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- 舞台芸術まつり!2017春
- 応募作品
夜への長い旅路
CEDAR(東京都)
公演に携わっているメンバー:5人
- 団体紹介
- 演出家:松森望宏と俳優:桧山征翔の演劇ユニットです。世界中に数多くあり、なかなか上演されない優れた名戯曲にスポットをあて、劇作家が綴る人間の苦悩や葛藤や愛情を丁寧に描き舞台上に表現し、ご覧いただいたお客様と一緒に人間の複雑さや滑稽さや神秘を一緒に体験し考える集団にしたいなぁと思い設立しました。2015年7月に旗揚げし、今回が第2回公演です。「なぜ生きるのか」をテーマに、日常生活をより善く生きることを目標に演劇活動をしていきたいと思います。とはいえ堅苦しい集団ではまるでなく、ワイワイ楽しくいろんな方々と一緒にを巻き込みながら舞台を作り続けたいと思います。
- 応募公演への意気込み
- 今作は20世紀アメリカが生んだ偉大な劇作家、ノーベル賞作家、ユージン・オニールの『夜への長い旅路』を上演します。莫大なセリフ量と壮絶な物語ですが、小劇場の小さいスペースで出演者5人が体当たりで演じます。家族の深い孤独に、なぜそこまでして生きねばならぬのか、後悔や葛藤や逡巡が生々しくぶつかり合う様に生きる価値を見いだせる作品です。今回は翻訳家の平田綾子さんが本公演のために現代口語で翻訳をしてくださいました。オニール作品の翻訳は近年あまりされていませんので、それだけでも価値ある舞台です。演技一本勝負でがっぷり四つの丁々発止、演技バトルにご期待ください。
- 将来のビジョン
- 演出の松森望宏は2012年英国シェフィールドの演劇祭において、三好十郎の『胎内』で最優秀演出家賞を受賞しました。日本の近代戯曲を英国に紹介できたと同時に、三好の人間の本質や真理や哲学が英国でも共感を得ることを知りました。戯曲がもっている人間ならではの本質や哲学を今後より丁寧に描き出し、どの国で上演しても深く観客の心に届く作品作りを行いたいです。演劇を通し、世界中の人々と人間の根っこの部分を語り合える、そんな集団にしていきたいと思っております。
公演に携わっているメンバー(5)