満足度★★★
幻想
人形達の動きは繊細で美しく、感情表現も豊かで、とても素敵だったので、☆5ですが、ストーリー性が、弱く感じてしまいました。あらすじ通りの物語の伝え方は、もう少し強く押し出した方が、よろしいのでは?と思ってしまいました。挿入曲も、とても幻想的で、作品に深みを与えていて、素敵でした。
ネタバレBOX
人形達は、ぬいぐるみ系、鳥の羽根のようなのや、木製?のような、様々な材質で、想像上の動物的なのや、ペガサスのように、羽が付いていたりと、素敵でした。
人形達が、意志や感情を持っているかのような表情や行動は、流石でした。
動物達の目、耳や尻尾が、語る感情表現も、とても豊かで、惹きつけられました。
特に、ドラゴンの空飛ぶ姿は、美しかったです。
人形達だけで紡ぐ物語に拘る姿勢に、魅力も感じましたが、部分的に出てきた人間や人形達が、補足的に物語や感情、状況説明的な、セリフがあっても良いと思いました。
想像だけでは、あらすじ通りの物語だけでは、やや物足りなく感じてしまいました。
いくら魔法をかけても動きだせない人形の、動けない理由や想いが、セリフが無いだけに、積み重なっていかなかったので、ラストの感動が、薄くなってしまったようで、もったいないと思ってしまいました。
魔法の銀吹雪や光のセンスは、とても、素敵でした。
満足度★★★
初見
約3時間5分、社会派の力作は、美術や場面転換も素晴らしく、引き込まれたが、、、 やはり長く感じてしまった。
ネタバレBOX
医療現場と製薬会社、官庁と昨今事情が抱える問題を主軸に描かれていた。
よく練られていて、納得できる本に、役者さんも好演だった思います。ただ、テーマがテーマだけに、物語上の事実の積み重ねが、色濃く出ていた分、心情描写や、観客に忍び寄る心理的な感覚は、薄く感じてしまった。
それ故に、作為を強く感じた部分が、冗長に感じてしまい、第一幕は想定内に収まった感じでした。
湊さゆり(林田麻里さん)が、久松外科医を恨み、復讐の為に久松を誘うのは、理解できるし、清純なさゆりが、女の武器を使い、妖しい色香を放つ姿は見事でしたが、下着の中に手を入れる姿は・・・二人とも私服姿だが、密室ではなく、帰り道か病院かわからない場所での、行動にしては、過ぎると思ってしまいました。
父臨終の際、司が心情を告白するシーンも、さゆりに対する恋心について話す姿が、あの状況にしては長過ぎると思いました。
第一幕、入院病棟の病室から通路、タイル張りのバストイレ、その横の給湯室の奥には、ナースステーション?と、奥行きを感じさせる、素晴らしい美術でした。
第二幕に入る時、字幕の映像と早口のナレーションで、数年後を見せる。その間に、製薬会社の美術セットに変わるのも、見事でした。
TPP参加後の懸念等の、着眼点は良かったと思うが、司がスピーカーで、窓から叫ぶ姿等が、やや子供っぽ過ぎるというか・・・イマイチ感情移入できなかった。
霞製薬んの専務(山崎直樹さん)が、窓から身を乗り出している時に、司の兄に止められた際、『お前は、下ばっかり見てるんだなぁ~』から続く言葉は、数々の現実を乗り越えてきたならではの実感が、とても響きました。
満足度★★★★
とある、町工場
切ないけど、温もりと優しさに溢れる作品でした。同じ痛みをもっている仲間ならではの、真の優しさやいたわりが、心にしみました。拘りの美術とハイレベルの役者陣に、魅せられました。配役表は、欲しかったです。
ネタバレBOX
寂れた町工場の従業員達の群像劇。
同じ環境で育った者達だから言える事、痛みを知っているから、気付かないふりや言わない事、・・・だから言えない事が・・・どこか空虚になってしまった人間関係の様で、その理由も、優しさからなのだが。。。
仕事、状況、生活、環境、自分自身が持つ想い、全てが満たされる訳でもなく、切ないけど、優しい気持ちになれる作品でした。
群像劇でありがちな、極端過ぎる人物像もなく、ごくごく自然で実在しそうな人々でした。繊細で丁寧なキャラ立てを壊すことのない役者陣が、誰も出過ぎず埋もれる事もなく、とても良かった。
全員が親友ではなく、仕事仲間と言う距離感は、ほどほどの親密感であったり、やっぱりほっとけなかったりする情の見え隠れが、繊細で良かったです。
ヒロちゃんが、他の職場から、帰ってきたときや、、、
フクコが自分の名前が、好きでないことを、カップラーメンのシーフード味食べながら、諌めたり、、、
ラストのフクコとナオの元彼の取っ組み合いのけんかも、、、
弟が浮浪者の様な格好で住み込みであろうか?が、なぜそうなのか、ちとモヤモヤが残ったが、フクコ達の取っ組み合いを止めるわけでもなく、理由を聞きもしないが、ただタバコを吸いにでるだけ、、、、それも、フクコたちの想いを労わっているかのようで、優しさを感じました。
ナオ夫婦が居なくなっても、変わらず工場は稼働する、毎朝のラジオ体操では、割り切れない彼が泣けた事で、新たな一歩を踏み出せそうな感がしました。
体操や仕事に対する姿勢を変えていこうとする人や、それぞれの人生が動き出した感が、感慨深かったです。
回想シーンと現実シーンへの切り替え時の効果音、イメージ通りで、解りやすく良かった。
寂れた町工場の中庭の造りが、とても雰囲気があり、良かった。ドラム缶やトタンの錆、つたのからみ加減に、埃っぽさ、地面には本当の土がひいてある。
いかにも間に合わせらしい、板を置いただけの机やイス逹。庭と呼べる程、手入れは行き届いてはいないが、従業員にとっては、一時のオアシス場としている感が、とても良かった。
満足度★★★★
Ver、黒
「黒髪と…」、やはり脚本・演出、配役等、変わり、「ほんのあそび心」は、前回と全然変わってました。よりエロティックに、過激に、陶酔していく人々が、見事でした。青とは、テイスト・魅力が全然違うので、やっぱり見て良かったです。
ネタバレBOX
ランジェリー姿?のような、艶やかな姿の3女優の魅力に酔わされ、饗(狂?)宴の開幕に相応しく、良かった。
やっぱり、川添さんが見事!時に、何も知らない少女の純真さ健気さ、大人の女の憂いと、多彩な姿が魅力でした。
『ほんの遊び心』
前回同様、刑事ドラマ風であるが、全然内容が変わっていて、かなりシュールに感じた。『Recover』の時は、かなり爆笑したのだが、今回は、思わずニヤニヤや苦笑いの方が多かったが、、、意外に、深読みもでき、『Ver、青』とテイストも違い、楽しめました。
満足度★★★
美しかったです
役者さんは、素敵な衣装の女性ばかりで、とても華やかで情景描写の美しい舞台でした。
ネタバレBOX
烏丸さんの男役が見たくて、観劇日を決めたのですが、男役だったのは初日だけになっていて残念でしたが、娘役初花の可憐な姿、良かったです。
ラストのミニレビューショーでは、男装の麗人姿も素敵でした。
シンプルな舞台美術ですが、照明の多彩な色使いが効いて、シルエットを生かした情景、とても美しかったです。
ヘアーメイクも衣装、小物も、凝っていて、とても華やかだったせいか、着物にブーツも、気にならなかったです。
美しい江戸時代の遊郭の世界観を作り出していたせいか、言葉遣い、コミカルさや幻想音楽劇要素が、気になってしまいました。
替え歌の【東京音頭】くらいまでなら良いと思えますが、【東京砂漠】の替え歌等は、、、あまり、、、場内笑い声も出ていたが、私は無くても良いと思いました。
ロミオ(菊ノ介)が、軟弱で、、、両親が亡くなり、叔父の家に厄介になっていると言う引け目からにしても、草食系過ぎたように感じてしまいました。
時代劇ほど、ガチガチにしなくても良いとは思いつつも、世界観ならではの、言葉使いを活かして欲しかったです。
菊ノ介が『眠りたい』よりは、「休みたい」の方が、『重大任務』は 、「大事なお役目」等の方が、より雰囲気が出たように感じるのですが、、、
そんな、ちょっとした事が、ラストへの想いの積み重なりとならず、残念でした。
粉雪舞い散る中、白装束の二人が美しすぎただけに、勿体無い感が。。。
ミニレビュ-ショウも、本作と全然違う、白のロングドレスと男装の麗人達と、ダンスも素敵で、美しい一時でした。
好みの美しい世界観だったので、次回作にも期待です。
満足度★★★★★
Ver.青
前回観た中でも、『dogma』が一番好きでした。時があまり経っていないけど観たいと思い、正解でした。脚本・演出、配役等、若干変わり、より重厚感と深さが増し、見応えありました。客席の配置も、余裕で見やすく、座布団も嬉しい。『ほんの遊び心』は、青・黒バージョン、違う内容と、全てにおいて、バージョンアップで、Ver.黒も、見逃せない!!!
ゲストIKKANさんとのアフタートークも、作品とは無関係な話でしたが、とても面白く、宇野さん、川添さん、五ノ井さんの、<素>の姿も、垣間見れて良かったです。
心霊写真?????って、一瞬凍りつきそうになったが、、、私は爆笑でした。五ノ井さん、美味し過ぎ~!!!!!
アフタートークでは、作品に関する話を聞きたい私ですが、残って大正解でした。
ネタバレBOX
『ほんの遊び心』
崩壊する崖上での、究極の選択の物語。
最初、『dogma』が、始まったと思っていたので、ワンシーンで引っ張るなぁ~と思ったが、『dogma』の教典の一節を、深く深く掘り下げた物語でした。
さすが!宇野さん、表面に見えることだけでなく、その神髄、心情、真情は、崩壊する崖上だけでなく、人生、生きる事なのだと思いました。
勝手ながら、私的に思った事です、、、、
選びたくない(選びようがない)けど、究極の選択を迫られた時、葛藤の末、自らの選択さえできず、出てしまった結果を受け入れなくては、いけない現実。
自ら選択していなくとも、葛藤している自分も、自分の選択の一つである事に、気付かされた。その結果も、自分の責任と納得するのか、他人や状況の責任とすることで、救われるのか?逃げるのか?立ち向かうのか?
人の脆さ・強かさ、故の執着心や愛があるから、人は生きていけるのかもしれない。
その方法論が、少しだけ個性が強いと、偏執・・・?視点が変われば、至極まともで、至って純粋な気もする。
そんな気がするから、私はハイジャックさんに魅力を感じるのかも。
『dogma』
美術も、紗幕(?字がわからない)に描かれたの木々の絵も良く、壁の花の絵も(前回、無かったような?)良かった。照明により深い陰影が浮かび上がる世界観が、素敵でした。
狂気の学校、前回よりも、魂の叫びとしての響きが、深くなっていました。
全役者さん、ますます良くなっていました。
ゴダイ先生(川添さん)やっぱり可愛いのに、凄みが増しつつ、生徒達への愛も深くなっていて、やはり秀逸です。
モリクニ先生(五ノ井宇さん・人体連盟)激しすぎず、秘めた凄みや冷酷さの、見せ加減が、とても良かったです。
ホウジョウ先生(水沼小百合さん)の自害する時の瞳、無念さを愛にかえた凛とした覚悟、納得しているのに、過る恐怖と未練なのか、細かな心情表現、すばらしかったです。
満足度★★★★
良質のコメディでした
老若男女解りやすく、優しくホンワカ気分になれる、笑いでした。正直、先が読める部分もあったが、意外な展開や、中田くん以外のキャラのエピソードも面白かったです。誰でも良いから結婚したいので、お見合いパーティに出る中田くんの真情に、うるっ!ときた。私ごとだが、本日4時間しか寝ておらず、仕事でイライラ!ゴツゴツ!ガっー!としていましたが、本作のおかげで、すっきり、ホクホク、ニコニコと癒されました。次回作も、楽しみです。
ネタバレBOX
椅子にぶつかったり、扉押さなければ開かないのにひいたりって、アクシデントなのか演出なのか、解らないほど自然でスムーズに、進んでいく物語はテンポ良く、笑いを引き連れて展開していくのが、良かったです。
人の良さ全開の中田くん(中武億人さん)良かった。
笑わせてくれた金剛寺(新宮乙矢さん)、ちょっと渋かったり、ドジだったりと、良かったです。
女社長とプロ野球選手の恋模様と展開が好きです。
満足度★★★★★
やっぱり、秀作です
メガバックスさんならではの、重厚だが温もりもある作品で、観劇後の充実感に浸れました。ジャーナリスト達が追う真相を、サスペンス調に展開し、浮かび上がる真実は、決して甘い物ではないが、人としての根幹でもある、人とのつながりや絆の大切さ優しさを、感じました。相変わらず、感じのよい受付制作スタッフの方々、見ごたえのある脚本に演出、素敵な美術に音響効果、魅力ある役者陣と、質の高い作品でした。3月の公演も楽しみです。
ネタバレBOX
ストーリーは、他の方々のレビューがあるので、、、個人的に好きな部分としては、廃線になった駅なのに、駅そして村を見守るような駅長(新行内啓太さん)の存在が素敵でした。長年預かっていたのは、その時の想い。約束があり待っていた訳でもなく、遠い記憶だけになっていても、大切な想いでした。そう、ただその時だけを、待っていてくれる想いが素敵でした。
まぁ~駅長の顔は、若いが(20代の役者さんなので、当然だが)、立ち居振舞いや佇まいは年配らしく、話し方も、とても似合っていたが、話し方が変わるだけで、声までも変わったように感じました。
ジャーナリスト真実(森下みなみさん)の、ジャーナリストらしいテキパキ感がありつつ、ちらりと見える普通の女の子らしさも、良かったです。
カメラマン役(下田修平さん)も、ちょっとした心情の揺れも、瞳が語る目力ありなので、ついつい注目してしまいます。
腰の折れ曲がった老婆(高瀬佳奈さん)も良かった。膝腰を曲げてるだけでなく、背中の丸みを意識していたのだろう、肩が内側に入っていた(肩甲骨を内側に丸めた?感じといった方が、良いであろうか?ジャケットを着た時に、前袖ぐりに脇があたる感じ)そんなちょっとしたことで、腰の折れ曲がった老人らしさが、増すと思うのだが、実践してる役者さんは、少ないので、高瀬さんの姿や動きは、良かったと思いました。
代議士の母の姿は確かに若過ぎると思いましたが、駅長との会話を聞いているうちに、気にならなくなった。駅長や村に託さねばならなかった時の切羽詰まった状況より、時がたち、いろんな意味で母に余裕ができた状況と、解釈しました。
いつもより大きめな音量の挿入曲だったが、サスペンス色濃くなり、効果抜群で、選曲センスも作品に合ってて良かったです。
大木がある駅の風景、とても情緒がありました。
ラストの駅の構内を、カラーの照明で浮かび上げる様は、駅の歴史を物語るようで、素敵でした。
満足度★★★★★
情緒深く、とても良かったです。
『金色夜叉』原作尾崎紅葉の病死により、未完のまま遺作となっているそう。あの熱海での有名すぎる別れのシーン後、貫一が高利貸しと言う生き方をしたという位の記憶しかない私なので、どの程度の脚色なのか解らないが、原田一樹さんの構成・脚本・演出は素晴らしいと思いました。花道のある舞台美術や役者さん達も、とても魅力的でした。夢があるからの葛藤と言うより、現実を知る故の葛藤の描き方も、大人向けで見応えあり、無常の世でも、情を信じたいと思ってしまいました。
ネタバレBOX
いろんな場所を見せる為の、紗幕や光使い、雨音・風等の自然音の効果も、とても良かったです。
衣装・小道具等のこだわりも素敵で、その時代空間らしい家具等も、シンプルだが、とても活きてました。
達者な役者さんばかりでした。
貫一役(米山実さん)の想いも、伝わってくるものも多く、良かったです。
赤樫満枝役(瀬田ひろ美さん)の女の切なさ、愛や優しさは、見事でした。
やはり、見続けたい劇団さんです。
満足度★★★
なんとなく
軽やかな仕上がりでした。
ネタバレBOX
吉田小夏さんの本は、繊細なんだけど、大きな包容力と優しさが好きで、青☆組は、私的にアワード入りでした。
時間堂さんの初見が、『廃墟』で、重厚な作品を、丁寧に繊細に仕上げていて、私的には、アワード入りでした。
なので、期待しすぎたのか?想像し過ぎたのか?なんだか、物足りなさを感じてしまいました。
ほんの、ちょっとだけ歩みが早いような・・・?その、ちょっとだけが、情緒を薄くしてたように感じてしまいました。
花見の時、お母様の帯を結び、はしゃいでる君代(木下祐子さん)の娘時代。父と愛人の姿を垣間見してしまった憂鬱。
未亡人になってからも、長い間大切にしてあった亡き夫の手紙を、潔く処分してしまう時とか。微妙な女心表現、上手かったです。
その様を、時によって、人によっては、女の情念に感じられるのかも、しれない。
しかし、小夏さんは、想いに潜む愛や優しさ温もりも、しっかり浮き彫りに、してくれるのだが、その辺が、ややあっさり味付けされてるように思ってしまった。
星の結び目のエピソード、素敵でした。
次男と一代目、二役の(荒井志郎さん・青☆組)が、特に見事でした。
鈴木浩司さん、酒巻誉洋さん、菅野貴夫さんも、良かったです。
満足度★★★★★
すっごく、良かったです。
大好きなタイプでした。芝居小屋設立から、約60年の現代まで、時代の流れの中、すっかり変わった街景色や人々の中で、変わらぬ人の想いが、生きている、素敵な作品でした。
場内爆笑のインプロ有りの人情喜劇。ややドタバタ感ながら、場内爆笑場面も多数あるが、信じて続ける事の大切さや素晴らしさを、力強いメッセージで描いていてます。
終盤は、すすり泣きが響いてましたし、私もボロ泣き。この作品を観劇納めにして、大満足でした。
満足度★★★
初見
説明通り、ふうせんにんげんとその彼女の周りの、いびつな物語でした。ちょっとブラックな部分もあるメルヘンチックな作品で、想いは美しいかもしれませんが、イマイチ、世界観に浸りきれず、、、
ネタバレBOX
メルヘンチックなファンタジーは好みなのですが、部分的に違和感を感じてしまい、世界観に浸りきれませんでした。
空気汚染が進んで、空気の配給が行われている領土という設定が、個人的過ぎますが、妙に生々しく感じ、世界観に浸れませんでした。
生まれた時から、ふうせんにんげんだったニカロに、普通の生活は不可能なのでは?
外出できず、家のみで勉強し、友達もいないのが、自然なのでは?
病弱なピコが憧れる学校の人気者には、なれないのでは?
・・・と言うか、生存してられるのが不思議な設定と、思ってしまった。
突然変異で、ふうせんにんげんに、なった方が、理解しやすいと思った。もしくは、本人の好きな人(両親や大切な友達や彼女等)限定で、好意的な言葉をかけられると、膨らんで破裂してしまう方が、まだ納得できるような。。。?
だったら、日常生活も可能だと思われるのですが・・・
全ての作品で、つじつまが合うわけも無く、気になる事がたくさんあっても、そんなのどうでも良い、面白さや感動に包まれる事も、あるのですが、今作品は、気になってしまい、、、
それでも、貧しいながらも明るく生きているピコ(浅野千鶴さん・味わい堂々)とウピ(小石川祐子さん)姉妹の登場で、世界観は、見えてきました。2人の純粋さ無邪気さは、とても良く、惹き付けられました。
ピコが、窓から出入りする姿も、キャラらしく、可愛くかった。
2人が、セロテープで遊ぶ姿も、無邪気で可愛く、テープがキラキラ光り綺麗で、メルヘンチックでした。
しかし、この二人が秀逸過ぎたのか、一部キャストの力量不足も、世界観を断片的にさせてたように、感じてしまいました。
綺麗な空気を作り出す存在の実態は、『バラ』と呼ばれる、フウセンにんげんというのも、、、空気が足りないのに、ふうせんにんげん一人(数人かもしれないが、はっきりした数は、出てこなかった)で、まかなえるのか?
勝手に想像してしまった、その図も、不気味すぎて・・・
本当の植物の方が、理解しやすかったです。
しかも、現『バラ』は、女王の父親・・・も生まれた時から、ふうせんにんげんならば、女王の存在すら、難しい。女王の悲哀や、非情さの理由等も有るはずだが?何度も登場する女王だが、非情なだけで・・・その辺の見せ方(セリフや演出)を工夫すれば、作品の厚みを増す事も可能だったのでは?と、思ってしまいました。
ニカロの体が膨らむ姿も、シャツの間から、赤い風船が膨らむのが、あからさまに見えてしまい、覚めてしまいました。
赤い風船は、ニカロとピコの、素敵な思い出だったはず・・・
せめて、肌色っぽい風船にして、シャツの色を黒紺等の濃い色にすれば、体が膨らんでシャツがはち切れそうになる図に、なったと思いました。
ベタ甘なメルヘンにはしたくないというのが、作者の心情かもしれませんが、陰の要素の描写が、とって付けたかのように、感じてしまいました。
《長所と短所は紙一重的》な、物事の多面性でも、陰を見せる事はできると思ってるだけに、この世界観に浸れず、残念でした。
煙突を利用した畜空機や、シャボン玉の演出等、好みの部分もあるので、違う作品も観たいと思いました。
ニカロ(猪股和麿さん・ぬいぐるみハンター)も、とても良かったです。
ヤドーナ(佐藤みゆきさん)顔もほとんど見えず、セリフも少ないのに、手足の隅々まで行き届く表現力は、さすがでした。
満足度★★★★
空
ある風俗店(予約電話のメモを持ち、コート着て出かけたので、デリヘル?と想像しましたが・・・?)の控え室での、物語でした。と言っても、エロいシーンは無く、美女率高い女性陣のドレス姿やダンスシーンが素敵でした。大人の女ならではの視線や見解が見える作品でした。
ネタバレBOX
様々な事情を抱えて、店にたどり着き働いていた女達。
譲れない想いや、割りきれない事って、どんな人生にもあるが、心持ち次第と思いました。
全てが解決するわけではないが、おのれの足で、しっかり歩いて行ける予感がする終盤が、良かったです。
オープニングのシルエットから、ダンスに入るのが、とても綺麗でした。物語上のキャラらしい、振り付け、動き、良かったです。
かぐや(月野原りん)
みやび(塚本茉莉子さん)のベテランならではの、現実を知りすぎた冷静な視線。それなのに、他人を見捨てられない、優しさや温もりが、とても良かったです。
宣材用写真撮影に来たミキオ(坂本穏光さん)、土屋妙子(窪田悠紀子さん)も、良かった。部外者だから言えること、気遣いや視線が、作品の空気を仕上げてたと思いました。
満足度★★★★★
とても!とても!とても!
素晴らしかったです。私も、今年のアワード入り決定です。期待以上の意味と価値のある作品でした。
この事件自体の意味の深さの、あぶり出しが見事ですが、実力ある役者さん達が醸し出す、人間の心情表現が見事でした。題材は、重さや切なさが絡むが、それに潰されることのない、人の正義や愛の描き方が、良かったです。とは言え、決して甘さで濁らすのではなく、むしろ現実が突きつける厳しささえ感じるのだが、人を信じたいと、思えました。
劇場の使い方に、まず、驚いたが、見えない場面があっても、濃厚な空気感があるので、満足です。椅子だけのセットが活きる、キャスト力や佇まい、挿入曲や音響、照明による影、時代観のある衣装や髪形、とても良かったです
ゲストのJACROWの中村暢明さんも、とても良かったです。作品の魅力を活かす、ゲストの魅力が、相乗効果を上げてました。
ネタバレBOX
国家の幸せを願う想いは同じなのに、各々が抱える立場や現実が切なかったが、人として忘れてはいけない事や大切なことを、改めて痛感しました。
全役者さん、素晴らしかったです。
田原(西尾友樹さん)、平出(菊地豪さん)の若さと正義、譲れない想い、良かったです。
潮(岡本篤さん)言葉にできない想いが、突き動かす姿が、見事。
菅野須賀子(掘奈津美さん・DULL-COLORED POP)思想が支える凛とした強さや愛、とても良かったです。
大審院、検察の非情さ、各キャラを支える想いや現実を、滲ます役者さん、本当に見事でした。違う舞台も拝見してる、松室(林竜三さん・青☆組)鶴(古川健さん)は、人相も変わってしまった(?)かのようにさえ思えるほど、凄く見事でした。
権力の象徴である山縣(山森新太郎さん・髭亀鶴)の威圧感、凄かったです。
ゲストのJACROWの中村暢明さんの遺族役も、とても良かったです。
遺族とはいえ、血縁はあるが、事件自体はあまり知らない甥役。
時が許してくれた事と、時が経っても続く実害。
中村さんの真後ろで、観劇していたので、表情はほとんど見えなかったのですが、納得の演技でした。田原が墓参りにきた理由を知った時の、全身に走る緊張感や、淡々としながらも、静かな怒りと痛みが、見事でした。
古川さんの本の素晴しさ。
その魅力を最大限引き出し、色や味に深みを付ける、日澤さんの演出の凄さ。
それを、活かしきる演技力で、見事な作品を創り続ける、チョコレートケーキさんに、感謝です。そして、次回作も楽しみにしています。
満足度★★★
初見でした
悪しき因習に縛られた村での物語なので、やや暗い(?)ようで、、、なのに、ちょっと歪んだ村人たちが、時に滑稽でもあったり、、、、あまり好みで無いようで、それなのに、惹き付けられる感も強く、活動休止は残念です。その妖しい空間は、独特な美しさも感じました。配役表、欲しかったです。
ネタバレBOX
対面式の客席で、中央が演技スペースに、なってました。低めの垣根で囲まれた庭と軒先のような造り。
垣根には、小さめライト(ツリーなどにつける、連なったタイプの単色シンプル)が、ついていて、部分的に盛られた砂利のような小石は、赤青黄等の、原色。暗転時などに、ライトアップされ綺麗だが、何か怪しげな感が、作品にとてもあっていました。
大黒柱が1本あり、娘が、縛られている(宙ブランコに座っているのが・・・)。頭に被った鳥カゴの中で、電球が点いたり、消えたり。
照明も、おさえた明るさの色使いが、とても雰囲気がありました。
電気ブレーカーを、バチーンッ!と上げ下げする音も、効果音として、活きていた。
着物等の衣装も凝っていて、独特の世界観だが、惹き付けられる魅了があったので、他の作品も、見たかったのですが、再開、楽しみにしています。
満足度★★★★
千秋楽に拝見
うん!面白かった!しかもチケプレ頂いたのに、遅くなり過ぎて、すみませんm(_ _)m
対決を主軸に、有効的な映像使いやら、濃いキャラ盛り沢山に、ボスのやんちゃぶりで、面白かったです。
ネタバレBOX
名人コブラ(ムラマツベスさん)対ザキヤマ七段(後藤裕哉さん)の戦いが主軸なのだが、戦いを見守る控え室や、コンピューターゲームを擬人化した、ぴゅー太くん(島原弓里江さん)も絡んだりと、面白かった。みんな個性的で、『佇まい』が、それぞれ魅力てきでした。
コブラは、名人ならではの不敵の強かさが、カッコいいくせに、会話の語尾に、
『◇◇◇◇◇にょろ~』って!いうのが、ちとかわいいはずなのに、名人と別格扱いされる、強さと不気味さが滲み出ていて、良かったです。
真面目な顔に、笑ってしまいました。
ザキヤマの若さと、個性的な作戦をうつための心理描写等も、良かったです。
勝負の世界は相手ありきの戦いのようで、実は自分との戦いでもあり、その辺の描写も、可笑しいながら、しっかりでていて、良かったです。
又、倉橋女流三冠(後藤和さん )対馬場奨励会員(小山沙織さん)の秘かな戦いなど将棋騎士等の心情や、スポンサーサイド事情等、盛り沢山でした。
のずく七段(村松かずお さん)も良かった。
やんちゃなボスならの、あっちにも、こっちにも仕掛けがある感が、活きてました。
満足度★★★★★
素敵な贈り物でした。
メガバさんの役者力はとても高いのだが、今回も子役さんの名演に、大笑いしたり号泣でした。当パンに、今回は変化球と書いてあり、今までとは違う趣の前半は、私も場内も、かなり笑ったので、今回はコメディなんだぁ~と、私が緩み始めた頃、ママがくれたものの真実が、見えてきて、感動と号泣でした。それはそれは、とってもとっても素敵な真実で、場内すすり泣き、、、私の前方の年配男性も、号泣でした。公演が明日迄とは、もったいないです。
ネタバレBOX
長野道の小さなパーキングエリアで、働く俊介(新行内啓太さん)は、臨月の妻を、ひき逃げ事故で、亡くしていた。
その時奇跡的に、子供の命だけは助かり、敦美(吉原怜那ちゃん)は、9歳になっていた。敦美は、ママの記憶が蘇るという不思議な力をもっており、ママしか見ていない景色や、パパとママしか知らない思い出を、語ったりしていた。
吹雪の為通行止めとなり、行き場を失った人々が、そのパーキングエリアに集まった。
トラックの運転手とアシスタントの外国人、家族旅行に向かう千代子(細野侑璃ちゃん)親子、彼氏に振られても諦めきれず彼を追う女性、男性の二人連れ、雪が降らなければ出会わなかったはずの人々は、それぞれの事情と想いが交錯する前半は、かなりコミカル。
冒頭部分からの俊介と千代子の会話には、場内爆笑でした。
この千代子の笑いをとる間は、大人顔負けでした。
そして、敦美が、亡くなったママから贈られた記憶を紐解いた時…
ひき逃げ犯人が、その中にいる事に、気付いてしまった。
犯人が分かり、俊介が半狂乱で襲いかかるのを、見てた客等が止める。
『敦美が、妻の記憶を話すのは、無念だったからだ。時効を過ぎても、俺は許せない』
と、俊介は止まらない。
ところが又、敦美に、母の記憶が蘇る。
『最後にママは、〈約束通り、ずっと側に、いるよ。〉って思ったんだよ』
の言葉で、我に返る俊介。それは俊介と妻が、初めてデートした時の約束でもあった。その一言で悲しさも怒りも、溶けてゆく様で、いつまでも見守ってくれるような、心温まる、とてもとても、素敵な作品でした。
俊介(新行内啓太さん)と、俊介の親友でありハイウェイパトロール役(下田修平さん)が、とても秀逸でした。
敦美(吉原怜那ちゃん)と千代子(細野璃ちゃん)、まだ小学生とは思えない演技力で、とても良かったです。
ジジ役(野口広之さん)のコミカルさも、楽しかったです。
今回も、美術が良かったです。サービスエリアらしい、飲食コーナーやお土産売り場に、小物達。食券販売機は、お金入れると食券選ぶスイッチにライトがついて、食券にお釣りもでてくるという、こだわりは、やっぱり凄い!
今回の客席は、ひな壇的段差のある客席で、見やすかったです。
メガバさんは、観劇後の余韻も素敵で、次回作も楽しみです。
満足度★★★★
騎士達
ただのハッピーエンドではなく、痛みを知っている大人達の切なさを、逞しくそして優しくも、受け入れ包み込むような素敵な作品でした。
シリーズ2度目の私は、各キャラクターが、相変わらずで懐かしく、魅力的でした。シリーズ初めての方でも、楽しめます。
5部作完結目指すとのことですが、魅力的なキャラばかりなので、完結しないで欲しいです。
ネタバレBOX
風吹探偵事務所に現れた男の依頼は“自分を探してくれ”という奇妙な内容だった。
その男は、事故に合い記憶を無くしたようで、目が覚めたら、札束、ピストル、時を刻む事を止めてしまった懐中時計を、身に付けていた。
手掛かりだけでも、ただ事では無いので、この依頼は難航しそうだ。
しかも風吹(白川孝さん)の命を狙ってる、若い男が現れたりする。
なんとか、男の身の上が分かるが、辛い過去を持っていた。
なんと会社をリストラされ、同じ夢を見ていた愛する妻は、謎の自殺していた。
依頼された事だけを報告すれば、それだけで風吹の仕事は、終わるのだが、そう割り切れない、風吹達の心が揺れる。
自殺したと思われていた妻は、夫を支える為に隠れて娼婦をしていた。その客の裏の仕事を知りすぎて、殺されていた。
その事件の真相を追っていた風吹だが、証人の誘拐や、警察内部者の悪事と巻き込まれながらの逃走。そして風吹も負傷し、自身の思い出したくない過去も、あぶり出されてしまう。
記憶を無くした男も、思い出すのは、妻との楽しかった思い出ばかりだったのに、自分の知らない妻の姿を、思い知らされて、自暴自棄になるが、それを励ます風吹の言葉が良かった。
慰めの甘い言葉だけではなく、厳しいけど、痛みをしる大人ならではの姿が、魅力的でした。
人間の悲しみや憎悪、愛する人への断ちきれぬ思いが、ほろ苦さも醸し出してたけど、それ以上に温もりもある作品でした。
風吹(白川考さん) 記憶を失くした男(キム木村さん) キリコ役(大平美由紀さん) 紅(小川直美さん)が、特に良かったです。
風吹の過去を知っている若い男達も、まだまだ絡んできそう??次回作も、楽しみです。
満足度★★★★★
ソウル市民
脚本も演出も役者さんも素晴らしかったです。その時代らしい、ヘアーメイクも、素敵でした。
ネタバレBOX
1909年、ソウルに住む篠崎家のリビングルームでの、ある1日の出来事。
何気ない会話から滲む、時代の空気感や、街を行き交う人々の雰囲気まで、浮き彫りにする感が、素晴らしかったです。
悪意がないだけに、罪の重さも強く感じてしまった。それは何も知らない自分が、現代に生きているからだと思うが、とても感慨深く、この作品に廻り合えて良かったと思いました。
今後も、再演し続けて頂きたい作品です。
満足度★★★★
B
同じテーマならではの、各劇団カラーが色濃くでて、魅力的な企画でした。少数気鋭の役者陣も、良かったです。ただ、やはり、約25分1作品は、皆さんキツイのでは?40分3劇団とかは?・・・かえって、ハンパかな?
中村うさぎさんのアフタートーク、良かったです。4作品の共通点や相違点と、うさぎさんの大人のカッコイイ女ならではの話も聞けて、意味と価値のある、アフタートークでした。
ネタバレBOX
『指』 ミナモザ…作演出・瀬戸山美咲さん
震災後の実際にあった事件から、創った物語との事。
震災後、持ち主がわからないとはいえ、落ちているお金を盗むのは、罪の意識がないカップル。死体の指から高価な指輪を外せないから、指を切る男に反対する女だが、葛藤の末、なんとか指から外そうとする二人。その遺体が、女の友人と気づいて、躊躇するが、やはり、外そうとする、現実の厳しさに流される人の切なさを感じた作品でした。
『日本の終わり』 アロッタファジャイナ・・・作演出・松枝佳紀さん
前半、現実のデータをテンポ良く見せ、後半は理想論を、女子高生の演説として見せる、劇場内バルコニーや客席等も使用して、良かったです。
地方の優秀な人材が都会に集まり過ぎるので、地方に強制送還して地方分権と活性化、手の触れられる距離や人の絆の大切さを、訴えた。
経済の活性化と、人情的な関わりが反比例するような現実には、疑問もあるが、個性と独自性の魅力も大切な自分にとっては、構成演出に魅力を感じたので、違う作品も見たいと思いました。
『枯葉に寄せて(仮)』 ろりえ・・・作演出・奥山雄太さん
ナンセンスコメディ系で、異色過ぎたが、唯一笑い声が出た作品。
作品上の女性の言動が、ほとんど理解不能(役者さんは上手かった)だったので、私は笑う程の事はなかったが、場内は、かなり笑い声が響いたので、好みが別れると思った。
罪を隠す人、冤罪で5年辛い思いをした人、骸骨が出てきたことで、罪が暴れるきっかけ?に、・・・なったかは定かではないが、罪にまつわる物語だったのだろうか?
描写が下ネタチックで、好みではなかったが、場内は爆笑になる場面もあったので、テーマから重くなりがちな作品群の中、特異さも、ある意味成功だったかもしれません。
『甘えない蟻』 JACROW・・・作演出・中村暢明さん
自殺してしまった幸雄の妻と娘、夫の兄弟の4人が、自殺した場所での会話劇。
そこは、幸雄の家族が幸せに暮らしていた家だが、震災で住めなくなってしまっていた。
娘の進学等を考え、妻の実家のある東京に、妻と娘は住んでいたが、幸雄は避難所生活で頑張っていた。
せめて、幸雄の遺書でもないかと、必死に探すが、何も出てこない。
別居生活故に、すれ違ってしまったのか?近くに住む兄弟なら、もっと何かできたはず・・・幸雄を救えなかった無念さから、残された家族が傷つけあってしまうのは痛いが、想いがあるからこそ・・・
喧嘩しても、なにも始まらないが、割り切れるものでもない。しかし家を後にして、又、歩いていかなければならない家族達が、見つけたのは、パソコンのスクリーンセーバー。
<もっと、甘えればよかった。幸雄>
の文字が・・・
と私が書くと省略し過ぎで、すみません。もっと繊細に真摯に、創られた作品で、泣き言を言う事や、甘える事での逃げ道の大切さを感じ、今回のテーマに一番合い、なお且つ、力強いメッセージ性もあり、素晴らしい作品だと思いました。
4役者さん、良かったです。
特に、蒻崎さんの強くならざるを得ない、女の弱さ脆さは、特に素晴らしかったです。