最新の観てきた!クチコミ一覧

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45歳の地図

45歳の地図

劇団宇宙キャンパス

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

観てきた
おもしろかったです!宙キャンらしい、いわば「青臭い」話でした。いつだって青春できるんですね。
彼氏にちょっと優しくしてやろうかな、と思いました。(≧▽≦)


お手伝いで入っているので、Wキャストの両方観られてよかったです。
どちらのキャストさんも素敵でした。

インテレクチュアル・マスターベーション

インテレクチュアル・マスターベーション

パラドックス定数

シアター711(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/01 (水)公演終了

満足度★★★★

初パラドックス定数
一応、ウィキペディアで少し予習していく。
それでも時代背景等がよく分からない部分もあった。

舞台装置は椅子2つだけでこれだけ見せれる役者の人もすごいし、
脚本・演出の野木萌葱さんすごいなあ。
小さい会場でこんなレベルの高い舞台(劇団)が
観れたのは驚き!

でも正直、難しい。。。
感動したかというと微妙なライン。
下記の理由もあり、最後まで完全に物語に入っていくことが出来なかった。

でも、次回公演も必ず観にいこうと思います。



係員の人が開演前に丁寧にアナウンスしてたにも関わらず、
この日、携帯を2度も鳴らしたバカな客がいた。
(しかも2回目は、秋水の重要なシーンで)

ほんとに勘弁して欲しい。
50人規模の会場なんだから、こういう客が混じってると
舞台が台無しになる。

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

アトリエ・ダンカン

東京グローブ座(東京都)

2009/04/03 (金) ~ 2009/04/15 (水)公演終了

満足度★★★★

やっぱり桟敷童子とは違うけど
十分に楽しめた2時間35分(休憩15分含む)。

原作のファンもいるだろうから、原作との関係など、なんとなく何を書いてもネタバレになりそうなので、あとはネタバレをどうぞ。

ネタバレBOX

アノ原作をどうやって舞台化するのか? と興味津々で劇場を訪れた。
で、原作のほぼ全部を見事に2時間35分(休憩15分含む)に収めていたのだ。

てっきりどこかのパートを膨らませるか、または、シーンを融合させて原作とは少々違う『夜は短し・・』を見せるものと勝手に思っていたら、4つのパートがすべて揃っていたのだ。

いろいろ絡んでくる、各エピソードもいい感じで残っているし。
特に原作ファンにはうれしい舞台だったのではないだろうか。

主人公の2人が、イマイチ魅力的に見えなかったのはちょっと残念だが、その分、装置を動かしたり、何役かをこなす桟敷童子のメンバーの熱演もあり、そのサポートと手際はホントにお見事!
もちろん、脚本・演出の良さもあるだろう。

そして、ベンガルさんが、ずるいぐらい(笑)の存在感を振りまいていたのが印象的。

ただ、今回、この原作に、この脚本・演出ならば、当然あるであろうスペクタクルなシーンがなかったのが一番悔やまれる(三階建て電車も意外と地味だったしなあ)。

春夏秋冬どのシーンも桟敷童子の公演ならば、何か大きく見せてくれただろうなと思ってしまった(箱がもう少し小さかったら、多少のスペクタクルを感じたかもしれないが。あるいはもっと前の席だったら・笑)。

最初と最後に歌のシーンはあるものの、生粋の桟敷童子マニア(笑)には少々ぬるく感じてしまう舞台かもしれない。
とは言うものの、いい感じに賑やかで面白かったけど。

で、これ観た人は結構な確率で『ホルモー』のほうのチケットも買っちゃうんだろうなあ。
怪盗ルパン・満洲奇岩城篇

怪盗ルパン・満洲奇岩城篇

月蝕歌劇団

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/03/11 (水) ~ 2009/03/16 (月)公演終了

満足度★★★★

「ごった煮」どころか「闇鍋」
昔熱中した乱歩の少年探偵シリーズ(とそれから派生したマンガ、ドラマなどの作品群)のニオイに少女歌劇的ノリが加わって好みの2点盛りな上に、虚実取り混ぜ、元ネタを知っていればいるだけ楽しめる「あんな人物やそんな人物」が登場する「ごった煮」どころか「闇鍋」(爆)のような作品、キッチュあるいはチープな感覚も漂って独特の味わいアリ。
また、史実ベースな部分から思いっきりおバカでマンガチックな部分まで振れ幅が広く、その組み合わせ方というか融合具合というか、そこも面白い。
終盤で少年探偵団の団員が東京大空襲で命を落としたり戦死したりなんて秘話が語られるかと思えば、「弾丸を撥ね返す特殊合金製の布」なんてのが出てきたりもするし…(笑)
ただ、直前(開場から開演までの間!)に wikipedia で甘粕正彦について予習したのは大正解ながら川島芳子について怠ったのは片手落ち。なまじ(漠然と)知っている気になっていたのが落とし穴か?いっそ「男装の麗人」だの「東洋のマタ・ハリ」なんてフレーズも知らずにいたら予習したかも…(とほほ)

トワイライト・フォア・クローバー・ジェネシス

トワイライト・フォア・クローバー・ジェネシス

進戯団 夢命クラシックス

銀座小劇場(東京都)

2009/03/12 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

パズルのような構成が鮮やか
はるか昔の姫とお付きの者のリアルな夢を見る女性、人や物の余命を読む能力を持った青年、亡き母と同じ心臓疾患で手術を恐れる少女とその兄、千年にもわたってある女性の魂を守ろうとし続ける謎の男、などバラバラに提示されたピースたちが次第に関連づいてストーリーをカタチ作ってゆき、終盤で「昴」の正体が明らかになる時に最後の一片がピタリとハマって全体が1つにまとまるパズルのような構成が鮮やか。
また、千年の歳月を経て届く1つの想いがロマンティックだし、それを取り巻く人々のいくつかの想いが優しくてイイ。

SPY

SPY

劇団Spookies

きゅりあん(品川区立総合区民会館)(東京都)

2009/03/12 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

余は満足ぢゃ
時は幕末、新撰組にも尊皇攘夷側にもそれぞれ密偵がいて…という香港映画の「某三部作」を想起させるストーリー、まるっきりのフィクションではなく虚実取り交ぜて描いているので歴史の新たな側面を見ている、あるいはパラレルワールドの歴史を見ているようで面白い。
ただ、先述の三部作か、あるいはそのハリウッド・リメイク版を観ていたらより面白かったかもしれないと思うとちょっと残念?(笑)
また、程良く笑いもまぶしてあるし、途中で小出しにしつつ終盤で炸裂する殺陣は迫力があるし、観応え十分の130分、余は満足ぢゃ。
そうそう、殺陣で刀の音などのS.E.を使わないのもイイやね。むしろその方がより迫力を感じさせるような気がする。
ラストの新撰組隊士たちの黙祷は、同時に志に殉じた幕末の若者たちに対する出演者・スタッフのものでもあるのがまたイイ。

彩られたモノ・クローン

彩られたモノ・クローン

劇団名古屋さん。

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2009/03/10 (火) ~ 2009/03/17 (火)公演終了

満足度★★★

眼からウロコが落ちる
遺伝子操作やクローン技術がもう少し進んだホンのちょっとだけ未来のおハナシ。タイトルや公表されているあらすじから想像した真相が当たらずとも遠からずの内容は意外性皆無で「なんだ、やっぱり…」ではあったものの、抽象的に「倫理」で片づけられているクローン人間の問題を具体的に提示して眼からウロコが落ちる、みたいな?
ただ、遺伝子操作によって作られた「××が発光するネズミ」に噛まれた人間も××が光るようになるというギャグはいかがなものか?ウイルス感染じゃあるまいし。そんなに簡単に、しかも異種間で特質が受け継がれるようなら遺伝子操作なんていらねーじゃん。(光るネズミや光る××の見せ方は愉快だったけれども)
また、本人への臓器移植用にクローンを、というアイデアは従前からあった(クローンものでは定番?)が、あの結末はつまりまったく健康なクローンを「つぶして」その臓器を使ったワケで、それもいかがなものか?(とはいえ、考えてみるとこのアイデア自体が健康なクローンを「つぶして」使うことを前提としているワケで…じゃあ、これも眼からウロコか)
ところでああいうラストってことは、舞台となった研究室は知覧にでもあったんでしょうかね? で、彼は宮川三郎少尉の末裔だったとか?(爆)
いやまぁ、初舞台の岩田さゆりを観るのが主眼だったので、芝居全体については片目くらいつぶるけれどサ…(爆)

炎炎炎炎(えんえんえんえん)

炎炎炎炎(えんえんえんえん)

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度

初めてみさせていただいたのですが
最初から終わりまで、何ひとつついていくことができませんでした。
わりとこらえて見ていたのですが。

唯一の救いはきょうちゃんと呼ばれていた三女を演じていた役者さんに惹きつけられたこと。

作り物の多さには拍手。
(数分しか出てなかったBOXとか、たくさんの人とか)

炎炎炎炎(えんえんえんえん)

炎炎炎炎(えんえんえんえん)

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★

OFF OFF的?
最初の印象→アングラ?サイケ?デヴィット・リンチ?なんか来てはいけないところに来てしまった感じ。でも意表を突いた独特の展開は、不思議な魅力があった。キャストも個性的(良くも悪くも‥)。ただひとつひとつの表現はそれなりに面白いけど、いろんな要素を盛り込みすぎて全体的にとても散漫な印象。ストーリーは魅力的なだけに、もっと話の流れを重視した展開にしてもよかったのでは?

ネタバレBOX

桟敷に座ると、ゴミやら水飛沫やら飛んで来ます‥。
7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母

7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母

うさぎ庵

アトリエ春風舎(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

もやもや
チケットプレゼントで拝見しました。ありがとうございました。

はっきりと感じたのは、娘役の方の、存在の確かさ。
演じ分けという点で見るなら、(失礼かつ乱暴かもしれませんが)、「春琴」の深津さんにも引けをとっていないと思います。

一方で、46歳の祖母というのは(知り合いにはいないのですが)、もっとこう、端々に年輪が見え隠れするものではないかなと。
誰かを待ちわびて暮らしているなら、なおさら老け込む気もするのです。
若さというより幼さに近く、母娘の会話は姉妹かルームメイトのようでした。
そのあたりが少し違和感。


投稿タイトルに関してはネタばれで。

ネタバレBOX

正直、作者の意図するものが、よく分かりませんでした。

優しい夢と、残酷な現実の対比?

ラストシーンが、過去とか夢であれば、必然的に突きつけられるのは、現実のこと。
ラストに暖かい場面を持ってきたのは、そうしてみるととても残酷なようで、残酷になりきれない作り手の甘さ(≠優しさ)のようでもあり。
本当のところはどうなのでしょうか。
トリッキーな物語構成が、うまく機能していたようには思えません。

たくさんの方の受け取り方を読んでみたい作品です。
夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

アトリエ・ダンカン

東京グローブ座(東京都)

2009/04/03 (金) ~ 2009/04/15 (水)公演終了

満足度★★★★

見事な演出ですっかり夢見心地
演劇らしいにぎにぎしさで、奇想天外な物語を存分に楽しめました。

刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/04/01 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

趣向を凝らした構成
「我」を観ました。

入場時にいただいたパンフレット(の後半)を読まずに舞台を観たのでストーリーの構成に驚きました。

静(しずか)役の永田杏也子さんがとっても可愛らしくて引きこまれました。メグミ役の竹村奈津さんも元気いっぱいで声がきれいだなと思って見ていたら、プロフィールをみると、声優もなさっているんですね。納得です。
クシダ杏沙さんからはコメントをいただいたりしたので、気になって見ていましたが、遊女の役円(まどか)を色っぽく演じていました。

記憶障害の静の刹那的な愛を白い鬼白狐丸がいかにして繋ぎとめていたのか。記憶障害が故に純粋な愛を白狐丸にぶつける静。鬼の伝説というベースに人としての純粋な愛の形を見せてくれています。

素敵な感動の物語。いい話...舞台でした。

ネタバレBOX

舞台を観劇後にパンフレットに目を通したのですが、現代の<平成>と二十年後の<永正四年>の二重の回想という構成に驚きました。回想が絡まって複雑になりそうなところをうまくまとめたストーリー展開になっています。

静(しずか)の直截的な愛の表現には微笑ましささえ感じました。青春というか。若かりし頃、そういう気持ちになったこともあったなぁと懐かしさも感じました。それは自分がだいぶ歳をとったという証拠でもあるのですが。

次の日になると記憶をなくしてしまう静の愛をつなぎとめるために白狐丸がとった行動は自分の体に静の言葉を書かせること。それは自分のところにくれば必ずそれまでの行動を振り返ることができるというトリック。紙でもなく、物でもなく、自分の白い体に文字を刻ませるというその想いの強さに感動しました。

そして、本当のハッピーエンドではないけれど、ちょっと素敵なエンディング。あっという間の一時間半でした。
AtoP

AtoP

Oi-SCALE

シアタートラム(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

20090402
20090402
映像は、一部分をのぞくと、必要を感じない。逆にいうと、その一部の映像を成立させるために、だらだら流していると。

HELLO HELLO VOYAGER

HELLO HELLO VOYAGER

銀色金魚

新宿眼科画廊(東京都)

2009/04/01 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度

公演料は取れない舞台
物凄くびっくり!これじゃあ料金取れないでしょ。と言いたい。
女二人がくだらない会話をしてる風景、まるで電車の中でバカップルが日本語ならぬ脳みその薄い言葉でもって話してるようなさまを延々と見せられる。

途中で帰ろうか?と思ったほど。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

舞台はシャトルの中。しかし、大したセットも無くどこか普通の家庭の居間の一角のような感覚。映像を駆使して説明しようとしてるが、そこには美しい星の輝きは無い。

シャトルの中ではどーでもいいような「帰る、帰らない。」の幼稚な会話が無駄にだらだらと続く。

完全にドン引き。なんだろ、この人たちは。こんなしょもない会話を聞かせる為に公演を打ったのだろうか?自己満足の何ものでもない。呆れて開いた口が塞がりません。口の中で金魚が飼えますわ!くらいの勢い。塞がらない口に折角だから、もっと大きな口をクワパッ!と開けてこの二人を飲み込んでやろうか、と思ったくらい。そのくらい酷い。隣に座ってた見知らぬ男性もかなりドン引き状態!目が怒ってます!

脚本もまともに書いてない様子で、「この部分とこの部分は二人のアドリブで何とか誤魔化しちゃおう。」みたいな馴れ合いがバレバレなもんだから、会話が、ってかセリフが成り立ってない。

それでも星の王子様をぱくった王子が登場した時には、この王子が吐くセリフにちょっとした笑い(ユーモア)が入っていたものの、全体的な小細工は芝居でもなんでもない。

演劇を見始めて初の一位ワースト更新!記録を作った芝居。

とにかくびっくり!
評価はマイナスをつけてやりたいくらい。
それなりに修行してから公演を打ってください。
よーいドン!!死神くん

よーいドン!!死神くん

ポップンマッシュルームチキン野郎

劇場MOMO(東京都)

2009/03/06 (金) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

リピートしちゃったし
ストーリーの基本部分は一昔前の2時間ドラマあるいは昭和中期の松竹映画のような(そのルーツは近松あたりまで遡る?)ベタな人情ものに他ならないのに、それにドリフのコントのようなギャグやメタフィクション的な部分、それに演劇論までまぶして全く違った印象のものに仕上げていて、生地と柄そのものは良いけれど和服じゃあなぁ…な古着を、和のテイストを残しつつポップなデザインのニューファッションに仕立て直した感じ。
なお、11にE列8番で再見。

風街

風街

北九州芸術劇場

あうるすぽっと(東京都)

2009/03/06 (金) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

マイルドで小綺麗な桟敷童子(笑)
一言で言えば「マイルドで小綺麗な(あるいはアク抜きをした?(笑))桟敷童子」、客席の横の壁まで装飾されているようなことはなく舞台上だけにとどまっている装置からも予見できたように、一般的な芝居を装いながらも根底に流れるのは東憲司の得意とする「庶民の強さ」。
井上ひさし(の昭和庶民伝)とはまた違ったアプローチながら悲喜こもごもの庶民生活を描き、心の底に秘めた強さやバイタリティを見せてしめくくるのはこの人の真骨頂。(オープニングで主題歌を全員が歌うのも得意なパターン?)
※ 小奇麗に感じたのは桟敷童子の芝居よりも現代に近い60年代を思わせる頃が背景ということもあるか
また、ラストシーンの青空の美しさにはホロリ。
それにしても、中心となる2人の少年役がともに女子大生だったとはオドロキ。小柄だしヘアスタイルやメイクのためもあって、てっきり「子役を使うとは珍しい、でも演技巧いな~」などと思っていたのに…(笑)
特に学役の方はその表情なども桟敷っぽくて、いずれ桟敷童子の舞台でも観ることになるかも?などと思う。

Triangle ~ルームシェアのススメ~

Triangle ~ルームシェアのススメ~

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

歌はうまい!
生バンドで、音楽もよい。
さすがの歌唱力、3人とも上手。
新納さんのダンスはやっぱりいい。
あとは、慣れ。

7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母

7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母

うさぎ庵

アトリエ春風舎(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★★★

じんわり暖かい
うさぎ庵は初めて見ました。
青年団演出部で渡辺源四郎商店にもドラマターグとして参加している工藤千夏さんの企画公演。

アトリエ春風舎は何度も訪れていますが、大掛かりなセット構成ではないのに凄く雰囲気が出たよいセットが迎えてくれます。

小さな孫にジンを飲ませたという実話を元にして、想像を膨らませて書き上げたという戯曲。
見る前はどのようなものになるのか全く想像もつきませんでした。

アメリカを舞台としているせいか、海外戯曲的な雰囲気をかもし出していて、「日本の家族」を題材とした戯曲と雰囲気が違っていて面白かったです。

役者さんは4人。
どの方もあまりに素晴らしくって、思わず見とれてしまうのでした。
鄭亜美さんが特に印象に残りました。
あと、花組芝居水下きよしさんの意外な役も見所です。

約85分くらい、なか?

ネタバレBOX

クリスマスの一夜を舞台に、母と娘、そのまた娘という家族の入り組んだ関係が少しずつほぐされて行く様に感嘆。
この丁寧な会話劇の戯曲が素晴らしい!

なぜ今の時期にクリスマス?という舞台だけど、あえて時期外れのこの時に上演しているのは、「登場人物みんな、幸せなクリスマスを欲して、待ち焦がれて、夢見ているから」だそうです。

これが現実のクリスマスである必要はない訳で、なるほどという感じ。

水下きよしさんの登場がおかしかった!

もう一度見たいなー、と思わせてくれるじんわり暖かい物語でした。
刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/04/01 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★

シズカのキャラ設定が幼稚すぎた
白髪神社を想像させるに相応しいセット。
大きな赤い鳥居が印象的で素晴らしい。
だがだがしかし、だがしかし・・。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

白い鬼伝説を題材に、教授と大学生ハジメとメグミがストーリーのナビ役を担う。
鬼伝説のファンタジーを、時を経て上記の3人が伝説の謎を解き明かしていく手法は観ていてひじょうに解りやすく納得できる!

ただ、この物語は時空を超えた壮大な恋愛ものだったはずなのに、シズカの幼稚さがあまりにも前面に押し出されてしまったものだから、観客は「え?!想像していたキャラと大幅に違った!」みたいな違和感があったと思う。

物語の中枢を担うシズカと鬼の恋はあくまでも悲恋なのだから、ここでのシズカのキャラは儚くて弱弱しくて常に不安を抱えて、おどおどしてるようなキャラでないと、記憶障害となってしまった娘の状況が伝わり難いよね。
人は同情で涙を流すのだけれど・・。

そして、ひじょうに重要な真面目な部分である、鬼の背中にシズカが言葉を書くシーンでは、ふざけた言葉を書いて無理に笑いをとろうとする場面。
完全にどんびき!
空気をよめよ。と言いたかった!

しかしながら、鬼が死んだシーンでは泣く。

むしろワタクシが感動したのは洞穴で鬼伝説を守る盲いた男でした。
この男の下に一人の男、外道丸が訪れるが、この外道丸こそシズカと亡くなった鬼の間にできた子だという。

えっ!?シズカっていったい、いくつ?何歳?
もしかして幼児虐待?(・・!)なんつって驚愕してしまうほどの少女なのですよ、しずかちゃん。

まあ、そんなこんなで突っ込み満載のネタばれになってしまいましたが、メグミとハジメがそれらの子孫だったらもっと面白かったなぁ・・なんて考えながら劇場近くの桜を愛でて甘酒を飲んだのでした。(^0^)

物語は面白いです。
インテレクチュアル・マスターベーション

インテレクチュアル・マスターベーション

パラドックス定数

シアター711(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

弥生。
負けてない何にも負けてない。カッコイイー。野木さんの男性に対する尊敬のようなものを感じます。
今里さんの役を後日調べましたら、借りた金は忘れはしないけど恩に着ることはないぜっていうキャラクターがよく出ていたように思います。胸に残る言葉が多く演技はそれに乗っかるだけでないし、一言一言が丁寧に熱い。扉が多い会場も面白くて、去り際が綺麗。
演説のシーンは騎馬戦みたいな緊張感でぐっときてはっとしてまたぐっときた。(半年経って少し修正)

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