
役に立たないオマエ
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
圧倒的勝利!
こんな感覚はこの数年もったことがない。サンモールスタジオでこのようなレベルの作品に出会えた幸せ。素晴らしい作品に出会ってしまった興奮。僕はまだ眠れない。新宿で4時間クールダウンしたつもりですが、まだダメです。とにかくスゴい、スゴいのさ。圧倒的な成功。絶対に面白い傑作。それも、一部の人のための作品でなく、全ての人に見てもらいたい素晴らしい作品。大変おこがましい言い方だが、、
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小林秀雄先生来る
壱組印
新宿シアタートップス(東京都)
2008/05/28 (水) ~ 2008/06/04 (水)公演終了
演劇を見る悦びがここにある。
大谷亮介さんの素晴らしさは、もう幾つもの舞台で見知っていたから今更とか思っていたのです。が、違った。ここでの大谷亮介さんの素晴らしさは、筆舌に尽くし難く重厚かつ軽妙で、ものすごい技術力をもって舞台に望むのだが、それを表にこれぞと出すようなことはしない。すべてがいま人間の内から沸き起こるものとして送出されていく。表現というか、演技というかそれを越えているものなのだ。役をなぞる演技ではまったくない。瑞々しさにあふれた名演!講演が終わったあとの去る姿。その後ろ姿。歩いて行くその姿は、あああ、あの人だ。何と、チャーリーチャップリンが「街の灯」や「ライムライト」で見せた姿とだぶる。
それに、
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風のつめたき櫻かな
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
文学座のオールキャストで挑む新しい看板作品
とても面白かった。演劇をみる楽しさを味わうことができた。感謝。平田オリザさんの作品の中でももっとも見やすい作品の一つだと思う。時間があっという間に過ぎて行く。文学座のように名うての役者が多くいて、年齢層も広いところに書く平田さん。いつもと同じように、家族やコミュニティの問題。人と人とのことを丁寧に描いている。それを描く背景に選んだのが
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キャッツ
劇団四季
キャッツ・シアター(東京都)
2006/11/01 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
この間拝見した猫について
何回目のキャッツだろう。1980年代にロンドンのニューロンドンシアターで見たのが最初。次はブロードウェイのウィンターガーデンシアター。もちろん、劇団四季のキャッツも見た。でも20年くらい前。おそらく品川で見た。そして、実は昨年、バンコクでロンドンからのカンパニーが来ていたので見た。それがホントに久しぶりで、ああ,面白かったと思ったのだ。
4月に劇団四季のウィキッドを見て、ものすごい力に圧倒されて、まったく新しい四季像をもって、今回約20年ぶりに見た。先ずは20年前と違うところ。身体能力がものすごく上がっていた。軽く踊っている。もう、だれもナンバーが終わったときの決めポーズで息が切れていない。スゴいなと思った。身体も良くなったし見栄えもする。そして、これほどまで日本語の言葉をきちんと伝えてくれて、今までもやもやと20年間も引っ張って来た部分も解消。
でも
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ウィキッド
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
前と印象が違いました!!
春に見た劇団四季「ウィキッド」があまりにも良かったのでもう一度見た。昨日はキャッツを見たので、二日続けて劇団四。そんなの初めてだ。見ていて、何か前回と違うなあ、ダメなんだよなあと思ってみていたのだけれど、家に帰って調べたら、ダメだと思った人は前回とキャストが違ってた。それも大幅。前のはベストキャストに近かったんだろうな。今日のはダメ。
例えば、
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ウィキッド
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
劇団四季の進化
ブロードウェイに年に一度くらいは出かけて新作の芝居を見ている僕にとって、この作品は当日キャンセルを並んでも取れない難物なのです。もうオリジナルキャストでないので、東京で劇団四季版で予習してから海外で観りゃ良いやくらいの気持ちで観に行きました。もちろん、CDは山ほど聞いてもう口ずさめるくらいです。音楽は最高だというのは事前から知っていました。始めて入る海劇場は、緊縮財政の中で作られた劇場ですが、舞台そのものは豪華でした。昔の四季はミュージカルも音楽はテープでしたが、生演奏。この生演奏のレベルが非常に高かった。昨年末に「テイクフライト」を見たときも思ったけれど、日本のミュージシャンのレベルは本当に高い。
作品は子どもから大人まで見て楽しめる作品だし、そして、徹底的にエンタティメントでありながら、現代社会が、いや人間が抱える根源的な問題に肉迫しているのです。いやあ、素晴らしい。本当に素晴らしい。泣けたし、劇作もするものにとって悔しくてたまらない。スゴい作品に出会ったと思ったのです。美術はお金をかけているけれど、お金をかけた以上の効果をもち、最高にサイケでゴージャスな衣装も素晴らしい。演出はスピード感がある。
この作品は2003年10月にニューヨークで初演されている。そうである。同時多発テロの後、アメリカがスゴくウルトラ右旋回している時代に生まれている。人種問題、宗教の問題、マイノリティ…。さまざまな背景をもった人たちのとてつもないエネルギーで発展してきたアメリカが、経済と軍事力を背景にアングロサクソンのキリスト教文化を頂点とした世界観に凝り固まっていた時代に生まれたのである。テーマは視点を変えれば、こうだと思っても実はこうだってさ。和解。許容。そういったことなのである。もちろん、そういったことが前面に出てきているわけではない。しかし、脈々と作品の根底に流れている。音楽、ダンス、美術、登場人物のキャラ、ストーリー展開…。全部最高である。観る人を幸せにするのだ。
今日も、一幕90分が終了した時点で、会場中が息を飲む瞬間があった。観客の集中力が放たれた時間なのである。そして、多くの観客が興奮してスゴい作品を観に来たなあと口にするのである。感動に討ち震えながら、二幕の展開を見守るのである。そして、カーテンコール。何回も何回も。スタンディングオベーションの価値の十分あるパフォーマンスだった。
これは、アメリカで生まれた作品であるが、
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喜劇 俺たちに品格はない
伊東四朗一座
本多劇場(東京都)
2008/05/30 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了
面白いです。面白いですけど…
もちろん面白かった。しかし、昨年の伊東さんの舞台「社長放浪記」のようなお芝居というよりはコントとギャグの連続という感じだった。お客さんも笑い待ちをしているし。伊東さんがもっと活躍するのかなと思いきや、割と一座の中のアンサンブル的な存在。僕は「追いつ追われつ」みたいなすり抜けを延々とやるのが好きなんですよね。何でだろう。
今回、従来の古典的な笑いを追求していたのは
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双葉のレッスン
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2008/06/11 (水) ~ 2008/06/17 (火)公演終了
芝居の本質的な面白さ、アンサンブルの重要さがあった。
脚本ができあがったのが6月に入ってからという噂もありどうなることかと思っていた。稽古場を覗きにいくと流山児さんがダンスシーンでぶつかったりしていて、大変なのかなあと思いきや、本番を観劇したところとても面白く演劇的な悦びに満ちた作品だった。大雨で増水し浸水を逃れた民家に移り住んだ人々は団地の出身者や市役所の人、生きてる人も死んだ人も入り混じり、幻想と現実が入り混じり。めくるめく万華鏡のような芝居が続く。疾走する芝居であり、火事場の?アンサンブルの勝利である。古めかしく壁紙がはがれた室内は昭和の匂い、ダンスはテクノぽく、愛憎劇はさまざまで、愛情や追慕が中心となり進んで行く。特にリフレインの中で徐々に起きたことが解体されて行く様は記憶の中で過去の出来事が自分なりに変造されていく様を描いているようでもあった。
とにかく見ていて面白い。
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夕ーゆうー
東京セレソンデラックス
シアターサンモール(東京都)
2008/06/18 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了
観客は湧いていた!
観客で満杯の劇場だった。前売り券は完売の上、通路にもぎっしり観客が入っている。シアターサンモールのお芝居でこれほど大入りだった芝居は見たことがない。それも東京だけで30ステージもやるのだ。きっと7000人を超える動員があるのだろう。これほどお客を呼べる劇団っていうのは東京でも数少ない。しかし、なぜか東京の演劇界であまり注目されていないのも事実だ。
台本は良く練られていた。観客も笑い泣きカーテンコールの拍手も本物だった。
これは好みなのだろうが、僕は苦手な芝居だった。
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審判員は来なかった
ペンギンプルペイルパイルズ
リサイタルホール(大阪府)
2008/07/27 (日) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
倉持氏はきっと幸せだ!
好き勝手にやっているのに、面白い。そんな幸せな演劇人はどれだけいるのだろうか?初日の舞台を客席中央の最後列の通路際で倉持裕は時おり笑いながら見ていた。見事に描き分けられた登場人物はセンスのいい美術のポップアート、そう、レッドグルームスのような美術の廻り舞台で繰り広げられる。よくわからげな欧州の小国での出来事。
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かもめ
TBS
赤坂ACTシアター(東京都)
2008/06/20 (金) ~ 2008/07/12 (土)公演終了
赤坂ACTシアターはACTのための劇場か?
まさにオールスターキャストで、ロシアからの来日組や、例えば90年代のピーターブルックが作るチェホフとも、また日本の新劇やチェホフ研究会みたいな劇団がやるそれとは違って、非常に分かりやすいある意味チェホフらしくない「かもめ」であった。それが良くないとはいってない。
先ずは俳優の魅力を存分に引き出すことに演出の肝を老いたような気がする。藤原竜也を初めていいなと思うくらいに藤原竜也だったし、麻美れいなどはキチンとお客さんの笑いを取りに行くのだ。藤田弓子や藤木孝、中島しゅうなど脇役まで豪華である。もう一度申し上げる。栗山民也さんの演出は、初めて「かもめ」に触れる人にも分かりやすく丁寧に演出をしていた。大劇場の商業演劇でやる「かもめ」とはこういうものなのですね。
しかし、この赤坂ACTシアターはストレートプレイをするにはほとほと不向きな劇場だと思った。
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部屋と僕と弟のはなし
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2008/07/02 (水) ~ 2008/07/06 (日)公演終了
見事なアンサンブル、素敵な台本!
面白かった。満席の客席は大いに笑い、そして終盤ではすすり泣き、目をこするヒト多数。男女年齢問わずであった。スーパーエキセントリッツクシアターは三宅さんと小倉さんがどかーんと目立ち、特に若手の存在感はあまりないなあというのが正直なところなのだが、この芝居をみて、奥が深い劇団なのだと改めて思った。再演であるこの作品は、井上ひさし作「頭痛肩こり樋口一葉」、自転車キンクリーツの「蠅とり紙」や映画「ゴースト」「天国から来たチャンピオン」などなど、今までにも数多くある幽霊が出てくる。それだけに、大変むずかしく本当の名人芸が必要となるのだと思うのだが、台本がしっかりしている上に出演者のアンサンブルが素晴らしく見応えのある一級の作品に仕上がっていた。山崎大輔さんと安田裕のボケ突っ込みに三谷悦代さんが絡むだけで相当に面白いのだが、そこに杉野なつ美さんという大型キャラがいた。彼女は30年くらい前のゆうきちほ、今の樹木希林を思わせる独特の空気と時間軸を持つ素晴らしい女優さん。他の誰にも換え難い素晴らしさとがこのことだ!こんな素晴らしい女優がSETにはいるのだと今更ながら気がついた自分が恥ずかしい。
久下恵美さんの明るさは南イタリアの陽射しを思わせ、ハイテンションを揺るがすことなく突っ走る。また、出口哲也の抑えた演技は最後の仕掛けに重要な役割を担っていた。廻りが面白いから自分もやりたくなる。笑いが欲しくなる。それを全て捨ててやり通していた。すごいなあ。これに比べるとメインの3人はこれらの強力キャラの中で損な存在だが、軸をずらすことなく演じるところはスゴいなあと感心。
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パレルモ・マッシモ劇場 日本公演2007
朝日新聞社
Bunkamuraオーチャードホール(東京都)
2007/06/26 (火) ~ 2007/07/03 (火)公演終了
なにも残っていない
オペラは面白いと記憶にずーっと残ります。視覚も聴覚も知性も刺激されるからです。まだ見て1年あまりの公演ですが、もうほとんどなにも残っていません。「シチリア島の夕べの祈り」などは初見で大変楽しみにしていたのですが、楽しみにしていたことは覚えているのですが、何にも覚えていないのです。

ワーグナー「タンホイザー」
ドレスデン国立歌劇場
東京文化会館 大ホール(東京都)
2007/11/13 (火) ~ 2007/11/20 (火)公演終了
コンヴェチュニー演出…
コンヴェチュニーはいまやヨーロッパでは、新しい演出が最も待たれる演出家のひとりです。モダンでアイデアが満載で、オペラの原作に捕われないからこそ、何度も見ているオペラファンには溜らないものがあります。この作品も面白かったですけれど、それよりは歌手とドレスデン歌劇場の演奏の方が重厚で良かったですね。演出は、あまり派手にはやってませんでした。結構オーソドックスというか。
チケット代が高いなあと思いましたけれど、これくらいの水準でやってくれると嬉しいです。
何か書いているこちらも中途半端ですね。

R.シュトラウス「サロメ」
ドレスデン国立歌劇場
東京文化会館 大ホール(東京都)
2007/11/24 (土) ~ 2007/11/26 (月)公演終了
オーケストラと歌唱は良かった!
ドレスデン歌劇場ですから、リヒャルトシュトラウスのオペラをするのには最適でしょう。ファビオルイジもこの公演で次世代の指揮者としての評価を日本でも固めるような手堅さがありました。
歌手もそこそこ揃っていました。しかし、演出や美術に関しては何となく思いつきだけでやってしまった感がありまして、ドレスデンというRシュトラウスのど真ん中のオペラハウスのそれにはちょいと…なと思ってしまうのです。モダンでもオーソドックスでもない、中途半端なそんな印象を持ちました。

アイーダ
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2008/03/10 (月) ~ 2008/03/29 (土)公演終了
今回ではありませんが
この「アイーダ」公演の初演を見ています。もう10年以上前ですね。ゼッフェレリの演出に関しては、オペラを見尽くした連中は退屈だ。古くさいなどと言いますが、初めて観る人にはこの演出版でこそみてもらいたい。絢爛豪華。贅沢の極みという公演です。国立の劇場の予算があるからこそできる公演だし、何しろ通常のチケット価格では満杯でも赤字が出てしまうほどお金が掛かる公演なのです。
あの大量のエキストラ、動物、美術などなど。舞台でもここまでやるんだ!と思わせるのも、それを作り上げるのもイタリア貴族の流れを汲むゼッフェレリだからこそでしょう。
ゼッフェレリは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でも「アイーダ」の演出をしていますが、新国立劇場版と細かい点でいろいろと違いました。新国立劇場の方がこぶりな分、細密にこだわったと記憶しています。
2009年にミラノスカラ座もゼッフェレリの演出版をもってきますがどう違うかが楽しみです。

アリアーヌと青ひげ
関西テレビ放送
Bunkamuraオーチャードホール(東京都)
2008/07/23 (水) ~ 2008/07/23 (水)公演終了
そこにはパリへの誘惑があった
パリオペラ座来日公演初日に言ってきた。この深い感銘はなんだろう。演出家や台本を書いた方には申し訳ないが、僕は筋などをあまり追っていない。その時おりの登場人物の舞台上での関係性とそれぞれが発するさまざまなエネルギー。例えば喜怒哀楽の、疑念とか、絶望とか…。そういうものを感じ取るだけなのだ。そして、このワーグナーのように深淵で、ラベルのように繊細であるフランス哲学のようなオペラを本当に楽しんだのだ。フランス哲学は知的水準が高いだけでなく、大切なことを直感で捉えようとするから、ドンドン先に非線形的に跳んで行く。そんなフランス文化と思想の最先端を行くような作品だった。
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トリスタンとイゾルデ
関西テレビ放送
Bunkamuraオーチャードホール(東京都)
2008/07/31 (木) ~ 2008/07/31 (木)公演終了
三ツ星レストランのごとく
最高にいい席で拝見した。18列目6番!58000円。高い。三ツ星レストランのフランス料理のように!しかし、モルティエはパリから最高のものをもってきてくれた。
音楽はビシュコフ!私はこの人のトリスタンをウィーン国立歌劇場で2001年に聞いている。天井桟敷のボックス席で舞台がほとんど見えない席だったが、この指揮者の辣腕ぶりに驚いたものだ。今日もそれは言えて、それも、パリのオペラハウスのオケは休暇も取れるように二編成が交替でやってるらしいのだが、それらから選抜したメンバーらしく、パリオペラ座の最高峰の技術力でこの大作に対峙してくれた。これらが生み出す音楽の官能は人類が生み出した最高峰のものであった。
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1K~山手線の左下から愛を叫ぶ~
劇団ギリギリエリンギ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/03/18 (火) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
スピーティで観やすかった!
宮益坂編 「アミーゴ」を観劇。若い人のエネルギーあふれる作品を若いノリで走りきった。観やすかった。初見の団体でしたが企画力が高いのに驚きました。

ドリル魂-ガ・ガ・ガ・ガ・ガー
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/04/24 (火) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
作品って
横内謙介さんは、人の真似をおそれるなと良く言う。良いものを自分の作品に取り入れる、きちんと取り入れることは戯曲家としてとても大切なのだ…と。
この作品こそまさにその通りで、長年芝居、ミュージカルなどなどを見てきているものにとっては、あれはあそこから、これはそこからと思えるようなシーンが少なくない。しかし、それらをこうやって見事に作品として組み立てるのは長年の経験と才能があって初めてできるんだろうなと改めて思った次第。