満足度★★★★
鑑賞日2019/03/20 (水)
20日『驟雨(しゅうう)』19時回(50分)を拝見。
夫婦間で殆ど言葉も交わさない倦怠期の朋子のもとへ、新婚旅行に出かけたばかりの妹・恒子が突然の来訪。
訳を尋ねると、旅先での夫の無神経な態度の数々に、すっかり愛想が尽きてしまったとのこと。
憤懣やるかたない恒子をなだめすかして、どうにか元のさやに収めようと苦心惨憺の朋子の隣で、普段、無口な夫の譲、何を思ったのか、男の立場とやらを饒舌に語り始めるのだが…
1926年(大正15年)発表の短編です。登場人物たちのセリフには、さすがに時代を感じさせるものもあります。
ですが、結婚とは? 夫婦のありかたとは? といったテーマを、ユーモアを込めて平易に語る50分の上演時間中、2019年に生きる私たちでも思わず、ふむふむ・ニヤニヤ。
アクト青山さんのアトリエに集う、演劇を愛する客席の皆さんの雰囲気共々、良い時間を過ごすことができました。感謝!
最後に配役を記しておきます。
朋子…竹田真季さん
恒子…安斎真琴さん
譲…菊池正仁さん
家政婦…葵ミサさん