厨二病バンザイッッッ!!!!
どろんこのキキ
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
満足度★★
視覚的な演出は良かった
視覚的な演出、動きのあるパフォーマンスの数々はスタイリッシュで、
目を引くものが多かったです。
終盤の山場の場面で、出演者をお互い紹介していく演出は結構好き。
そのようなパフォーマンス的な演出が占める割合が多く、
物語自体は抽象的過ぎるかなと感じました。
うーん、ごめんなさい。私には肝心のお話がさっぱり分かりませんでした。
なんで?と思うこと多々。
あの結末が主人公にとってのハッピーエンドだったのでしょうか。
ただ、いい年した男の私が理解できないということは、
厨二病を上手く表現出来ているということの証左なのかもしれません。。。
エグ女
f.tプロデュース
千本桜ホール(東京都)
2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
満足度★★★
ノンフィクション!?
女性9人による全8話の連作短編群像劇。
第一印象はエグいというよりは、「うわっめんどくさっ」でした(笑)
上辺だけのやりとりが空恐ろしいというかなんというか・・・・・・
しかも実話を元にしているというのが凄い!
(ひょっとしてバットのくだりも!? 笑)
ラストのオチは、怖いですねぇ。エグさにゾクゾク来ます。
当日券だったため最前列での観劇。
ステージ上に足が少し乗ってしまうくらいの距離感です。
目の前で繰り広げられる乱闘は大迫力でした!
暗転中のセット転換のパフォーマンスは
微妙に姿が見える明るさなのが良かった。
独りぼっちのブルース・レッドフィールド
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
悲しい復讐劇
今まで観劇したPMC野郎さんの作品では一番好きです。
下ネタやギリギリなネタは今まで通りに、核となるストーリーが抜群に面白かった。
記憶障害というギミックをうまく使った驚きの展開。
最後の最後まで楽しめました。
沖野さん、渡辺さんが、怒り・悲しみで咆吼するシーンはとても胸に迫るものがありました。
特にラストシーンは涙無くしては観られません。。。
座敷じいじ
世田谷区民上演グループ
小劇場B1(東京都)
2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
満足度★★★
いいね!
物語として起承転結が綺麗にまとまっていたと思います。
奇をてらった展開や、無理に泣かせにかかるようなことも無く
こういう素直な?お話もいいなと思いました。
セットが想像以上に本格的でした。
座敷わらしが出てきてもおかしくないような、そんな感じがしました。
アマチュアの方が主体の座組ということで、
多少ハラハラしてしまうようなところもあったのですが、
演技が全くの初めて、といった感じはあまりしませんでした。
そして、配役が絶妙だったと思います。
座敷童も、座敷じいじも雰囲気が出ていて◎
特に女将の娘役のあやが良かった。
個人的には、座敷「じいじ」という設定を活かしたエピソードがもう少しあると良かったかな、
という気がしました。
上映時間 90分。
チケット代は無料で先着順。
18時40分ごろに会場についてラスト4席ほどでした。
喜劇 ガン告知
劇団ズーズーC
秋葉原ズーズーC劇場(東京都)
2015/02/07 (土) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
ハイテンション・ハイスピード・コメディ
圧倒的なノリと勢いに最後まで押し切られてしまった。
客席まで汗が飛び散ってくるのでは無いかと思えるほどのパワフルな舞台。
熱演でした。
なんというかもう無茶苦茶です。
場面場面では無茶苦茶なんだけど、思い返して見るときちんと話の筋は通っているあたりは凄いと思いました。
二転三転する展開はまさにジェットコースターのよう。
限界までヒートアップした絶妙なタイミングでのガン告知。
「そこで言う!」と思わずツッコミたくなりました(笑)
今回、初めての方無料の特典を利用させてもらいました。
小劇場における身内客の多さに一石を投じるための試みだそうです。
必要とされている、と思う病気
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2015/02/14 (土) ~ 2015/02/23 (月)公演終了
満足度★★★
隔離病棟の日常
隔離病棟の日常、悲喜こもごもがリアルに描かれていました。
まず、劇場に入った瞬間、セットの作り込みに驚く。
そんなセットの中で患者、医師、看護師、見舞客たちが織りなす日常が同時進行的に演じられていて、
物語が立体的に感じられました。
登場人物たちは皆、個性的ではあるものの、
「いるいる」「あるある」な言動が多くてとても身近に感じられます。
特に看護師たちの患者に対する接し方、言い回しがツボにはまりました。
日常生活を見る分には大変面白かったのですが、
パンフにも書いてあった「必要とされているか」「承認欲求」というテーマについては
ちょっと弱かったかなと思います。
(ファンの女性の最後の一言は痛烈でかなり効きましたが)
あと、物語とは関係無いのですが・・・
私は痰とかそういうのが苦手なんです。。。
リアリティを求めるためだとは思うのですが、どうしても不快な気分になってしまいました(超個人的です。ごめんなさい)
赤ずきんちゃん
トリコ・Aプロデュース
OFF OFFシアター(東京都)
2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
夢に出てきそう
シュール&ブラック。
大人の絵本といった感じの作品でした。
関西弁での掛け合いははじめはコミカルに映るのだけど、
終盤は狂気じみて聞こえてくるから面白い。
特に、お祖母ちゃんは最早ホラーです。怖い!
途中途中で理解出来ない展開もあったのですが、
童話やおとぎ話も大体はそういうものなので、
あまり深く気にせずに雰囲気を楽しめば良いのかな?と思いました。
おおかみ役の大石英史さんが凄い印象に残りました。
ぎこちなさが上手いと感じた。
普段からこういう演技なのかしら。是非他の作品も拝見したいと思った。
僕の内定先は、ショッカーです
劇団サラリーマンチュウニ
上野ストアハウス(東京都)
2015/02/12 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
実はちゃんとした企業だった(笑)
タイトルがツボにはまったので軽い気持ちで観に行ったのですが、
いい意味で期待を裏切られました。
内定が取れずに焦った若者がひょんなことからショッカーの面接を受けることに・・・
みたいな色もの、ドタバタものを想像していました。
実際は、本来働く必要なんてない大金持ちの東大生が
働くとは一体どういうことなのか?組織とは?
といったことをショッカーのインターンで働くことをきっかけに気付いていく、
という真面目なテーマが描かれていました。
はっきりいって、演技は「う~ん」と思うような場面やセリフを噛んだりする場面も散見されましたし、舞台セットも手作り感満載なのですが、
観終えた後にじんわりと胸に迫るものがあって、観劇後感のとても良い作品でした。
私利私欲で動く幹部、手柄を横取りする上司、部署間のしがらみ、
そういった会社組織のネガティブな部分を、ショッカーという組織を用いて上手く描かれていたと思います。
この作品のテーマが何であるかは開始早々に分かりますし、
そのテーマに対する劇団なりの答えもきちんと分かりやすい形で提示されているのが良かったと思います。
こうして二人は幸せになりました、とさ
MacGuffins
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/02/10 (火) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★
良くも悪くもいつものノリかな
演劇作品というよりはお笑いコントを見ているような感じがしました。
スピード感やノリ重視で、若い人向けの作品かなといった気がします。
(実際客層は若いお客さんが多かったです)
前作に比べると結末や作品のテーマはシンプルで分かりやすかったと思います。
派手なアクション、高速な台詞回しで疾走感がありました。
全体的にDQ風味な演出になっていて、
その辺のお約束やあるあるが分かる人にはより楽しめるのだと思います。
以下、気になった点
勢いに任せた演技に、セット・衣装といった舞台美術が簡素なのもあって
(私には)場面があまり見えてきませんでした。
前作もでしたが、主役級以外は衣装が稽古着のようで味気ないです。
学生、20代、30代で同じ衣装なのも違和感があります。
夢の中?を意識した演出なのかもしれません。
兼ね役が多すぎて、演じ分けがもう少し必要だと思います。
演技的にも見た目(衣装とか)的にも。
7色の声を出すコーナー?はイベント的なノリになってしまっていたので、
演劇作品としては私はこの演出はナシかなぁと思います。
楽しませようという想いは分かるのですが。
わたしを、褒めて
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2015/02/04 (水) ~ 2015/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
承認欲求の果てに
面白かった!
上手いなぁ。演技はもちろんですが脚本、演出が抜群に良かった。
全体的に隙がないなぁという印象でした。
演劇制作現場の裏側をドロドロっと描いたサイコサスペンス。
発見された死体が誰なのかが分からないまま
事件を追う警察サイドと当時の劇団サイドの2つの視点で話は進む。
重苦しい展開が続くのだけど、いいタイミングで笑いが入るので
気が滅入るようなこともなく観劇できました。
緩急の付けたかも上手いですね。
オープニングとラストのダンスがまた凄かった。まさに狂気の一言。
特にラストはほんとにゾクゾクと来ました。
ダンス後の暗転から開ける瞬間がこんなに怖いと思ったのは初めてです。
ラストのオチには概ね納得。
キャッチコピーには思いっきりミスリードされちゃったなぁ。
目の前に表れたチャンスがあんな形で消えてしまったら・・・と思うと分かる気がします。
SNSで満たす承認欲求を対比として面白おかしく見せていたのも上手い演出だと思いました。
『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)
ユニークポイント
シアター711(東京都)
2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了
満足度★★★
さっぱり分からない。・・・が、面白い
小劇場ならではって感じのする冒険的な作品ですね。
前説の話によると、今回の内容をきちんと理解出来るのは日本に5人程度だそうです。
もちろん私も理解できませんでした(笑)
開始数分でもうちんぷんかんぷんな会話、数式が当然のように飛び交う。
分からないことを分からないままに「何か高レベルな話をしてるぞ!」という雰囲気を楽しめる作品でした。
基本的な用語すら一切の解説を行わずに最後まで突っ走ったのは良かったと思います。
役者さんたちがその難解な用語や数式を使って躊躇無く堂々と会話したり、
スラスラと板書できていたのは驚くばかり。
(間違っていたとしても分かりませんが 笑)
その演技があったからこそ成り立つ作品で、一番のキモだったと思います。
中でも岡さんのキャラクターがとても良かった。
知識階級の人たちの会話って普段こんな感じなのかしら?
なんて想像が出来て面白かったです。
物語としてはラストが少し唐突で、尻切れトンボ感がしたのが残念。
周りでも「あれ?終わったの?」という空気が流れていました。
大沢、森、片山の若者3人についてももう少し明確な結末が欲しかったかな。
悲しみよ、消えないでくれ
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/01/23 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
極上の人間悲喜劇
演技、演出、構成、舞台美術全てが素晴らしかった。
主人公は優柔不断でいい加減。
その場その場で適当な嘘を吐いてどんどんと泥沼にはまっていく。
他の登場人物たちも不倫に不妊、DVなどいろんな問題を抱え、
うわべだけで取り繕ったような人間ドラマが後半ボロボロと崩れていく。
もう観ていてイライラ、もやもや、そして胃がキリキリとしてくるのだけど目が離せない。
ぐいぐいと引き込まれてあっというまの2時間でした。
そんなドロドロとしたお話なのですが、
もの凄いシリアスな曲面でも随所で笑えてしまうのが自分でも不思議でした。
悲劇を突き詰めると喜劇になるってこういうことなのかな。
演技も素晴らしかった。
自然体というか角の取れた演技というか。
あまりに自然なので、
目の前で繰り広げられている本物の人間ドラマを覗き観ているような
そんな感覚に浸れました。
開演の仕方が面白かった。
暗転が無いまま放置。
客席が自然に静まって、最後水を打ったように静かになってからスッと舞台が始まる。
意図的な演出なのかは分かりませんが、良い入り方だなと思いました。
アルマ
THE TRICKTOPS
ザ・ポケット(東京都)
2015/01/28 (水) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★
中二病ごころくすぐる作品
ネットスラングや誤認逮捕事件などの時事ネタがふんだんに盛り込まれていて、
演出やストーリー展開も若者をターゲットにしているのかな?という感じがしました。
全体的に漫画やアニメのような二次元的な作りに見えました。
マルウェア VS ワクチン、エシュロンコード、暗号文、天才クラッカー、テロリスト などなど
中二病ごころをくすぐるようなキーワードが満載な作品でした。
舞台セットも近未来的で格好良かったです。
(ただ、セットが1種類だけで変化なし、というのは少し寂しいかな)
短い尺で場面が次々と展開。
テンポが早く、疾走感は感じられましたが、場面転換が少々雑に感じられることもありました。
後半ちょっと理解が及ばないところもありましたし、色々ツッコミどころもあるのですが、
個人的には概ね好みの内容でした。
WILDHALF~奇跡の確率~
はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ
コア・いけぶくろ(旧豊島区民センタ-)(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/11 (土)公演終了
満足度★★
再演の感想です
再演の登録が無かったのでこちらに書きます。
・リピーター特典なし
・名言色紙、2ショットチェキなし
など、今までのはぴどりさんとは少し変化のある公演でした。
会場に着いてまず女子率の高さに驚きました。
前方のプレミアム席は9割くらい女性だったかも。
男性キャストに人気のある方が多かったのかな?
ストーリー展開は初演と同じですが、キャストをほぼ総取っ替え。
各キャラの再現度の高さは相変わらずで、
きちんと原作を読み込んできているのが伝わって来ました。
開演前からロビーでキャストが役を演じながら自由に歩き回っていたり、
休憩中も舞台上でとあるキャラがずっと演技を続けていたり
会場全体を作品の世界観で包み込もうという演出は良かったと思います。
気になった点
・OPで漫画のシーンを投影していましたが、投影する壁の模様や凹凸を考慮していないので、ちょっと格好悪かった。
・暗転する際、徐々に暗くなっていくところで照明がいきなりブツッと真っ暗になることが何度もあった。
・音声やモノローグがこもっていて変な感じになっていた
(役者さんがナレーションになれていない感じがした)
・客席を使った演出の多用
・アクションシーンがやや迫力に欠ける
(メインの2人が今回アクション初とのことだったので仕方ないかも)
・2時間の公演で休憩時間は必要だったのかな?
・千秋楽でアドリブやお遊びではっちゃけたりするのはアリだとは思うけど、演出家さんやプロデューサーさん?まで舞台に上がるのはどうかと思った
シカク
企画演劇集団ボクラ団義
サンモールスタジオ(東京都)
2014/12/18 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了
満足度★★★★
こういうのを待ってた!
『遠慮がちな殺人鬼』が凄い好みの作品だったので、以来ずっと観劇しているボクラ団義さん。
こういう作品をずっと待ってました!
ブラックな雰囲気漂う現代サスペンス劇。
うまいなぁ。ストーリー、演技はもちろん、それらを盛り上げる映像表現・演出も本当にうまい。
時間軸をたくみに前後させて、シーンをより印象的に演出する手法もお見事。
複雑なようで初見でも流れを追えるレベルのさじ加減も抜群だと思いました。
個人的な好みを言えば、終盤の展開がちょっと冗長かなと思ったりもしたのですが、作品の持つ世界観、雰囲気は文句なし。
私の好みド直球です。
うさぎの帝国
こちらスーパーうさぎ帝国
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/12/03 (水) ~ 2014/12/07 (日)公演終了
満足度★★★
楽しい優しい世界
シェアハウスというよりは昭和の下宿といった感じがぴったりな兎荘。
2階建てを再現したセットは精巧でとても雰囲気がでていました。
私は中段の席だったのでどちらも見やすかったのですが、
前列の方だと2階が見づらかったりするかもしれません。
物語の掴みの部分のテンションを2時間ずっとやっていたような印象。
ダイジェスト的な感じもしますが、テンポが良くスピード感がありました。
キャラ作り、演出は全体的に漫画、アニメのような二次元的な作風だったように感じました。
登場人物たちは皆個性的で面白かったです。
このドタバタわちゃわちゃした空気は割と好み。
ただ、周りが濃すぎるのもあるけれど、(ストーリー的に)主人公の影が薄いなぁと感じました。
東京に出てきた理由やこれからの話も弱いと思います。
或ルゴリズム~duplicate~
電動夏子安置システム
スタジオ空洞(東京都)
2014/12/04 (木) ~ 2014/12/06 (土)公演終了
満足度★★★
人間が人間であることの証明とは
2部屋ぶち抜きのような縦長の空間中央をほぼ全て舞台として使用。
その周りを2列の客席で囲むようなセットになっていました。
モニタ3台?が設置されていたので、見づらい場所をフォローするためのものかと思いきや、別の用途に使用されていました。
3館同時上演の元となった物語、との言葉通り、
人間ピタゴラスイッチ的なギミックはとても似ていると思いました。
ただ、こちらの方が人間の機械に対する扱いなど、よりブラックな感じ。
誰も幸せでない、悲しみを覚えるような結末。
後味はあまり良く無かったです。
ヒロアゴ反省会
劇団東京都鈴木区
遊空間がざびぃ(東京都)
2014/11/15 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
楽しかった!
トークイベント回を土日とも参加しました。
まず驚いたのが、画質の良さ。
150インチの大スクリーンでもかなり繊細な映像で、
ストレスなく観ることができました。
リアルタイムに副音声(ゲストさんの解説)が随所に入るので、
ゆったり鑑賞したい人には向かないです。
既に1度以上観劇している人対象といった感じですね。
こんなの誰も気づいていないだろう!といったところにも色々とドラマが展開されていたのだな、
ということが分かった楽しかったです。
トークイベントも盛りだくさんで、
ライブあり、映像コーナーあり、質問コーナーあり。
結局土曜が3時間半、日曜が4時間弱という怒涛のボリュームでした。
(長丁場の場合は、椅子にクッションなんかがあるとうれしいな・・・)
衣装を忘れたことに気付くゲンさん、
大好きな「めっちゃ光ってる!」の歴代シーン
歴代ブラック比較
なんかがとても面白かったです。
客の入りは土日どちらも40人前後で少し寂しい感じ。
鈴木区さんに限らず、どこの劇団も上映会となると苦戦されているような気がします。
観劇ファン的には、生の演技であることが重要なのかもしれません。
あと、ファンイベント的な空気があるのか、一見さんが来づらいのかもしれないですね。
愛フォンブース
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2014/10/29 (水) ~ 2014/11/03 (月)公演終了
満足度★★★★
好みの作風
チャレンジング興行以外の作品は初めての観劇。
これまで観た作品は発想、設定は面白いのだけど、
肝心の中身が(個人的に)今ひとつという印象だったのですが、今作はストーリーも面白かったです。
最近のiPhoneを巡る過熱ぶりを皮肉りつつ、
行列に並ぶ人々の悲喜こもごも、企業に振り回される姿がコミカルに上手く表現されていたと思います。
ラストのオチも良かった。
役者さんでは玉村役の武田さん、芝原役の浦川さんが印象に残った。
特に浦川さんの演技が素晴らしかった。
ちょっと棒読みチックな木訥としたしゃべり方は凄い雰囲気があって良かったです。
演出では、暗転の多用が少し気になったかな。
そして、いつもながら舞台美術のクオリティが素晴らしかった。
特にiPhoneブースは一見の価値あり。
東京23区
ThE 2VS2
OFF OFFシアター(東京都)
2014/10/24 (金) ~ 2014/10/27 (月)公演終了
満足度★★★
不条理系?ショートショート
HRか三振か、そんな感じがしました。
きっとツボにはまる人にはかなり面白いのかもしれない。
ただ、私にはちょっと合わなかったです。
セリフもべたべたな関西弁な風ではなく(わりと標準語よりだったかな?)、
関西のノリというか空気感みたいなものはあまり感じられませんでした。
全6作の短編オムニバス。上演時間は1時間半ほど。
一番好みだったのは3作品目の「矛盾」。
設定が面白かったです。後半の畳みかけるような展開が良かった。
スタッフさん、演者さんの接客が丁寧でしたし、
フライヤーが袋詰めされていたり、下敷きが用意されていたり、
そういう細かい気配りがなされていてとても好感が持てました。
あと、19時半開演なのも地味に嬉しい(30分でも結構違うのです)
パンフがやたらと凝っていて、裏表紙が今日一番笑えたかも(笑)
これで無料でいいのかしら、と思ってしまうほどの出来です。