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豊後訛り節

豊後訛り節

劇団1980

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/03/25 (土) ~ 2023/03/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

状況証拠しかない中、世論も警察も、犯人と決めてかかる。その怖さがどれだけ伝わるか。保険金殺人の犯人とされた男の、ふてぶてしい反論が目立つ。そこに、犯人扱いされた反発はあっても、恐怖はない。真実はわからない。警察のハニートラップまがいの、拷問交じりの取り調べは面白い。しかし警察と男のどこまでも平行線の真向対決ぶりは、怒鳴り声の一本調子でどうも乗れなかった。

あでな//いある

あでな//いある

ほろびて/horobite

こまばアゴラ劇場(東京都)

2023/01/21 (土) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

注目のほろびてだが、漸く二度目になる今作は映像で鑑賞した。現代社会の矛盾が無言の内に噴き出す様を情景化した舞台。コンクリの床と正面奥の瓦解したコンクリ壁の残骸は物理的な破壊を表し、人物によって描かれる諸相はその背後の、荒涼たる人間の心の風景。両者の関係への考察が本作の原点である事が想像される。演劇が、芸術が掬い取る使命の核心を扱っている、というのが私の感想。

ネタバレBOX

随分日が経ったが追記を。

二度ほど観てフィットしなかったスペースノットブランクの演出(男の方)が出演していたが必要十分にキャラを演じていた。またモダンスイマーズの紅一点(若一点とも)も力演(どこかで見てる顔と声と思いつつ見ていたが、年末スズナリで間近で観てたじゃん。と自分に呆れ)。
芝居の中でこの二人は外国由来の人。日本社会で何とか生きて行くため疑似家族をもう一人(中年男)と作っている。中年男は過去に傷を持つ男で、二人から誕生日を祝われた時の異常に戸惑った反応を伏線として、彼が傷つけたかつての妻(婚姻関係ではなかったかも知れぬ)との場面が回想される。彼女も日本由来の人でないらしく、彼とは彼の凝り固まった体をほぐすマッサージ役を入口に、ピュアな交際関係にある様子である。仕事がない彼は、もう別の若者と二人で報酬も良い「人に奉仕する仕事」にありつく。ところが宣伝文句はまやかしで、裏世界の仕事。いきなり現場で指示され、人に手を出す(殴る蹴るの暴行を加える)初仕事を遂げてしまう。いやいやながらも仕事を続けるが、コンビの若者は音を上げ始める。ここで作者の洞察は、彼を「人を殴る体になった」人間と見る(軍隊が人を殺せる体を作る、というのに似ている)。
身体や精神に重圧をかける仕事は、その代償としての多少の傍若無人が許される、という感覚をその人に与える。また「汚い」現実を知った者はそのストレスが未消化な内は「綺麗ごと」が許せなくなる。
彼は自分自身も限界を感じる中、その若者に勇気を出して逃げろ、後の事は俺に任せて・・と言う。だが、変貌した彼は帰宅後ついに、それまでと同じように彼との小さな共感を育もうと彼に話しかけながらマッサージをしようと近づいた彼女を、殴り倒す。
再び誕生会の場面。彼は自分が祝福に値する人間ではないことを、祝福された事により痛感し、二人にうまく対処できず、ケーキは二人に食べてと渡して<這う這うの体>で自室に消える。
この三人は時々「話」をし合う時間を持つ、というのが疑似家族のルールらしい。ただし芝居では男女二人が話す場面。持ちネタを言い合う時間が二度展開する。男は今の仕事が長く続いており、順調である事を他の二人も喜んでいる。その時の女の話のネタも、同じく「良い話」だ。少し歳は離れているが恋人が出来た、という。結婚の話も出て、色んな物を買い与えてくれる(がそれは断っている)。仕事関係で知り合った。「やるじゃん。」「よかった。」 常に慎重に、相手を慮りながら話をする男は、言葉を選びつつも、祝福の言葉を伝える。
次の時、男は会社でいじめを受け始め、痣を作っている。ネガティブな事でもこれを話そうと意を決したが、別の事で遮断される。そして二度目の話の時、男は体じゅうに痣が出来ており、女が彼の腕か胸に触れた時、激痛を訴える。そして控え目な表現ながら、殴って来る職場の連中のことを話し、もう仕事は続けられそうにない、ここの生活も困ることにはなるけど、でも・・うん・・と(俯き加減だが相手を見て)言う。
今度は女が話をする番。実は妊娠をしたという。男は少し考えてから、心底「すごい。」と告げる。女は、実は男が忽然と消え、住わせられていたマンションががらんどうだった事を話す。男は、女の代わりに目の前にいない「そいつ」をエアで罵倒するが、力萎えてかがみ込む。無力感をかみしめる。

もう一つの場面は、伊東沙保が演じる理容師の所に来た若い男が、中々髪を切ってもらえず、話を聞かされてばかりいる、という場面。上記の疑似家族の場面とは、人で繋がっている事が後で判るが、それぞれ別個のエピソードである。
青年はずっと店にいる。女が話題を色々と変えたりして中々突っ込めない、という事もあるが、青年の方もある程度「話を聞いてしまう」人(強がっていても心根は弱い)である設定らしい様子もある。
彼は実は元引き籠りで(そして今何らかの取っ掛かりを得て・・それはどうやら右翼的な思想であるらしいのだが・・社会に出ようとして)長く伸びた髪を切りに来た、というタイミングである。
話がひと段落して、理容師はマッサージが巧いという部下を紹介する。だがここで、青年には彼女が見えない、という事が起きる。この「不思議」の要素は、何らかの暗喩であるらしいがよくは判らない。青年には理容師が自分をおちょくっている、と解釈する理由となる。後半、理容師が町で出会ったという彼女(上記エピソードでの若い女)が、訪ねてくるが、その彼女の姿も彼には見えない。

彼女が「喋る」話の内容はつぶさに紹介できないが、青年の「髪切り」を先延ばしにしようとしているかに見える。「あなたは今の髪型が似合っている」。青年は自分は兵役に志願するため、髪を切りに来たと言う。作者は、青年の「見ている先」が何であるか、という事と、ある対象が「見えていない」事とを関連づけているらしいが、もう一つ別の「見えない」現象がラスト近くに起きる。
理容師の助手(洗髪と特にマッサージ担当)の女性を以前殴った、例の中年男が理容室を訪れる。先日訪れた女が紹介したのだ。髪を切ることにした。ここで、青年には見えなかった助手の存在が、中年男には(まじまじと見た訳でないので彼女が誰かは分かっていないが)認知できている。ところが、助手には男が見えない。
二つの「見えない」が何を暗喩しているかは観客の判断に委ねられている。
だが「見えない」状態とは不全であり、「見える」ことが目指される。第一エピソードでは青年が業を煮やして理容師にキレるが、理容師の言葉に従って髪を切る要求を中断し、「今そこにいる二人と一緒にメロンパンを食べる」ことを行なう。そしてパンを口にした瞬間、そこに人がいた事に気づく。
また男の事が見えなかった助手の女性は、「どう、やめとく?」と心配する理容師に「否」を告げ、不安ながらも「よおし」と男の肩を揉もうと手を伸ばす。

社会が作った分断を人がつなごうとする作業と、自ら分断を作った者が再びつながれる運命の計らい。力技ではあるが、今の状況に対する疑問視とそれを変えたいと願う心を、懸命に是認しようとする、私の勝手な解釈だがそういう願いに満ちた芝居である。
伊東演じる理容師の「怒り」は、その盾となっていた。
グッドラック、ハリウッド

グッドラック、ハリウッド

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2023/03/29 (水) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

アメリカのよくあるウエルメイド・コメディ。
すっかり売れなくなった脚本・監督(加藤謙一)が、会社の事務室で首をくくろうとしていると、そこへ、向かいの部屋を割り当てられた新人の契約脚本家(関口アナン)が部屋を間違えてやってくる。昔は少しは名作もある監督だが、頑固でうるさ型、時代からも取り残されてしまっているのだが、映画への情熱は消えない。助手(加藤忍)に慰められ、若者の提案に乗って、自分は陰に回って、自分の脚本を若者を表に出して実現させようと仕組む。なんだか、こんな話、マキノノゾミにあったなぁ(漫画家の話)と思いながら見た。
いろいろあって映画はできあがるのだが、老若二人は仲違い。しかし老監督は仕事をしたことで元気を取り戻しす、といういかにもカトケン好みのアメリカ的なコメディである。
加藤謙一はほとんど2時間台詞だらけなのに初日から全く噛むこともなくうまいものだ。
しかし相手役がいかにも非力で、安心して笑っていられない。加藤に対しきっちり若さで対峙しなければ面白くない若者新人の役は関口には荷が重すぎるし、加藤忍はこの事務所が生んだ良い女優だが、ベテラン中年女性を演じるには年齢が半端になってしまった。そういえば、加藤謙一も、つかこうへいの後、「審判」や「寿歌」をやった頃のちょっと不気味な迫力がなくなって、うまいだけの中年の俳優になってしまった(戯曲によってはどんな役も出来ると若い頃を知っているものは期待する。しかし、事務所を背負っていると、それは出来ない)。それはそれでいいのだが、芝居で生き抜くのはなかなか難しいとも思った。いずれは「バリモア」なんか、うまくやってのけるのかなぁ。演出・チョコレートケーキの日澤雄介というのも期待してみたが、格別どうというところもなかった。アメリカのウエルメイドというのはなかなか手強い「橋田壽賀子的なもの」を持っているのかもしれない。初日で六割強の入り。やはり中年女性が主。

ネタバレBOX

脚本家はアメリカのテレビドラマ作家。この作品は十五年ほど前にサザンで、杉浦直樹、久世星佳、筒井道隆。演出山田和也で上演しようとしたことがある。杉浦が病で降板、長塚京三(圭史の父親)が代役を務めた。

上のあらすじの最後に、もう一つエピソードがある終幕があるが、そこは加藤忍では苦しかった。誰が悪いわけでもないが、うまくいかなかったウエルメイドプレイである。
K2

K2

滋企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2023/03/24 (金) ~ 2023/04/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#太田宏 #佐藤滋 #伊藤毅
(敬称略)
とっても楽しみにしていた。アフタートークで知ったが、日本での上演は4つめのカンパニーになるらしい。日本初演が菅原文太と木之元亮だというのだから驚き。それ観たかったなぁ。前回の上演がパブリックシアターの堤真一と草彅剛でチケット争奪戦で大変だった。
その作品を、アゴラ劇場の狭いスペースでやるのだからたまらない。臨場感を想像するだけでゾクゾクした。
結論から言うと、良いとか悪いとかではなく、冷静に落ち着いて観終えた。きっとそれは内容も結末も知っていたことが多分に影響している気がする。そしてやはり、舞台の余白が物理的に少ないことで標高8000mの絶壁における畳二畳に満たないスペースの孤独を、美術セットのコントラストから感じることは出来なかったことが大きい。加えて、陽気さ(恐怖心や葛藤からの裏返しであったとしても)やハイテンションに葛藤を受け止め難かったように思う。冒頭に孤独を感じさせる時間を長く入れたら違うモノを感じたかもしれない。
剥き出しの鉄パイプで組まれた舞台セットは、見えている時の活用法よりも、暗転時に響く音の利用に高山の孤独や恐怖を感じさせる効果があったように思う。
あのサイズの劇場で上演したことに価値があったし、二人の俳優さんも好演していた。空間とどう融合させるか、演出のアイデアが光った。
今作の内容を知らずに観る人を羨ましく思う。

ヨツバリベンジ

ヨツバリベンジ

E-Stage Topia

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2023/03/28 (火) ~ 2023/03/31 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

登場人物一人一人キャラがぶっ飛んでいるところがあって最初から最後まで飽きずに観られる作品だと思います。観るか迷ってるなら絶対観て損は無いと思います。本当に楽しいです。ツボ浅い方は笑い泣き用のハンカチ必須かもしれません。

ラストアンコール ~死者の夜明け~

ラストアンコール ~死者の夜明け~

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

博品館劇場(東京都)

2023/03/23 (木) ~ 2023/04/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2.5次元の舞台ですが、原作を知らなくてもすごく入り込める作品だと思います。死生観についてすごく考えさせられる物語だなと観劇して感じました。

日本の大人【追劇グループ Something+】

日本の大人【追劇グループ Something+】

追劇グループ Something+

布施PEベース(大阪府)

2023/02/11 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

高校演劇の演目で「日本の大人」を観ることが多く、今回高校生が演じるのと社会人が演じる「日本の大人」に良い意味で違いがあり観ててすごく面白かったです。舞台美術が素敵で開演前からドキドキしてしまいました。

セチュアンの善人

セチュアンの善人

清流劇場

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2023/03/09 (木) ~ 2023/03/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

心の中で抱えている善と悪の気持ち、人間それぞれにあるものだと思うけど、一方的に振れ幅が向かってしまうと自分への害を与えてしまう。そんなことを色々考えながら作品に見入ってしまいました。神様は中和のキッカケを与えようとしたのかな。2時間半という長編でしたが、時間を感じさせないくらい素敵な作品でした。

R/J 〜 42時間のイノセンス

R/J 〜 42時間のイノセンス

アートプロジェクト集団「鞦韆舘」

藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)

2023/03/18 (土) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

知り合いが出演しているcastBを観劇してきました。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をヘビメタ系の歌とダンスを交えて、作品としての軸をしっかりさせながら演じている役者さん達に見入ってしまいました。作品として恋愛悲劇で有名なだけでなく、現代につながるメッセージ性があるということも作中で表現されており、全体を通して素敵な舞台でした。

てんしごと

てんしごと

劇団WAO!

国立文楽劇場(大阪府)

2023/03/18 (土) ~ 2023/03/18 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ノンフィクションの物語がミュージカルとなっていて、役者さん一人一人の表現にパワーや熱量を感じすごく感動しました。
劇場内の大きな空間だからこそ出来る舞台だと思いましたし、舞台セットの工夫もされていてすごく満足でした。

グッドラック、ハリウッド

グッドラック、ハリウッド

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2023/03/29 (水) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/03/29 (水) 14:00

座席1階

初日の舞台を拝見。
いろいろなことを考えさせられる、見事な作品だった。この戯曲を選んだ段階で、半分成功していたのではないか。もちろん、残りの半分は加藤健一ら3人の登場俳優が思う存分その力を発揮したことだろう。

加藤忍は今回はいつもにまして、情感がこもった演技だった。過去の栄光が大きすぎて次のステップに踏み出せない老映画作家の背中をそっと押す優しさ、包容力が演技から十分に伝わってきた。主役の加藤健一をしのぐ出来栄えだったと思う。
もう一人、若手で勢いのある新人作家を演じた竹下景子の息子・関口アナンもよかった。ちょっと雑なところもあったが、まさに勢いだけで突っ走る若者をうまく演じた。世代交代というか、時代の波に乗る感じをとても長い手足を存分に使って全身で表現していた。

冒頭から少し驚かされる。天井の梁からぶら下がったロープで老作家が首をつろうとしているのだ。そこにたまたま若手作家が「部屋を間違えた」と入ってくるのだが、この若手作家がプロデュース会社と作品を世に出す契約を取っていることを知った老作家は、作品のクレジットから撮影監督まで自分はすべて黒子でいいので自作を使うようにこの若者を説得する。
斜陽と日出る勢い。そんな対比だけでなく、引き際の難しさや、いい作品と世の中に受ける作品が異なるという、映画演劇の芸術性と大衆性のせめぎ合いみたいなところも存分に演じられる。

今回は爆笑場面はないのだが、カーテンコールの時に起きる拍手はいつもより力強かった。

橋の上で

橋の上で

タテヨコ企画

小劇場B1(東京都)

2023/03/08 (水) ~ 2023/03/12 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

タテヨコ企画の演目は去年から注目し始めていて、『家族のカタチ』、『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』とシンプルなセットながらも役者たちの卓越した表現力で今もなお心に残っている傑作ばかりだけど、本作も当然と言おうかやはり超絶傑作だった!
上記二作では割と日常の何気ない光景にフォーカスしたものだったが、本作では【精神疾患の母による児童殺人事件】というヘヴィなテーマながらも不思議と「日常からの逸脱感」はなくてやはり日常のリアリティを突き詰めつつもそこに止まらぬ「光」を根底に感じられるのはこのタテヨコ企画 ならではだと思った。

ネタバレBOX

また、本劇団の看板若手役者であるミレナ氏は過去2作における「聞き分けのいい真面目な若者」という役柄を超えて、今回史上最高にブチ切れてたのは個人的に痛快かつ新鮮だったのも見どころだった。しかも友人役と小学生役と二役こなしていたのも驚いた。
しかしつくづく思うが、特殊なギミックを用いずにここまでシンプルな机と椅子だけのセットで20年前の事件現場だったり、学校だったり、パチンコ屋だったりと様々に移り変わりゆくシーンを役者の表現力と演技力だけで写像してくれるのはもはや驚愕しかない。そしてエンディングのなんともいえない余韻を残す感じもタテヨコ企画 ならではだと思う。今後も本劇団には大注目していきたい。
あと、最後にかかった女性ボーカルの音楽が印象に残ったんだけどあれは一体誰の曲なんだろう。
「モモ」

「モモ」

人形劇団ひとみ座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/03/23 (木) ~ 2023/03/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/03/28 (火) 19:00

75周年記念プレ公演という事で初観劇。
「モモ」は何となく物語を知っている程度でしたが、
人形劇は全くの初心者なので、楽しみにしておりました。
殺伐とした感じが全然ないのは、恐らくスタッフさん含め長い歴史の中で
皆さんが家族みたいになっているのかなと。仲の良さが伺える芝居です。

初見としては、主役の「モモ」「ジジ」の2トップの掛け合いやセリフ回しが
快活で、アニメのアフレコを舞台で聴いている様な心地よさがありました。
音楽と歌もPOPで可愛い。暖かく、まとまりがあって良い歌なのです。

自分の座席が真ん中よりも後ろだった為、舞台を見下ろすような形で観劇しましたが
欲を言えばもっと前側の席から、人形だけが映えるように観たかったかな。
席が狭く、お隣と結構密着しながら…と言うのも少し気を使いました。
総じて心が温まる公演であったことは違いありません。

あげとーふ

あげとーふ

無名劇団

無名劇団アトリエ(大阪府)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

距離が近いのが良かったけど、大きな舞台で見てみたいです。

あげとーふ

あげとーふ

無名劇団

無名劇団アトリエ(大阪府)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

若い男の子達が、それぞれ悩みや
夢を抱えて青春してるやんの感じとか
最後はやっぱり、みんなで一緒に
旅…終わりたい感が、じんわりしました。

あげとーふ

あげとーふ

無名劇団

無名劇団アトリエ(大阪府)

2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

みてきました!
アケミは本当に笑いっぱなし!!
ABC全公演観たいなぁと思いました。
配信楽しみにしています!!!
あげとーふは、熱い青春と友情を感じました。最後は泣きました💦
女性ばんのあげとーふも観たいなぁ~
と思いました。

本人たち

本人たち

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

STスポット(神奈川県)

2023/03/24 (金) ~ 2023/03/31 (金)公演終了

実演鑑賞

#古賀友樹 #渚まな美
#西井裕美(敬称略)
開演前と前説と開演のボーダーレス。そこに休憩までも。上演部分自体も作品として構築するというコトを取り払ったような造り。感じる人…感じ方によっては、演劇なのかと疑問に思うのではなかろうか。そういう実験的な試みを続けてきた彼等の現状、今を観ることができた。
言葉は意味を成しているとも成していないとも感じる部分が交錯する。会話もバイオリズムや周波数の違う個々の人間が紡ぐものであり、噛み合ったり噛み合わなかったりを繰り返す。
紡ぐ言葉も、句点が失われ、文を完結せずに別のことを放り込むので、主述が迷子になって、真っ暗な宇宙に放り出されて帰還できなくなったアストロノーツの気分。脳が疲弊した。
身体表現は少なく、楽しさは求められない。
今回は、持ち帰るものをあまり手にできなかった。

挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~

挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2023/03/14 (火) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ストーリーも台詞も難解なものではなかったが、一言一言に複雑なものが込められているのは、流石、文学座の俳優陣。

小島役を女性が演じていたが、全く性別などは気にならなかった。特に、素敵だった。

ネタバレBOX

最初の2分位あったんじゃないかという暗転はなぜ?と思ったが、照明がついた瞬間、あの時間で濃いスモークを出さないといけないのか、と納得。
アンナ・カレーニナ

アンナ・カレーニナ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2023/02/24 (金) ~ 2023/03/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/03/15 (水) 18:00

当初は2023年の公演として企画されていたものの、コロナ禍により中止され、3年ぶりの復活。宮沢りえの主演舞台なだけに期待も大きかったのだが、20分の休憩を含め3時間45分という長尺の舞台はどこか散漫な感じさえ与え、やや失望といったところ。

従来はアンナを中心とした三角関係をメインに描かれるものだったのを、今回英国から招かれた演出のフィリップ・ブリーンは新解釈として、不倫に走った末に虚飾に満ちた都会の貴族社会で死に追いやられるアンナと、農村で実直に生きて純愛の結果として幸せをつかむリョーヴィンとを対比的に描いたとのことだが、文学史上ではそれが定番の解釈でもあり、ただ長編小説の世界とは異なってそれを舞台上で表現するには無理があったのだろうか。むしろ二人のアンナ(ヒロインとその娘)と二人のアレクセイ(カレーニンとヴロンスキー)に焦点をあてた方が良くはなかったか。

最大の弱点は、なぜアンナが自殺にまで追い込まれていくのか、その心理の過程の描き方が丁寧さに欠けることだ。
終盤でのアンナが列車に飛び込んで自殺する場面も、そうと知っていない人には何を描いているのかよくわからなかったろう。
第一幕の最後での出産による全身血まみれのアンナの方の印象が強烈すぎて、第二幕がどことなく気が抜けた感が自殺の場面にまで続いてしまう。アンナの悲劇性が心に響いてこないのだ。

バンクパック

バンクパック

sitcomLab

テアトルBONBON(東京都)

2023/03/23 (木) ~ 2023/03/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

客席の半分が無料という大盤振る舞いの公演。
勿論 満席の大盛況だ。更に この公演でお得情報を得ることが出来たのが嬉しい。

銀行内で起きる物騒な事件、それを現世と来世を何度も往還させ、少しづつ状況が変化して展開<回転>していく物語。何となく螺旋階段を回り 同じような景色を繰り返し観せるような感覚である。デジャブに陥り飽きてしまいそうになるが、そこは上手く捌き逆に面白可笑しく観せる。シットコムの真骨頂、その魅力を十分に堪能した。
怪しげな男を登場させ、その男との会話と絶妙な変化が物語の肝。
(上演時間1時間30分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

銀行のロビーが舞台。中央に応接セット、上手に待合所<別スペース>、下手は受付でパソコンが置かれている。後部は段差を設け、わずかな上り下りで躍動感をみせる。

若手小説家・藤澤智彦(星野勇太サン)とその妻・絵里(天野麻菜サン)が支店長(石倉良信サン)から口座開設の説明を受けている。小説家は今まで通り郵貯でよかったが印税の受け取りのため、妻が開設を勧めている。そこへ孤児院で育った二人組の銀行強盗が侵入してくる。手に拳銃を持っているが、覆面もせず名前を呼びあう杜撰な計画のよう。しかし一人の男は凶悪でひょんな拍子で小説家を射殺してしまう。が、小説家はある所<異世界>で奇妙な男=悪魔(佐野瑞樹サン)と出会う。悪魔には3人の娘がおり、次女が小説家のファンだという。悪魔といえど親、娘の願いを叶えるため小説家を生き返らす=時間を巻き戻すが…。

生き返る時間<タイミング>、なんと銀行強盗が侵入する直前で対応する余裕がほとんど無い。しかし小説家は皆を助けるためにシミュレーションをするが上手くいかず、前世では何度も射殺される。生き返るにしても限界があり、猶予は無くなり…。
銀行内という逃げ場のない場所、その限られた空間で 同じようなシーンを何度も続け既視感が生じ飽きてくる。が、悪魔を登場させ銀行内から別空間<異世界>ー後景を薄暗くし 悪魔との会話ーを演出する。ラストは時間の遡行と記憶操作まで使うが、少し解り難かったのが残念。

時間を遡行する都度、他の人物の素性や人間性が垣間見え、小説家の心が豊かになっていく。銀行口座など どうでも良い、といった 投げやりな態度から少し成長したような。銀行強盗に立ち向かう、そのシミュレーションのたびに少しずつ状況が変化するが、キャストの台詞は同じか 少し端折る程度で殆ど同じ。それを絶妙な間<ま>、アクション、そして場面転換で観せる巧さ。
小劇場での笑劇<衝撃>…まさに笑気<勝機>はあったのだ。
次回公演も楽しみにしております。

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