
5月35日
Pカンパニー
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/04/21 (木) 14:00
座席1階
5月35日とは、6月4日に起きた中国の天安門事件の隠語なのだそうだ。独裁的政府がいかに住民を蹂躙するか、ウクライナへの侵攻を続ける独裁国家ロシアのことが世界中の人の頭から離れない今、天安門事件の芝居は非常に胸を打つ舞台である。
国家は国民を守らない。守らないどころか抹殺もするし、殺害もする。民主国家になったはずの日本も関係ない話ではない。太平洋戦争当時は政府に都合の悪い情報は報道されなかったし、国家に逆らうものは非国民として断罪され、刑務所で非業の死を遂げた。戦後の日本も、政府を批判する人は排除されている。安倍元首相の演説にやじを飛ばして拘束された事件がいい例だ。
この舞台でも、ラストに近いところで天安門被害者の父に「(命日の6月4日が過ぎるまで)旅行に行ってもらう」と公安が言い放つ場面が出てくる。為政者に都合の悪い国民には消えてもらうという発想は日本だって無縁じゃないのだ。ゼロコロナ対策で強制的に封鎖された上海を日本国民は笑えない。今回の舞台は、そうした類似性を否応なく客席に突きつけてくる。
Pカンパニーの「罪と罰」シリーズは本当に面白い。今回、脳腫瘍で数か月の命と宣告されながら、国家に殺害された息子の命日に天安門で弔いたいという母親を演じた竹下景子、その妻に当初は振り回されながらも、最後は日付も理解できなくなった妻の代わりに決死の覚悟で天安門に向かう夫を演じた林次樹。二人の力のこもった姿は強く印象に残った。権力を振りかざす警察官で身内にいて、家族が引き裂かれていくという筋書きも非情な世界を際立たせた。

ロマンティックコメディ
ロロ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今どきちょっと浮世離れした「読書会」を舞台にした小劇場劇団ロロの舞台だ。一つの工場が街を成立させているような小都市の郊外の丘の上にある古書店を経営する二十歳代後半と見える女性を軸にそこに集まる若者群像劇である。
米英では結構盛んらしい「読書会」と言う素材は面白いが、そこで起きる事件は、今まで教えられてきた英米の生活教養主義の「読書会」とは全く違う。そこが現代青春劇として面白いともいえるが、一方では中身がなくてただただ騒がしい今の若者を並べただけ、と言う感じにもなる。
読書会に集まる若者たちが読むのは一冊の現地の自費出版のヒーローもののSFアドベンチャー小説である。まずはその小説の言葉使いをいろいろあげつらう。モデルが現地とあって、現実を探す。そういう中で、国道沿いに大型テンポがぽつぽつと開けた日本全国にある典型的な地方都市の姿が浮かんでくる。登場人物も男性たちを含め増えてくるが、普通の「読書」に心を掴まれた若者は登場しない。舞台で展開する全ての風景は、ネット上ので短い言葉をやり取りする現代風俗に重ね合わせられているのだが、登場人物たちのロマンは風景以上に発展しない。ロマンチックとはどういうことかと、作品を創っている間考え続けたと作演出者は言うが、やはりコメディであれ、なんであれ、肝心の物語の筋は考えておくべきだったろう。
俳優たちの演技は、ほぼ現実と等身大なのだろうが、二百人の劇場を納得させる演劇には遠い。この規模の劇場ですらセリフが届かない。動きもセリフをなぞっているような芸人風だ。オリザの日常口語や、岡田利規の身体表現を通り過ぎた後がこの結果だとすると彼らの奮闘は何だったのだろうかと観客は考え込んでしまう。確かに時代は一つ動いている。コロナでそれは明らかになったともいえる。多くの小劇場演劇がコロナで壊滅した後に生き残った演劇人に課せられた課題であろう。

5月35日
Pカンパニー
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
悲しみと追悼の静かな芝居だろうと思ったら、抵抗と抗議の熱い舞台だった。脳腫瘍で余命3か月の母が、6月4日の息子ジッジの命日に、広場で弔いをしようと決意する。事件から30年後の2019年1-5月の出来事。チェロや本など、息子の遺品を「15分、話を聞くこと」を条件に譲るとフリマアプリに出し、やってきた青年に息子のことを語る。貰い手がいないと、夫が貰い手役を金で頼んだりする。
それだけかと思っていると、夫の弟は政府内で出世している。弟に対し政府・軍への直接の思いをぶつけるシーンもある。母役の竹下景子がはまり役で、知的で静かな気迫が素晴らしかった。当日の死体安置所に多数の死体がおかれていたという話など、取材に基づいたものだろうか。
ウイキペディアの天安門事件の項目は、だれが悪かったのか、学生にも暴力があったなどいろんな情報が書き込まれていて、何が何やらという感じである。政府擁護派の荒らしがあるのだろう。真実はどうだったのか、そして正確な犠牲者数を明らかにするのは歴史に対する責任だと思った。

ミュージカル『アラジン』
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2015/05/24 (日) ~ 2023/01/09 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
この昔々のアラビア世界という設定の利点は、女性たちの肌もあらわで胸の谷間が強調された衣装が楽しめるところ。見たことはないが、かつてのSKDのようだろうか。王女ジャスミン役の木村奏絵の品のある美しさと、スラリとしたおへそのに目を奪われた。
ストーリーはいたってシンプル。貧しい青年が王女と結ばれる、ボーイ・ミーツ・ガール物語である。市場で会うシーンは「ローマの休日」のよう。二人の初デュエットもいい。アラジンが「母の自慢の息子になりたい」というのも、物語に親子関係という縦軸を加える。
魔法のランプの精ジーニーが、一番舞台を盛り上げる存在である。この役の俳優(見た回は一和洋輔)の底抜けに陽気な語り口が絶品。
二人が魔法のじゅうたんに載って、満天の星空を飛ぶ「新しい世界」のシーンはセンチメンタルに美しい。まさに二人だけの世界。それ以外にも洞窟でのダンスシーンなど、歌とダンスのショーは、極めて高い完成度だ。美術、しかけ、照明も申し分ない。洞窟で財宝の山がダンサーに早変わりするのは意表を突かれた。5年間、汐留でロングランしているのも、これならわかるという出来である。
ただ大人の哀歓に触れるという点では、父親と家族のきずなの再生を描いたミュージカル「メリー・ポピンズ」の方が勝っていた。あちらもディズニー作品だけれど。

安心して狂いなさい
中野坂上デーモンズ
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2022/04/17 (日) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/04/20 (水)
ほほう!へへい!ははぁん!なるほど、複雑怪奇なネット世界、でも所詮人間のつくったもの理屈は単純なのかも。ふわふわとでも重く空間を楽しみました。

セールスマンの死
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2022/04/04 (月) ~ 2022/04/29 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
だだっ広い舞台の中央に、大きな黄色い冷蔵庫が一つ。舞台天井から2本の電信柱がぶら下がっている。この抽象的な美術が、今回の演出を象徴する。ウイリー・ローマン(段田安則)の挫折と失意と、息子(福士誠治)への幻想にしがみつく現実逃避がいっそう強調される。段田安則のウィリーは、夢破れた男の最後の誇りとあがきと絶望を示して、説得力があった、
家のリビングや、寝室、庭、兄弟の二段ベッドの部屋は箱庭のような移動式で、台車に載せて袖から出入りする。妻(鈴木保奈美)や隣家の関係はドライに、あるいは通り過ぎるように処理する。実際、セットが舞台を通り過ぎていく間に、その上に載った妻の科白が発せられ、隣家の優等生は自転車で舞台を回りながら切れ切れのセリフをしゃべる。
非常に多面的な芝居だと改めて思った。現実を直視できない人間の愚かさを描いたとも、息子をスポイルする父なるものへの批判ともとれる。カネとローンで人を縛り、人間も使い捨てにする資本主義批判ともとれる。時代に取り残された男の悲哀とも、息子をダメにしたのは自分ではないかという疑いと、そんなはずはないという思いとの葛藤もある。アフリカで金を掘り当てた兄の幻は、アメリカ人の目をくらます一攫千金(アメリカンドリーム)のうつろな光を示す。友人が雇おうという話を断り続けるのは、愚かな意地のあらわれだ。以上はウィリーに絞った話だが、それを取り巻く人間関係も最小限にして十分。次男が女たらしで口達者なのは、父の一面をうけついだともいえる。その一方、くそ真面目だけで報われない父を反面教師にしたともいえる。

七慟伽藍 其の二十八
THE REDFACE
横浜関内ホール(神奈川県)
2022/04/20 (水) ~ 2022/04/21 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
脚本は面白く、演出は情景・心象表現に優れ、役者は迫真の朗読演技。圧巻…お薦め。
活読劇というのを初めて観て聴いたが、素晴らしかった。この「七慟伽藍」は2009年4月初演で、本公演で其ノ二十八を数えるというのも肯ける。壮大な戦国時代絵巻を七人の武将とストーリーテラーの八百比丘尼の八人で紡ぐ。役者は台本を持ち、立ち座りといった最小限の動作、豊かな感情表現で観(魅)せるが、さらに照明や音響が臨場感を高め、観客の感性を揺さぶる。
物語は、戦国時代の通史というか歴史小説等で知られた内容をベースに、「本能寺の変」の謎を興味深く描いており、歴史好きには堪らない公演だろう。初演当時は「戦国に詳しくないから一度では分からない」と言われたそうだが、今ではすんなり伝わるようになったという。自分は、一度では分からないではなく、もう一度、いや何度でも聴き観たくなるほど、その世界観に痺れた。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)

秘密
劇団普通
インディペンデントシアターOji(東京都)
2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/04/20 (水)
価格3,000円
20日19時開演の初日舞台を拝見。
離れて暮らしていた老いた両親と娘、親族、顔馴染みの隣人達…互いの、さりげない会話の一つ一つに、それまで話者が生きてきた日常の積み重ねやら、劇中では語られなかった諸々の事柄が滲み出て来るようで、聴いていて、しみじみと感慨深い。
王子の街にいながらも、実家に里帰りしたような思いの120分。
追記1:前作の「病室」と比べると、茨城弁の色合いが少しマイルドになったかなぁ?と。
追記2:物販をやっていなかったのが残念! 個人的好みな劇団普通Tシャツ、買いたかったなぁ~♪
追記3:劇中の由紀の両親と同じく、足腰の弱った身には、王子小劇場の長い階段はシンドイなぁと改めて実感。手すりがあればなぁ…。

秘密
劇団普通
インディペンデントシアターOji(東京都)
2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

『江本真里子一人芝居 × カンザスハリケーン』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/04/19 (火) ~ 2022/04/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この二つの芝居 一人芝居 なかなかの物でした
江本真里子一人芝居『私殺しゲーム』
オリゴ党の香りがプンプン やっぱり 岩橋貞典さんだったんだ。
江本真里子一人芝居 次も楽しみです
カンザスハリケーン『DIAMOND LIAR』 作・演出:日本 人(ヒノモト ヒトシ) 出演:中村輝
知らなかった 初めて見た とても力のある芝居
岩手県盛岡市を拠点とする演劇団体 どうりで知らないわけですね
岩手県まで観劇はいけないけど、応援いたしますよ。
この二つの芝居 とても面白かった。

夜ふかしする人々
戯曲本舗
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
夜、五感の中で視覚情報が薄れる為に、いろんなものが入り込む隙間がうまれ、そんな処を描いた3作品、それぞれに特徴があり面白かったです

ラクガキ
アンフィニの会
「劇」小劇場(東京都)
2022/04/19 (火) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/04/20 (水) 14:00
座席1階
この舞台を行ったアンフィニの会とは、演劇集団円の演出家・大間知靖子氏と同劇団の俳優二人が2010年に結成した。大きな集団でなく、小劇場での可能性を追求しているという。コロナ禍があったため今回は久しぶりの上演といい、フランスの劇作家ジェラルド・シブレラスの作品「ラクガキ」の本邦初演に取り組んだ。
マンションのエレベーターに何かで刻まれたような「バカ」の落書き。落書きでバカと名指しされた男性は妻と引っ越してきたばかりで、マンションの住人たちの部屋を訪ね回って心当たりがないかと聞いていくところから始まる。
そんな落書き、消してしまえば終わりなのにと誰もが思うが、男性が「書いたものが消すべきだ」とこだわり、それに対応する住人たちとの会話劇は予想外の方向に展開していく。隣人たちとの付き合いを大切にする穏やかな老夫婦たちだと思っていたら、舞台が進むにつれてその本性が出てくるというか、実は差別的な姿勢も見せたりする保守的な人たちだと分かる。一方の男性は理詰めでこだわりのある性格で、住民の老夫婦同様攻撃的な発言をしたりする。まあ、どっちもどっちなのだが、これが近所付き合いの妙とでも言うか、随所に笑えるところが満載の軽妙な会話劇なのである。
笑えるところがあり、客席は実際に笑うのだが、実はその笑いが自分に突き刺さってくるようなところがある。この会話劇、舞台を日本に変えてつくってみてはどうだろうか。一見、仲の良い隣人関係が実は冷徹なところがあって、隣人をこういう人だと決め付けて付き合いの輪からはずしてみたりということは、当たり前にあると思う。そういう意味で、一つの落書きから始まるこの物語は結構強烈なのである。
1時間45分の比較的コンパクトな芝居だが、濃密な会話劇に目も耳もくぎ付けになる。シンプルな演出も好感が持てる。

安心して狂いなさい
中野坂上デーモンズ
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2022/04/17 (日) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/04/19 (火) 19:00
不思議な芝居だった。意図は分かる。100分。
冒頭に作・演出(・出演)の松森が登場し、ここは中産階級向けのメタバースで、と説明して芝居が始まる。同時多発会話が起こるが、内容はヴァーチャル空間でありそうな出来事で、タイムラグや変身も含まれるなど、いかにも、な展開。ただし問題は、何かのトラブルで誰もログアウトできなくなったこと、というアイデアは買う。しかし、登場人物多すぎ、会話乱れ過ぎ、で、こういう風に収集させるのかな、と思った方向で収束した。観ていて苦痛に感じる時間帯もあったが、なんだか物凄く喜んでる観客も一定程度いて、感じ方はひとそれぞれだなと思った。また、前の席の観客がよく動く人で、通路際だったので横向いて座ったり、手を上げたり、前のめりになったりと縦横無尽(?)で、観にくかったこともある(これは芝居とは関係ないが)。

メリー・ポピンズ【3月26日~30日公演中止】
ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場
東急シアターオーブ(東京都)
2022/03/20 (日) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初演は平原綾香のメリーに柿澤勇人のバートの回を観たが、今回は濱田めぐみのメリーに大貫勇輔のバートの回。初演を観た時の驚き(特に第二幕)こそ薄れたが、第一幕の展開で忘れていた部分も結構あり、その分新鮮にも感じられた。笹本玲奈の回も観たい。

夜ふかしする人々
戯曲本舗
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/18 (月)公演終了

〈シアター風姿花伝劇作家支援公演〉『風-the Wind-』
HANA'S MELANCHOLY
シアター風姿花伝(東京都)
2022/04/16 (土) ~ 2022/04/25 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
なるほど良く作られたストーリー。後半に進むと、現実と夢のような話とがうまく織りなされて、好ましい印象を残す。
演出の問題だが、舞台の前のほうで座っての演技など、演技位置が低いシーンが時々あって、そういう時は、小さな劇場にも関わらず後ろの座席からは俳優の姿がほとんど見えなかった。もったいない。

安心して狂いなさい
中野坂上デーモンズ
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2022/04/17 (日) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
開演前SEで延々般若心経が流れ、野性爆弾のようなガロ系の笑いを想像する。
冒頭、作・演出の松森モヘー氏から説明が入る。今作の世界はメタバース(仮想空間)であり、20代30代の歳が近い年代を中心とした小規模なコミューンであると。精神だけをアバター(分身)に移し、仮想世界で生を謳歌している。
舞台上、沢山の男女が四方八方上下左右に設置された出入り口から共用スペースに現れる。皆言う台詞は決まっている。「〇〇さんを知りませんか?」
筒井康隆の『マグロマル』のように噛み合わない会話が延々と続く。興味深いキャラは四人。
「私のことが嫌いなの?嫌いなの?」と男をひたすら追い掛け続けるメンヘル系のまちだまちこさん
小さなウェブ雑誌の記者、加藤睦望さん。誰も彼もにインタビューを仕掛けてメモを取る。
柿原寛子さんは統合失調症なのか?存在しない架空の男をずっと捜し続けている。
一番観客を慄かせたのが、中尾仲良(なかおなかよし)さん。後半白目をひん剥いての大暴れ。核兵器のような凄え女優を抱えているな。MVP。
そのうち、どうもこの世界からログアウト出来なくなるバグが発生して・・・。
当日パンフには、大学時代パニック障害を患った松森モヘー氏がこの劇団をリハビリ的に旗揚げして、「安心と狂気」の十年を歩んだことが吐露されている。ただのおふざけではないのだ。
「張り裂けた胸はくっつかない セロハンテープでとめた心 またいつ剥がれるのかと 今日もびくびくしながら生きるぜ」
amazarashi 『爆弾の作り方』

平家物語 颯 寿永4年のスワロウテイル
神戸・清盛隊
ABCホール (大阪府)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

#15『朱の人』
キ上の空論
本多劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演劇にはまってしまったお兄さんの話ですね!?
演劇をとりまく縮図を見れた気がしました。
実際、芝居みたいな現実の話もありますもんね!?

リディキュラブ
南京豆NAMENAME
インディペンデントシアターOji(東京都)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
パワーあふれる舞台でした。登場人物全員のキャラが面白く(面白過ぎる)役者さん達の熱演も加わり、可笑しくてずっと口元が緩んでいました。
ストーリーは、純粋とも言える愛が面白おかしく、でも切なく描かれていて感動でした。
笑いあり、切なさあり、感動ありの舞台で、とても面白かったです!