憂憂憂憂憂憂憂憂憂憂(((((脱／神的)))))→→→→→ファズる←←←←←(((((17歳の、。)))))憂憂憂憂憂憂憂憂憂憂

しあわせ学級崩壊（東京都）

公演に携わっているメンバー：11人

団体紹介

はじめまして。しあわせ学級崩壊と申します。

当劇団は、2015年に僻みひなたを主宰として旗揚げされました。現在、5名の劇団員で活動しております。

17歳のとき、主宰はロックバンドでベースを弾いていました。
曲作りが煮詰まってきたあるとき、カノンコードというものに出会いました。これは、かの有名なクラシック曲「カノン」に用いられているコード進行のパターンであり、現代のポピュラー音楽でもしばしば耳にするものです。いわゆる「売れるコード進行」の一種であると考えられています。
カノンコードを取り入れて作ってみた曲は、たしかにキャッチーかつドラマティックで、その響きだけで形容しがたい高揚感を覚えました。400年以上も前に作られたコード進行が、現代のポップミュージックにおいても魅力的に作用するという事実に驚きました。
時は飛んで20歳の夏、大学生の演劇サークルで脚本・演出を務めることになった主宰は、「演劇におけるコード進行」について考えました。音の組み合わせ、並べ方次第で曲全体の雰囲気を支配することができるという経験を活かし、脚本・演出をシーンごとに解体し再構築する、またシーン内のセリフや挙動についても同様のアプローチを試みました。カノンコードのような、それだけで美しく完成された「響き」を、演劇の世界で実現することを目指しました。そうして書いた戯曲には、確かな手ごたえが感じられました。

現在、当劇団では、デジタル打ち込み機材によるクラブミュージックの演奏を軸に据えた演劇作品を探求しています。
上述のような脱構築のプロセスを踏まえ、言葉や動き、そして物語を、より美しく、よりドラマティックに、爆音の四つ打ち音楽の中で響かせること、それがしあわせ学級崩壊の演劇作品において重視されていることです。

応募公演への意気込み

本公演は、ある女子高生の3年間を解体し、聖書や援助交際、記憶の歪みといったモチーフ的要素により再構築した作品です。
爆音のクラブミュージックに乗せた、あるいはそれに搔き消された少女の物語を、渋谷のライブハウスにて展開します。
劇団初となるライブハウスでの公演において、物語において音楽の場はどのように作用するのか、どのような相乗効果が生まれるのか、それについての自分たちなりの答えを出すことを目指します。
演劇にしかできないこと、音楽にしかできないこと、その両方を兼ね備えた作品の最先端を歩んでいきたい所存です。

将来のビジョン

自分たちの作品のスタイルを確立し、より多くのお客様に知っていただく、評価していただくことが、劇団としての活動の目標です。
2017年は、6本の作品を上演する予定です。毎回の作品で様々なアプローチを試みつつ、5年後に1000名、10年後に2000名のお客様を動員することを目指しています。
好きも嫌いも含め、なるだけ多くのお客様の目に触れること、そしてその中の少しでも多くの方にまた観に来たいと思っていただくことを、常に心掛けていきたいと考えています。
数多く存在するポストドラマの波の中で、自分たちの名を少しでも轟かせられれば、と思います。

しあわせ学級崩壊主宰　僻みひなた