劇団 短距離男道ミサイル

「CoRich舞台芸術まつり!2017春」で10代目グランプリに輝いたのは、劇団 短距離男道ミサイル!グランプリ受賞作『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~』再演の資金として賞金100万円を贈呈しました!


グランプリ受賞ページ
審査員クチコミ評

私たち、劇団 短距離男道ミサイル(以下、男道ミサイル)は東日本大震災直後の4月に結成された劇団であります。
正確には、当初は劇団ではありませんでした。仙台の若手俳優有志による一度きりのチームでありました。当時は、もちろん劇場も使えない状況下で、ある高架下のバレエスタジオをお借りして上演したのであります。まだ学生だった私、本田椋はそれを客席から観ておりました。くだらない下ネタを連発する裸の漢たちに湧いた客席のなかで、強烈な嫉妬を覚えていたのを記憶しております。なぜ自分が<そちら側>にいないのか・・・と。
クリスマスに上演することになった二作目の機会に、私も裸の漢たちに加わりました。私のミサイルデビュー作は、『クリス〼ミサイル』。右も左もわからないままトナカイの帽子を被り、口にはギャグボールを咥えさせられていました。
気が付くと、男道ミサイルはいつの間にか劇団という一つの不思議で奇妙な共同体になり、ご時世的には、劇団名がジョークにならないような情勢となりました。改名した方がよいのでしょうか。ちなみに新聞で『男道スタイル』と誤記されたことがあります。これは案外、いい名前かもしれません。
それはさておき、5年の節目を迎えた時、我々の原点回帰として、なにか東北と向き合って作品創作ができないものかと、連夜ミーティングを重ねました。
そこで辿りついた結論は「キャンピングカーで旅をしながら東北各地をまわる」というものでした。
作品は、東北を代表する作家・太宰治の『人間失格』に、俳優個々人のプライベートなあられもない姿を重ね合わせた、自虐スペクタクル演劇。
旅の費用やキャンピングカーレンタル代は、クラウドファンディングでご支援いただきました。
極寒の東北をまわりながら、各地で本当に温かく迎えてもらいました。
東北を元氣にしたい、少しでも恩返しを、という気持ちで企画した5周年イヤーの締めくくりでしたが、訪れる先々であらたな御恩が積み重なるばかりでした。
毎日移動しながらの旅芸人生活のなかで、たくさんの方と、たくさんの<東北>と、出逢いました。
今回の受賞は、<演劇>という時間だけでなく、この旅のすべての時間に対して、さらには震災後、私たちが歩んできたすべての時間と出逢った人々に対して与えられたものなのではないかと、私は感じております。恐縮至極ですが、多くの皆様を代表して、我々が受け取らせて頂いたのだと思っております。
感謝です。その一言です。
これからも、演劇のチカラを信じ、どんな困難な状況のなかでも笑顔の絶えることのなきよう、我々は、汗と涙となにかの汁でできた男道ミサイルを撃ち続けたいと思います。この決意とさらなる飛翔を固く胸に誓いまして、受賞の挨拶とさせて頂きます。この度は誠に有難うございます。
(本田椋)
CoRich舞台芸術まつり!2017春 グランプリを受賞して
『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ〜祝「CoRich 舞台芸術まつり!2017 春」グランプリ獲得☆汗と涙と感謝の東京公演♨ (首都高怖いゼ・・・)いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編〜』
2017年3月に東北21都市を廻った『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~』を分解、検討、再構築し、よりバージョンアップしてお届けいたします。出演者三名の人生がまた一年深まって、どんな化学反応を起こすのか、我々も楽しみです。
ミサイル恒例の演出澤野による自称総合演出にもご注目ください!劇場に足を踏み入れた瞬間から開場時間~終演までお楽しみいただける「空間」と「時間」創り、ライブ感を大切にした一期一会、一球入魂の舞台で、お客様をお待ちしております!!
(澤野正樹)

→【公演詳細情報
次回公演ポスター

ご応募頂いたCoRichメンバーの中から抽選で、スポンサード公演のチケットをプレゼント致します!

対象公演 母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ
~祝「CoRich舞台芸術まつり!2017春」グランプリ獲得☆汗と涙と感謝の東京公演♨ (首都高怖いゼ・・・)いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~
ご招待 2018/4/19(木)19:30の回 【劇場:北千住BUoY(東京都)】
2名×2組様
申込締切日 2018/04/15 (日)
応募条件 氏名(ふりがな)、メールアドレス、電話番号を明記の上ご応募ください。
いただいた個人情報はこの度のご連絡にのみ使用させていただきます。
当選者にのみ締切日翌日以降に当選メールをお送りします。
転売等の防止のため、当選者ご本人のみ入場可能です。
抽選の際はFacebook認証済みの方を優先します。
「観たい!」にコメントを公開登録していただければ幸いです。

チケプレ応募フォームへ

こりっちにログインした状態で上記ボタンより応募フォームへ進み、
応募時の注意事項をよく読んだ上でお申込み下さい。

※当選者には劇団 短距離男道ミサイルから当選メールが届きます。

澤野正樹

澤野正樹(さわの・まさき)

「日本を代表する東北の劇団になる」 そんな大それた目標を掲げ、劇団生命を懸けて体当たりで挑んだ「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ」が、こういった賞を頂けた事を心から嬉しく思います。我々はこういった賞とは縁遠いものと正直思っていたこともあり、受賞時の衝撃は大きく、まあまあ燥ぎ過ぎました(笑) ですが、兎にも角にも、我々劇団にできることはより良い舞台をお客様に届けること。この受賞を大いなる励みとして、これからもクオリティの高い作品を生み出し続けて行きます!!
本田椋

本田椋(ほんだ・りょう)

同世代や近い世代の第一線で活躍するカンパニーがノミネートされるなかから〈数値化できない可能性〉を評価して頂きました。この受賞で確実に周囲の環境が拓けました。たくさんの芝居仲間やお客様と出逢えるようになってきています。ご期待に応えられるよう、東北を拠点に置きながら、いや東北だからこそ、演劇の最前線で戦えるようなオンリーワンの作品創作に無茶していきたいと思います!感謝合掌!
小濱昭博

小濱昭博(こはま・あきひろ)

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ」は、原作も企画も、メイドイン東北と言っていい作品です。太宰先生の人生から紡ぎ出される言葉に対して、劇団員数人で、キャンピングカーで真冬に東北を巡って、東北の風土や、旅先で出会った人たちの人生、自分たちの人生、それらをじっくり考えながら挑んできました。お客様と一緒に寒さに耐えながらも遊ぶように一緒に旅に出るような時間になると思います。ご来場ください。
俳優氏名

加藤隆(かとう・たかし)

受賞の報告を受けた時、東北二十都市ツアーで出会った、それぞれの地域の人々から沢山の祝福の言葉を頂いたのを覚えております。2011年、震災直後に発足し、東北にこだわり続けて作品を作り続けてきた我々のこの東北ツアー、その企画自体を評価いただいたことも大変喜ばしいことです。僕らにしか出来ないことを追求し、多くの方に魅力ある作品を届けられるよう尽力していきます!

劇団短距離男道ミサイル再演特別インタビュー

スポンサード公演の特別インタビューです。

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