満足度★★★★
繊細な
23日の夜、 竹石 加藤 高橋 松嶋
27日の昼、 竹石 加藤 大神 大友
を観劇。
脚本・演出はお見事。
脚本に関して、気になるところも多少ありますが、それでも十分に洗練されていたと思います。
オープニングも素晴らしい。
脚本・演出だけで十分に☆5の価値がある作品でした。
ですが、繊細なお芝居なため、キャストや調子によって大きく完成度が変わるのでしょうね。
23日の夜が☆5、27日の昼が☆3のため評価は☆4にさせて頂きました。
満足度★★★★★
ほぼ4人芝居
開演前に4人芝居と聞いて、シンプルなステージを見た時の予想を見事に裏切って、深さも広さもある壮大なストーリーを体験できました♪
当初おかしいと思われていた男が、実は一番まもとだったこと、タイトルにたくさんの意味があったこと、まさにサスペンス劇場として申し分のない内容だったと思います!
椅子や柱をプロジェクターに絡めた光と闇の演出や、乾パンとのど飴の配布(笑)もオリジナリティーがあって良かったです^^
2014年のラスト観劇として、印象深い作品となりました!
満足度★★★★★
さまざまな『シカク』がある
竹石さん、沖野さん、中村さん、大友さんの回を観劇。
序盤、竹石さん演じる男A(恭一)の突然の提案に驚き、その時点では恭一を疑ってすらいたが、物語が進むにつれ謎が少しずつとけてゆくとその真意がわかって納得した。むしろあれだけ冷静に提案できたのはすごいなと。
あとの3人については、人によっては悪者と思うかもしれないがそれぞれやむにやまれぬ事情があるし誰も責められないと思った。まさか、序盤に出てきたおぼっちゃまくんのくだりが単なるネタではなく最後に重要な役割を果たすとは・・・
あとは、大音文子さんが演じた看護師・川中島さん。
あの空気の読めなさ加減は天才的、とまで思い大いに笑わせていただきましたが、あれも恭一を欺くための芝居だったとしたら・・・終盤ではそう考えてました。一見、隠し事とかできなさそうな人に見えますもんね。
満足度★★★★★
濃密な140分
(ほぼ)4人の会話の積み重ねで進むストーリー。
いくらボクラ団義さんでも4人芝居だったら90分位でしょ・・・なんて思ってたら140分!!
「長過ぎない?」なんて疑問は杞憂に終りました。
観劇姿勢もだんだん前のめりになり、「えぇ!」「あ、そうゆうこと?」と自分の勝手な先読みを裏切られ続ける140分w
とにかく一人一人の小さな表現が伝わって来て、舞台からの圧力で倒れそう。
大きく派手なステージだけが舞台じゃないぞ!ってことを知らしめるには十分な舞台。
役者の魂を堪能した数日間でした。
満足度★★★★★
企画演劇集団ボクラ団義!!
心底、この劇団を好きで良かったと思いました。
ストーリーは、久保田節(?)が炸裂した極上のサスペンスで、雷鳴と共に、謎が深まったり、死角がクリアになって視覚を取り戻したりする度に「ひゃぁ・・・(・Д・)!!!」と心の中でゾワゾワしてました。感情移入して涙を誘うというより、シカクで作られたパズルのようなサスペンスを堪能するっていう舞台だったような気がします。←ちょっぴり泣いてたけどね、私はw。
そもそも『シカク』は、ほぼ四人芝居。回替わりでメインの役者が異なり、同じ組み合わせは無い。しかし、投票回という観客の投票で出演する役者が決まるという回が1日(マチネとソワレの)2回のみ設けられてて、そこはどうなるか分からない。
前途の通り、ストーリーそのものも、もちろん面白いんだけど、変な話、役者たちのぶつかり合いでもあって、A○Bの総選挙を彷彿させたり、単純に自分の感情の動き方が、演じる人が変わる事で、こんなにも違うって思い知るのが、本当に面白かったし、楽しかった。
『シカク』を複数回(可能な限り様々な役者の組合せを)観ると“良い悪い”ではなく“自分の好み”が分かるんだと気付いたりもした。きっと通常なら自分の演じる役を自分なりの答えを作って持ち寄り、稽古場で共演者や演出家とひとつひとつ答え合わせをして、100点の答案用紙を本番で広げてくれるんだと思うんだけど、今回は本番の舞台で、観客と、その時に共演している役者とで答え合わせをしてくれたような、そんな感じでした。本当に、こんな事は初めて。ボクラ団義の、迸るチャレンジングスピリッツに心を震わせました。
『シカク』は(7周年なだけにw)7回観に行きましたが、これだけの期待を胸に『シカク』を観に行ける環境に自分の身を置いている自分と、この作品を素晴らしいと感じる事の出来る自分の価値観をほめてやりたいと思った位です。
もしも、企画演劇集団ボクラ団義を一度も観た事のない方がこちらを読んでらっしゃいましたら、私は「観て損はないよ!」と申し上げたいです。
満足度★★★★
久保田脚本の真骨頂
雨の夜に襲われ視力を失った女性と彼女をめぐる3人の男…。
中盤で事件の表層が明らかになってからが久保田脚本の真骨頂、二転三転どころか五転も六転もする展開は角を曲がる度に新たな景色が見えてくるよう。
そんな中、バレにくい嘘に関する台詞は久保田式の演技メソッドか?なんて見方をしたりもして。
で、主要な4人の他に2人が助演、そして多人数のシーンが1つ(複数回演じられる)という「変則4人芝居」形式が独特だが、この多人数のシーンを何らかの方法(会話で処理とか?)で他の役者を使わずに済ますことができれば商業系での上演もあるのではないか?とも思ったり。
あと、前方2列の小さな椅子での150分はさすがにキツいよね。
満足度★★★★★
やっぱり凄かった
ほぼ4人でのお芝居。 台詞量も半端ないけど熱量も半端ない。 ベースは変わらないけど、いつもとテイストの異なる脚本・演出に、しっかりキャスト達が応えている。 期待をはるかに超える舞台だった。 佐藤修幸さんの演技がすご過ぎ。 表情のひとつひとつが見逃せなかった。
満足度★★★★
衝撃的会話劇
2時間を超える上演時間ですが、のめり込んでしまって、全く飽きませんでした。衝撃的展開のサスペンス、お見事!としか言い様ありません。
満足度★★★★★
熱演に感動!(≧∇≦)☆☆☆!
看板役者の沖野さん大神さん竹石さんは、やっぱり鉄板!さすが!でした。シンプルな舞台セット…と思いきや⁈映像や仕掛け的にもセンスの良さを感じました☆狭い劇場なのに、カッコイー贅沢な空間なんです!役者の熱いものが凄く凄〜く伝わってくるし、♪音楽も映像もセット(仕掛け)もホントいいの‼︎…キュン♡ときます◎4人以外、団員メンバーのシーンも好きです◎久保田社長⁉︎&ボクラ団義 サイコーです‼︎千秋楽、楽しみですo(^▽^)o
舞台演劇「シカク」に隠された最後の死角(もしかしたら久保田さんが見せたかった本当のもの?)
「ち、違う、佐藤ノブさんの男Cは!」
というネットの噂を耳にして、
まだ回収出来ていなかった佐藤ノブさんの男C
(この噂を聞くまでは、結構な回数観劇したし
今回はもう諦めていたのですが)
かなり興味が湧いてつい再度観劇。
しかし、まず目を引かれ、
そして目を離せなくなったのは男A福田さんでした。
福田さんの男Aは公演期間序盤に1回観劇していて、
「後半に向かうほどに上手く感情がこもっていく、
しりあがりに良くなっていった回」と以前感想をあげています。
その福田さんが、
・ 福田さんという役者としての自然体
・ 福田さんとしての男Aに対する理解の深まり
(この時の男Aはきっとこんな気持だったのだろう、という)
など、色々なものが活かされたのだと思いますが、
今日はもうしょっぱなから(あくまでも自然体でありながら)
とても感情を載せた男Aを演じていました。
その感情の起伏の見せ方が「男Aの1つの形」にして、
(観劇している自分が)
「男Aの立場に立ったのならまさにその時その気持ちになるはず」、
というぐらいピッタリハマるものだった為か、
その豊かにして感情爆発といえるぐらいに
熱の入った表現にもう夢中になりました。
※ おかげで「シカク」の中で自分には謎だった部分が
また1つ解明されました。
主目的だったはずの佐藤ノブさんの男Cについて、
これもまた良いものを観せてもらいました。
まさに芝居経験年数の違い、芝居巧者としての演技、
「シカク」を1回でも観劇している人なら
ぜひ自分の観た男C役とノブさんの男Cを比べる事で、
役者の役に対する理解と想像力、役作りによって、
同じ脚本でも舞台上の表現はここまで変わる、
という事が比較できて楽しいと思います。
※ あくまでも演出の許可あっての事でしょうが( ´ー`)
沖野さんについては「いわずもがな」、
言える事は「表現力がスゴイ」の一言。
沖野さん同様平山さんについても初日から既に完成されていた、
今日もまさに「演技上手」と言えるお芝居でした。
(その表現についても、微細な部分について
表現方法を変えてきた(?)と思われる部分があり、
「更に」分かりやすく共感しやすくなった部分がありました。)
そして、男A:男B、男A:男Cのそれぞれの感情爆発が共鳴しあうように、
今までに自分の観てきた「シカク」とは
また別の色合いを持った(自分の知らなかった)
ミステリ要素よりも感情劇としての
「シカク」を見せつけられたような気がします。
※ 初回からの竹石さんの「男A」が一番ピッタリ(適役)、
とずっと思っていましたが、
劇の色が変わると今度は福田さんがピッタリ、と見えてくる。
舞台「シカク」の自由度の高さに驚きです。
あと、「少々のトラブルで慌てない」、
これが今日の役者陣全員徹底出来ていたようで、
多少のミスなど気にせず自分の芝居を続ける事で、
(観劇する側に動揺を与えない)
求心力を落とさないままに閉幕までを演じきっていたと思います。
(これがある意味一番褒めたい点かも知れません。)
満足度★★★★★
ボクラ団義の新たな挑戦…お見事!
タイトル「シカク」…解説では『視覚』と『死角』が作り出す 出演者全回変わりの異形のほぼ四人芝居 『会話』と『静』が織り成すサスペンス超会話劇、という謳い文句。あらすじから犯罪絡みであることは容易に想像できよう。
言葉で紡いでみると、「罪」を犯せば「罰」を受ける、そしてその報いは「死」か「苦」…。生きながら責め苦を味わう恐ろしさ。そんな人間姿が炙り出される秀作。その描き方は、タイトルの文字列変更、つまり「シカク→カクシ」のとおり芝居のいたるところに伏線が隠されている。
満足度★★★★★
静けさの中にもスリルとパワー
とにかく会話劇でありながら静けさの中にもスリルとパワーを感じる舞台だった。これだけのセリフ量がありながら出演者が毎回入れ替わるというからさらに驚きだ。作品の構成も大胆でありながら緻密で、役者も力量と個性を兼ね備えておりエネルギッシュだ。筋書きに無理があるとか、セリフを噛む箇所が多いとかは些細なこととして忘れさせてくれる。この劇団としては本作はいつもと違う異色作とのこと。今後の作品を注目していきたい。
満足度★★★★★
投票会選抜チーム
投票会によって選ばれたチームを観に新宿@サンモールスタジオに
さーすが、オープニングから竹石さん、加藤さん、大神さん、大友さん
息もピッタリ、静寂した雰囲気も更にあいまって
ドンドン惹きつけらました!
この作品も明日の2公演でラスト
是非、今日の夜公演 仕事帰りに観に行くだけの
価値が有りますよ\(^o^)/
満足度★★★★
ぐ~
疲れた~!気持ちよく疲れた~!
こんな会話劇初めて。なんだかね、変な表現なんだけど、目を閉じてても観れる?そんな舞台でした。会話劇の素晴らしさを改めて実感。
途中、隣の友人のお腹が「ぐ~」って鳴ったのは、劇団さんの前説でのお心遣いが逆に刺激となったようだ(笑)
静まり返るシーンが多いので、空腹では観劇しないように。
満足度★★★★★
見ごたえあり
上演時間2時間20分。相次ぐ展開で見ごたえがあった。ずっしりくる内容と、上演時間と、この会場の椅子が組み合わさって、観るには意志の力が必要で、1回は観てよかったが再見はなさそう。
満足度★★★★
衝撃的な幕開けから
会話を中心に熱量の高いお芝居が見られました。この長尺で台詞の多い劇を何組もの役者さんが演じることができるなんて、すごい劇団ですね。また、マッピングの技術をこんなにうまく使いこなしている劇団を観たのは初めてです。ライティングも素晴しい。何度もグルーヴするシーンから次々に謎が明かされていって、ぞくぞくするような会話劇の素晴らしさを味わえました。ただ、テンションの高い前説も入れると、2時間40分を優に越えるこの劇、やっぱり長過ぎる。俳優さんたちの声量や声のトーンもバラバラで、噛みも「ここで噛むか・・・・」という大事な所で発生したりして、全体にちょっと無理があるかな、と感じた。前説をバッサリ切るか、素人的にはわかりにくいチェホフの部分など、(入れたいんだろうなぁ、とは思います。思いますがあのシーン長かったな・・・・・)割愛して、何度も足を運びたくなるような舞台にして欲しい。
満足度★★★★
芝居らしい芝居やと…
6回目の観劇で改めて感じた事。
本来の芝居。言葉と演技力だけで観せてくれる舞台だと。
役者によっての演技が違うのは当たり前だけど、いい意味でも悪い意味でも引き込まれ方が違いすぎておもしろい。
細かい糸を見つけるのも楽しみの1ツな舞台です。
満足度★★★★
いろいろな「シカク」
今までに4回観劇。
今日のマチネの平山空さんの女以外は2回目に見るキャスト。
男A~Cは各3役者ずつ見てきたが、役者ごとに印象が違うように感じた。
特に男Cは、大神さん、中村さん、佐藤さんで印象が全く違った。
23日のマチネは、添田さん、沖野さん、佐藤さん、大友さんの組み合わせで観たが、こう、なんというか今まで見た4回の中で一番熱量が高かったのではと思う組み合わせだった。
いろいろな「シカク」を取り込んだ、役者さんの新たなる一面を観られたように思う公演でした。
大シャッフル回はどうなるか、期待。
辛口コメントを言えば、結構噛んでるかな。
1公演に最低でも1度は噛んでる印象。
長セリフなのもわかるけど。
後は、とある公演のとある役者さん。
噛む以前のお話。喉も管理は大切ですね。
満足度★★★★★
役者さんのパワーが伝わってきた!!
正直に言うと、ホームページやブログでは
それほど観たい!!って気持ちはなかったです。
あらすじ見てもあまりそそられなかった。
好きな劇団だから1回は観とこうかなって感じ?
そもそも劇場がいつものように大きくないし、
二、三日前に休みが変わって予約したから
後ろの方かと思ってたらまさかの最前列!!
いつも通り楽しい前説が始まり、その間見てたのは
何とも変わっている舞台セットでした。
確かに題名『シカク』だけど…。
そして暗転から舞台が始まると、まあ、役者さんの
近いこと!!
明るくなるとすぐ目の前に加藤凛太郎さんがいて
その後も、福田智行さん、大神拓哉さん、平山空さんが
入れ替わり立ち替わりで話が進み、気になる事が
あることの伏線だったり、予想外の展開になったり
時々笑わせつつも、話は容赦なく核心に迫り
表情も汗も涙も見える近さで起こる感情の渦が
見事に表現されてて、それがこちらにも伝わってくる!
個人のと言うよりは、ホントにこの4人でしか味わえない
凄い物を観た!!と言うのが正直なところです。
今回の公演はメインの役者さんが毎回違うので、違う回を
観てみたいけど、観たくない方が強い?
生物のお芝居に完成度なんて考え方はしたことなかったけど
この4人のお芝居だから、こんなに胸に来るのかなと考えると
他の役者さんも大好きな人ばかりなんだけど、観に行くのは
なんか違うと思っちゃいました!!
あくまで個人的な感じ方なので、他の役者さんも観たい!!
って思う方も多いのでは!?
営業妨害になったらごめんなさい!!
1回寝れば考え方変わるかも!?
あの熱量に当てられて、今日は冷静な判断ができてないかもです。
それから、毎回出演されてる福丸繚さんと大音文子さんも
よく観といた方が良いですね!
ふとした表情にクセモノぶりが…。
長文書いてしまいましたが、簡単に言うと面白かったです。
役者さんってホントに凄い!!
満足度★★★★★
四人の会話劇
『ボクラ団義さんの舞台』#シカク観劇後の感想
毎回毎に、四人の出演者が変わり舞台を演じるんですが
これがまた良い味出すんです( ̄^ ̄)ゞ
対面する役者さん同士も毎回同じとは限らないので
どう立ち振る舞いするか。
又どう対処するか…
毎日が、真剣勝負( ̄^ ̄)ゞ
観る側もその真剣さが伝わってきて
又観たくなる作品です。
新宿サンモールスタジオにて観るだけの価値が有りますよ