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団体所在地 | 応募数 | 割合 | |
---|---|---|---|
東京都 | 72 | 70.59% | |
大阪府 | 8 | 7.84% | |
京都府 | 5 | 4.90% | |
神奈川県 | 4 | 3.92% | |
埼玉県 | 3 | 2.94% | |
愛知県 | 2 | 1.96% | |
福岡県 | 2 | 1.96% | |
宮城県 | 1 | 0.98% | |
福島県 | 1 | 0.98% | |
千葉県 | 1 | 0.98% | |
静岡県 | 1 | 0.98% | |
兵庫県 | 1 | 0.98% | |
沖縄県 | 1 | 0.98% | |
計102団体 |
審査員がそれぞれに10作品を推薦し、1作品につき1票ずつ合計10票を投じました。票の入った作品について約2時間45分に渡って議論を重ね、10作品を決定しました。
※今年の≪審査のポイント≫には選考結果についての具体的な言及があります。ご了承の上、お読みください。
それでは10作品の発表です。
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※公開初日順。
「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」
MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)(宮城県)
★審査員より(高野しのぶ)
2011年の東日本大震災を機に、宮城県仙台市で誕生した演劇パフォーマンス集団「劇団短距離男道ミサイル」の名前は、2016年の大阪・東京ツアーで知りました。東北をルーツとした作品創作をはじめ、地域に根差した活動に魅力を感じます。今回は本拠地の宮城を皮切りに、岩手、青森、秋田、山形、福島を巡る東北六県二十都市ツアーです。「とにかく笑ってもらおう」の精神を、前のめりに受け止めに参りたいと思います。タイトルにあるように、事故らず、風邪を引かず、やり遂げてください!
いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した
ロロ(東京都)
★審査員より(山﨑健太)
2009年より東京を拠点に活動するロロ。『ハンサムな大悟』(2015)の戯曲は第60回岸田國士戯曲賞最終候補に選ばれました。奔放な想像力とそれに応える俳優たちの縦横無尽さがロロの魅力です。今作はロロが2015年からはじめた「いつ高シリーズ」の4作目。高校演劇のフォーマットに則ったこのシリーズは本公演とは一味違い、ザ・スタンダードな演劇の枠組みを利用して、開かれた世界を作り出そうと試みます。うわさ話がモチーフの今作はどのように世界を広げてくれるでしょうか。
遠くから見ていたのに見えない。
モモンガ・コンプレックス(東京都)
★審査員より(鈴木理映子)
ダンスでも演劇でも、実験的なものでも娯楽的なものでも、人はとかく圧倒的で刺激的な表現を求めてしまいがちです。でも、それだけが本当に「強い」ものなのでしょうか。応募書類にはそんな問いかけが滲んでいるようでした。「本気で呑気」を標榜し、ダンサーの身体はもちろん、個々の多様な発想を作品に活かしてきたというモモンガ・コンプレックスが、捉えどころのない「現在」をどのように舞台化するのか。観客やその日常をおおらかに受け入れつつ、共に新たな視野を開拓していく場に立ち会ってみたいと思います。
時をかける稽古場2.0
Aga-risk Entertainment(東京都)
★審査員より(橘康仁)
「90年代三谷幸喜作品を愛好し、より多くの人に観てもらえる作品を作りたい」と公言する冨坂友が率いる劇団。演劇性といった時に、それはやや芸術よりに捉えられることが多い中、あくまでエンターテイメント性を追求しようという姿勢に期待しています。“ど真ん中”でありながら“ど真ん中”以上のものがある、そんな作品が今回も見れるかもしれません。
ハムレット
ゲッコーパレード(埼玉県)
★審査員より(山﨑健太)
2015年に結成された舞台表現のための集団ゲッコーパレード。2016年には本拠地である蕨市旧加藤家住宅で「戯曲の棲む家」シリーズとして、隔月で『アンティゴネー』『戸惑いの午后の惨事』『ハムレット』『飢餓陣営・道成寺』『リンドバークたちの飛行』を上演しました。木造二階建ての一軒家を存分に使った演出は稚気に溢れつつ、戯曲の核を鋭く抉り出します。今作は代表作の再演。バージョンアップした上演を期待しています。
「漢達(おとこたち)の輓曳競馬(ばんえいけいば)」
道産子男闘呼倶楽部(東京都)
★審査員より(橘康仁)
道産子、北海道にこだわる芝居作りを目指す「道産子男闘呼倶楽部」。扉座の犬飼淳治、モダンスイマーズの津村知与支、文学座の粟野史浩の三人で結成されたというだけで期待が高まります。今回は犬飼、津村の二人芝居ということで、バックグラウンドにある劇団の方向性のギャップがどのように統合され、一つの作品として楽しめるのか注目しています。
罠々
悪い芝居(京都府)
★審査員より(川添史子)
2004年旗揚げ、京都を拠点に活動する劇団で、現在は京都で創作した作品をコンスタントに東阪二都市で発表、東京でも認知度があがって来ています。『嘘ツキ、号泣』で第17回OMS戯曲賞佳作受賞、『駄々の塊です』で第56回岸田國士戯曲賞最終選考および佐藤佐吉演劇賞最優秀作品賞受賞、山崎彬(作・演出。役者としての評価も高い)の個性ある、どこか歪んだエネルギッシュなステージが特徴。いまや地元を代表する劇団の一つとして成長しましたが、近年は、生バンド演奏を取り入れた音楽劇にも力を入れており、まだ変化し続けているので、新作にも期待します。
『あゆみ』『TATAMI』
劇団しようよ(東京都)
★審査員より(高野しのぶ)
大原渉平さんが作・演出・出演される劇団しようよは、せんがわ劇場演劇コンクールなどの催事に参加し、拠点の京都以外でも活発に活動されています。私は2012年9月の京都で、大原さんの路上パフォーマンスに遭遇し、自分たちの演劇を劇場内部に限定せず、外へと開いていく姿勢と行動力に好感を持ちました。今回は『わが星』で岸田國士戯曲賞を受賞した柴幸男さんの戯曲の2本立て公演で、審査対象は大原さんの演出で2015年に初演された『あゆみ』の再演です。生まれて死ぬ宿命を負う人間の人生を描いた戯曲が、今年8月末に閉館するアトリエ劇研でどのように再生するのか、楽しみにしています。
レモンキャンディ
匿名劇壇(大阪府)
★審査員より(川添史子)
2011年5月、近畿大学の学生を中心として、大阪を拠点に結成。昨年、すべての作・演出を務める福谷圭祐が『悪い癖』(第6回本公演)で第23回OMS戯曲賞大賞を受賞。数年前から、演劇ライターや演出家など、複数の関西の演劇人から気鋭の劇団として名前を聞いていたので気になっていた団体。観てみたかったので、ワクワクしています。福谷氏はiaku『walk in closet』で拝見しており、役者としても大変魅力的。セクシュアリティーをテーマとした物語の中で、同性愛者という難しい役どころを、抑えたリアリティーある演技で的確に演じた姿が印象に残っています。
ホールドミーおよしお
オフィスマウンテン(静岡県)
★審査員より(鈴木理映子)
チェルフィッチュの看板俳優としても縦横無尽に活躍してきた山縣太一さんのソロプロジェクト、音楽家・大谷能生さんの主演というだけで、期待値が高いことは否定できません。とはいえ、今回の応募書類は、軽やかな筆致の中にも強い思想と情熱を感じさせるもので、おおいに心を打たれました。次回公演はもちろん、2020年までの3年、そして2020年以後になっても、大きな流れに絡め取られるのではないプレミアムな時間をつくり続けてほしいと願っています。
以上の10作品です!
次の最終審査では、審査員が実際に公演を見に行きます。
CoRichメンバーもクチコミをして
全国の舞台芸術ファンみんなで盛り上がろう!
最後まで候補に残っていた、大変惜しかった作品です。
“審査員注目の作品”として公表させていただきます。※初日順
夜への長い旅路 | CEDAR(東京都) |
悪童日記 | サファリ・P(京都府) |
青春の延長戦 | 冗談だからね。(東京都) |
憂憂憂憂憂憂憂憂憂憂(((((脱/神的)))))→→→→→ファズる←←←←←(((((17歳の、。)))))憂憂憂憂憂憂憂憂憂憂 | しあわせ学級崩壊(東京都) |