満足度★★★★
好みの作風
チャレンジング興行以外の作品は初めての観劇。
これまで観た作品は発想、設定は面白いのだけど、
肝心の中身が(個人的に)今ひとつという印象だったのですが、今作はストーリーも面白かったです。
最近のiPhoneを巡る過熱ぶりを皮肉りつつ、
行列に並ぶ人々の悲喜こもごも、企業に振り回される姿がコミカルに上手く表現されていたと思います。
ラストのオチも良かった。
役者さんでは玉村役の武田さん、芝原役の浦川さんが印象に残った。
特に浦川さんの演技が素晴らしかった。
ちょっと棒読みチックな木訥としたしゃべり方は凄い雰囲気があって良かったです。
演出では、暗転の多用が少し気になったかな。
そして、いつもながら舞台美術のクオリティが素晴らしかった。
特にiPhoneブースは一見の価値あり。