シカク 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「シカク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    こういうのを待ってた!
    『遠慮がちな殺人鬼』が凄い好みの作品だったので、以来ずっと観劇しているボクラ団義さん。
    こういう作品をずっと待ってました!

    ブラックな雰囲気漂う現代サスペンス劇。
    うまいなぁ。ストーリー、演技はもちろん、それらを盛り上げる映像表現・演出も本当にうまい。
    時間軸をたくみに前後させて、シーンをより印象的に演出する手法もお見事。
    複雑なようで初見でも流れを追えるレベルのさじ加減も抜群だと思いました。

    個人的な好みを言えば、終盤の展開がちょっと冗長かなと思ったりもしたのですが、作品の持つ世界観、雰囲気は文句なし。
    私の好みド直球です。

    ネタバレBOX

    愛佳は実は目が見えている。
    そして広幸が犯人だということも知っていて、その復讐を行う「刺客」だった。
    あくまで個人的な好みの話ですが、私はここまでのお話しで十分だったと思います。
    愛佳の「逃げるなら今だよ?」のシーンは本当にゾクゾクしました。

    以降の展開はどんでん返しを延々と繰り返しているようで、ちょっと冗長に感じました。
    人物入れ替わり、記憶転移などネタを詰め込み過ぎかなぁという気がします。





    [memo]
    愛佳はクロロホルムをかがされ乱暴される。目を殴打されて失明。
    彼氏の恭一は愛佳に別れようと提案する。
    愛佳は以前から好きだったと告白してきた広幸とつきあい始める。
    3人は劇団のバーベキューに参加。
    愛佳は川に転落、助けようとした広幸が死亡。
    -----
    愛佳の失明は嘘。犯人を油断させるため。
    愛佳は犯人の証拠である拳のケガ、肩の傷を確認。
    広幸が犯人だということを分かった上で付き合ったフリをし、復讐する機会を窺っている。
    愛佳と警察官の兄・甚八は恋仲で、それを偽装するために恭一と付き合っていた。
    恭一は愛佳の嘘を吐くときの癖に気付き、失明が嘘だということを見抜く。
    甚八は同じく愛佳に好意を持っていた弟、栄太を殺害。
    が、実は栄太の方が甚八を殺害。甚八と入れ替わっていた。(愛佳も気付いていない)
    甚八は脳死。臓器提供で心臓が広幸に。
    広幸には甚八の記憶があり(記憶転移)、それで愛佳を襲った?

    0

    2014/12/21 18:06

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大