィス上の空
萬劇場(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
将棋盤をセットの中心に縦横無尽の群像劇。
気になる人物、気になる関係、気になる秘密があちこちに点在して忙しいほどに目が離せない!
哀しい少年の物語であり、もう一人の男の物語であり、彼等を取り巻く家族や仲間達の物語であり・・・沢山の人生が丁寧に描かれているので相当な見応えがありました。
何らかの志を持った人物が多く、最初のうちは見え隠れする“影”を気にしながらも、真っすぐなエネルギーの波長が心地良いと思って観ていたのですが、まさか後半にこんな繋がりや展開が待ち受けているとは想像もしていませんでした。
先に「哀しい少年」と書きましたが、そんな簡単な括りで人生を表せるものでもなく、全ての登場人物が紡いできた道のり、年月の流れ、清濁合わせもって押し寄せてきます。
その取れ高の余りの多さに、ラストから逆にストーリーをなぞって、ひとつひとつを噛みしめながらの帰り道でした

降っただけで雨
埋れ木
シアター711(東京都)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/03/21 (木) 19:30
合羽チーム。100分。
濃厚な会話劇。ヒーローが救うのは、いつだって世界。世界とは、自らが愛する人たち全てのこと。何かのキッカケで、その世界が何だったのか分からなくなってしまったら・・・、というお話。
結局「世界」とは、身近な人の事でもあり。ヒーローという、偉大で巨大なモチーフを使いながらも、身近な人との緻密な会話を通して、振れ幅のある表現を作っていくのには、とても心を動かされました。作者の、人に対する視線の暖かさが、強烈に印象に残りました。
尾田のシーンでは笑わせてもらいましたが、中盤以降の緻密な会話には、うっすら涙、が止まりませんでした。