「岸田國士傑作短篇選」 公演情報 演劇集団アクト青山「「岸田國士傑作短篇選」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/03/21 (木)

    21日『葉桜』19時回(45分)を拝見。

    友達のような関係の母娘も、娘の縁談を機に、新たな一歩を踏み出していく…。
    結婚を控えて希望と不安とが交互に押し寄せてくる娘。
    そんな娘を嫁がせることへの喜びと安堵と一抹の寂しさがない交ぜになった母。
    二人の女性の心の移ろいをユーモアを込めて・丁寧に描いていった短編です。
    ラスト、白無垢を肩にかけて喜びいっぱいに娘が舞う中、全く不意打ちにNHK朝ドラの「てっぱん」の主題歌がかかって…涙腺に来ましたw 笑って・泣いて・微笑んでの45分でした。

    さて、今回の配役、母…やまなか浩子さん、娘…犬井のぞみさん。
    確か初めてアクト青山さんの舞台を観たのが2015年の『桜の園』で
    ラネフスカヤ(母)…やまなか浩子さん、ワーリャ(養女)…犬井のぞみさん
    奇しくも4年ぶりの母・娘役の再演です。

    そのうち、娘役の犬井さん。
    勿論、役柄あってのことですが、以前に拝見した『桜の園』や『ものがたり降りる夜』の頃に感じた硬さが取れ、(ここ何作かの電夏さんの舞台で、演技力の向上は承知はしていたものの)今回、結婚前の女性の希望と不安とがクルクル入れ替わるさま、多彩な表情の変化で見事に演じ切られたことに改めて感心させられました。

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    2019/03/22 08:16

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